カメラが変われば内容も変わる!?内容変われば販路も変わる!?VRという黒船は時間をかけつつ既に目の前にいます!

AVを買った日はこんな感じでは?〜とあるユーザーのオナニータイム再現!?

事前にネットや雑誌の情報をチェックして、ショップにいって念入りにパッケージを見比べる。そして購入した作品。若干鼻息は荒く、カバンの中を見られたらヤバいということで(笑)ちょっと周囲を見る目がゴルゴ的になっているかもしれない。LINEに連絡があろうが、これを見終わるまではスルーが決まっている。

 

家に帰り、いち早くテレビの電源を入れて、DVDモードに切り替える。DVDのシュリンクを外すのがもどかしく、引き裂くようにして、トールケースから取り出して、カーソルに入れるときには、既にパンツは下ろしてあり、イメージだけで先行ギンギン(笑)

 

お目当てのあの子が出てきて、最初の絡みではない導入部でも硬くなったイチモツを握りしめ、中折れしないようにシコシコ。その姿はまるで発射を待っている汁男優のような姿かもしれない。そして最初の絡みがスタートする。

 

(ここでイクか、我慢して次の絡みでイクか。パッケージを見ると、シチュエーションが違っているから今回はラスト抜きにするか……)

 

シコシコしながらも、心の声が葛藤を続けている。画面はそろそろフィニッシュに至りそう……。○○ちゃんが正常位になり、顔でザーメンを受け止める準備万端。その姿を観て、「顔射気分で発射!」と決め、男優のフィニッシュちょいズレでフィニッシュ。

 

満足しつつ賢者タイムでお掃除していると、早くも画面がネクストシーンへ。しかも自分の好みのナースコスのシチュエーションじゃないか!たっぷりと発射して満足していたはずのイチモツが、急にグンと血流を受け入れ、またもカチンカチ●チンに。

 

「さぁ2度目の始まりだ!」と嘯きながら、ガッチリとイチモツを握りしめて上下動をスタートさせていた。

 

小説的に締めさせていただきましたが(笑)人によってそれぞれ環境もありますけど、AVを買った瞬間はワクワクが止まらないのが普通です。web販売でポチろうが、届くまでのワクワクドキドキの間、子どものような感覚を得ることができる。それが男なのですが、女子もAV女優ファンで、実際にDVD鑑賞をする子は同じようですね。

 

別にこれは、AVに限らず、CDだろうがゲームソフトだろうが小説だろうがマンガだろうが、同じことだと思います。それが商品購入の醍醐味だからです。お店にお金を払い購入する時点から家に帰り開封するまで(AV以外は途中でも開封可能だけど笑)、ワクワクの度合いはズンズン上がっていく。

 

契約ができていれば、そんなワクワク感が端折られているのに問題があるのかもしれない??それが日本におけるサブスクの弱点なのです。日本人は買い物することによって、「上に立つ視点を得られ、所有できる楽しみを味わう」のですから、サブスクのように、こちらがコントロールされているように感じる映像には興味がない人もいるでしょう。

 

AV購入することを力強くマニアが語るのは、こ興奮の塊が得られないとAVではないという思考があるのです。AVとは、「カタルシスの発動」であり、男らしさの象徴です。女子ファンが昔いなくて、今増えつつあるのは、女子の精神状態に変化の兆しがあることの象徴だと思います。

 

『恥ずかしいのにフルピストン騎乗位 東條なつ』FSDSS-052

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『ムナクソ!誘拐→監禁→集団【入れ替わり】事件 〜か弱い女の子とDQNたちをボディスワッピング〜』NTTR-047

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AVはVRがスタンダードになる日も近い…!?

VRはもともと、ソフトとしてはDVD形式で販売されていません(一部あります)。だから、AVを日頃観ない、「大人マスコミ」は当初、速攻で飛びつきました。しかしながら、AVファンはかなり慎重でした。

 

いくら目の前にいるかのような映像だとしても、AVとしてのここまで培ってきたクオリティが、カメラの都合、撮影の都合で、「ダウンコンバート」されてしまったら、誰も観ません。制作者たちのジレンマ以上に、観る側の期待と失望はかなり大きかったですね。

 

普及のために、紙製ゴーグルを無償で巻いたり、キャンペーン的なことはいっぱいやっていたけれど、AV制作者にAV女優が、「何が撮れて、何ができるのか」にピンとこなかったのが大きいでしょう。男優は、その主観映像内容から、「肉棒のみが必要な存在」になってしまったので、有名男優が登場しなかったわけです。

 

