AV鑑賞を楽しむために知っておきたいAVの理屈!?〜第12回「妄想刺激の勝負になっていくエロ!?2023年からのAVで注目しておきたい妄想とは!?

プロローグ〜直接的なエロはNGな社会が構築されています!!

「エロ」なんと甘美で魅惑な響きでしょう。それはどんな人々をも魅了する現象でした。老若男女を区別することなく、夢中にさせてしまうエロ。見る対象としてもそうだし、行為としても、SEXからイチャイチャまで世の中に存在しております。いや、しておりましたと過去形にするのが正しいかもしれません。

 

日本はとてもエロ(ポルノ)に対して緩い国でした。昭和では、テレビドラマにおっぱいが登場しています。しかも不自然にしないためにドラマの舞台が銭湯。21時台のドラマにおっぱいがいっぱいだった(笑)。成人映画のポスターは駅前や銭湯などに合法的な広告として貼ってありましたね。

 

さすがに平成になると、深夜帯がメインになっていきます。しかしながらその頃に社会に登場してきたコンビニには、普通に少年ジャンプの隣にエロ本が置かれていました。それに買う側への規制などはなかったので、お店の自主規制。本屋側は割と規制をしていたのですが、コンビニはほぼフリーだったわけです。未成年でもお酒もタバコも買えましたしね。

 

さすがにSEX描写だけは難しいだろうと思われていたのですが、AVの登場によって、映画館でしか観ることができなかったSEXシーンが、お茶の間で楽しめるように変わっていきます。これがひとり暮らしが風呂ありワンルームマンションに変わったタイミングと、ビデオ再生機の普及が一致し、レンタルビデオショップという新しいビジネスとともに世の中にAVは浸透していったのです。

まさに敵無し無双状態だったAVは、記録メディアの変化にも対応します。DVDの登場によって、レンタルからセルへ変わっていきました。価格も同時に下がったわけですから、もの凄い売れることを背景にした価格低下だったわけで、現在の「売れないAV」現象の萌芽でもあります。まぁ20年前にそこに気がつくことはなかったわけです。敵無しでしたから。

 

それがスマホの登場くらいに変わっていきます。AVは違法アップロードされる前に、違法コピー商品が、繁華街などに出回って、じわじわと売り上げへの打撃を受けていきます。しかし、リアルにセクシー女優と会える「イベント系」などは、コピー商品ではできないわけで、そこだけはしっかりと販売骨幹として成立させていきました。

 

インターネット回線が早くなりストレスを感じなくなった頃に、AVはネットへの違法アップロードされる素材に落とされてしまいました。もの凄く専門的な知識が必要だったり、マシンへの負荷が凄くて無理だった作業が、簡単にやれるように変わってしまい、「AVは無料で観るもの」が普通になっていきます。特に若い層に多かったのが問題だったかと思います。

 

そしてさらに音楽や映像ものとAVの違いは、サブスクへの定着が薄いことです。各メーカー単位だったりするし、金額が音楽系や動画系よりも若干高いため、相変わらず無料に流れてしまうわけです。そしてAVとは、懐かしいタイトルを楽しむコンテンツではなくて、より新しいものを楽しむコンテンツなのも理由のひとつ。そして女優が引退すると販売停止されるように変わり、ますます、「最新作を楽しむもの」になりました。

 

そしてSNSでは、ヌードではないけれど、エロくフェティッシュな要素の強い写真で、自己アピールを繰り返す素人系、アジア系、グラドル・コスプレイヤー系が席巻してしまいました。同じことをセクシー女優がやると、なぜかBANされる。ハッシュタグに「#セクシー女優」とか付けているし、プロフィールに記載しているから、自動検索に引っ掛かりやすいのが理由でしょう。

 

他にも、なぜかセクシー女優・AV業界を目の敵にする輩がSNS界隈にいるらしく、告発されて凍結されてしまうことも多いです。フォロワー数が多いのがセクシー女優の特徴ですから、目につきやすいのもあって、BANされまくりだった時期もありますし、今でも油断できない。

 

となるとセクシー女優はどうやって生きるのか。やはりセクシーで負けるわけにはいかない。ということは、より戦略的にならないといけない。AVで培ったフェティッシュな魅力を、ストレートではなくて、効果的かつ妄想的で変態的になることが重要だと思うわけです。

 

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妄想を刺激せよ!ストレートなエロではない世界観とは何!?

