ここがセクシー女優の分水嶺!?コロナ禍が新しいセクシー女優を生み出す!?新時代のAVに対応するセクシー女優生き残り大作戦!?

時代が目に見えて変化していますので、セクシー女優もお仕事が変化しそうな兆しがちらほら……。

セクシー女優というか、エロ業界はその昔、「やれる覚悟があれば誰でも入れる。就職難の時代にはとても優しい業界」なんて言われていました。これちょっと考えればわかるんですが、「恥を晒す覚悟があれば人間なんでもできる(と思っちゃう)」という理屈がエロ業界だったということです。

 

AVは、「稼ぐぞ!」という明確な野望を持った人たちが揃っていました。もちろんエロ好きもいたわけですが、どちらかといえば、「生活のため」という感じの人が多かったと思います。お笑い芸人が、「金儲け」で入ってきた人と、「お笑いの探究」で入ってきた感じに分かれるという理屈で考えるとわかりやすいのではないかなと思います。

 

セクシー女優さんも、書いてしまうと身も蓋もないのですが、「お金」という人がほとんどでした。そこに別の理屈を持ってセクシー女優になった女の子が登場します。自己顕示欲を発散する場所としてだったり、心の闇を秘めつつデビューする女優さんです。このタイプはとても頑張るので、彼女たちの活躍によってAVは爆発的に売れていたわけです。

 

AVのエロはマニアックではなくて、ポピュラリティーを発揮しないと受けません。レンタルで考えるとわかりやすいのでご説明しましょう。1本に対する閲覧総数が100万人近く、タイトルによってはそれ以上が観ていました。変態とか好事家ではなくて極々普通の男子がAVをレンタルしていたからその数字が出てきます。そうなると、わかりやすいほうが手に取りやすい。パッケージからマニアな雰囲気を感じてしまう手に取らなかったのです。

しかしながら、リリース本数が少ない時代の場合、いくらマニアックでもお店からはあまり下げられません。今の時代は、AVもCDと同じようにリリース第1週段階で売上が決定します。ところがレンタル店の場合、しかもちょっと昔だとお店には残るわけです。売れていようがいまいが、棚にいることに関しては平等。もちろん人気タイトルだけが、面出し(めんだし)されますが。マニアはそのAVを発見し、楽しむようになる。AVは順風満帆だったわけです。

 

AVの場合、イメージに合っているから売れる場合と、なんでもいいから売れる場合がありまして、女優が売れる資質というのは明確に答えが出ておりません。こういう顔がヒットするとか、こういうプレイが売れるとかあれば、「これができないと売れないので辞めたほうがいいよ」なんて言えるわけですが無理。

 

Aというシリーズ作品が、Bという女優だとバカ売れだったのに、Cだと全くかすりもしなかったとかあります。ちなみに、Cは常にBより売れている女優だとしても起こるからわけがわからない。

 

こういうリリースの矛盾と謎はあれど、出ればお金がもらえるので、AVに出演し続ける。だんだん売上が下がってきそうだったところに登場したのが、直接会えるサイン会とかイベントです。セクシー女優は、サービス精神が溢れるアイドルになっていきました。

AVが沈みそうな雰囲気を漂わせつつあった反面、セクシー女優側は、女の子のスキルによって、下ネタに理解のある女子とか、エロいお姉さんというような、AV内の彼女たちとはまた別の個性を得て、見た目的には大いに盛り上がっている業界になっていました。

 

このように、AV業界という城郭は、コロナ禍で崩落状況となってしまいました。まぁ音楽から映画から演劇から、ありとあらゆるエンタメが沈没しましたので、AVだけが助かるわけがないのですがね。

 

AVというよりも、セクシー女優側のほうが大変な状況に陥ったのです。以前のような「握手会」やイベントをベースにした人気というのが、開催が無くなることで、そのまま消滅の憂き目にあったということです。もちろん跳ね除けるほどに人気の高い女優さんもいますが。

 

セクシー女優たちの立脚点である、ファンとの交流で得られる、「自分はこんなに愛されている!」の部分が崩壊してしまいました。イベントが不可能として、1年くらいならば我慢できますけど、2年目、3年目となると、全てが戻ってくるかどうかは怪しくなってきます。人間、やはり自分に優しいですから。

 

2021年というのは、はっきりとしたラインがセクシー女優に引かれました。「続けるか辞めるか」というどちらを選択するかという分岐点。いわゆる分水嶺が彼女たちに急に降りかかったわけです。

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「働く人たちに優しいのがこの業界」というワードがコロナ禍で消えていく!?

