AV鑑賞を楽しむために知っておきたいAVの理屈!?〜第2回「セクシー女優で違うエロとは何なのかを考えてみる!?」

プロローグ〜人それぞれに違うからこそエロである!?

「エロい」ってワードは、時代によって価値観が変わります。今は、大っぴらにエロを語れないメディアが増加したためなのか、逆にweb系テレビなんかでは大人気を誇ります。しかしそれがひと度、YouTubeなどの「エロ禁止・禁足!」メディアに掲載されてしまうと……BANされちゃう。

 

人々が欲しているからといって、状況は許しているわけではないということがわかります。しかしながら、日本のみならず、世界各地の先進国家の中にあるノイズは、「エロい」をもの凄く欲しています。文明的だからこそ、エロを認識できる証拠ですね。

 

アイドルなんかも、衣装だったりメイクの雰囲気などに、清楚さに隠れたエロを滲ませています。回転するダンスを多くすることと、スカートの下にアンダーを履くことで、アイドル側に抵抗感を無くしてエロを振りまいていたのがAKBG。初期の頃、「パンチラ集団」とまでアキバ界隈で揶揄されていました。アイドル好きはモロエロが嫌いと公言していたので、そんな対応の言葉を吐いていたんでしょうけれど、そこからアイドル=ミニスカ回転ダンスが定着しました。ファンも本当の心の奥では望んでいたということ。

 

最近だと、女子アナとかモデル系タレントが、ニットを着ていますね。「私のおっぱいを見てくださいね♪」と言っているかのようなスタイルになっています。スカートやシャツも、透け素材を使ったものがコロナ禍のちょっと前くらいから流行していますね。透けていて、萌え足女子か、ニット女子おっぱい女子って感じでしょうか。

よく洋服の流行は、電車などを乗っているとわかるというのがあったのですが、最近はコロナ防止のマスクもあるし、アウターは厚手で室内に入ると薄着というファッションが定着しているので、確認がしづらいのが辛いところ。テレビのファッションが本当に流行っているのかがわかりづらいですが、緊急事態宣言が開けている今だからこそ、確認のために街に出て飲食店にどうぞ。あくまでも研究であり、エロではないよ(笑)。

 

上記のような見方で説明すると、「エロ行為」ではないとなりそうですが、この根元にあるのは、男女どちらもエロ。タレントはモロに露出することなく、オシャレと見せかけるための格好ですから。

 

世界にはエロが溢れている!?

 

それではエロ業界、最先端なはずのAV業界はいかがでしょうかと、観ていきたいと思います。

「詐欺パパに騙されて集団にタダマン輪姦されてサイアク〜!」「就職?夢?将来?どうでもよくなってきちゃったw」「ねぇ…おじさん…もっと中に出して下さい…。」 青空ひかり

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エロいこと=AVだけど、エロい=セクシー女優ではないというちょとめんどくさいお話。

パッケージから扇情的なポージングをとり、露出過多どころかおっぱい丸出し、どころかアソコはデザインで隠れているだけ……撮影中は!?みたいな写真がみなさんの連想する「AVのパッケージ」ですよね。ここに太めでゴツいフォントのエロワードが記載されたら、今どきならば未成年でも、「AV」と答えることでしょう。そのぐらい、「AVのパッケージ」は洗練され、わかりやすい媒体です。

 

事情状況に応じて、使用できないワードは使わない。もしくは、あえて●伏せ字を使って、イメージを膨らませる。そこにセクシー女優が説明しなくてもわかるくらいの格好で掲載されていれば、「なんのプレイなのかな」くらいは即わかるはず。

 

AVはもともとは、サンプルなんぞはなかったわけです。AV業界とエロ本とかの宣伝メディアだけにサンプル動画が配られてはいたのですが、お店は昔はほとんどなくて、あるとすれば、店舗が購入したAVを宣伝として流していたとか。ライターが書く分以上のAVは無かったので、その頃、「AV系のお仕事している」とかバレると、「AVください!」のようなことが、個人はもちろん、お付き合いのある会社にも手土産と称して持っていったりしてました。なので、エロ系に限らず、AVを取り扱っている雑誌の編集部には観られないAVが山と積まれていました。

 

こういう身内ではなくて、ユーザーはどうしていたかというと……そう、サンプル動画なんてものがwebには存在していない時代ですから、もちろんパッケージが命! メインの女優はもちろん、裏表紙の場面写真を観て、妄想を爆発させてレンタルする。だから当たり外れがあったわけです。レンタル料金1,000円以上だったら、AVってこんなに普及しなかったかも!?