簡単に、「妄想的で変態的なエロ」と書きましたが、抽象的なワードですよね。だからこそ人によって解釈の違いが出てきます。また「ストレートなSEX」が好きな人からすれば、焦ったいと感じる可能性もあります。

 

しかしながら、「洋ピン」といわれる海外ポルノとAVを比較してみると、もの凄くわかるはずです。向こうのプレイにはあまり意味がありません。SEXが好きなカップルが登場して、わかりやすくマ●コとち●こを晒しあって、ズボッとハメ悶えるという感じ。多少のストーリーが用意されたとしても、SEXへ到るためのシチュエーション作りという感じ。

 

ザーメンを浴びれば喜び、中出しされれば喜ぶ女子と、ただひたすらにハメしろを見せつつ、肉棒の出し入れを続ける男子という感じ。そこは「イカれた世界の住人しかいない」わけです。ゾーニングをしていても観たいという人たちが望むエロとは、こういう感じなんだなと思うわけです。

 

しかし日本は古来でいえば文学ですらエロがかなり濃く反映されています。谷崎潤一郎や江戸川乱歩なんかはとてもわかりやすいですよね。しかもかなりひん曲がったエロ世界(笑)。ストレートにSEXする感じでもなく、触るだけだったり匂いを嗅ぐだけだったりと、現代人でも理解に苦しむ描写がたくさんあります。春画があるだろうと言われそうですが、あれは社会システムが全く違う近代のお話なので割愛します。

 

ストレートなエロとは違う世界を構築したことがある日本だからこそ、AVは妙な方向への変化を遂げて、世界に類をみない「ガラパゴス・ポルノ」になった。SNSでそういう世界観を利用しているのが、現在では、「ヌードにはならない人たち」というわけです。

 

AVが作り上げた世界観は、他所が使用しているわけですね。どうしても営利団体となったAV業界は、よりわかりやすい世界観を構築せざる得ないわけです。真似ができないほど凄い大ヒット作品1本より、より理解しやすくそこそこに売れる作品が30作(要するに毎日見てもらえる1本)あったほうが業界は潤います。

 

商業ビジネスとして成立させないといけないわけですが、そろそろ「売れない」と嘆くよりも、フェチでマニアな世界観をAVとして構築する作品がもっと出てきても良いだろう。そのほうがAV業界の未来があるだろう。そんな考えが今回の文章の根幹なのです。

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現在のAVは戦っている!?世間および自己PR型エロスとの戦い

脱がないからこそあり得る妄想というのがあります。ストレートに見せることでむしろエロさは濃くならず、シンプルになる。だからこそ日本のAV的な手法は、海外ポルノにも取り入れられてきました。プレイの濃さでは日本は世界一ということです。

 

AV最高の興奮とは、「作中の女子が我を忘れて乱れてしまう」ということ。これが洋邦問わず重要アイテム。SEXすることよりも、「SEXをしたくなってしまう破廉恥ぶり」が良いわけです。最初はSEXのことなんて考えていないけれど、一度しちゃったらもう夢中的な世界観ということです。

 

ところがこの設定は、ハメる前までが重要であり、ハメてからは一気に見せていかないと興醒めする可能性があるので、シンプルになっていく。これもまた洋邦問わずにポルノの鉄則。しかし、こうなると、もう誰もがやっても同じこと。SEXシーンに関して、見た目に違いはそんなにないということです。

 

