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可愛い+感動+驚愕=小湊よつ葉のライブ!〜「Live from Grapefruit Moon-月で逢いましょう-#82〜小湊よつ葉」で可愛さ爆発&カッコよさ抜群のライブパフォーマンスを披露しちゃいました!

プロローグ〜2023年のアイドルは大変!2023年のセクシー女優も大変なんです!

「アイドル」というワードを聞くと、ひと昔前のならば、「なんとなくできればよい。可愛ければよい」というイメージを持っている人もいました。「自分たちの応援が無ければ!」という感じで、今っぽくいうと、「見守り隊(みまもりたい)」でしょうか。

 

そしてアイドル側も、レッスンはしているのですが、そこまでキチンとハマらなくとも許される感じもありました。シンクロダンスってなんだ?的なアイドルもたくさんいましたから。しかしその足りない部分を見事に補った形で日本アイドルシーンに入り込んだのが、『K-POP』です。

 

アメリカンナイズされたそのパフォーマンスは、韓国から日本だけでなく、アジア全体へ。そしてアメリカ合衆国まで見事に浸透させたのです。

 

プロというワードは難しいですね。「お金を取れる芸」をプロと呼ぶわけですが、「レベルの高い芸」ではない。おっかなびっくりでも、「お金をちゃんと払いたい」と思われせばプロになるわけです。かつてはそこに甘えていた部分があるのがアイドルという、日本特有の芸能シーンといえます。

 

しかし、前述の通り、迫力のレベルを誇り、パフォーマンスをキチンとシンクロさせていく「プロ」を見てしまったわけで、それは見る側だけでなく、アイドル側にも影響を与えました。結果として、現在のアイドルシーンは、歌、踊りのどちらでも良いから、ちゃんと感心できるプロレベルに到達していないと興味を持たれなくなってしまいました。

 

でも一般レベルだと、まだまだ「可愛いだけでしょ」という雰囲気があり、その結果、テレビタレントにアイドルが少なくなってしまった。女性タレントの中のアイドルの割合の少ないこと! マニア界隈では大人気を誇るけれど、マニアな世界の存在になったわけです。

そしてアイドルを見る側であるセクシー女優たちも、AVじゃないパフォーマンスをする際には、「ちゃんと見られるレベル」に到達していないと許されないものになってしまったようです。「○○ちゃんのイベントだから見ないと」だと、あまりお客さんが来ない。それならば別の、もっとお話する機会の多いイベントを選択する感じですね。

 

よって現在では「なんとなく上手」ではなくて、「ちゃんと感動させるキーがある人物」だけが、アイドルパフォーマンスをすることを許されるようになっているといえます。

 

「セクシー女優なんだから、ちょっとくらいレベルが低くても……」みたいな感じだと、お客さん側がリピーターにならない。たとえば地下アイドルだと、ライブパフォーマンス=出会う唯一のタイミングとかだから、好きになったらリピートしてくれますが、セクシー女優は、たくさんのイベントに登場しますので、選ばれてしまうわけです。

 

それ以上に、AV自体が活動の最大ポイントですから、そっちのイベントの方がよいとなります。下ネタトークをするかしないかは、女優さんの個性なのですが、それがよいと思う人は、AVファンのみならず、一般ファンには多いわけです。

 

「可愛い女の子が赤裸々なエロ話をしてくれる」。これが楽しい人って、まぁ普通ですから。セクシー女優が、セクシーアイドルとなるためには、歌やダンスのパフォーマンス力だけでなく、下ネタに依存しないトーク力とか、理由はわからないけれども相手を感動させる力を持たないと、活動自体が持たないということになるのです。

 

そんなハードルが爆上がりしているセクシー女優の歌手活動(イベントは誰でもできるので、この場合は活動とします)。そんな中でも、ハイレベルでありパワフルであり、可愛さもたっぷり溢れている小湊よつ葉ちゃんのライブが、11月14日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンにて開催されました。

 

ライブタイトルは、「月で逢いましょう」。82回目の開催に小湊よつ葉ちゃんが、二度目のライブに登場しました。

生演奏によるAV女優の歌が楽しめるのが「月で逢いましょう」の醍醐味!

