【連載インタビュー・職業「AV女優」】Vol.19 南梨央奈 なぜ彼女たちはAV女優を「仕事」に選んだのか。苦悩・葛藤・熱い思いなど彼女たちのAV女優観に迫るディープ・インタビュー!

もう数年前からAV女優は誰でもなれる職業ではなくなった。今、第一線で活躍するAV女優たちはみな、容姿やスタイルの高レベル化はもちろん、AVを仕事として捉え、AV撮影やイベントなどに対するストイックなまでの真面目な姿勢や、日々のSNSでのセルフプロデュースやファンとの交流など、一般職よりもはるかに高いレベルの努力をしている。この連載は、「なぜ彼女たちはAV女優を『仕事』に選んだのか」を軸にプロ意識をもってAVに取り組む女性たちに迫るインタビューです。

今回の職業「AV」女優は2011年、KUKIの専属女優としてデビューした南梨央奈ちゃん。

現在、AV女優のみならず芸能人やミュージシャンが当然のように利用しているTwitter。

そのTwitterをいち早く活用し、AVファンが喜ぶツイートを連発してネット上で「最強のプロAV女優」と称賛されたのが、この南梨央奈ちゃんです。

しかも「話題になりたい」「人気者になりたい」そんなビジネス的な理由でやっているのではなく、まったくの自然体のツイートだというのが彼女の魅力!

そんな南梨央奈ちゃんのAV女優観に迫りました!

Profile 1992年12月23日生まれ。T155・B85(Cカップ)・W60・H86。趣味はショッピング。公式Twitter<@mina_rio

「毎日のようにAVを見てオナニーをしていたので、『好き』を仕事にした感じです!」

──仕事を増やすためにやってることとかはありますか?

そうですね、これまで撮ってもらった作品って、凌辱系やロリ系ばかりなんですね。

もっとプレイの幅が広がるように、諸先輩方の痴女作品とかを見て、責め方だったりセリフだったりを少しずつ勉強しています。

私、リードするエッチが苦手なので。

 

 

──勉強ついでにオナニーしてたりしません?

それはないですよ(笑)。

知ってる女優さんや男優さんが出てるのだと、オカズにできませんから。

 

 

──じゃあ、楽しみがひとつ減ってしまった感じですね。

確かに、言われてみるとそうかも。AV女優になったことで唯一、良くなかったことになりますね(笑)。

 

 

──その代わりに、観られる側でいろんなプレイをすればいいんですよ。

いろんなことをいっぱいしたいっていう思いはあるんですけど、できないって思うプレイのある作品に出ることができないんですよ。

痴女であれば、責めながら自然な言葉が出てこないと、作品としてすごく中途半端になってしまうと思うんです。

それが嫌だなって思うので、以前オファーがあったんですけど、断ってしまいました。

基礎が固まってないと、怖いんですよ。

だから、他にもできないことは断りますね。

できるようになってからお願いしますって、その頃にはもう遅いのかもしれませんけど、できないままで出演したとしても、終わった後に絶対後悔しますから。

 

 

──…その考え、プロですね。

昔から、そういう性格なんですよ。

負けず嫌いなんでしょうね。

「有名になりたいとかではなく、『南梨央奈』という女のコが存在していることを多くの人に知ってもらいたいんです」

──プロと言えば、ツイッターでの発言がプロだって評判になってますよね。

そう言っていただけてるみたいですね。

1人でも多くの人に私でオナニーしてもらえたら嬉しいので、その思いをそのまま文章にしているだけなんですよ(笑)。

 

 

──ファンを増やして、次のステップに行こうっていう考えはないんですか?

そういう願望は最初からないですね。

いろんな人に南梨央奈というAV女優が存在しているということを知ってもらえれば、それでいいんです。

だから、ツイッターを見てくれて私を好きだと言ってくれる人もいれば、嫌いだと言う人もいると思うんですが、アンチだとしても私を知ってくれているという事実があるので、全然構いません。

 

 

──本物のプロを見たって感じですよ。

普通に人生を歩んでたら、今みたいに多くの人に存在を知ってもらうことなんてできないですからね。

 

 

──まだまだ、仕事は続けていく感じですね。

このまま続けていけるなら続けていきたいですけど、どうなんでしょうか。

ただ、もし女優の仕事を卒業したとしても、何かしらAVに関わった仕事はしたいと思っています。

 

 

──監督業とか?

それは無理ですよ、しゃべるのが苦手なんですから(苦笑)。

企画物の作品を見るのも出るのも好きなので、いろんな企画を考える仕事とか脚本を書いたりできたらいいですね。

妄想が好きだから、いろんな企画を出せると思いますよ(笑)。

 

 

──男が思いもつかない企画を出しそうですね。

何年かしたら、『企画・脚本:南梨央奈』って作品が出てるかもしれませんよ(笑)。

初出:ソフト・オン・デマンドDVD 2015年10月号 Vol.52の内容を一部加筆修正しています。


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