「いいや、○○ちゃんの騎乗位は最高の腰のねじりだ!」とか、意見はあると思います。しかしこれはマニアの意見。ちゃんと個人を特定した微妙な違いを楽しむ視聴法です。これは女優に興味を持たないと理解不能でしょう。アイドルに興味がない人に、乃木坂のような大人数アイドルの名前と顔を一致させてくださいとお願いするようなもので、そこまで興味のない人にとっては最高に難しいことなのです。

 

例えば、セクシー女優3人をピックアップして、それぞれの騎乗位の違いを述べよという設問。これはとてもクイズとして成立しません。マニアとマニアがバトルするクイズは20世紀後半に流行しましたけれど、今はどこにもないのでAVにだって通じない。

 

一般作品で考えると、「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の差異を楽しみ、それを語り合うという面白さが成立しにくくなっている事実があります。若い世代が対応できなくなっているわけです。AVだって世相の反映というのがありますから、同じように細かい差異を楽しむというよりも、もっとざっくり「騎乗位が好きならばこの女優!」という感じでしょう。もの凄く細かいところをチェックすることはライター業務ではなくなりました。

こういう理屈派は必要なくなってきましたけれど、SEXシーンが合法的動画で観れるのがAVの良いところというわけです。業界が何十年も前から怒りまくり摘発し続けているネット内のAV違法アップロードと素人モザイクレスプレイが溢れている現在のエロの元祖となっているのは、間違いなくAVなのです。

 

そこまで氾濫しちゃったSEXは、無料を選択する層が普通になります。またSEX自体を毛嫌いしつつエロを楽しみたいタイプも作り出しました。SNSにはそうやって人気を得るためのPRとしてのキワキワなエロが氾濫しています。Instagramには、映え写真と同じ規模で「女子発信のエロス」が溢れているのです。

 

例をあげて説明してみましょう。「パンスト」を検索したとします。AVだってたくさんそれがテーマになっている作品はあります。しかしながら今だとインスタ内に溢れている女子のセクシーショットが登場するわけです。アジア系にとても多いですね。そしてそれらは、「ポルノではない」証拠としてヌードは見せないし、そのあたりのギリギリは攻めないわけです。きちんと隠しつつ印象に残るように攻める。

 

昔、グラドル全盛期に、着エロが蔓延しましたが、その頃に似ているような気がします。「AVよりもこっちのほうが良い!」という人たちはたくさんいました。しかしながら、当時は数で圧倒していたAV業界が最終的には押し切りました。人材の層が違っていましたし、着エロが未成年モデルをメインにしていたのも問題でした。未成年者への猥褻行為としてかなりパクられましたね。

 

10年前は勝者となったAVですが、現在は押し切られそうな予感しかしません。敗者になる可能性があるということを、ユーザーおよび読者の方々は認識しておいてください。完全に消滅しないとしてもです。ある日突然に閉店した人気ショップってどんなジャンルでもよくあるでしょ? そういう立場にAVがさらされているわけです。そうなると「AVをやりたい」という女子もガクンと減りどんどん下火になるという図式です。

 

悪夢な状況は、AV新法も絡んだことで、より現実味を帯びた状況です。そうならないためには、「AVのエロには知恵を使う興奮がある」みたいなことを考えていくことが必須となります。「こればかりはAVには敵わない」というエロがあれば敗者になることはないでしょう。それをここで考えていきたいと思います。

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脱がせないSEXがあなたの妄想を掻き立てていく!?