ということは、めくるめく、卑猥かつ女体を知り尽くしたような男優のプレイというか、絡みとして客観的に長め興奮する、「映画的映像」がVRには存在しないことになり、AVファンはそれだでけで、期待外れとなってしまい。数年間、VRは存在しつつも沈黙の存在というか、「また失敗したAVを進化させようとするもの」のひとつにカウントされそうになっていったわけです(3Dとか忘れましたよね笑)

VRが消えずに済んだのは、「VR映像の理屈を理解できたAV女優」の登場でしょう。たぶん、専門家以外だったら、AV女優が1番早いと思います。バイノーラル録音への理解力も、感の良いAV女優ですね。個人名をあげると、現在、AV脚本家として制作スタッフとして関わっていたり、Youtubeで活躍する。佳苗るかちゃんが1番の功労者と聞いております。売れ行きも格段によかったそうですから、口コミで広がっていったのでしょうね。もうひとり名前が上がっており、それは紗倉まなちゃんです。

ふたりの共通項が見当たらないのですが、考えてみるとどちらも、「観られていることを意識するタイプ」ですね。AV女優はやっぱり、自分の快感はもちろん、観られていることを意識して興奮できる、

 

『贅沢な変態』

 

じゃないと務まらないのかもしれません(笑)

 

『僕の彼女はスーパーアイドル紗倉まな 【高画質HQ】コスプレ七変化』3DSVR-0456

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『アナタの赤ちゃんが欲しい佳苗るかが耳元で何度も何度も中出しを懇願するナマ挿入受精孕ませSEX』3DSVR-0090

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実際のところ、業界外側から見ているとどう考えても土俵際いっぱいで残ったレベルだったVRですが、「売れる作品」の理由がわかりだしたことで、作り手のアイデアがちゃんと反映した作品がリリースされます。私の原稿でも何度も何度も取り上げている、おぐゆな(=小倉由菜ちゃん)の『【雪山遭難VR】このままじゃ凍死確実!裸で抱き合ってカラダを温め合い、至近距離で見つめられながら密着摩擦で生性器をコスり合った直後に極限状態のサバイバルSEX 小倉由菜』がリリースされ、それが売れたことで、「VRに向いているシチュエーションが存在する」ことがはっきりと証明されました。

『【雪山遭難VR】このままじゃ凍死確実!裸で抱き合ってカラダを温め合い、至近距離で見つめられながら密着摩擦で生性器をコスり合った直後に極限状態のサバイバルSEX 小倉由菜』3DSVR-0382

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人気作品が誕生したことで、メーカーの鬼っ子だったVRは、いきなり次期エースの座に君臨することになります。さらに追い風が吹いたのが、撮影するカメラの進化です。最初期は、熱暴走して撮れなくなる、止まるなどが起こったりすることがなくなりました。

 

また撮影アングルをちゃんと理解できていないスタッフによって作ってしまっていた間延びした体や顔、あり得ない角度の撮影(魚眼レンズのように外側に行くほど歪みが生じるため、横向きになっている人を撮ることは考えられません)がなくなります。

限定されているアングルを逆に利用した、『雪山遭難〜』によって、AVとしては不自由な場所でも、VRならば最高のシチュエーションになるということに気がついて作り出されたのが、まこりん(=戸田真琴)の小さい体とキャラも利用した、『【サイレント レ×プVR】ロッカーの中に引きずり込み犯す 戸田真琴』が登場。VRに拡がりを持たせました。

 

『【サイレント レ×プVR】ロッカーの中に引きずり込み犯す 戸田真琴』3DSVR-0422

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撮るのも楽になった、カメラが進化したこの時期、ノンリニア編集(PCによる編集)するためのデータ取り込み時間も激減するし、大変楽になっていったそうです。それまでの例で説明すると、AVではありませんが、某最強地下アイドルが、シングル楽曲のステージパフォーマンスをVRで作った際に、5分弱の楽曲用に複数台のカメラで撮った素材をPCにデータを取り込むだけで、24時間かかっていたと聞いてます。コストパフォーマンスという言葉が笑い出しそう(笑)

 

当初は、AVとして、「絡みが弱い(=完全に主観でしかないから、自分の快感が低い子がいるわけです)」や、「全部自分でやらないと終わらない」などの理由で、毛嫌いしていた女優もいたのですが、「売れるよ!」とわかってきたら、積極的になっていったようです。そのぐらい現金であって欲しい、「AVアイドル」には(笑)

 

