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「元芸能人AV女優」は今でも肩書として有効?少しずつ飽きられつつあるのかも?
「元芸能人がAV女優になる」
初めてこの言葉を聞いたときに、とてつもないドキドキと興奮を覚えた男性も、多いのではないでしょうか。
「あのアイドルがAV女優に!」「あの女優がAVに出演!」といった状況の衝撃は、とてつもないものでした。
「元芸能人デビュー」の流れが来たのがもう20年近く前のことですので、まだそのころの気持ちを覚えている方も多いのではないでしょうか。
ただし現在、正直に言って「元芸能人」のAVデビューは、そこまでの衝撃を持って受け止められるものではなくなってきている、というのが正直なところです。
「元芸能人」としてデビューする女の子が非常に多くなったのが第一の原因として考えられますが、それ以上に考えられる理由もあります。
まず「芸能人」との言葉が示す領域が、アイドルや女優だけに近かった当時にくらべてかなり広い範囲まで広がっている点。
そしてなにより、AV女優さん自体が「セクシー女優」として一般的なメディアに出演することも増え、すでに「芸能人」の一部としてのイメージを持ち始めている点、この2点が「元芸能人AV女優」に対するインパクトが薄れてきている理由ではないでしょうか。
しかしもちろん、だからと言って「元芸能人」の肩書の持つ威力が失われてしまったわけではありません。
たとえば2月8日にSODstarとしてAVデビューした、矢埜愛茉(やの えま)ちゃん。
芸能人としての活動経歴も長く、さらに「地上波テレジェニック選出」との聞く人にインパクトを与えるような肩書も持つ矢埜愛茉ちゃんだけに、AVデビューが発表されたときは、日刊SODの記事も大量アクセスを集めるほどの話題となりました。
そんな矢埜愛茉ちゃんのデビュー作『芸能人 矢埜愛茉 AV DEBUT』、見てみなければならないでしょう。
矢埜愛茉ちゃんのデビュー作は通常の「AVデビュー作」とは一味違った構成が楽しめる
矢埜愛茉ちゃんは、グラドル・舞台女優・アイドルなどとして12年の芸歴を持ち、さらに「地上波テレジェニック2014」に選出されています。
146㎝と小柄で、スリーサイズはB83のDカップ、W61、H85。
ちょっと丸顔で、美人さのなかにときどき純真なかわいらしさが現れるのが魅力の女の子です。
AVがスタートすると、いきなりドラマ展開が始まってまずびっくりします。
矢埜愛茉ちゃんが上京する直前の実家での物語で、ちょっとした恋物語の様相も。
「おお、デビュー作からいきなりドラマAVとは、かなり思い切った展開だな……」と驚いたのですが、このドラマは数分程度で終了しました。
さすがにドラマAVでデビュー作を撮影するのは、ファンの意表を突きすぎるとのことなのでしょうか。
しかしこの数分のドラマで、矢埜愛茉ちゃんがさすがの演技力を持っていることがわかりますので、今後のドラマAVに対する期待がグンッと高まります。
さらに「この数分のために、わざわざ撮影場所を確保して、共演者もブッキングして……」とのことを考えれば、SODの矢埜愛茉ちゃんに対する期待度の高さがわかる、というものですね。
本格的なセックスシーンは、インタビューの流れからの人気AV男優・しみけんさんとのカラミから。
さすがに初めてのカメラ前セックスには緊張している様子ですが、しみけんさんのキスもしっかり受け止め、時折笑顔を見せる姿からは、さすがに芸能生活でカメラ慣れしている様子もうかがえます。
ワキを舐められる矢埜愛茉ちゃんの姿も見られますが、実は矢埜愛茉ちゃん、かなりの汗かき体質と言うことが判明。
まだセックスが始まって少ししか経っていないのに、ワキの下には汗がたっぷりです。
フェロモンあふれる矢埜愛茉ちゃんの汗かき体質、見ていて「ぜひ味わってみたい」と感じさせるほど。
「矢埜愛茉ちゃんの汗なら、きっとレモンの香りで甘いんだろうな……」みたいな妄想をしてしまいますね。
いつか女の子の体臭や味、体温まで感じられるAVが発売されてもらいたいものです。