完全着衣を謳っているAVは結構ありますよね。数年前から人気はあるわけですが、どうしても「おっぱいを見せないとダメだろう」となるのがAVです。その昔のAVでは、フェラチオで射精シーンのないチャプターが成立していましたが、今だったら「手抜き!」と怒声が聞こえてきそう。AV自体が少なく、出し惜しみすることが正義だった時代があったのです。

 

今は、ハメしろをちゃんと見せないとダメと言われることが現在のAVとセクシー女優に対する必要条件なので、脱がないとリリースが止まる可能性があるので難しいとなってしまうわけです。今のAVはちゃんとリサーチしたデータを取っているからこそ、ただ理由もなく理想だけでフェチな方向性には舵をきれないわけです。

AVは、無理してヌードレスとかを作らなくても良いと思っています。むしろSEXの中にちゃんと着衣プレイとヌードプレイのメリハリをつけることを徹底していけば、観る側の印象が変わっていくはずです。

 

これは近い将来に実現しないといけない話なのですが、パッケージにヌードを当たり前のように掲載しないということ。PRはSNSになり、今後の売り場の変化を考えると、そうならないといけないと思います。パケで乳首を出してしまうと、web含めて制限されてしまう場所が増えていきます。

 

のれんの向こう側的な、R指定を作った店舗ビジネスとしてのAVは、今後もっと下がっていきます。web販売ですら、フィジカルとしてのDVDではなくて、データ系が増加するでしょう。しかもダウンロードでもなくストリーミングですね。AVのデータを持ちたいという指向の人たちが減っていくからです。

 

購入場所はR18だからといって、ヌードが当たり前ではいけないのです。SNSにアップするときに、いちいち乳首を隠さないといけない手間は、まぁ昔よりも修正するアプリが無料などがあり簡単ですが、めんどくさいと思ってしまう女優がいたら、無理してPRをしなくなるでしょう。それでなくともセクシー女優は、BAN対象としてあらゆる方向から目をつけられているわけですし。

 

そういう部分も含めて、「脳裏に残るエロ」ということを考えてセクシー女優を再構築していく必要があります。今は、「飲んだらすぐに効くドリンク剤」のようなものですが、「食べているうちに離れられなくなるお菓子」に変えていかないと。

 

簡単に書きましたけど、これ結構難しいです。AV制作者はもちろんなのですが、出演するセクシー女優側も理解しないといけないことです。頭の良い系セクシー女優は、「AVとは露出のみを勝負としているし、購入する人たちもそこだけを見ている。セクシー女優のファンとは層が薄い」と気がついています。だからこそ、AVだけでなく、じゃない仕事をしていたりするのです。

 

ただし、今後、セクシー女優は本質的にもっと「エロく」ならないといけないでしょう。ただ脱げば、SEXすればエロいという考えを変えないといけない。たまに「この女優さん、可愛いんだけどなんか興奮しないんだよね」ということありませんか?まさにこれはSEXをしているにも関わらず、女優にエロさが乏しいということ。精神的なエロさに欠けているのが、作中のSEXから伝わってしまう。

 

「こうやったら喜ぶんでしょ」的な悪い意味のあざとさでAVというお仕事をしている。そしてここをクリアしている女優は、ちゃんとセクシー女優としての人気が高いし、現在でも作品は売れている女優なのです。

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フェチ心を刺激するAVを楽しめるようになるためのポイント①②③

フェティッシュであれと訴えるのは良いのですが、どういうニュアンスをエロとして興奮するかというのには、意外とセンスが必要となってしまいます。なんでもOK的に門戸を開いていたのがAVだとするならば、変化が必要ということ。そしてAVを観る側にもセンスが必要なわけです。そこでいくつかのポイントを記載して、あなたのフェチセンスが磨けるようにご教授させていただきます。

①生足・パンストどちらでも良いけれど、足先から股間までのラインに固執するべし。

足フェチ好きなAVというのは、もともとからあるわけです。得意とするメーカーもありました。しかしながらAVというのは、マニアックに走ると、意外と売り上げが固定化されてしまい、女優へのギャラなどに制限がかかります。その上でスタイルが良い女優をキャスティングしていたわけですから、ますますマニアな世界を共有できないと……という感じになってしまいます。

 