そこからさらなる追い風がVRに吹いてくるのですが、いまいち伝わらないのは、VRが「家電ではない」からでしょうね。DVDも本来的には「録画機」ですから。ブルーレイが売れなかった理由は、「DVDと似ているのに互換性が悪いもの」と見られてしまったことです。

 

VRへの追い風とは業界で諸刃の剣……「DVDのAVが売れない」ことでした。売れている作品はそんなに変わらないけれど、それ以外の作品が激減していく。そこに消費税アップが重なる。「必要なものだから、そんなに激減しないだろう」とか言っていた業界人がいたのですが、いつから娯楽嗜好品のトップオプワンのAVが「生活必需品」になったんだと言いたい(笑)

 

とにかく特徴の薄いもの……作り手側は、いろいろと試行錯誤しているのですが、買う側のユーザーからは、「買う決め手にかいた作品」を買わなくなっていく。そんな中で、売上安定していたのが、1本分の長さを絞った安価のダウンドロード/ストリーミング作品でした。安くてお手軽なAVを求めていたわけです。

 

そういう流れが、AVアイドルファンには見え難いのは、リリイベ(サイン会)で実際のDVDを複数枚購入しているから。「フィジカル」でないものは、サインなどができないので「価値が薄い」わけです。

 

またAVマニアやファンから見ると、安価AVは「手抜きの産物」に見えていた。「値段なんか関係なく払いますから、濃厚でその子にしか観れないエロい姿が見たいです!」というのがAVマニアの思考ですから。精神がキリキリするほどの作品を見て、「泣きながらオナニーする」くらいの情熱タイプがたくさん存在しているAVマニア業界ですから。

 

しかし、AVマニアがいるならばその真逆、AV女優という存在すら意識することなく、ただ目の前のSEXに興奮するライトユーザーが存在します。彼らは、精神をも拘束するようなプレイには興味はなく、「エロい女がエロい状況で、気持ちよさそうにSEXしている」というシンプルな映像が観たいわけです。オナニー疲れするようなタイトルよりも、手軽なことが重要。

 

そういう人たちは、違法アップロードサイトを閲覧していたようですが、最近は法律も強化され、逮捕される可能性が高くなったので、変なリスクがあるよりも、公式サイトのほうが良いと思っていた。そこで検索したときに出てきたのが、サブスクです。

 

AVにはちょっと珍しいサブスクですが、月定額制であり、他の映像系アプリともそんなに変わらない値段。何よりも、「DVDを買わなくて良い」という所有欲のあるマニアとは真逆の意識が、そちら側へ大きく牽引しました。そう、彼らはAVを買ったとしても、ダウンロード、もしくはストリーミング配信を選択する、データ系に変わっていたわけです。

 

そしてサブスクの中に、「VR」を発見した人がいる。それは、「2001年宇宙の旅」でモノリスを発見した類人猿が感じた衝撃だったかも?そこまで大袈裟ではないですが、とにかく関心の外に放り出していた「VR」がある。しかもAVらしい。ゴーグルも安価でも反応の良い商品もあるので買って試してみる。何せ購入ではないから、損を感じないのが大きかったわけです。

 

観る→興奮する→通常AVよりも興奮する→女優に惚れてしまう(リアリティがあるので、惚れる人が多いのがVRの特徴のひとつ)というループの中に入り込み、AVファンではなかった人が、AVの流れに身を任せて心地よい快楽の世界に浸るようになる。

 

このような状況の人はとても多いです。ということは、AVの牽引役が変わることを示唆している可能性がデカい。VRとしての名作と、AVの名作は、微妙に編集やシチュエーションなどが違います。女優ちゃんによって、作品の出来不出来に微妙な違いがあるのがAVの特徴でしたけど、それが作品の評価のほうが価値を持つ可能性も出てきたのが、サブスクとVRの合体した状況です。

 

AVを観る人の主流が、AV女優よりも作品になっていく可能性が高い。それでなくともコロナ禍の影響で、2020年各種イベントが開催できなくなって、バーチャルな存在に戻っているAV女優ですから。

 

『SS級激カワピンク乳首のリアル10代とハメ倒し ゆず(18)』3DSVR-0709

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『ラッキースケベ配達員VR【初SEX解禁】 あの素人娘が出会って速攻、中出し懇願してくるッ!』3DSVR-0602

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VRはサブスク推進のためのエネルギーになっていく

普通の人がAVを観なくなったのは、DVDとしてレンタルからセル販売ツールになったからでしょう。普通の人ならば、所有するAVが10本を超えたら、「俺、ヤバいかも?」と冷静な顔になるし、お気に入りシチュエーションの作品が見つかったら、そればかり観ても、ほぼオナニーには支障ないはず。