この「月で逢いましょう」は、生演奏です。カラオケや同期音源も使っていません。歌手であり、ハイレベルなピアノ演奏を披露してくれるのは、初期からずっと参加している平方元さん。この人のコーラスは、セクシー女優たちの歌を爆上げしてくれるのです。

 

そしてギタリストとして参加しているの福田正人さん。アコースティックギターを中心に、楽曲をリアレンジしてくれます。プロミュージシャンとして数多活動している彼らが支えてくれるライブなのです。

 

よつ葉ちゃんはオリジナル楽曲をデビューから発表しています。それらの音源とはちょいと違うアレンジですが、生演奏というスリリングさと、メインのよつ葉ちゃんを強烈にバックアップしてくれるのです。

 

バックアップされるというよりも、ハイレベルなサウンドであればあるほど、よつ葉ちゃんの本当のレベルが見える感じですね。

今回のセットリストはこちらになります。カバーが1曲あって、そのほかに2曲、(ダンス)というパートがありますね。

20231114月で逢いましょう〜小湊よつ葉SET LIST

M1.恋のマニュアル/小湊よつ葉

M2.Break Free ft.Zedd/Ariana Grande(ダンス)

M3.空/小湊よつ葉

M4.抱きしめて ねぇ/小湊よつ葉

M5.黒毛和牛上塩タン焼680円/大塚愛(カバー)

M6.明日はときめく/小湊よつ葉

M7.Message/小湊よつ葉

M8.New me!/小湊よつ葉

EN1.Dynamite/BTS(ダンス)

EN2.恋のマニュアル/小湊よつ葉

 

これには、よつ葉ちゃんだけでなく、ダンサーや振付師として活動しているNATSUKAさんが参加。アリアナ・グランデにBTSをバックに、二人でシンクロダンスを披露しました。ちなみにこの2曲も生演奏でして、平方元さんが、オリジナルに負けずとも劣らない歌唱を披露。

さらには、よつ葉ちゃんとNATSUKAさんのシンクロもまたバッチリ。ダンスの振り付けはNATSUKAさんが考えたそうです。「数年ぶりにダンスを披露した」と語っていたよつ葉ちゃんですが、ハイレベルなダンスレッスンを積んできた「本物」っぷりが発揮されていましたね。

 

椅子に座りながらしっとりと歌い上げたり、アイドルダンスで可愛いパフォーマンスを見せてくれたりと、「ステージとはこうあるべき」というアイドルのお手本でした。

「月で逢いましょう」は、配信をメインとしており、カメラが複数台入り、リアタイでスイッチングして、臨場感を出しています。さらには音響も、ステージと配信では聴こえ方が違っており、そちらでも十二分に楽しめるライブです。

 

ハンディカメラがよつ葉ちゃんに迫ると、カメラ目線が続く続く。意外と目の前には、リアルなお客さんがいるのと、パフォーマンスすることに集中しすぎて、カメラ目線を忘れがちな人が多いのですが、よつ葉ちゃんは、ずっと観てくれていました。

 

アイドルって、テレビや、ライブ中継、録画などが入る場合に、必ず目線入れるタイミングがあります。複数所属するアイドルですらそれは同じ。テレビなどの1曲しか楽曲披露しない場合でも、センターおよび周辺だけでなく、後ろに回っているアイドルにもあります。生放送とかで、そのタイミングを外してしまい、終わった楽屋で号泣しているアイドルがいるそうです。

アイドルのパフォーマンスは、目の前のお客さんだけの配慮ではなくて、カメラから全てに気配りしないといけない時代なんです。そんな時代のアイドルへの要求に対して、小湊よつ葉ちゃんは、ちゃんと応じているというわけですね。

それぞれの歌に合わせてバッチリなパフォーマンスを見せる小湊よつ葉ちゃんの姿にメロメロ!

