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AV女優は変身する!?エロさが変わると見た目の雰囲気も格段と変わる!
2017年12月『小倉由菜 AV Debut』でSODstarの一員としてAVデビューを果たしたおぐゆなこと小倉由菜ちゃん。愛らしい顔立ちにと、貪欲なエロ加減の混ざり具合によって、デビューから人気者でした。
デビュー当時にインタビューをしているのですが、はきはきしている以上に、人懐っこさが印象的な女の子。新人ちゃんというのは、それぞれありますが、初めてインタビューとかをされるわけでして、質問に対してちゃんと答えられるだろうかと緊張していたりします。
質問も、「好きな体位は?」とか、答えやすい内容もあれば、「印象に残っているSEXは?」のように、そのときの記憶によって変化しちゃう内容もあったりするし、答える側は大変なのです。
さらには質問する側も、「こういう答えがほしい」という、成立するであろう質疑応答を前提に進めたりします。インタビュー全部が全部、「ガチに一から聞いていく」わけではありませんので、残念でした(笑)そういうアドリブ的にインタビューが進んでいくと、ちょこちょこと、「本当の表情」が飛び出したりします。彼女たちが「素顔を隠している」という意味ではありません。
SEXの話に限らないけれど、「話を盛る」ことってありませんか?
見栄をはることもあるし、良く見てもらいたい感情もあります。そんな合間に、全く違う話で盛り上がると、本当に好きなものとかが飛び出しちゃう。「小出しにするので、それを書くのは待ってください」なんて事態があったり(笑)
おぐゆなの印象は、ニコニコ笑顔での受け答えでとても素直。学生時代のエロ話がちょっと過激なので(みんながいるのに隠れてエッチをしていたなど)、確認しつつ進めた記憶があります。確かOKばかりでしたけど(笑)
そん感じで、AVに対して前向きなおぐゆなは、可愛らしいお人形的な雰囲気でデビューしたのです。
おぐゆなの中にある「エロ妄想」が刺激されていく!?
ちょっと性欲が強めで甘えん坊キャラとして人気を確立していくおぐゆなが、ちょっとテンションが違うSEXを披露したのは、2018年8月リリースされた、『性欲が強すぎるサークルのヤリ○ンアイドル 小倉由菜』でしょう。
アイドルキャラクターというよりも、男たちを振り回す小悪魔キャラ。フェラチオやら手コキやら、ニコニコしながら責めまくりだし、キスでも舌を男の口の中へ伸ばす見た目にも卑猥なキスを繰り返してくれる。男たち全員を相手にしている最中の、エロくて可愛くて、そして嬉しそうな表情。AVである事実を通り越した卑猥さが臭う作品になっています。
この作品で見せたおぐゆなというのは、「責めるのが好き」という単純な痴女っぽいキャラクターではなくて、「エロいことをする自分に興奮してしまう」自己陶酔型AV女優である事実です。しかしながら、解釈的にも内容とひとつとして当時は解釈されており、AV女優・小倉由菜が本領発揮しつつあるという展開には至っておりませんでした。
今、作品を改めて観ると、おぐゆながノー天気かつどエロなヤリマン娘で最高ですよ。
「良い子が襲われる」ではないAVを成立させる、キャラクターと容姿に注目!