 

優秀な会社は、すぐに理解するわけです。「表紙、裏表紙を凝ると、絶対に売上はアップする」と。セルDVDをメインとして販売していたメーカー各社は、ここの作り方が段違いに上手だったわけです。特にプレステージは秀逸の極みでしたね。今なお色濃く残っています。「AVとは、パッケージで買うものだ」と言わんばかりです。

 

SODや、ムーディーズ、S1などのメーカーは、AVっぽいゴチャゴチャっとしたデザインをすっきりさせることで、表紙の女優と文字をより際立たせました。SODは、企画物がありましたね。あっちは真逆で、さらにゴチャゴチャ度をアップさせることで、猥雑さをさらに見せつけました。なぜそうしたかといえば、女優がメインではなく、企画内容がメインであるから、行為がわかるほうがいいからです。さらにゴチャゴチャと人物を出していたのは、「こんなに素人娘が出てますよ」的な発想ですね。

 

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今でのこの方法は踏襲されています。AVとは、前述のように手にとった時のわかりやすさです。見た目が命です。ユーザーによっては、未だサンプルよりも実際に持った時のパッケージの雰囲気で決める人がいるわけです。だからこそ、下手に変える事はできないし、むしろより、エロとしてソフィスティケートされたほうが良いわけです。

 

こうやって作られていく、情報伝達として大変に重要なAVパッケージ。音楽のようなカッコいい系で彩っても、売れることがないのも統計的に出ています。AVは手にとった瞬間に勃起させないといけないってことでしょう。

 

そして主役であるセクシー女優たち。デビューした頃のインタビューなんかだと、ほとんどがこう言います、「エッチなことに興味があって飛び込みました」と。ところがこの話、どこまでが本音なのかがわからなくなります。コロナ禍前までは、セクシー女優として認知されるには、3年はやらないとダメみたいな風潮があったので、多かったここから数年が経過すると、本音をいうことがOK的な風潮が、なぜか女優たちの間に出てきて、「SEXばかり好きなわけじゃない」的なことをポロリと言ってしまう。週刊誌媒体なんかは、「シンプルイズベスト」なので、一番嫌がりますね、こういう話。

 

つまり極論を言ってしまうと、「好きでやっているわけじゃないんだ!お仕事として選んだんだ!」という主張ということ。最初にユーザーが気にするといけないので、最初に説明しておくと、この風潮、コロナ禍がスタートしてからデビューした系には、ほぼいないし、セクシー女優をやり続けている人たちにもほぼいないのでご安心ください。

 

この主張は何かというと、「セクシー女優をやっているからといって、AVのようなSEXが好きなわけではない。そして恋愛だってする」的な感じといえばいいでしょうか。これ、グラビアアイドル全盛時に、「私たちは人間なので恋愛します」と言って、人気が下降していった時に似ていますね。これがあるからその後のユニットアイドルは、「恋愛禁止」という風潮ができあがりました。そう、アイドルの営業とは、「ガチ恋系」だったからです。

 

セクシー女優は、他人とのSEXをみせているのだから、「ガチ恋」にはならないだろうと思っている人は、10年ぐらい前からAVを観ていない人たちだと思います。AVはイベントビジネスが絶好調だった際には、「ガチ恋営業」をしていたということです。メーカーサイドが、「○○ちゃんでオナニーしましたか?」なんて聞いたとしても、あまりリアクションがない。「AVファンはおとなしいんだよね」なんて言ってましたけど、差にあらず。人に自分のオナニーを盗み見られている雰囲気が嫌なわけでもない。そこまでひ弱系はいないし。