オリジナル楽曲「空」などでは椅子に座りながらのパフォーマンスを披露したよつ葉ちゃん。踊るだけではなくて歌のレベルもしっかりしているからこそでしょうね。立たないで歌うとかなり肺活量を制限されますので、音程がきちんとしていないと難しいはず。「オリジナルなんだから大丈夫でしょ」というのは歌うということをあまり知らない人でしょう。でも仕方がない話。カラオケだって座っていますからね。

 

「New me!」はいわゆるポップチューンで、ダンスしながら披露するわけで、タイミングと呼吸が、ちゃんとレッスンされたものということになります。レッスンしたから上手というわけではないのですが、少なくともよつ葉ちゃんは、レッスンしてきたことを、ちゃんと披露しています。

 

割と高いし可愛い感じで、キラキラした声質なのですが、鼻に抜ける感じの倍音が多めな声でもあって、色っぽさが常にあります。そこに可愛らしさを増し増しでやっているからこそ、楽しい気持ちで溢れているうちに、感動していくのでしょう。

 

ファンへのメッセージを綴った「Message」とか、自分で考えた振り付けをファンと一緒にやろうとして、レッスンするシーンがあったりと、よつ葉ちゃんは、「観る人」をちゃんと対象としたライブをやっているのがわかります。ちょいとファンは悩んでいたようですけど(笑)。ノリノリになってライブで踊るという場合、やっぱり回数を重ねて浸透するのが必要なんですね。次にライブがあってまたチャレンジしていったら、一体感溢れるライブを作れると思います。

彼女の作中に挿入歌として使用されていたりするし、サブスク配信にもあります。YouTubeにもオリジナルチャンネルがあり、そちらにもアップしていますので、いくらでも事前に楽しめる方法があります。可愛かったり感動的サウンドだったり、いろいろなジャンルをチャレンジしておりますので、ぜひそちらもどうぞご視聴ください。

 

アンコールラストチューンは、現在のところの最新シングルとなる「恋のマニュアル」でした。オリジナルのアレンジは、ホーンセクションで構成されたシティポップスよりの心地よいサウンドですが、ギター&キーボードでのアレンジでもファンクな仕上がりでした。

 

簡単に書いたのですが、「ファンキーさ」を出すのは、けっこう難しいです。楽曲をちゃんと自分のものにして、リズムにちゃんと乗っかって、カクカクした感じにならないようにしないと、ファンキーな感じは出ません。よつ葉ちゃんは、ファンキーレベルは高いです。

 

ファンキーさを支えているのは、よつ葉ちゃんの音程の素晴らしさがあります。ダンスをしながらの歌唱は、乱れたり大変な部分があるわけです。体をノリとは違う意味で、激しく揺らしてしまうから。でも彼女が乱れたところは無し。歌があるからダンスも映える典型的アーティストなのです。

今回、2曲のダンスを取り入れているため、ステージをかなり広めにセッティングしています。なのでギターの福ちゃんの写真が撮れていないのですが(ごめんなさい!)、ダンスではない楽曲でも、そのスペースを左右にちゃんと使いこなしていたのはさすがでしたね。

 

ダンスをちゃんと覚えて、歌も完璧にしていても、ステージのスペースをきちんと使いこなせない場合が多いです。もともと、前後に移動とか、左右でも1、2歩の移動なんていうのが多いのが個人アイドル。集団アイドルだと、右から左に大移動なんて場合もあるようですが、個人だとそこまではセッティングしない。

 

よつ葉ちゃんは、振り付けをこなしつつも、左右にかなり移動してパフォーマンスしていました。これは、空間把握能力があるのと同時に、たくさんの人たちに見せたい感覚がある証拠なのです。

 

余談ですが、ライブとは違うAVの話ですが、よつ葉ちゃん、画角を把握している感じがわかりますよ。よつ葉ちゃんは身長低めなのですが、スタイルと顔のバランスが抜群なので、画面で観ると大きくみえますが、それだけでなくちゃんと足を長く見せるとか、肘とか顔の位置を計算しているだと思います。

 

これからもっともっとライブ披露する機会が増えると思うよつ葉ちゃんなのですが、本当に期待大な存在です。もっともっと大きな会場で披露すればするほど、彼女の魅力が伝わっていくはずなので。そのためにも、ライブが開催されたら必ず通う。配信は必ずチェックする。オリジナル楽曲は自身のメディアにダウンロードしておくなど、小湊よつ葉啓蒙に励んでください。

 

