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騎乗位が恥ずかしくない世代の女の子は、時代に素直な世代?

快感を探るべく進化した体位が視覚快楽に反映する!?

誰でも言葉的には知っているであろう四十八手とは、江戸時代の浮世絵=春画に出てきたものです。

 

他にも「カーマ・ストーラ」なんて古代インドの性愛経典がありますけど、「見るためのSEX」というAVに繋がるものとしては、春画になりますね。

 

海外で「ウタマロ」という言葉が出たのは、そこに書かれた巨大なチ●コのことで、日本男性は大きいと思われてしまったようです(笑)

 

快感を得るために、少しでも違った角度からの挿入を求め、進化していった体位は、やがて春画によって、「見せるためのSEX」へと変貌します。

 

日本において、アダルトビデオがここまで進化しちゃったのが、それを物語っております。

 

江戸時代だろうが21世紀だろうが、SEXに求めるものは同じなのでしょうね。

 

そのぐらいに、日本でのSEXは、「見ちゃいけないけれど見たい」アブないモノという位置づけがあります。

 

遊郭という浮世離れした場所で、男女が「ひとときの狂気」に浸るために、日常生活ではあり得ないような発明をしていき、それは200年近いときを経て、日常生活の一娯楽としてのAVに進化したと考えると、AVにも歴史的な価値を認める意味はあると思います。

AV女優が言ってた「この体位の意味が分からない」という話

引退して久しい大人気AV女優の範田紗々ちゃんとは、当時から取材など仲良く仕事をさせてもらい、一般女優となった今でもお仕事をしております。

当時の紗々ちゃんからインタビュー中に聞いたセリフに、「騎乗位の意味が分からない」というのがありました。

 

彼女曰く、「紗々は女の子だよ?私が腰を動かして男の人を気持ちよくさせる意味が分からないから好きじゃない!」とのこと。

 

紗々ちゃんは、腰が細くお尻が大きいスタイルを誇り巨乳だったので、騎乗位はエロかったのですが、本人的にはAVとはいえ、騎乗位だけは納得できなかったようです。

 

騎乗位とフェラならば、フェラのほうが男への奉仕プレイに見えるのですが、前回書いたように、「AVがフェラをポピュラープレイにした」ので、彼女にとってもフェラは普通の行為だったようです。

 

彼女は2010年7月にAV女優を引退してますから、約10年ほど前のAV女優にとっては、騎乗位とは、「恥ずかしいプレイ」だったのです。

 

ここに記載はできませんが、他の引退した当時の大人気単体AV女優からも当時同じようなセリフを聞いてます。

 

「バックを日常のSEXでする意味が分からない」

 

AV女優=SEXの権化という不文律と思っているものが瓦解するセリフです(笑)

 

10年近く前のAV女優たちにとって、騎乗位、バック、側位(お互いに横になって後ろから挿入するAVではポピュラーな「結合部」を見せつける体位)などは、「AVのSEX」であり、「普通の女の子ならばしない」という意識があったはずです。

 

そこを見せ続けて10年経つと、「騎乗位大好き!」というAV女優が登場するわけです。

 

騎乗位のノーマルプレイへの移行にAVは貢献しちゃったわけだ(笑)

 

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「見られているかも」という「思考オナニー時代」に入った女の子たち

AVを普通に見ていた女の子の場合、ほとんどの男たちがAVからSEXを知るのと同じく、「体位とは細かく変えるモノ」として認識していますね。

 

AV撮影を経てからは、「体位はそんなに変えなくてもよい」と言う子が増えますから、実際にはしつこく同じ体位で頑張ったほうがよいそうです(笑)

 

そして、エロい子に限って知性が高いと書くとさまざまな語弊を生みそうですが、25年以上にわたり取材を重ねた結果、これは絶対に事実だと思います。

 

「妄想力」には知性が必要とされるのでしょう。

 

例えば、ハプニングバーならば、相手の交換だったり、見られていることのへの分かりやすい興奮があるのですが、その上をいく、妄想を駆使した「仮想視聴者」へのプレイのようなオナニーです。

 

そんなプレイを求めてのAV女優なったわけではないけれど、脳の一部から漏れ出す「見られる興奮」を覚えている女の子たちの出現。

 

そんな中における騎乗位は、「自分の恥ずかしい姿を晒す」という、「行為快楽」にプラスされた、「思考快楽」の相乗効果を上げて、乱れ悶える姿をカメラに見せているのです。

 

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まとめ〜アブノーマルも日常で普通になればノーマルになる

AVが女の子を変えてしまったのか、それとも日常の規制が逆に裏目に出たのかは、統計をとる術がないので、なんとも言えないところですが、アブノーマルと言われる行為は、SEXよりも、「いかに自分を卑猥なところに晒すか」という、より変態性の強い行動に変わっています。

 

程なく肌の露出の高い夏がやってきますね。

 

「見られる快楽」に取り憑かれた人たちがさまよう街を歩いていると、騎乗位を好む女の子の正当性を感じてしまうのです。

 

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