 

単純に、セクシー女優への「ガチ恋」があるからこそ、オナニーがどうこうとか言うな!って思いがあったということなんです。恋愛しているふたりに、「昨日SEXした?」とかいうデリカシーの無い人がいますけど、それに該当する(笑)。まぁメーカーの人たちはアイドル好きってわけでも無かったので、理解するのは難しかったんじゃないかと思います。

このファンが、あまり過度にSEXの話をしてほしくないと思っている風潮は、どんどんと大きくなります。セクシー女優が歌うイベントやらトークイベントが開催された時、後者は下ネタがバンバンだったのに対して、歌う系のイベントはほぼ下ネタ無し。恵比寿マスカッツが扇情的な歌詞と雰囲気の楽曲をやっていましたけれど、あれは、「一般的なエロい女を観る見方」のためにある、セクシー女優を宣伝するためのイベントとしてやっていたプロジェクトだったわけです。テレビの人たちが「バラエティタレント」のように扱ってましたけど、意外とファンは引いていたし。あれを面白がっていたのは、AVファンではない人たちだったようですね。

 

2021年にも歌うイベントは開催されていますけれど、当時とはすでに意味が違っているということ。コロナ禍って根深くAV業界に刺さってますね。今は、「セクシー女優だからこそ、儚い存在だからこそ、そのイメージを伝える歌を歌う。だからある程度以上は、演出力を含めて上手であるべき。前は、もっとアイドルアイドルしているほうが良かったようです。オタクのコール&レスポンスの時代でしたからね。とはいえ、典型的なオタクは来ていないライブが多かったなぁ。オタクが求めるクオリティになっていなかったのかなと今では思います。

 

とにかくアイドルとしての活動は、必要とされていく中で、「SEXには興味がない」なんてタイプがいっぱいいたのが露呈します。ガチ恋勢じゃない人たちからすれば、「セクシー女優とはヤリマンが就く職業」であって欲しいというのありましたから、エロさが強く感じられないAVは観たくなかったでしょう。テンションの低いAVもたくさんリリースされていましたよ。

 

この当時にAVユーザーから離れた人たちは多かったようです。その理由としては、「毎月買って観たけれど、代わり映えしない内容……」という感じ。そう、写真ではなんとかできた女優たちですが、いざSEXとなるといい感じに露呈してしまっていたようです。

 

この流れを大きく変えたのは、コロナ禍なのだから難しいものです。

「愛嬌抜群!!リアクション最高!!ドキドキ初性感開発!!!全てが初めてづくしの4本番!5コーナー SODstar 工藤ゆら」

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エロいことは良い女子だという考え方が女優志望者に増加していく!?

ネガティブな考え方が多かった旧来のセクシー女優志望者。いろいろと事件もありましたけれど、大昔のようにそれをする人なんていなかった時代ならいざ知らず、いろいろな援助系を含めた女子たちが、自己アピールみたいな感じで活路を見出していました。そしてそこのラインを乗り越えた世代は、エロいことに対する羨望があるし、罪悪感はあまり見られなくなったのです。

 

誰でもいいからSEXをするのが良いとかではないようなんで、男子のみなさんは残念でした。自己アピールする中に、「セクシー」とかがあってもいい、むしろ大きく活用しなければならない的な発想です。搾取されてきた女子のSEXは、ここにきて優位な立場へと変換しているといって間違いないでしょう。女子の意識の違いです。

 

「SEXしたいな」的なアプローチが、未だにドラマ的ないろいろな展開があったほうが良い人もいるでしょう。また、男子から口説けない人が増えたのも事実です。リスクを犯すことを良しとしない男子。草食系とは上辺だけの話であり、実のところはヤリたがってるわけです。なんか男女の感覚が逆転している感じですかね。

 

自分の近しいところでSEXをするタイプもいれば、「彼氏じゃなくてセフレならいる」のような、SEXだけのコミュニケーションを持つタイプもいるようになった昨今の女子たち。この流れが、風俗勤務だったりセクシー女優になることへのハードルが下がったと言えるのかもしれません。