陵辱系AVは、いろいろと取り沙汰されてしまうのですが、やはりAVの根幹をなす存在です。ラブラブイチャイチャだけでAVが成立しているならば、問題視される率は相当下がるのでしょうけど、エロ、それも他人のSEXの覗き見においてラブラブなものを望む人は皆無といっても良いかもしれません。
なのでなくなることは無いし、何ならそれを受け入れる(=堕ちる)瞬間にゾクゾクとしたエロティシズムを感じる人は多いでしょう。ノーマルな感性です。
こちらの『小倉由菜 満員電車で通学中の美少女女子○生を征服痴漢』(2019年1月発売)でのおぐゆなは、優等生役であり成績優秀なところをアピールするシーンがあります。
これが可愛いけれど鼻につく感じ(笑)おぐゆなの顔立ちが理由なのかもしれませんけど、後々の伏線として最高のスパイスになっています。痴漢されるだけでなく、撮影されてその映像で脅されてしまう。快楽責めに体は蝕まれ、やがて堕ちていく優等生。
NTRとクレジットされていなくとも、本質的にNTRになっているのがAVです。おぐゆなを憧れの女子として見ていけばおわかりでしょう。
そして着衣プレイでの最高なのがお尻です。プリッとしたお尻はスカートをめくると、急に大きく見える効果があります。大きいわけでは無いけれど、腰が細いからそんな感じに見えるし、太もももまた発達しているおぐゆなの体型は、着衣のままで責めると観ている側の興奮が過剰にアップしていくのです。
また、おぐゆなをエロ責めする男たちに囲まれて、責めを受け入れてからの表情がまた最高に卑猥。興奮を我慢することを止めてしまい、快楽地獄を享受するその姿に、再度興奮しまくってください。
このぐらいからのおぐゆなの「ヤラレっぷり」が徐々に激しくなっていく……壊れると表現しても良いでしょう。AV女優は絡みにおいて、「どれだけ壊れた姿を見せるか」は最重要案件なのですが、それができない人が多いです。どこがどうとは言えないのですが、微妙かつ太いラインがそこにあります。
おぐゆなが、それを跨いだ瞬間がちらほら垣間見れる作品なのです。
おぐゆなだからこそ成立した!?それとも運命の出会い!?VRAVの傑作が誕生!
誕生してから、PRせねば業界的にヤバいとばかりにいろいろなところでクローズアップされてきた「VR」。ところが初期の映像を観た人ならば、「黙って観るのを止めた」はず。撮影する内容の吟味も、女優への説明も、制作班に対する説明も曖昧なまま、まずはソフトを作れとスタートしてしまったばかりに、VRの良さを発揮する作品がなく、マニアックな名作あれど、それがオナニーに直結しているかどうかというありさまでした。
しかしながら、「現場をこなしてレベルをアップしていく」のがAV。サイレント時代の映画のような吸収力を誇ることを証明するように、まずは「撮られ方が上手な女優が登場する」ことで、撮影方法がわかるようになります。ちなみに最高に撮られ上手言われたのは、AV女優を引退して現在、AV制作側にいる佳苗るかちゃんです。
角度とか位置関係が理解される頃に、撮影するカメラも進化していきます。熱暴走があったり角度的な制限が多かったマシンは、人の想像する角度を成立させてくれるようになりました。
さらには男優のあり方も変わります。言ってしまうと、「肉棒マシン」になり切ることこと1番興奮する絵が撮れる。もしもAV男優になりたい男子がいて、「欲望を放出する」だけで考えているならば、VR以降は無理でしょう。撮影はさらに進化し、観る側の欲望を強く刺激するために、撮影される側は我慢することが需要になったからです。
そしていろいろな準備が整って、2019年2月、VRに大ヒット&名作が誕生します。その主演はおぐゆな。タイトルは、『【雪山遭難VR】このままじゃ凍死確実!裸で抱き合ってカラダを温め合い、至近距離で見つめられながら密着摩擦で生性器をコスり合った直後に極限状態のサバイバルSEX 小倉由菜』です。2020年2月にはVRをモチーフにしたままでAV化もされました。
撮影を考えればわかるのですが、カメラに制限があるからある一定の角度から、女優は動けないわけです。女優を自在に弄ることがAVの醍醐味と考えていたスタッフに、コペルニクス的な発想が出たのが、「雪山遭難」という限られた空間です。密着していないと凍えてしまうという制限空間の中にいる男女。カップルじゃなくても弄っている間に、エロい感情になってしまうのが性器の役割。ということで寒い中での熱いSEXシーン。
それに対しての欲望剥き出しになる男子に対して、徐々に受け入れ生命サバイバルではなくて快楽プレイで悶える男女。おぐゆなは、この作品で、我慢できない男と女の感情とエロの爆発に気づいたのでは無いでしょうか。
注目作だらけ!!2019年夏越えからおぐゆなのエロが開花炸裂!
