最後のクライマックスSEXで初キス!
―最後は赤いリュックを背負ったままの騎乗位です。原作通り茂男の腰には湿布が…
太「原作ではラ○ド○ルなんですけどね…。湿布も貼ってなかったら怒られるかなと思ったんですけど肌色だからあんまり目立ってないですよね(苦笑)」
ク「ここでも手持ちカメラを入れて茂男が沙織ちゃんに『好き』って言わせるのもちゃんとやってくれて嬉しかったです。茂男が思い出作ろうとしてる感が出てて、クライマックスにふさわしいSEXシーンだと思います」
太「ここで初めてキスするんですけど、このキスが衝撃的なんですよね。映像としてしっかり見せないと…と」
ク「顎クイしてのキスはここだけ切り取ると紳士に見えますよね。表面上はもう和姦みたいになっちゃうというか」
太「漫画も少女漫画っぽいキスのカット割りですよね。ここに3カット使うのがオツだなあ…と。僕はクジラックス先生の漫画って、感情よりも先に肉体的な嫌悪が先に出てるって思ったんです。痛い、飲めない、苦しい…ってまだSEXの知識もまったくない女の子だから、異次元すぎてなんだか知らないことを無理やりされてしまったっていう。だから最後のキスは、彼女にとっても少女漫画とかで見ていてまだわかることだから、キスのほうが精神的にはえぐいというか、最後に完全に心を壊されてしまう感じがします」
ク「僕もキスを最後までとっておいてよかったなって思いました。陵辱ものだと、最初にするのもありだけど、後にとっておくことによって神聖感が出ますよね」
太「改めて見れば見るほど発見があって、作ってみて到達する底のないすごい漫画だなって実感しました」
原作のファンも、知らない人も楽しめる作品に…
―改めてプレビューで見てみて、漫画読者の皆様にオススメできそうでしょうか?
ク「これは…オススメしていいと思います!すごく再現してくれてるってのがありますし、実際見てワクワクしました。原作の要所要所のポイントも再現してくれてて、手持ちカメラと定点カメラのバランスを組み合わせることによる臨場感もあって、特に手持ちカメラの感じに関しては原作以上な感じがありますよね。でも原作読者ってどういう目で見るんだろうなあ…やっぱ『赤いリュックじゃん、違うじゃん』って思っちゃうんですかね」
太「そこはいろいろ大目に見てほしいですね…」
ク「そういうAVあるある的な突っ込みどころも上回る勢いで見る価値があると思います。時々、本当に『原作のカットだ!』って思う時もありましたし、真横や真上のアングルだと『茂男がいる…沙織ちゃんがいる…』って思いました。それに映画っぽさがありますよね?」
太「原作がエロで語ってる漫画だからだと思います。エロで語らない作品もたくさんあると思うんです。導入だけ映画っぽく作ってSEXはSEXだけ、面白いドラマだけはさんでSEXは普通…みたいにエロを流しで撮ってる人も多いけど、エロですべてのドラマを作ってる作品だからやりがいがありましたし、エロこそ見てほしいなって思います」
ク「日常が崩れる流れや高まりにドキドキしました。エロシーンも段階を踏んでいく流れで心の陵辱具合もあがっていくのと、茂男はこれからもほかの女の子を…!? っていうラストもよかったです」
太「このワンアクションで女の子の心が1個滅びた、フェラで表情が変わった…とか、クジラックス先生の原作のエロでドラマを作る表現が本当にすごいと思います」
ク「原作を知らなくてもAV作品として楽しめると思いますね」
太「そう思います。こんなAVないんじゃないかな」
―キャスティングを冬愛ことねさんにした理由を教えてください
太「表現力もあるし、ロリっぽさも業界随一だし、ことねちゃん本人も同人漫画が好きでもともと原作を読んでる方だったので今、撮るなら彼女しかいないと思いました」
ク「すごい華奢で身長も145cmで茂男との顔や身体の大きさの対比もよかったです」
太「撮影当日もFANZAで買った原作をタブレットで読みながら来てくれました」
ク「セリフのないなか、表情の変化を出してくれて本当によかったです。原作好きなら見たほうがいいでしょう…と、改めてオススメできます!」
―では最後に月刊SOD読者の皆様にメッセージをお願いします
太「クジラックス先生の漫画を原作にしたから、自分ひとりでは表現できなかった映像が作れたと思います。少女陵辱ものの中でも異質な作品になったと思うので、原作を見ていない人も楽しめると思うのでよろしくお願いします」
ク「AVきっかけで、原作も読んでいただいて違いをお楽しみくださいって感じでしょうか。だいぶ前に描いた漫画ですけど、ここでまた新しい読者に出会えたら嬉しいです。AVから入って、エロ漫画を読んだ人はどういう感想なんだろうって思いますし…ぜひ原作漫画のほうもよろしくお願いします」
漫画とAV、ジャンルは違えど熱き制作者魂を持つ2人の対談となりました。漫画と実写AV、両方を見て違いや新しい発見など、いろんな見方もできる2020年を代表するAV作品に仕上がっているかと思います。話題沸騰の注目作をぜひお楽しみください!!
※月刊ソフト・オン・デマンド3月号vol.6からの転載記事になります
SODprimeで見る FANZAで見る Amazonで見る