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夜のお店の女の子は意外と働き者
カサイユウです。
夜のお店の女の子。
彼女たちへの世間のイメージは「お金ほしさに怠けているだけ」というものが少なくありません。
けれど実は、意外なほど働きモノな彼女たち。
「昼も夜もガッチリ稼ぐよ!」という女の子に出会ったときは、すこし後ろめたい気持ちになったものです。
さらに趣味を持っている人も多く、世間で言われるような陰鬱とした雰囲気はさほど感じませんでした。
みんなそれぞれに思惑を持って、それぞれの生活を快適に過ごしているのです。
さて。
そんな彼女たちですが、お店の外では一体どう過ごしているのでしょうか?
<好きなことに全力投球!>
<夜職を兼業>
<昼職を兼業>
こちらの3パターンに分けて紹介していきます。
①好きなことに全力投球!
ピンサロで出会ったEちゃん
ピンサロで出会ったEちゃんはバンギャ。
一定数の指名を確保しつつ、愛してやまない某ビジュアル系バンドの追っかけをしていました。北は仙台、西は大阪まで、どこまででも追いかけるという気合いの入りっぷり。お店の常勤メンバーへ、おみやげのお菓子を買ってきてくれることもありました。
ピンサロに限らず夜のお仕事は、ひとりひとりの希望に合わせて出勤スケジュールを組むことができます。
Eちゃんのようにスケジュールが不安定な人にとっては、とても向いている勤労形態と言えるのではないでしょうか。
セクキャバで知り合ったSちゃん
セクキャバで知り合ったSちゃんは、サラサラロングヘアの儚い系美女。
彼女はセクキャバ嬢として働きながら、バイオリン奏者として活動していました。演奏会には一度だけ遊びに行きましたが、それはもう凛々しい姿を目にすることができました。ただ、お店のお客さんを演奏会に誘うことはなかったよう。演奏会のチケットを売りさばくのが、とても大変そうに見えました。
彼女もまた、昼と夜とで一線を引いておきたいタイプだったのかもしれません。
セクキャバのベテラン嬢Aさん
同じくセクキャバのベテラン嬢Aさんは、同人作家。
二足のわらじで生計を立てていたそうです。残念ながら作品を見せてもらうことは叶いませんでしたが、夜職の人間関係とは得てしてそういうモノなのかもしれませんね。
②夜職を兼業
40歳手前の美魔女・Rさん
夜職を兼業というのは、すこし珍しいパターンです。
とある裸エプロンをウリにしたお店で出会ったのは、40歳手前の美魔女・Rさん。
彼女はキャストとして働くかたわら、キャバクラのエスコート(黒服)としても活躍していたのだそう。
意外に思われるかもしれませんが、キャバクラエスコートの女性向け求人はままあるもの。
Rさんはバニー衣装に身を包み、夜ごと体育会系色の強い職場で接客をしていたといいます。
③昼職を兼業
最後に、もっとも多いパターンであろう<昼職との兼業>をご紹介します。
20代前半のデリヘル嬢・Kちゃん
私が聞いた中でインパクトが強かったのは、幼稚園の先生だという20代前半のデリヘル嬢・Kちゃん。
平日もまた体力勝負であるため、デリヘルのバイトを入れるのは週末のみなのだそう。
付き合いたての彼氏との同棲資金を貯めるため、昼夜問わずに働いていたのだとか。
セクキャバ嬢・Mちゃん
セクキャバでの同僚・Mちゃんは、CADオペレーター。
昼間の稼ぎが心もとなく、貯金をするために入店したそうです。
当時まわりに専門職の女の子が少なかったので、彼女のことはよく覚え
ています。
セクキャバ嬢・主婦のIさん
同じくセクキャバですが、もっとも度肝を抜かれたのは主婦のIさん。
旦那さんには「居酒屋でバイトしてるよ」とごまかしながら、週2~3日の出勤をこなしていたよう。
なんともリスクの高い働きかただなぁ……と、感心するほかありませんでした。
お客さんが昼と夜とで別の顔を持っているように、働く女の子たちもまた、夜のお店では決して見せない顔を持っているモノ。
しかしその幅の広さには、ただ驚かされるばかり……ですね。