2019年に入ると、トークイベントにレギュラー出演したり、ピンク映画の主演を務めるなど、外向けのお仕事にもたくさん登場するようになったおぐゆな。イベントに出ているからAVが売れるわけではないのですが、リアルイベントをするようになると、ファンとの関係性が理解できるようになります。
「自分の存在意義」や、「AV女優がいる理由」などです。なんとなくお仕事をしているうちには、気がつかないことが見えてくるわけです。「ファンはなぜおぐゆなを応援してくれるのか」を自覚的に考えると説明すればご理解いただけるでしょうか。
そうなると、より一層、「AV女優・小倉由菜がこうなれば、より興奮してくれる」ということに客観的な理解ができるようになる。そうすると映像の中のおぐゆなは、変態チックで艶かしく淫靡な輝きを増し増しになっていくのです。
『なんか由菜って、リア充で幸せそうでムカつくから好き放題レ×プしてもらったんだ。 小倉由菜』(2019年8月)と『憑依バカッター 小倉由菜 エロバカ行為怒涛の20連発 大大大炎上SP』(2019年11月)の2本は、陵辱されているうちに快楽漬けでおかしくなったり、コントロールされてアホなほど卑猥な姿を晒される内容です。AVの世界だけを見れば、この説明なのですが、それを一歩引いた、「小倉由菜が観ている世界」で考えると、さらに濃厚なエロを感じることができるはずです。
「ち●ぽバカ」になって、たくさんの肉棒を美味しそうにしゃぶったり、おま●こ丸見え状態で大騒ぎして、コンビニの中でSEXし始める。AVとしても堪能できる興奮具合ですが、これを理解してカメラに見せてくれるおぐゆなの、エロ理解を考えると、さらに興奮するでしょう。
「女の子が壊れちゃって、SEXに夢中になる世界があるならば、それはなんて興奮しちゃう世界なんだろう」というフィクションとノンフィクションの狭間に存在する、AV女優という存在をより理解したことになる。
おぐゆなも興奮しているでしょうけど、観ているファンもまた、普通にAVを観る以上の高みに上る興奮を得られるはず。
リアルと非リアルの線引きなどAVにはないのですが、観てる側がどうしても覚めてしまう瞬間があるとすれば、AV女優を好きになってしまい、オナニーできなくなると言っている状況のこと。男子はセンシティブな存在なんです(笑)
そういう精神状態になったならば、シンクロしてAVを観れるチャンスでもあります。おぐゆなと同じ快楽を得ながら、AVを観る。責められて悶える女子を見てオナニーするんではなくて、「責められている女子の気持ちになってオナニーする」という精神状態。これは相当な興奮をAVで得られるはずなのです。
そのような高みの世界を、一緒にシンクロしてくれるほどの作品完成度を見せているのが、最近のおぐゆなと断言しましょう。
まとめ〜AV女優とは痴態を見せるだけでなくシンクロさせる存在になり得る
おっぱいを見せてくれる。モザイク越しだが、おま●こにち●こが挿入されているところを見せてくれる。ち●こを思いっきり頬張って舐めてしゃぶっているところを見せてくれる。感じている顔をドアップで見せてくれる。愛液がおま●こから垂れ流れているところを見せてくれる。
まだまだいっぱい書ききれませんが、AV女優とは上記のような痴態を見せることで成立する職業です。イメージだけで興奮を誘い、射精まで導くことは可能だと思いますが、直接的な刺激で無ければ我慢できない単純な人も多い……というかほとんどがそっちかもしれません。エロにそれほど高尚なことを求めませんから(笑)
「脱がない刺激でエロを極めた人は変態性が高い」のは間違いないです(笑)
AV女優はストレートなことをして、みんなをスッキリさせてくれる存在です。しかしながら職業として続けていくと、やはりジレンマに陥ったり、限界を感じてしまったりする。内容だけでなく、リリースも聞かされたり、「人生賭けて」ついた職業ではないかもしれないけれど、それはそれで病む材料になりがち。それでなくともSNSが追いかけてくることもあります。
そこまで悩む事実があるからこそ、逆にエロのレベルが跳ね上がることがある得るわけです。AV女優とは、「お仕事だからやっている」ような心理では到達しないレベルを味わえる職業のひとつなのでしょう。
ここで絶賛原稿を書いているおぐゆなだって、これからどうなっていくのかは、本人すらわからないところかもしれません。AVはそんなふうに見えないでしょうけれど、本当に流行に左右されるし、世の中の同行の影響を多大に受けるジャンルです。
