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結婚式に一番大事なもの……それは花嫁の処女だった!
以前、「男はみんな処女が好き!?処女を神聖視する男たち」という記事を書きました。
男というものは、どうにも「女性の初めての相手」になることを特別視し、喜びを覚える傾向があります。
それだけでしたら「まったく、男ってものは仕方がない生き物だな」で終わる話ではあるのですが、これが「結婚」となるとまた話が違ってきます。
「花嫁が処女である」という事実は、夫だけでなく夫の一族にとっても重要なことだったのです。
アフリカ大陸、現在のモロッコがあるあたりに存在した「フェズ王国」では、結婚式に呼ばれた客たちが新婚夫婦の初夜の間、じっと隣室に待機していました。
無事に初夜を済ませた夫婦が処女喪失の血がついたシーツを持って現れると大喝采、宴会が始まったと言います。
しかし、出血がなかったら……。
花嫁は即実家に返され、宴会も中止に。
がっかりする客たちの姿が目に浮かびます。
かつてスペインでは、初夜の翌朝、血のついたシーツを外に見せながら「処女だった!」と近所中に宣伝したと言います。
なんという羞恥プレイ。
これは、花嫁が処女だったことを確認することで、後に生まれてくる子供が確実にその家の子供だと証明できるためでしょう。
万が一花嫁が処女でなければ、生まれる子供が違う男の子供である可能性が生まれ、家の財産が他人に奪われる可能性が出てきてしまいます。
現在と違ってDNA鑑定などありませんから、子供が確実に一族の血を引いていることは大事なことだったのです。
非処女だって負けてはいない! 「処女のふり」をするテクニック!
前述したように、結婚するには処女であることが重要でした。
では、非処女は結婚を諦めるしかないのでしょうか?
当然、非処女たちも黙って結婚を諦めたわけではありませんでした。
「自分が処女であること」を証明する裏技があったのです。
まず「鳩の血を詰めた魚の膀胱を寝室に持ち込んでおく」。
暗い寝室でそれを破り、シーツに血をつける、という単純なテクニックです。
もう1つ、「初夜の前に膣内にヒルを入れて血を吸わせる」。
こうすると膣内に血豆ができるので、夫の挿入でそれが破れて出血する……そうです。
本当にそんな方法が上手くいくのか、そもそもマ○コにヒルを入れるとか気持ち悪くないのか。
いろいろと言いたいことはありますが、それだけ非処女も必死だったということでしょう。
処女のふりをする非処女を見破れ! 絶対に(?)わかる処女鑑定法!
「処女のふりをする裏技」があれば「処女かどうかを鑑定する方法」が登場してきます。
もう「卵が先か鶏が先か」みたいな話になってきましたが……。
一例を挙げますと「ヘソのゴマがある女性は、処女の確率が高い」。
ヘソのゴマは簡単には取れにくい、だからちゃんとゴマの処理をしている女性は男に裸を見られる時に備えている=ヘソのゴマがない女は非処女!
……なんとなく言っていることはわからなくはないですが、ヘソの掃除なんかしない、ズボラな非処女だっていっぱいいるのでは。
もう1つ、「灰や小麦粉など細かい粉を入れた容器を跨がせて立たせ、くしゃみをさせる」。
くしゃみをして足元の粉が飛び散る=粉が飛び散ったのは膣に膜がなくて空気が漏れだしたから=粉が飛び散った女は非処女!
……人間の体ってそんな単純な構造はしていないと思いますが。
というわけで、どうにも信憑性が薄い鑑定法ばかりでした。
結局、処女を鑑定する一番有効な方法は、「裸にして他の女性が処女膜をチェックする」だそうです。
当たり前、と言えば当たり前すぎる方法でした。
どうしても処女に戻りたい……そんな女性の最終手段「処女膜再生手術」!
ここまで処女について語ってきましたが、実は「初体験で必ず出血する」わけではありません。
激しい運動やオナニーで処女膜を失ってしまう可能性があるのです。
また、処女膜が残っていたとしても、SEXしても出血しない場合もあります。
チ○コサイズの問題かどうかは不明です。
しかし、男の大半は「処女は初体験で出血する!」と思い込んでいることも事実。
その結果「処女膜再生手術」を受ける、という最終手段に出る女性もいます。
手術自体はそれほど大変ではなく「膣粘膜の一部を縫い合わせる」というもの。
手術当日には帰宅でき、痛みも特にないとのことです。
彼氏や結婚相手との初体験のためだけではなく、マンネリ化して倦怠期の夫婦が新婚時代を思い出すため、生活にお疲れ気味のマダムが処女に戻ることで気持ちを若返らせるために手術を受ける、というパターンもあるとのこと。
なんだかんだ言って、処女を特別に思うのは男も女も変わらないようです。