しかし、ごく普通のセクシー女優(この言い方、なんか変w)でも、足に関してはスカートをミニにしたり、パンストで強調したりすることで、かなりフェチな世界が再現することが可能です。どうしてもスタイル良い系女優だけが世界観を共有できるイメージがありますがさにあらず。ごく普通の人でもできるのです。

 

そういう視点でチェックしていくと、下記AVはかなりフェチなアングルに満ち溢れています。単体をメインとして作品を紹介しているのですが、素人系だって可能。とにかくAVとして、アングルを考察することで、どんな女優も足フェチが大満足するような感じになるのです。そして、ジーっと「足と太ももとお尻と股間」を観て、フェティッシュな人になってください。

宮島めいのオナニーのお手伝いしてあげる 6HENGE3sex

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②着衣初心者には競泳水着と逆バニーが一番簡単です。

洋服を脱がさないようにしつつ、下着をズラしてFUCKする。陵辱的であり興奮する人にはたまらない着衣プレイ。しかし、服を着ているため、ハメしろが見辛いとか、おっぱいが隠れているとか、シンプルエロが好きな人からすると、モヤモヤしてしまう。

 

これを強制的に、「興奮しろ!」と言っても相入れない思想だったら難しいわけです。そういうのを簡単にしたのが、競泳水着プレイと逆バニーでしょう。競泳水着は、スタイルが一目瞭然。そして透け具合がエロいし、ストレートなおっぱいよりも意外とエロいでしょう。ちなみにそういうプレイをした人ならばわかると思うのですが、「感触が素肌よりも気持ちいい」というのがあります。これ男女どちらも同様の感想を述べています。

 

そして逆バニーはまさにAVの発明品でしょうね。その前に布面積が少ないビキニとミニスカのエロメイドなんていうのがありましたが、あれもAVの発明品。メイド服は可愛いことは間違いないのですが、脱がすためのボタンとかスカートとかが、普通の服よりもめんどくさい。でもあのままで興奮したいという願望が、AV的なエロいメイドを作り上げたわけです。

 

バニーだって本当ならば、あのままでも十分エロそうなのに、あえて着衣しているのに見せてしまっている状況を作り出す。これこそ変態的な思考が作り上げた世界だと思います。SEXするためのメイドやバニーという存在こと、AVだけが楽しめるものです。ここだけでしか楽しめない世界観をどうぞご堪能ください。

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③OLスーツはNTRと最高のマッチングを見せています。

NTRと書かなくても、本来のAVはNTRにあふれていました。人間は何か制限のある関係性のほうが興奮できることを知っているからです。建前としては、不倫はいけないものとして語られます。しかしながら実際には、空前のマッチングアプリが示しているように、いけない関係性を持つことに、一般人が興奮を覚えてしまっているのです。

 

身の破滅だって考えられるはずです。ところがどうしても我慢できないのが下半身と脳内覚醒。男子は勃起したら射精まで至らないと我慢できないし、女子も脳内覚醒を覚えてしまったら、普通のプレイでは満足できなくなってしまいます。ちなみに男子はAVでのオナニーでもかなり興奮がまかなえるのですが、女子は「SEXとオナニーは完全な別腹」になる人が多いですね。たぶん興奮するポイントが違うんでしょう。

 

そういう女子を乱れさせるプレイアイテムとしてNTRを考えるならば、着衣しているほうがリアルです。そして男女ともにスーツというのがリアルなのでしょう。リアルに不倫NTRしてしまうと、それこそNGな世界になってしまいます。だからこそ、AVでの興奮がアップされればされるほど良いはず。NTRには、フェチを堪能できるような乱れ方がたくさん描かれています。NTRのOL系作品で骨の髄まで味わっていただきたいと思います。

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AVとは日常の中に飛び出す非日常でなければいけない!?