 

レンタルAVの、「同じタイトルを何回も借りてしまう法則※」が物語っています(笑)

註※パッケージを見てレンタルするので、それが趣味に合致しているため、何度も同じタイトルを借りてしまう法則。レンタルはパッケージは借りないので見ておらず、タイトルはおろか女優ちゃんの記憶すら忘れてしまう人が多くて起こる現象だが、一般人の場合、それほどAVを観る頻度が低いことも同様に説明している。

 

そんなAVを観なくなった世代が、「おおお!」と飛び付いたのが、VRであり、スマホとゴーグルのセットといえます。物珍しさはもちろん、刺激的映像にエロが加味されているわけなので、興奮しないわけがない。ヘッドホンまで使える環境になったら、「SEXよりもいい!」なんて男子もいるくらいに、リアルを超えたシュールリアルリズム的要素を持っているのがVRなのです。

 

そしてサブスクの場合、AVを借りるのに後ろめたい層には最適なツールです。前に観た作品を観ても、金額に変動はないし、試し借りしても後悔しない。スマホで使えるので、家族にも内緒だったりできます。家族に隙がなくて、VRをVRじゃない状態で観ている悲しいお父さんもいると思います(笑)それでも借りたくなるパワーを持っているのがVR作品なのです。

 

「ゴーグルが言い訳できないのでは?」という人は、You TubeでもVRサービスやってまうのでご確認ください。そちら、いわゆる「一般作品」ですから(笑)あとVRの主流はやはりゲームだったりしますので、ゴーグルを装着しながら、ギンギンになったち●ぽを握りしめシコシコしている場面に遭遇しない限りは、家人には何とか言い訳はできるでしょう。

 

VR初登場以来、ずっと言われている恥ずかしいことが上記ですね(笑)なので、昔、インタビューで、とあるAV女優さん(N.Aさん)とこんなやりとりをしました。

 

「彼氏が家でVRでオナニーしていたら?」

「黙って見過ごしてあげます(笑)あ、ずっと観ているかも面白いから。動画撮影するかもしれない(笑)」

「残酷な映像ですよねぇ(笑)ゴーグルって装着したら現実世界が見えないじゃないですか?なのでティッシュの準備を疎かにすると、手がさまようんですよ(笑)」

「それ観たい!そうしたらそっとティッシュの箱を差し出してあげるかも(笑)」

「VRがマジにバーチャル化(笑)しかもどちらかといえばホラーだよ、それ(笑)」

「ダメ押しで、ゴーグルを外した瞬間に、『気持ちよかった?』って聞いてあげますね(笑)」

 

おお怖い(笑)VRの恐怖はここに尽きるのですが、とにかく映像として考えると想像以上の立体感と現実感があります。さらにヘッドホン装着してバイノーラル録音されていると、もう現実との区別が付かないくらいにのめり込むことが可能です。

 

AVを観たいというよりも、AVが出たての頃と同じように、「物珍しい映像」としてVRはさらに普及するでしょう。カメラの普及によって、ドラマバージョンもあったりするし、騎乗位とか痴女責めだけと思われていた部分も、正常位はもちろん責められている感が出た映像もあります。悪戯しつつ反応がみられるということは、風俗にいっているときと同じ感覚を得られる。唯一無いのは、ち●ぽを触ってくれるか否かくらい。現実よりも映像のほうがリアルなこともありますから、最高にハッピーな時間をオナニーで得られる。

 

映画を観るように、VR AVを観ることが自然になるかもしれません。このぐらいのユーザーが主流となった場合、内容もそれほどハードなものを要求はしないでしょう。ときには観るでしょうけど、ごくごく稀な状況でしょう。

 

なぜそう言い切れるのか?超ウルトラハード(ぶっかけ、緊縛など)AVは、女優ちゃんに頑張りを強いるわけですが、実は熱量ほどにヒット作はないのです。男子といえども人の子であり、女子を弄ったり悪戯するくらいが望ましいのでしょう。

 

まずは変態チックなタイトルを観ると、VRの良さがわかります。そこから先は、内容で決めるもよし、女優ちゃんの好みで決めるもよし。リアルタイムオナニーをしなくても、思い出しオナニーですら、存分に興奮できるぐらいに記憶に刻み込まれる映像なのです。

 

『ハイレグ見せつけVR 花咲いあん かなで自由』KMVR-500

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『吹奏楽部の顧問になれるVR【超新人・初VR撮影・逸材発見】』3DSVR-0598