本当に可愛くて凄いライブでした。

エピローグ〜ますますレベルの高さを要求されるエンタメ界〜その中でのAVの役割

アイドルだけでなくエンタメ全体が、世界規模で、ハイレベル化しています。YouTubeによって、映像が観られることにより、新旧あらゆるライブを観ることができます。非合法だらけですが(笑)。プロミュージシャンによるパフォーマンスのコツを披露する映像もあります。今のミュージシャンは、スクールの先生とか個人レッスンとか、年齢問わずにやっている人が多いので、そうなっているそうです。

 

その結果として、年齢関係なくハイレベルになっていくエンタメアーティスト。プロとアマの境目はありますが、収益という話になると、YouTuberをみておわかりのように、ちゃんと生活できる人が多いです。プロ契約してむしろ減収になったという人たちもいるようですね。

 

テクニック的にも高くなっています。これは実はAVにもいえる話。R18にかかりますから、昔の映像をYouTubeには上げられませんけれど、非合法サイトだとけっこうある感じ。それでなくてもサイトにいけば、サンプル動画が必ずついていますから、実質的にはAVを観なくても、テクニック的なことがわかっていきます。

 

AVの売上が下がっているといわれて久しいのですが、中身をチェックすると、容姿やスタイルはもちろん、その設定の中での乱れ方や、挿入中の体の位置関係など、あらゆるテクニックを駆使しています。そこにカメラワークもアップしているので、数年前のAVとか観られなくなる……のではないのがエンタメおよびAVの難しいところ。

 

人間はノスタルジーの方が強く、初見とか、一番最初に好きになったものから離れることが難しいのです。AVは毎月何百枚とリリースされ、アップデートしていきそうなのですが、セクシー女優自身を気に入る(惚れる)場合だと、そこでストップするわけです。

 

レンタルが普通だった時代だと、価格的にも月に何本も借りれたわけですが、今はフィジカル(DVD)もしくは動画配信(ダウンロード、ストリーミング)がメインです。個々でちゃんと売れないと厳しいわけです。また音楽と違い、旧譜は女優が引退すれば下げなければなりません。よってコンテンツ財産としてキープできなくなってしまう。

 

レベルも高くないと観てくれないのに、昔を懐かしんで価格が下がった旧作ばかりを購入するユーザーが多い時代。そんな厳しさを乗り越える力があるとすれば、やはり『女優力』かもしれませんね。

 

自分の作品という自覚が強ければ強いほど、女優力が高い。そしてあらゆる活動において、楽しさだけでなく、プロとしての厳しさを持てる女優が強いのです。

歌手活動や舞台女優活動。トークイベントだったりDVD発売記念サイン会だったり、撮影会だったりと、いろいろな活動継続する方法があるセクシー女優ですが、本物の女優力を発揮している人たちが残っているような気がします。

 

誰もが真剣なのですが、そのレベルが違うという感じ。アルバイトと正社員の、覚悟の違いのような雰囲気が近いような気がしますね。セクシー女優という覚悟を裏に秘めているからこそ、なめられてはいけないという緊張感を、世間との間に持っている女優ということでしょうか。

 

厳しい世界ですが、甘える場所もたくさん用意されているセクシー女優。だからこそ歌手活動をやりたいと思う女優さんは、人前で歌を披露するという事実を認識してもらいたいです。そりゃあファンやオタクやスタッフは、気持ちよくパフォーマンスしてもらうために、褒め言葉しか出しません。

 

けれど、裏側での評価が低いとやはりヤバいです。ちゃんとハマることが大事なわけで、褒め言葉はそのまま受け取りつつも、自分でちゃんと高いレベルを設定して、それをクリアできているかを考えるべきなのです。

 

そんな意味でも、プロ意識が充実しまくりな、小湊よつ葉ちゃんのライブを観た方がよいです。いや絶対に観ないとダメでしょう。そして何が違うかをじっくりと考えてもらいたいですね。

最後に、本当にプロフェッショナルなライブパフォーマンスを披露してくれたこの原稿の主役である小湊よつ葉さん。トークによる笑いもあったし、歌による感動もあり、ダンスでの興奮もあった、緩急抜群な最高のライブパフォーマンス、ありがとうございました。

記事/写真=麻雅庵

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