AVは、映像としてはSEXを俯瞰的に捉えたものが主流です。主観映像やハメ撮りはありますが、あれは視点をそのままで観るということ。むしろもっと偏ったアングルがたくさん撮られていくことが良いと思います。4Kや8Kの映像とバイノーラル音声は、着衣の乱れ具合の再現を執拗にすればするほど、興奮できる代物になるはず。

 

VRで考えても同じように興奮できるものですが、現在、製作されるパターンとして、2DとVRは、カメラの問題から構造が別物となっています。それならば、二系統のエロをより執拗で濃厚なアングルとして作ることが重要なんじゃないかと思うわけです。

 

着衣のままで手を入れたり、ブラを付けた状態で手を入れるシーンを、より感触を楽しめるように、指先にカメラがついているような感覚で撮影し、顔との対比を組み込む。そうすると、理想としている「観ながら楽しむSEX」のようなイメージになっていくでしょう。

 

AVとは、リアルなSEXではあり得ないようなアングルを楽しむものです。風俗でのキスしたり舐められたりしつつ、シコシコする痴女責めプレイは、風俗でより興奮できるために発明されたプレイです。その前は、フィニッシュだって鬩ぎ合いだって、69が風俗ではノーマル。責めることに興奮を覚える男子が多かったからです。

 

しかし、AV的な世界観に興奮を覚えた世代は、69ではフェラを観ることができないことを知っている。だから痴女責めのようなプレイでのフィニッシュを要求するようになったのです。

 

AVで描いている日常のなかでの非日常に興奮しないわけがない。AVとして価値をもっと追求していい世界です。リアルなものこそ最高なものという考え方を一度捨てて、「超リアル」な世界を覗くのがAVと考えてもらえるようにすることが重要だと思います。

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エピローグ〜AVは本来の持っていたフェチな世界を取り戻せ!!!

AVとは本来、「フェチなプレイ」を楽しむためのアイテムでした。しかしながら、普通に毎月リリースされ日常的にも認知されていき、「必要悪」と言われつつもそれなり以上の商業利益を得られるエンタメ的業界となった現在、そこまでの執拗すぎる変態的な世界観はむしろ邪魔なものとなりました。

 

健康的なSEXというものがあるならば、それの追求となります。ドラマで陵辱されようが不倫しようが、媚薬を使って悶えさせようがオモチャを使って狂わせようが、それは「そういう世界だと思って見てください」という感じ。一種のSF的な空間がAVですと言っています。

 

ごく最近に、素人系AVがウケたのは、ナンパという手段がスムーズにいき、女子がSEXを見せることを楽しむ世界が見たいという要望でしょう。もっとも尻軽女子がより増えて、SEXが手軽になると、AVでの素人作品がウケなくなっていく可能性があるのです。

 

もしそういう世界になればなるほど、執拗かつ変態的な空間は、好事家同士を発見できるかお店にいかなければ、楽しむことは難しいです。そういうプレイを再現するものこそ、これからのAVとなっていってほしいのです。

 

AVでしか見れない世界というのが、現在はかなり少なくなってしまいました。まだ女優に比重をおいた監督も含めた変態がプレイする猛烈な世界はありますが、まさにマニアしか購入しない世界でしょう。それよりもライトに作りつつもフェチな世界を構築する。マニアを楽しませるよりも、ファンを得るためのフェチ。これが2023年のAVに必要不可欠な世界だと思うのです。

 

女優はよりイヤらしく。カメラアングルはよりマニアックで執拗に。顔射がノーマルプレイになってしまった現在、どうやって見せれば、顔射はもっと興奮できるのかを研究するべきだと思います。ちなみに目線を男かち●こに絶対にやり、鼻の下から唇を含めた口元が汚される状況こそ、本当に顔射を興奮プレイとして楽しめるはずです。ぶっかけがあんなに女優が頑張っているのに、最初の数発だけしか興奮しないでしょ?

 

AVを観て、「やってみたい」と思わせるよりも、「これは観て楽しめ満足した」と納得させる映像世界を構築してもらいたいと、常に考えていたりするのです。AVにとっての未来とは、視聴するユーザーを思考させる世界なのだから。

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記事=麻雅庵