前回に引き続き、AV業界に語り継がれる「T病院スタジオ」の「死ぬ程洒落にならない怖い話」をご紹介していきたいと思います。
前回は現場にいたスタッフさんに聞いたお話を中心にご紹介しましたが、今回は編集部がT病院スタジオで実際に体験した心霊現象をお話していきます……。
【心霊】AV業界に伝わる怖い話 ~T病院スタジオ前編~【怪談】
開かずの4階
スタジオに到着し、スタッフさんたちに挨拶をしつつ1階から順に探検してみた私。
廃病院を利用しているため壁や床に年季は入っているものの、窓から優しく自然光が射していて「なーんだ、結構明るいじゃん」などと思っていたのですが……
3階をひと通り見終わって、「一旦降りるか」と階段に戻ってみたところ、階段が更に上に続いていることに気が付きました。
「あれ?確かサイトに3階建てって書いてあったよな……」
ですが、パーテーションが置かれており、4階より上は封鎖されているようでした。
「この先スタジオではありません。
関係者以外立ち入り禁止」
という、小さな看板が置かれていました。
ふーん、上は倉庫にでもなっているのかな、と思い、封鎖された階段の一番上まで上って、4階を覗いてみると、
「401号室」と書かれた病室のドアが半開きになっていました、
というか、
今正にゆーっくりと開いているところでした…………………
今思えば「風だろ!」と思うのですが、誰もいないはずの4階のドアがゆっくり動いているのをひとりで目撃してしまったので、思わず背筋がゾッとしました………。
ていうか、4って不吉だし……ねぇ………。
と、そんなこんなで1階に逃げ帰り、別のスタッフさんに「4階でこんなことがあって~」とお話してみたところ、
「あぁ、4階は本当にヤバいから封鎖されてるんだよ」
倉庫じゃなかったんだ……………………orz
ていうか、「本当にヤバい」って何が!!!
そんなことがあって、暫く1階で別の仕事をした後でエレベーターの横を通った時にふと気になってよく見てみたら、
誰も行くはずないのに、なんで4階にエレベーターが止まってるんだよ……………!?
い、いや!ほら、スタッフの誰かがイタズラで「4」のボタンを押しただけかもしれないし!
そうだよね!!!そうに決まってるよね!!!!!!!(血涙)
みなさまのお墨付き!最恐スポット「T病院の地下」
先ほどの4階がヤバいというのは、実はあまりメジャーな話ではないようでして、
T病院の怖い話を誰に聞いてもまず出てくるのは地下なんです。
というわけで、最後に地下に潜入してみよう!
と思い、行ってみたところ………
こちらが1階から地下に降りる階段。
あまりに怖すぎるので入社1年目の後輩ADくん(柔道有段者)に付いてきてもらいました。
階段をそーっと一段ずつ降りてみると、三段くらい降りたところでなんだかよく分からない嫌~な汗がじわーっと出てきました。
おかしいな、私霊感無いはずなのにな…前評判で怖くなって汗が出ているだけでしょうか。
違和感を我慢しつつ踊り場に降りて、残りの階段を降りようと振り向くと……
この暗さ!!!!!
霊感以前に、見た目が怖すぎて足が動きません。
それでも果敢に降りていく後輩ADくん。
しかし……
「あ、これは無理っすわ」
一体彼は廊下の先に何を見たのでしょうか……
怖いのを我慢して、廊下の先を撮影してきました。こちらです。
ね?無理でしょう?
今にも廊下の奥から車椅子に乗った子供の霊とかが出てきそう……!
流石にこの先は怖すぎて進めませんでした。ごめんなさいorz
ちなみに、スタッフさんからは地下に関する怖い話も色々聞けました。
地下のお地蔵さん
地下には謎のお地蔵さんがいるそうです。
なんでも病院として機能していた時代には、地下に火葬場があったらしいので、鎮魂的な意味があるのでしょうか……
それにしたって、何故今も置いてあるんだって感じですがw
とは言え、今でも伝わる数々の噂を考えればお察しですね……。
そんなお地蔵さんに関するお話を聞きました。
ある時、地下で撮影していて、ナース役の女優さんが休憩時間にスタジオの色々なところを携帯で撮っていたそうです。
すると、はしゃいでいた女優さんが急に不安そうな顔に。
ADが「どうしたの?」と聞くと、
「お地蔵さんが写らないの………」
色んな写メを撮っているけど、お地蔵さんのところだけ、暗く影になってしまって姿が写らないのです。
明るさを調整しても、フラッシュを使っても、写らない。
一体何故………。
結局気持ち悪くなって、女優さんは地下で撮った写真を全部削除したそうです。
いるはずのない子供
撮影が22時頃まで及んだある日、絡みの撮影中にメイクさんが地下の部屋で待機していたそうです。
すると、部屋の前をボールを追いかける男の子が走っていきました。
メイクさんは、
「遅い時間だけど、近所の子供が入り込んで遊んでいるのかな?」
と思ったそうです。
確かに、撮影中はスタッフの出入りが激しいため、入り口を開け放しているので、有り得なくはありません。
ですが、機材もたくさん置いてあり危険なので、メイクさんは男の子を外に出そうと部屋の外に出ました。
すると、男の子はどこにもいなくなっていたとのこと…………
ちなみにこちらのT病院スタジオは呪怨のロケ地でもあるそうです。
リアル俊雄くん…………………………orz
消えた写真
最後は私の実体験です………
スタッフさんから地下に関する色々な怖いお話を聞いていると、別の方から
「いま新卒の男の子たちが地下で小道具を探してて賑やかだから、今のうちに一緒に潜入して写真撮ってきたら?」
とのお声がかかりました。
そんな勇気ある新卒がいたのか……と思い、再び地下に降りてみると、確かに電気を付けて賑やかに小道具探しをしている様子。
早速私もそれに混じって、先ほどの廊下の先にある部屋を撮影していきます。
まず、明るくなった廊下全体を1枚。
次に、右手にある奥の壁に梯子が掛けられているだけのガランとした部屋を1枚。
続いて、左手にある革張りの椅子と病院ベッドが置かれた部屋を1枚……
と、この写真を撮影したところで、スマホの画面のシャッターボタンをタップしても反応しなくなってしまいました。
あれ~?なんでだろう、急に反応悪くなっちゃったのかな?と思いつつ、
外側にある電源ボタンを押してみても、反応しません。
流石に焦ってありとあらゆるボタンを連打してみますが、一切反応しません。
ただ、画面のカメラだけが活きていて、
淡々とレンズ越しに見える地下室の模様を画面に映し出しています………。
ここでぞわぞわぞわ~っとなって、小道具探しをしている後輩たちには何も言わずにダッシュで1階へ戻りました…。
1階に戻っても携帯は直らず。
気持ち悪いので携帯を投げ捨てて、一旦別の仕事をしてきます。
その後暫くしてから様子を見てみると、どうやら直ったようで普通のロック画面が表示されました。
良かった~と思いつつ、そういえば地下で撮った瞬間に携帯がフリーズしたあの写真、もしかしたら霊が写ってるかも!?と思い、カメラロールを開いてみました。
すると、何だか違和感。
あれ?あれ???
地下で撮影した写真が全部消えてる………………
以上、霊感ゼロの私がしてしまった、心霊初体験でしたorz
こんな怖い思いするくらいなら処女でよかった!!!
※ちなみに、地下の話とか4階の話とか、ここに書いた私自身の実体験は全部実話です……信じるか信じないかはあなた次第!でも信じて!!