先ほども書いたように、実際のところ、「最低1億円を稼ぎたい」とか、「私が地球にいたことの証明」とか、「身内に対する復讐」とか、いろいろな考えをもってAV出演を決めた女優さんはたくさんいます。2000年前後に話題になったインタビュー本は、こんなタイプを中心に構成されていました。エロ好きよりもエロ嫌いのほうがセクシー女優には向いているのかと思えるくらいでしたよね。

 

しかし、こういう主義主張がある女子よりも圧倒的に多いのは、「なんとなく働き出した」というフリーター思考の女子でした。ただこれ、どんな業界でも多いタイプですよね。向いている向いていないよりも、なんとなく求人に出ていたので働いてみた的な感じ。

 

そういうノンポリにとって、実はとても居心地良い場所がAV業界でした。今でこそ、「AVに出たい!」ということを声高にする女子はいますし、SNSでは、現役、ファン問わず、「セクシー女優になるのは、今の時代とても難しい」と語られています。しかし以前は、出演してくれる子が少なかったわけだし、OKを出していても当日にこないとかが、当たり前のようにあったわけで、ビジネス意識のない女子はとても多かったわけです。

 

そんなフラフラしていても、撮影場所にくるととても優しい。SEXはするし裸になるのは恥ずかしいけど、それも慣れたし、なんといってもスタッフが優しくて自分を大事にしてくれるから、この業界は大好きとなります。人間、やる気になるには褒めるのが一番という説がありますが、意外とAVを見ていると実感します。

 

その流れを多少は汲みつつも、ちゃんとしたビジネスで構成されている今のAV。時間通りにくるのは当たり前として、残業(撮影の延長)があっても、「AVのため」とサービスもいとわないという姿勢が演者には明確に存在します。

そして以前から同じところは、スタッフが過剰なまでに女優に優しいところ。撮影において、彼女たちがいなければ機能しないわけで、「お姫様」なのは間違いないのです。撮影現場のみならず、周辺の事務所などもケアを満遍なくしています。これに居心地の良さを感じない人は少ないでしょう。

 

いくら売り上げが落ちているとはいっても、リリース量は減ってない。イコール女優には仕事が必ずある。月に何回かの撮影をクリアして、あとファンとのイベントがあってアイドル活動をする。これがコロナによって崩壊してしまったのです。

 

メジャーなアイドルは、ライブや握手会などのイベントができなくなったところを、配信という手段で切り返していきました。メディアニュースには、「何十万人が観た!」と景気の良いワードが躍りまくったのですが、これはちょっとした落とし穴でした。

 

メジャーとして認知されていた人たちは、「じゃあ観てみようか」と数字が爆発したわけですが、テレビなどのメディアに出ておらず、ライブ活動がメインだった人たちはむしろ下がってしまった。「直接会えないならば価値を感じない」という意識が数字に明確に表れてしまったのです。

 

セクシー女優はというと、10年以上前だったら、イベント数も少なく、直接ファンと会わない人がほとんどだったのでダメージが少なかったでしょう。ところが2020年のセクシー女優はほぼ地下アイドルと同じ。ダメージが大きくのしかかります。もっと厳しいのは、リリースイベントによってしのいでいたメーカーですが、今回は女優話なのでカットします。

 

セクシー女優としての活動の半分以上を削られてしまいました。最初の緊急事態宣言の時は、メーカーは、撮影をストップしベスト盤や編集盤でしのいでいましたが、女優は仕事が0となっていたわけです。立脚点の崩壊と収入が絶たれた状況の中、人と会うこともままならないならば、人間は自分を振り返るしかなく、そして冷静に自分の現在を見つめるわけです。

セクシー女優としての自分がどこにあるのかを自覚していたか否か。この時点ではっきりしました。女優たちは、自分自身で気がついたでしょう。その結果、2021年に入りセクシー女優を引退を決断する女子が増えてきたわけです。居心地がよかったあの場所がなくなった、もしくは維持できなくなったわけですから、次なる地点に移動せざるを得ない。自分を支えてくれていた存在と会えないわけですから。

 

セクシー女優の引退がたくさん発表されましたけれど、事情はそれぞれに違うと思います。しかしながら根底にあるのは、セクシー女優という存在の意義が削れていったということではないでしょうか。

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AVの内容の変化がメジャーなセクシー女優を要求しなくなった!?