 

まず風俗ですが、接触しちゃいけないと言っている時代において、意外と営業ストップしていたデリヘルが少ないこと!さすがに酔った勢いでの飛び込み系は激減したようですが、もともとからハマっていて、定期的に通っていた男子たちは、女子たちが営業を止めていないことを風俗サイトの店舗別写メブログで確認し、勇んで通っていました。

 

ラブホやビジホという環境ですが、消毒という部分ではかなりちゃんとしているわけです。悪い評判が立つと即時営業ストップですから。そして女子たちは、実際に罹患していなければ営業をする。もちろん客側にもチェックがありますから、意外と大丈夫だったりするんです。特に女子たちは、ジャストマネー!生活がかかっていますからね。日本がいかに居酒屋やカフェなどの飲食業が、バイトで賄われていたが本当にわかりましたよね。

 

この流れによって、店舗によっては多少の減少はあったにせよ、意外と個人はなんとかなっていたようです。なにせ給付金系がもらえなかったからね、風俗関連。そういう事情も大きくあります。そしてAV業界ですが、なにせ攻撃されるとなったら真っ先にくらう業種なのは、今でも変わりがないですから、本当に慎重にしていました。大手メーカーは撮影ストップして、世間との様子見をはかり、矢面にならないような対処をしていました。

そして撮影が再開した時、これを読んでいるユーザーのみなさんも感じたことでしょう。「新人女優が増えているような気がする」ということ。もともとにおいてAVは、新人デビューが一番売れるという定説があります。なのでその後はどんどん下がるので、3年以上続けられる女優はすごい!という感じだったわけです。

 

これが、前述したアイドル活動などの、「AVじゃない活動」が盛んになることで、AVも出演しつつ、じゃない活動も行うということで、一定の水準をキープできたわけです。これにはユーザーというよりも、ファンを獲得したことが大いに影響を与えたでしょう。

 

ファンというのは、とにかくセクシー女優の活動をちゃんと隅々まで見てくれる存在です。地下アイドルだって同じですね。「AV出るからね〜」と言われてば、観る観ないの問題はさておき、購入してくれます。なんなら名前が出ていない作品を、彼女のお仕事のSNSから想像し、パッケージチェックをして発見するわけです。女優のほうが「忘れてた!ありがとう宣伝してくれて」なんてパターンもありました。

 

一定数のファンを獲得できた女優は、活動を続けることができるわけですね、収入面から考えても安定していますから。しかしながら、実際の話、ファンの数を増やすのはなかなか厳しいわけですが、その頃のセクシー女優は、そういうじゃない活動の賜物なのか、3年以上を普通にやり続ける女優が増加していきます。息が長いのがノーマルになります。むしろコロナ禍前は、新人が出にくいくらいの状況となっていました。SNSの飽和が起こっていたのもあります。

 

そして、巣篭もり期間があり、人前に出られなくとも撮影はスタートします。イベント系は本当に最近まで恐る恐るの開催でしたし、アクリル板が普通に感じるようになった昨今では、どんな場所でもちゃんとした設備が整っていて、対策はやりすぎに感じるほど、念の入った状況でのリスタートとなったわけです。

 

ところが冷却期間のような感じになってしまったわけですね、ファンたちが。魔法がとけてしまった感じ。しかもイベントは「人数限定」だったりしますので、一度入れなかったりすると、これまた冷めてしまう要因につながりました。エンタメ系が活路を見出そうとした「配信」も、大人気のアーティストやアイドルは、逃した魚をすくうがごとくの巨大な動員を記した内容が、情報記事に踊っていたのですが、そうでもなく3桁のファンとの対応することで戦っていたアーティストやアイドルには、配信のお客さんがつかなかったのです。接触を望んでいたファンが多かったことは、もちろん要因のひとつでしょう。

しかしながら、この一連の騒動の最中にセクシー女優としてデビューした女子たちは、「デビューイベント」もないし、大々的にパブリシティに載らなかった。しかしSNSを上手に活用して、アピールしまくる新人たち。ベテランとの世代交代が起こったわけではないのですが、デビューする新人が賑やかになるにつれ、人気者を含むセクシー女優たちが、AVからの卒業引退を発表しているのは、みなさんもご存知の通りです。