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まとめ〜AVは正統派な制作物になって、VRに対抗できる作品だらけになることに期待します。

AVって珍しいですか?30年前ならば、観た瞬間に、「おおお!(感嘆符)」となる男子はいっぱいいたし、呆れ軽蔑しつつも、「男の子ってしょうがないな(苦笑)」という女子がいる環境でした。今だと肯定派と否定派がぶつかり合っていますけど、昔は共存する存在がエロだったような気がします。

 

そんな状況からAVは普及し、あっという間に誰もが知っている普通のものになって現在に至る。観て大騒ぎするのは男子のみならず女子もいるし、否定派は根っこから否定しており、SNSになるとバトルの様相を呈しており、交わることのない論争になっていると思います。

 

VR映像の場合、AVという「オナニーツール」だけでなく、「VR映像の研究」としても扱うことができるわけですから、助かる人はいるでしょう。

 

ここで問題があります。サブスクがもしも主流になるとした場合、AVのライバルはなんでしょう。一般も観れる場合は、その一般映像作品は大きなライバルでしょう。それはそれとして問題があるのですが、とりあえず置いておいて、AVだけのサブスクとなったらライバルは?

 

もちろん同業他社のAVであり、その中でもVRが1番脅威の存在でしょう。メーカーは傾向が似てくるのがAVの特徴ですから、1番ハマったメーカー以外は観ないんじゃないかと思います。人は残酷ですから。

 

ということで、VR賛歌をずっと書いてきたのですが、アドバンテージが相当高いのは事実としても、2D AVには、今以上に頑張ってもらいたいなと思います。どうにも愛撫方法、責め方、アングルなどに関して、究極にやり尽くした感は満載です。

 

しかしながら、作品の中に入っているアイデアに関しては、新しい発想があり得ます。温故知新という言葉もあるので、旧作にヒントが眠っている可能性もあります。

 

AVは、女優ちゃんが変わることで、同じSEXでも発想の転換で差別してきました。巨乳の子が受けがちなのは、やはり肉体のインパクトが高いということです。そんな中に、圧倒的なエロスと、感じ方が凄いとか、肉体のポテンシャルでタイトルを生き物にする女優がいます。

 

または企画内容の理解力が半端でなくて、撮影している側よりも最高の動きをしてくれる女優ちゃんもいるそうです。絡みだけでなくドラマなんかは、没入感が見えないと辛いですから、お芝居心がある女子じゃないと刺激度がむしろ弱くなってしまって、売れ行きが下がってしまう。

 

撮られる側である女優は、現在のAVでは、「撮影はその場で終わり」ではダメで、より使える素材を見せないとダメ。お笑い芸人のひな壇トークのようです。そして撮る側は、「編集して、より良い部分を引き出さなけばならない」のです。

 

そしてドラマ・シチュエーション系にかなり思い込みができる作品が出てきています。しかも倒錯的な発想ですが、「観ているのは男なのに、女優側にのめり込む」ような卑猥かつねじれている作品が多いです。

 

AVは今後、サブスク用として、VRを主流に、それ以外はコンパクトなAVが主流となることでしょう。そしてDVD購入する人は、所有欲を刺激し続けるヘビーユーザーか、サイン会でのAVアイドルとの交流目的に購入するファンユーザーに分かれ残る。彼らを満足させるには、映画的かつ精神的に激しく揺さぶられるタイトルであり、女優ちゃんにのめり込むことができるマニアックかつフェティッシュなストーリーを持ったタイトルでなければなりません。そして、そのぐらいにムーブする内容が主流になるでしょう。そのぐらいに変だとサブスク側のユーザーもチラ見する可能性があります。

 

VRが主流にならないと、売上という観点からみたAV業界としては終末の鐘が聴こえてしまうかもしれない。でもAVとして、内容をたっぷりと持つ作品を増やして撮り続けないと、どこにも見てもらえない作品を垂れ流し続けることになるかもしれない。

 

異国から来た異物でしかなかった黒船は、アメリカ合衆国のペリー以外にも、ロシアだったりイギリスだったり、オランダだったり、各国が実はジワジワと扉をノックしていた。ペリー来航によって閉じようにも閉じることができない扉になったわけです。

 

VRが誕生し、AVに反映された日から、この日が来るのはわかっていたはず。しかしながら、急に入れ替わるほどのパワーはなかった。それが時間をかけて変貌しAV業界に浸透している。

 

DVDなどのメディア中心とした、AVがなくなるには流通革命でも起こらないと急には無理なのですが、実際、そうなっても不思議じゃないほど、AVの土台が揺れているのです。