撮影状況が変わったのとほぼ同時期に、AVにはちょっとずつ変化が起こっていました。AVは急激な速度で変わるものはほぼありません。「気がついたらこうなっていた」的な感じで、冷静に新作リリースをチェックしないと気がつかないはず。

 

どんな変化かというと素人AVという体での作品の増加です。これは、昔の素人AVブームの時にもありましたが、さらに安価な配信ストリーミングやダウンロードをメインとしたAVとしてリリースされています。今、AVを観ようとする人たちはこれを必ずチェックしており、前よりも価値を高めた存在になっています。人気者が名前を変えて出ていたりしますから、無視できない存在なのです。

 

AVファンやマニアたちは、いろいろなパターンの女優の姿を楽しめるのでウケていますね。もちろん、AVでは、この反動のようにドラマ的作品が注目されています。SEXを観るとはいえ、出演する女子たちに理由がないと思い入れることができないとか、シチュエーションの卑猥さに興奮するとかがあります。なのでなのか、NTR作品だと、複数の男たちにおもちゃのように扱われてしまう的なストーリーが多いです。

 

素人系AVも、ドキュメントのように作られていますが、むしろストーリーラインがあり、セリフは設定されていないけれど、どういう女子なのかは決められており、それにそった、「頭の悪そうなSEX大好き女」がカメラ前でヤラれまくるという展開です。ドラマ系AVと表裏一体な感じであり、テレビドラマかバラエティ番組かという違いだけかもしれない。同じ土俵なわけです。

そしてそのどちらもこなせる(セリフがあってもバッチリ演技できる。なくても淀みなくセリフが出てくる)タイプの女優が重宝されていきます。知名度的にいえば、週刊誌などの外向けメディアに出ていない女優のほうがいい。そりゃ素人の体の女の子が写真集出していたら不思議ですから(笑)。

 

素人作品などに出たり、複数出演作品に登場している場合、そこまでファンと交流活動は活発にしなくてもよくなります。しかしながら、そこが楽しみだった女優がコロナ禍前には多く存在しました。そんな子たちとって、セクシー女優の仕事は、楽しさではなくてストレスがたまる仕事になってしまったのかもしれません。

 

セクシー女優という個性を出したほうがいいようで、出さないほうがいい場面があるお仕事をやっているからこそ起こってしまった矛盾なのです。

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新たなるセクシー女優の誕生!?思考性が変えればまだまだ展開があるのです!?

なんかセクシー女優のネガティブなところだけが、コロナ禍によって浮き彫りになったようですが、そうでもないのです。大きく変わった面があります。それは、女優たちのSNSでの告知です。以前から、「告知をしないとダメ」という風潮があります。実際、事実でしょう。

 

そして写真を入れることでフォロワー数を稼ぎ出しました。その後、TwitterもInstagramも、検閲が厳しくなり、セクシー女優いじめと言いたくなるような厳しさが表面化されます。アカウントを凍結された女優の多かったこと。しかしながら、同じレベル、いやもっと過激な写真をアップしているグラドルや素人娘は、ほぼ凍結することがありませんので、AVいじめの一環だったことは間違いありません。セクシー女優はチエックがしやすいということも、もちろんありました。

 

YouTubeも軒並みBANを受けたりするようになっていく。エロ系へのバッシングが厳しくなり、一時期はセクシー女優はSNS更新をストップするくらいトーンダウンしたわけです。

 

これがコロナ禍によって大きな変化を迎えます。2019年から2020年にかけてデビューしたセクシー女優たちの活発なSNS投稿です。

 

理由は、もちろんその前の経緯を知らない、「怖いもの知らず」な一面と、SNSを子どもの頃から普通のツールとして使っていた世代ということが大きいでしょう。いわゆるネゴサーチもするけれど、ダメージを受けないというのもあります。これまでのセクシー女優は、炎上しちゃって更新頻度が遅くなるなんてこと、よくありました。

 

要するに、SNSに対して、違う世代が登場し、それが自分はセクシー女優であることをアピールする。下着姿くらいは普通だろう的な感じでアップする。パトロールがあることを知っているので、それも抑えめ。自己主張するのは当たり前的に、活発に動かします。

フォロワー数で考えると、これまでのファンたちは、フォローするのが面倒になるほどみんながやっていたので、新人女優のフォロワー数が頭打ちの傾向にあったのもSNS離れが見えた理由のひとつですが、そうではない層が、暇なのでSNSに参画したのもあるでしょう。スマホの利用頻度が、コロナ禍で一気に進んだので、昔よりも閲覧する人が増えたこともあるでしょう。

 

飽きられていたアイテムだったSNSが、コミュニケーションツールとして復活を遂げたということです。新人女優たちが頑張ったのは、ちゃんとした理由があります。世代的な話をしましたが、女優として考えた時、「イベントがない」ことが一番に上がります。ファンと出会う場所が欠落した状況で、セクシー女優としてデビューしたわけです。なのでSNSに熱心だったわけです。