 

これまでの常識が通じなくなったのが、AV業界の一部に出てきたわけです。そして前を知らないから、頑張るのが普通というわけ。もちろん露出するとBANされるわけで、ギリギリのラインを戦いつつ、ファンとの交流するタームとしてSNSを前の女優たちよりも熱心にアップしているようです。

 

InstagramとかTikTokを見るとよくわかるのですが、ヌードではないだけで、露出に関してはいろいろな手段を講じて、エロいものが溢れかえっています。昔から考えるとエロの楽園がここにある的な(笑)。AVのように責めた内容じゃないとオナニーできない男子はいますが、逆にこういうパターンのほうがオナニーしやすいタイプもいるわけで、そこの層を含め、もちろん若い女子のエロダンスを見たいおっさんも含めて人気は、さらに急上昇。美味しそうなものなんて女子が見ていればいい!男子はエロだ!的な感じです。

 

これがモロすぎたりするとBANされるし、ハッシュタグに「#AV女優」なんかをつけてしまうと、BANされるのが高いようです。露出が同じならば脱いでないお仕事をしている人たちのほうがBANされません。偏見でしょうけれど隠しようがない事実です。

 

これをなんとなく知っている女子たちが、大人に言われるよりも上手にセクシーをアピールしています。これが2020年からスタートしたセクシー女優の姿。エロの概念も違っていて、積極的にエロいことを自分自身でやりたがるというのは、AVにとっても良きことでした。

「SODstar 鈴原みらん AV Debut」

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AVがセクシー女優のエロを進化させる!?

「エロとはこうでしょ」的な定義をもしセクシー女優に聞いていったとしたら、かなりたくさんのエロとはなんぞやというパターンが誕生することだと思います。AV業界に入る前は、ほとんどエロいことを知らなかった女子と、ヤリまくり的に、SEX経験人数を覚えていないほどにSEXしてきた女子では、エロに対する定義が全く違います。

 

これが前者でオナニー経験があったりすると、また複雑になってしまう。またヤリマン的不特定多数とするじゃなくて、セフレとの濃厚すぎるプレイを楽しむタイプもいるわけです。これらがAVをどう思っているかだけでも、かなり違うのに、「エロとは」なんて聞いたらもう複雑になってしまいます。

 

スマホのマンガでのオナニーデビューの女子と、初体験から乱行プレイを覚えてしまった女子では、妄想することすら全くもって別物でしょう。AVに入る前に複数プレイを経験していた女優さんって、予想されるほどはいなくて、むしろ少ないくらいなのですが、実際にそれを経験していた女子にとっては、3Pは当たり前だったりするわけです。

 

そしてここから、AVとの邂逅を経て、セクシー女優になった女子たちはまたひと味も二味も違うエロを語り出します。男優とのプレイが良かったという人もいます。なにせ優しくて隅々まで愛撫してくれるわけですし、映っている印象とは違い、実際には優しかったりしますから。

 

カメラというか人前でのプレイの刺激を覚えてしまい、夢中になるタイプもいますね。こういうタイプは、デビュー時から数カ月後に会うと、なんか綺麗になっていたりする。女として、見られていることの刺激やら興奮やら、その場だけとはいえ、濃厚な愛している光線を放ちながらのSEXに夢中になってしまう。またその逆の陵辱的なプレイとかも目覚めるきっかけのひとつだったりします。

「プライベートでは怖くてできなかったんですが、撮影で複数の人たちにヤラれる作品に本当に興奮しちゃいました!」とキラキラした目で語るセクシー女優さん。こういう女優さんの作品は、実際に観てみると、本当に興奮しますね。好みのタイプでなくても、人を引きつけるエロを放つという感じ。ザ・AV的だったりしても、それを凌駕するほどのエロさなのです。

 