そんな妄想をしているうちにセックスは進み、矢埜愛茉ちゃんの衣装もどんどんと脱がされていきます。
そしてとうとう初おっぱいのお披露目、矢埜愛茉ちゃん自身が小柄なためか、Dカップですがかなりの巨乳に見えます。
なによりも、白くて丸いおっぱいに、ぷっくりとした乳首と小さめピンクの乳輪が、思わずしゃぶりつきたくなるようなかわいらしさ。
まさに傷ひとつない美肌がどんどんと露わになっていき、こういった点でも「さすが芸能人の肌ケア……」と感心していまいます。
もちろんボディの美しさだけでなく、感じ方もかなりのエロさ。
パイパンオマ○コをM字開脚状態でクンニされ、乳首も同時にイジられれば全身をビクビクさせて感じまくり、どんどんセックスに没頭していく様子が楽しめます。
責められるだけでは終わらず、当然矢埜愛茉ちゃんがしみけんさんを責める展開も。
乳首舐めなどは短時間でしたが、フェラは照れ笑いしつつも、しっかりと頬をすぼめて吸い付いており、かなりのフェラテクニックの持ち主であることがわかります。
そしてとうとう挿入シーンへ。
とくに騎乗位は、小柄なためか矢埜愛茉ちゃんが下から激しく突き上げられ、ガクガク揺すぶられて感じている姿が楽しめるでしょう。
もちろんバックもエロいですし、正常位でもエロいです。
しみけんさんもフィニッシュで、矢埜愛茉ちゃんのおっぱいを跳び越すほど勢い良く発射しているところを見ても、矢埜愛茉ちゃんボディのエロさがわかりますね。
「芸能人」から「AV女優」として活動の場を移した矢埜愛茉ちゃんの葛藤まですべてを感じられるデビューAV!
セックスシーンは、初セックスであるしみけんさんとのカラミのほか、車の中でのフェラシーン、オイルを使ってのヌルテカセックスと、3パターンが収録されています。
車の中のフェラシーンでは、しみけんさんとの初セックスでも見せてくれた、矢埜愛茉ちゃんのエロいフェラがかなりのアップで見られるため、フェラ好きにはたまらない映像となっています。
ヌルテカセックスは、白くて美しい矢埜愛茉ちゃんのボディが、オイルも手伝ってまさに宝石のように輝きを放つ、ハード気味のプレイが楽しめるでしょう。
とは言っても、これらのセックスシーンは、あくまでもデビュー作としてのセックスとしてはよく見かけられるタイプのセックスです。
もちろんそれが悪いわけではありませんし、矢埜愛茉ちゃんがそもそも持っているボディの美しさやプレイのエロさもあって、オナニーのオカズとしてもかなり使えるのは確かです。
しかしこのデビュー作のポイントは、長く続けていた「芸能人」としての活動から「AV女優」としての活動へと転換するのを決意した、矢埜愛茉ちゃんの心の内をうかがい知れる、との点にあるのではないでしょうか。
芸能人からAV女優へ転身すると、どうしても「AV堕ち」などと言われてしまうのが現実です。
そういった「マイナスイメージ」を避けるため、AVデビューへの悩みの面などは見せない「元芸能人」AV女優が、これまではほとんどでした。
しかしこちらの作品では、矢埜愛茉ちゃんの芸能人時代の話も多めに取り上げており、わざわざ芸能人時代に頻繁に使っていた「秋葉原」までロケに行って思い出を語ってもらっているほど。
さらに矢埜愛茉ちゃんの口から「芸能人からAV女優に転身することに対しての葛藤」の話や「芸能人としてこのまま活動していても、もう上には行けない」といった言葉など、かなり「矢埜愛茉」という女の子に踏み込んだトークも収録されています。
そういった意味で、このAVは単なるデビューAVというだけでなく、矢埜愛茉ちゃんが芸能界からAV業界へと活動の場を移す、決別のAV、といった意味を持つのかもしれません。
つまりのデビューAVでは「芸能人」としての矢埜愛茉ちゃんと「AV女優」としての矢埜愛茉ちゃん、それぞれ半分ずつの要素で構成されている、と言えるのです。
「AV女優・矢埜愛茉」の物語は、今後発売される第2作目以降からが本格スタート。
そしてその「AV女優・矢埜愛茉」の物語を楽しむためには、このデビュー作を見ておくのは欠かせない要素となっている、そんな気がしました。
芸能人 矢埜愛茉 AV DEBUT
レビュアー:初代エル・アオキ