【心霊】AV業界に伝わる怖い話 ~T病院スタジオ前編~【怪談】

皆さん、ようやく梅雨がけましたね!

そこで私、こう思ったんです。

夏らしく暑く青空も見えてお酒も美味しく感じられるようになってきたので、夏の定番中の定番

今回はAV業界に語り継がれる「死ぬ程洒落にならない怖い話」をご紹介してみようと思います。

「出る」と有名!T病院スタジオ

業界人の間で「出る」と有名な、とあるスタジオがあります。

スタジオの名前は、「T病院スタジオ」

こちらの外観写真では分かりづらいですが、本物の廃病院を利用したスタジオなので、一部屋の中に病室を作ったりしている他のスタジオとは違い、病室から廊下まで全てが病院そのものになっているため、病院モノの撮影で非常に重宝しているこちらのスタジオですが……

たとえば、とある霊感の強いメイクさんが「ロケのスタジオはどこですか?えっ、T病院?すみません、T病院でのお仕事は受けられないんです……」とT病院NGを出されているくらい、本当に本当に幽霊話の噂が絶えないんです。

そんなT病院で行われていたとあるロケに、お邪魔する機会がありました。

今回は、そこで撮影した写真や現場のスタッフさんに聞いたお話などを中心にお話いたします。

美人ナースたちの間に……

現場にいらっしゃった女性のメイクさんから聞いたお話です。

以前病院モノのロケで、パッケージ撮影を行っていた時のこと。

メイクさんもメイク直しのため現場の隅に控えていたところ、軽快にシャッターを切っていたカメラマンさんがふと手を止めて、カメラの液晶画面で写真の確認を行い始めました。

すると、

「あ、写っちゃった」

どうやら、人ならぬものが写ってしまった様子。

その後、カメラをPCに繋ぎ、みんなで大きな画面でその写真を見てみたところ、

「めちゃくちゃ怖いものが写っていたらしいけど、私は怖かったから見なかったんだよね……」

一体そこには、何が写っていたのでしょうか…………。

無念の死を遂げた患者たちの怨念?

男優さんに聞いたお話です。

かつてT病院が本当の病院として診療を行っていたというのは周知の事実ですが、

「現役で診療していた頃は、ヤブ医者だって有名だったらしいよ」

確かに、ネットでT病院スタジオについて調べてみると、某SNSでは実際に現役時代のT病院で診察を受けたことがあるという女性の書き込みで、

「その当時ヤブだって知らなくて診察を受けに行ったことがあるけど、熱が高いって言ったらロクに診察もせずに風邪って言われて帰された。

その後も一向に症状が良くならなくて別の病院に行ったらすぐにCTを受けさせられて、卵巣内出血、子宮内膜症、骨盤内膿瘍、腹膜炎などなど色々発覚。

あのままT病院で診察を受け続けていたら、今ごろ私はこの世にいないでしょうね………」

なんてお話も……

もしかしたら、今のT病院スタジオに溜まっている霊はみんな、ヤブ医者の診察で無念の死を遂げた患者たちなのかもしれません………。

見知らぬ、男優

「膣内放尿シリーズ」で高い評価を受ける気鋭の新人・江澤スパイク監督が、AD時代に実際に体験した話。

「2階の一番奥にある部屋でぶっかけモノを撮影していた時のことなんだけど……」

こちらが2階の案内図。

一番奥の210号室で素人の汁男優さんたちが大勢で女優さんに精子をぶっかけるシーンを撮影し終えて、スパイク氏が女優さんを手前の201号室に設置したメイクルームへ案内していた時のことです。

物音から撮影終了を察したメイクさんが、奥の曲がり角を曲がって真っ直ぐ伸びる廊下をこちらに進んでくる女優さんとスパイク氏を見て一言、

「あれ?なんで汁男優さんも一緒に連れてきたの?」

もちろん、スパイク氏がアテンドしていたのは女優さんのみ。

汁男優さんなんて、どこにもいないんですが…………メイクさんは一体、誰を見たのでしょうか?

まだまだこれだけじゃない、T病院。

いかがでしたでしょうか?

少しは涼しくなっていただけたでしょうか。

これを夜中に自宅でひとりで執筆している私は正直寒気がひどくて、TUBEの歌をガンガンにかけて耐え忍んでいます。

ちなみに、T病院の怖い話はこれだけではありません。

後編では、編集部が現場で実際にした体験も交えてお伝えしていきたいと思います……………。

 

~後編へ続く~