 

他にも、もともとからセクシー女優のSNSをチェックしていた女子たちが、セクシー女優としてデビューしたという部分も大きいかも。AVは買わなくともSNSはフォローして見ていたというわけです。彼女たちの動きによって、明日花キララとか三上悠亜とか紗倉まなとか、セクシー女優のアイコンたちのSNSは、AVファンとは全く違った層にも大きくアピールしていた事実もわかったわけですね。

 

ファンは、出会いのツールを求めていました。いち早く、「オンライン・ミート&グリート」をスタートさせたアイドルの坂道グループなどは、CDの売上がダウンするところを持ち堪えることに成功します。直接ではないけれど、マンツーマンな状況はファンにはたまらないでしょう。セクシー女優にそれをやっているところはありませんが、自分のTwitterを駆使して、リプ祭りをやったりすることでコミュニケーションをとる。新人なので、フォロワー数の問題から、女優本人への負担が少なかったのも幸いしました。

 

SNS疲れを完全に見せていたコロナ禍前の状況から、新人女優たちを中心に、また活発な活用をするように変わっていきました。この熱量は、動きを止めていた、それよりも前にデビューしていた女優たちに、活動している最中のファンの大切さを再確認させたようで、動きが戻ってきた女優も多数いました。

 

さらにはアップする写真や動画も、TiKTokによって変化していたので、それに合わせてアップデートされていきます。ただエロいのはBANされるし、風俗嬢のサイト写メに負けてしまいますから。

 

ダンスやジムトレーニングシーンなどを使った、「意味はエロじゃないけどエロい」にシフトされていた方向にチェンジしたり、エロを極力アップせず、たまに出すことで価値観を持たせたりという感じや、完全なるエロは無くすけれど、可愛い写真を多数アップさせるなどです。

 

さらには、「私のそっくりさん」とか、「私に似ている○○ちゃん」という言い回しによる、素人系AVに出演していることを示唆するワードを用いることで、企画AVの宣伝もするようになっていきます。ちなみにそのように指示されるらしいですが、今までならばプライドだったり、自分じゃないとかで宣伝しないとかありました。SNSはファンとのコミュニケーションツールだけど、宣伝ツールではないと、頑なにAV宣伝をしない女優もおりました。

 

こういう「……でなければならない」的な、硬直して観念的な発想が破られたのがコロナ禍だったという皮肉です。DVD盤面全体の売り上げは落ちた女優も多いかもしれませんが、サブスクや動画データでの購入はアップしている。もちろんまだまだ違法アップされた違法サイトのAVを観る人は多いですが、確実なサイトでデータ購入する層が現れたわけです。仕事によってはテレワークに移行したことで、再び家でPCとかタブレットを使用することになり、ついでにAVも観るようになったなんてこともあるでしょうね。

コロナ禍によって打撃を受けたのは事実です。しかしながら、そこから新しいタイプのセクシー女優が登場したのも事実です。ファンがスマホの向こう側にいることを自覚する。その人たちがいつか会えるようになった時に、まるで来てくれないなんてことがないように、確実にSNSを駆使して射止めておく。定期連絡のようなアップでも、気まぐれのようなアップでも、その女優ちゃんなりの姿が表れていれば、SNSはいいのです。これまでのように、「絶対にするように」なんて義務化しても、ファンも喜ばないという感じだし。

 

「盤面から配信まで、自分の出演AVを告知することは、セクシー女優として当たり前だろう」という人、多いかと思います。しかしながら、セクシー女優はあまりそういった傾向がなかったわけです。一般女優が当たり前のように番宣と称してバラエティ番組に出ているのとは違っていた。

 

セクシー女優は、「現場が命」なのは事実ですが、撮影したら終了という風潮が普通でした。なので、「印象に残ったAVは?」と聞くと、「……直近の撮影かな」という返答が多かった。忘れちゃうだそうです。

 

「だってAVって、シチュエーションが同じのばっかりだし。撮影スタッフでしか区別できなくないですか?」と言われ、大笑いしてしまった経験があります。まさにAVの本当の姿を言い当てているからですね。

 

イベントで自分が出ていることを、DVDを見て確認していたわけです。ちなみに女優に渡すのは無いことが多いです。AVを女の子が持っていると、怪しまれるということがあったし、望まない女優が多かったからです。たまに、女優さんが「出演したAVは買ってますよ」とSNSで呟いた時に、「なぜメーカーはあげない」と吠える方々がいらっしゃいますが、そういうことです。本人から直接のアピールでも無いと渡すことはないでしょう。売り物は販売管理されていますのでメーカー事務所には無いことも多いし。最近はデータになっているので、リアルな盤面がメーカーにないなんてこともよくある話です。