アイドル的な存在の人たちの動きが知りたければ、単体AVを見ればわかります。ひと通り回転して、タレント系が落ち着いてしまい、現在は、「女優系」が価値を持ち始めています。深夜ドラマ増えていますよね。AVもドラマ的な作品が増えているのは、AV女優たちのそういう顔が見たいユーザー意識が到達したから。
また、「今1番腰が軽い素人さん」を知りたければ、素人系AVの職業欄を見ればわかります。そういう部分を作る場合、実際にナンパするか、ナンパしている人たちからリサーチしていますから。リアリティーとはそういうものです。
2020年3月にリリースされたおぐゆなの作品こそ、おぐゆなへのユーザーの意識の流れを感じさせるタイトル『大嫌いで大好きな先生を、DQNの先輩達に犯してもらいました…。 小倉由菜』です。
NTRのようなNTRじゃないような。さらに言えば、大好きな人と恋愛が成就しない場合、古今東西の恋愛での意識はこれに尽きるでしょう。AVじゃなくても古典中の古典作品と言えます。
おぐゆなファンの意識は、彼女とのラブラブな関係性を求めていることでしょう。責めながら嬉しそうなおぐゆなはとても可愛らしいです。しかし、おぐゆなで最上に興奮する「責められ苦しそうにしているうちに、やがて快楽地獄で悶え悦ぶおぐゆな」を知ってしまった。
おぐゆな本人も知ってしまったと思います。「狂った状況」や「精神的に苦しい」状況こそ、興奮が高いことを。
AV女優、全員がその領域を知るわけでじゃありません。知らなくても上質なエロスを見せてくれる女優もたくさんいるし、むしろおかしくなって、エロが横ずれを起こして、マニアじゃないと通じなくなることもあります。
だからこそ、同じ女優を見続けることはとても重要であり、それこそがAVを1番機能的に見る方法でもあります。
そして、AVユーザーへの朗報として、デビューや初期作品から、女優を追いかけていなかったとしても、視聴することが可能になったのが「サブスク時代の到来」です。
一部コレクターだけが味わえていた世界を見ることができるわけですね。
おぐゆながどのように変わっていくのか、そんな風な視聴でAVを観ていくと、見逃していた興奮や可愛らしさに気がついて、小倉由菜というAV女優を好きになると思います。もちろんそれ以外のAV女優だって、さらに好きになることでしょう。
エピローグこんな時期なので備忘録しましょう:「AV女優なんて……」というような言い方をされる存在ではないはずです!?
2020年4月地球では、新型コロナウイルスが猛威を奮っており、日本でも「緊急事態宣言」が出まして、日常生活がどうなることかレベルの状況。そこでエンタメとはどんな立ち位置にいるのかを迫られてしまったわけです。ましてAVとなれば濃厚接触という言葉を使うことがおかしい内容ですから。
そして人間の醜い姿や、本心が、スポッと見えてしまうのがギリギリの状況でしょう。差別と簡単に言えばそれまででしょうけど、本来は守っている立場の人たちから出てきたりしましたから、本音と建前があるのは致し方ないし、ビジネスとはそういうものだったりします。
エピローグとして書いておきたいのは、「AV女優は、蔑まされるような存在か?」といいうこと。私はライターという立場ではなくて、本音として、「必要悪」なんて言い方すら嫌いです。いらない存在として認知するならばいらないぐらいになるほうが潔い。実際、AV女優になる理由はそれぞれにありますから、職業的に追求していくとややこしくなりますので、そこは取り上げないのですが、いるいらないでいえば、とても足元は脆弱な「儚い存在」です。守るべき存在として取り上げるのも、その人の立場が悪くなる可能性があります。
だからとここまでの世界的に人類が平等に受けている危機的状況で、「AV女優なんて」と差別される事実の醜さを見てしまうと、ウイルスが見せている今の世界の醜さこそが人類の本音と思ってしまう。
AV女優、風俗嬢、キャバクラ嬢、ストリップ嬢など「彼女たちがいないわけにはいかない世界」に生きている現実がありました。それなのに、2020年春に一部とはいえ、人々が見せてしまった「本当は冷たく醜い本音」を忘れないように、AV関係に足を踏み入れているひとりとして今後の世界を生きていきたいと思います。おまけ的エピローグとして「絶対に忘れてはいけない事実」を記させていただきました。