やれたかもしれな委員会~あの日、あの時、やらなかった。でも、今日は?~

イエーイ!花金じゃ!!

こんにちはみなさん、今夜も優勝してますか?

筆者は今夜も一人家で執筆作業。

あーあ。

花金なのになあ。

本格的に春到来で、夜も出歩きやすくなって花見が捗りますね。

今回はそんな花見の席で起きた情事の話。

今回は相談者から持ち込まれた話を「それやれたんじゃないの?」という視点で評価する

「やれたかもしれな委員会」を挟んで紹介させて頂きます。

やれたかもしれな委員会とは?

相談者から募集するのは「この日私、この子とやれましたかね?」という、”ムラついたけどやらなかった”話。

そんな話をSOD的に「やれた」、「やれたとは言えない」で判断していくのが本評価会の趣旨です。

今回の相談者さんはカトウさんという男性です。

では早速相談を見ていきましょう。

episode 1
隣に座ったカワイイ子のことが、どうしても思い出せない

僕の仕事はWEBメディアの運営です。

そんなに大きくもないメディアですが、仕事はやりがいがあり楽しくがんばっています。

自分で言うのもなんですが、女性から見ると僕は可もなく不可もないと思います。

176㎝、65㎏。

中肉中背で、顔も普通。

一応人との差別化のために、服装には気を付けている、という程度。

その日の花見は井の頭公園。

仕事がらみのプロジェクトチームでの花見だったので、外注やクライアント、様々な会社の人間が一斉に会する日でした。

夜でも暖かい花見が出来たのはなんだか数年ぶりなような気がして、みんな少し飲むペースが早かったと思います。

そんな時、僕のとなりに座ってきたのは小柄な女性でした。

同じプロジェクトチームとはいえ、なかなか全員の顔を把握していないのと、公園内が暗かったことなどのせいで僕はその子がどのポジションの子か分かりませんでした。

「お疲れ様です。加藤さん、乾杯してませんでしたね」

どうやら向こうは僕の名前を把握している。

まずい、と思いました。

どうにか思い出さなくては。

「お疲れ様です。あれ…えっと…」

「あ、もしかして、私のこと忘れちゃいましたか?」

「いや!…ごめんなさい、そうだね…どこかで一緒に仕事した?」

「仕事は、これからできたらっていう話してたのにな。ショック~」

「え!?ごめん、そうだったんだ…こんなカワイイ子のこと忘れるかな、普通」

暗い中でも、彼女がかわいらしいことは分かりました。

華奢で小柄、長い髪の似合う顔は、八重歯がかわいらしい童顔な顔立ちでした。

「ずいぶん前だから、忘れちゃってても仕方ないですね。3年くらい前に、お会いしたことがあるんです。まだ私、20だったしなあ」

つまり、この子はまだ23歳ということか…思ったより若くて面食らうと同時に、少しどきっとしました。

「私、モデルの愛子です。覚えてないですか?」

「…あ!!」

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episode 2
あの日、あの時、やらなかった。でも、今日は?

彼女とは2回会ったことがありました。

1回目は、社内ですれ違っただけ。

自分の会社の他の同期とのアポイントに繋いだだけだったけど、その時も「カワイイ子だな」と思いました。

2回目は、修羅場に出くわしたのでした。

その日、自分は遅くまで残業していて、自分が最後だと思っていたので戸締り消灯をしていたんです。

その時、小さな会議室の電気が漏れているのを見つけて。

会議室の中から、女性の喘ぎ声が聞こえました。

そっと覗くと、その同期と愛子さんがキスしているのが見えたんです。

唖然としました。

その同期は結婚していましたから。

ここにいてはいけない、と思い、場を離れデスクに戻ってきました。

もうこのまま帰るべきだろうか。

そんなことを思っていると、オフィスのドアが空いたのです。

「あっ」

愛子さんでした。

どうしたものかと思い、いったん知らないふりをすることにしました。

「お、遅くまでお疲れ様です。誰かとアポでしたか?こんな時間まで…」

「あ、そうだったんですよ、佐藤さんと。加藤さんもこんなに遅く
まで?」

「あ、今終わったところです。今日はつかれたなあ」

「そうなんですね。…よかったらこの後、飲みに行きませんか?」

熱っぽい目線でした。

佐藤とはどんな関係なのか、知らないけれど。

さっきの状況の後に、佐藤が先に帰るような、そんな関係なのだろう…一瞬で色々考えました、が。

「いやごめんなさい、家で彼女が飯を作っていてね」

「…そうですか。残念です〜。」

 

そんなやり取りがあったのでした。

結局飲みにもいかずそのまま一度も会っていなかったので、忘れてしまっていたのです。

酒に酔った彼女は、その時と同じ熱っぽい目線を僕に向けていました。

その日はそのまま30分ほど彼女と話し、花見の席だったのでその後はお互い別の人と話したりしていました。

しかし、僕の頭はあの時のことでいっぱいでした。

なぜ僕を飲みに誘ってきたのだろう。

当時は彼女がいたので行かなかったけれど、今なら…。

そんなことを言っているうちに花見も終わり、駅までの帰り、彼女とふと目が会いました。

声をかけようと思いましたが、そのまま彼女は目を逸してしまったので、そのままチキって声をかけられないまま帰ってしまったのですが…。

 

この時、声をかけたら。

一緒に飲みに行けたのかも?愛子さんはビッチなのだろうか?

俺。

やれたんじゃないでしょうか?

やれたかもしれな委員会の結論は?

女性からアプローチがあったのは3年前。

にも関わらず、彼女は加藤さんの顔を覚えていて、声をかけてくれました。

当時の彼女の振る舞いの意図は

 

  • ただただビッチ
  • 佐藤の代わりに加藤を選んだ
  • 加藤のことがタイプだった

 

の辺りが考えられますが…

加藤さんの見た目を考えても、上の2つである可能性がより高いと思われます。

…ということで、やれたかも評価会の評価は…

「やれたとは言えない」と思われます。

そもそも記憶が古すぎます。

3年も何もなかったのに今更何を。

顔を覚えていたというか、話をよく聞いていればその場にいる人の所在くらい分かるはず。

加藤さんのことをしっかり覚えていたとは言いづらいです。

または、その時断られたことが屈辱的だったから覚えていたとか。

この久々の環境で彼女とやれるかもと考えるのは、早計というか勘違いが甚だしいです。

せめて声をかけて飲みに行けた辺りで相談にこぎつけて欲しかったです。

 

と、こんな感じで毎回「やれたか?やれなかったか?」を考えていきます。

あなたの周りの「やれたかも?」も募集中!お答えさせていただくので

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