 

自分自身の宣伝をすることで、AV全体を宣伝する効果を持っている女優ですが、それをやってこなくて許されていました。今でも強制なんてされていないのですが、自己アピールをしないと埋没するという危機感をデビュー時から持っている女の子たち。

さらに呟くだけで反響があることを喜んでいる新人女優たち。それに多少なりとも感化されてか、ベテラン女優たちもSNSを再び動かし始めました。なにせイベントがないから、そうでもしないといない人扱いになったりしますから。逆にいえばその風潮が辞めていく理由のひとつにあるのかもしれない。コロナ禍によって、大々的な引退式の開催もまだ難しいわけです。

 

「セクシー女優は死なず。ただ消えていくのみ。あなた自身が所有しているDVDとデータ以外は、一定期間を経た後に消えていく」

 

コロナ禍に熱心に活躍する女優たちは、それぞれの個性をもちながらエネルギッシュです。リアルだけが活動ではないことを示唆しています。サポートするのは、もちろんフォローしてリアクションをしてあげて、AVを買うことでしょう。

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まとめ〜新人もベテランも、単体も企画も素人も、セクシー女優は同じ世界線に立っている。

ちょっと前ならば、キカタンとメーカー単体の対立の図式ははっきりしていました。賞レースがあったのも大きかったです。しかも作品への批評などで付けられたレースではなく、単純な人気レース。AKBグループの総選挙と同じことですが、あれは当事者たちを心底傷つけました。トラウマになっている人たち多いんじゃないかと思います。売上のためだったとはいえ、投票以外に賞する理由がないというはどうなんだろうかという感じ。

 

ガチ好きなAV関係者らしい手段でした。なぜガチ好きかというと、日頃から批判に晒されているので、「AVは真面目に取り組んでいるから、嘘は1ミリもない」という姿勢の現れでしょう。致し方ないか。

 

イベントとしての意味合いも大きかったわけですから、コロナ禍が終わらないことには開催の目処は立たないでしょう。これがきっかけとなって人気爆発させたセクシー女優もいたし、トラウマを生みつつもやっていた意味はあったわけですが。

 

コロナ収束となったとしても、いろいろなイベントは開催する理由は難しいところでしょう。例えばフェス系イベントは、今年開催されるものがありますが、それはキャパシティが大きく、収容される観客がある程度抑えられるから。そして配信の売上が目処が立ったというののが大きいところ。

大きなキャパで開催されるイベントが少ないAV業界では、まだまだリアルなお客に対して以前のような人数を呼ぶことはあと数年は無理かと思われます。しかしながら、新作AVはリリースされるし、セクシー女優はどんどんと新しいカマーが誕生します。業界として生きていくためには、転がり続けないといけない。

 

そして職業としてのセクシー女優もまた、需要が高まっているのも事実です。親の世代からお金の無理がきかなくなっている、自分が頑張るにも職業が限られてしまっている。そんな状況ならば、憧れていたセクシー女優を目指すのも悪くない、いやなりたいという世代がいたからこそ、そのような事実が存在するわけです。

 

苦しい状況が続くならば、嫌な人と仕事をするよりも、同じ苦しさをわかちあえる人がいい。どこの業界もそんな感じでしょう。販売するメーカーも、これだけちゃんとアピールしてくれる女優さんならば、次またいろいろなところで出演オファーができるということです。以前ならばその女優が持っているSNSのフォロワーだけを見ていましたけど、意外と死んでいるフォロワーが多いことがわかったというのもありますね。

 

動いていないSNSに乗っかるほど、今は楽しめるツールがたくさんあります。それが証拠に、道を歩く人、電車に乗っている人、ほとんどの人がスマホをじっと見ています。ゲームをやっているとか、ニュースポータルアプリを見てるだけではなく、いろいろなものをそれぞれにチェックしています。

 

さすがに電車の中でAVは観れませんけど(笑)、取り扱うツールが新しくなればなるほど、動画は便利になります。VRだってかなり楽に変わっています。そんな良い状況も実のところ、「購入してお金を生み出す」ことがなければ新しくアップデートすることは無理なのです。

 

昔よりも、ちゃんと買わないと、消えていくツールになりそうなAVと、消えていきそうなセクシー女優。風俗的な潜り込み型になってしまうことも否めません。AVを所有することで、あなたの推しメンセクシー女優は、きちんと活躍することができる。この事実を認識してAVをポチッとしてみてはいかがですか。

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記事=麻雅庵