デビューする際に考えていたであろうエロから、脱出できなかったタイプももちろんいますが、そういう余計な自信が少ないタイプほど、セクシー女優としてはもの凄い光量で輝きます。普通に街を歩いていたとして彼女たちは、目立つでしょうね。

 

可愛い系でエロいお姉さん的ではないんだけれど、見ているだけで興奮しそうになるという感じ。別に痴漢を呼び込むという意味ではありません(笑)。普通の人を狂わせてしまう雰囲気。これがセクシー女優になって放てるようになると、作品内に狂気が蔓延して、みなさんを夢中にさせてくれるのです。

「ずっとヤりたいと思っていた…友達のカノジョに媚薬を飲ませて2日間に渡るキメセク完堕ちNTR…の記録 天使もえ」

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エピローグ〜とてもマジョリティーな「エロ」という概念の解放するのがAV!?

女優がAVという刺激を受けることで、エロが変わっていきます。可愛さも確実にアップしていく。人は、女子は見られると綺麗になるとか、彼氏ができると可愛くなるとか、勝手なことを言いますけれど、本当のところはどうなのでしょうか。

 

意識的に観られていることを自覚すれば、可愛くなるでしょう。大概の可愛い女子は、生まれてからずっと「可愛い」と言われているでしょう。それが大人になって自覚するほどになれば、より効果を増すという感じ。

 

そしてエロい刺激を他者からたっぷり得られるセクシー女優。自分で意識するのみならず、他者からもそのように観られるわけです。無邪気に可愛い女子でも、あざと可愛い女子でも、AVというフィールドに入ったら、その上にエロという魔法がかけられ、違う意味でも進化するわけです。

 

もともと、2000年代前後に生まれた女子たちは、エロに対する感覚が違います。これもまた昨今のセクシー女優たちが、妙に艶かしい理由のひとつです。抑えられていたからこそ、爆発したエロスというと、例えば「全裸監督」に登場するキャラクターたち。あの時代がそんな感じですね。今とは何もかも違います。

 

AVに限らずエロという概念は、実際の話、共通項が多いです。だからこそ同じAVを観て、同じように興奮するのです。それがAVによってマニアな視点を持つことがノーマルになった男たち。これがAVのエロを加速させたと前回書きました。

 

エロという大きな括りで見ると、共通していることがあるからこそ、マニアなものが刺激として欲しくなるということなのです。

 

「コスプレのままで着衣でエッチがしたい」と考えるのは、セクシー女優だけでなく、一般の女子でも、意外と持っている妄想願望です。それを具現化するかどうかは問題ではなくて、そういう思考は、共通要項として世代別に持っているということ。しかもエロに限っては、かなり広い範囲で共通します。違いがあるとすれば、都会育ちと田舎育ちの違いかと。SEXできる環境がかなり違いますから。

 

そういう要素を絶対に持っているはずであれば、まだまだAVは、「みんなのエロ」として君臨する可能性が高い。違法の素人ハメ撮りAVに負けるわけがないはずです。なんならヌードレスで作って売れる可能性だってあるわけですから。まぁ現実にはそんなマニアックな要素が大きいAVが大ヒットした過去データはないんですけどね。

 

セクシー女優のみなさんは、最初から女優たるべくして女優になったわけではありません。AVに出て、いろいろな刺激を得たことで、自分自身が一番興奮するパターンのエロ女になっていくのです。それが自分が望んでいたキャラクターかどうかはわかりません。人は他人からの見た目を優先しますから。

 

サイレントマジョリティーなエロを、最大限に引き出すメディアが何なのか。これがAVがさらにエロくなっていくかどうかの鍵を握っているはず。先ほど書いたInstagramばかり見ているおっさんや若い男子を、どのようにしてAVのフィールドに戻していくのでしょう。

 

セクシー女優たちが露出する場所も変わってきたような感じ。接触型なのか妄想という記録媒体の中にいるのかは、ユーザーさんの考え方と行動で変わります。そして購入したり応援したりすればするほど、あなたの大好きなセクシー女優は、さらにエロくなっていく。これは時代が変わろうと揺るぎなき事実なのです。

 

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記事=麻雅庵