AMATSUKAは、天使として全てを輝かす!2025年以降のセクシー女優の指針となる存在〜10月4日 Live from Grapefruit Moon 月で逢いましょう#104 AMATSUKA(天使もえ)天使の日SP
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天使もえだからできた!?いやセクシー女優はここまでやらないといけない存在なのか!?
2025年6月いっぱいでセクシー女優引退を表明している天使もえちゃん。ライブでのアーティスト名AMATSUKA。ファンとの時間をたくさん持つために、さまざまなイベントを開催しています。10月4日は、毎年恒例となっている「天使の日」として、ミルジェネ主催ライブ「月で逢いましょう」天使の日SPとして開催されました。
奇しくもこの回は、「月で〜」での開催が4回目。そして「月で〜」が104回目。いろいろなタイミングが天使もえちゃんと、ファンたちに奇跡が降り注いだと感心してしまいました。もえちゃんって、持っている女性なんです!
2014年にセクシー女優デビューを果たしたもえちゃん。以来10年間、ずっとトップランナーとして走り続けてきました。彼女のデビューするタイミングは、セクシー女優がライブをすることに再び脚光が浴び出した時期。当初は困惑しつつもやるならば全力という感じでしたけれど、いつの頃からか、ライブというファンと一体になれるイベントを楽しみ、歌詞を書くなど楽曲制作にも参加するなど、クリエイトする方向に進んでいきました。
いろいろな外野の声はありましたけれど、彼女がAV以外の仕事をやり続けたのは、セクシー女優としてとても重要なことでした。なぜならば、彼女が進まなければ、「セクシー女優がきちんと認知されていく道」が塞がっていたからです。もえちゃんが、ライブを止めなかったからこそ、今なお後輩女優たちがその道を進むことができているのです。
コロナ禍になったことで、AVはファンイベントが開催できず、AVが制作できず、あらゆることがマイナスになりました。コロナ以降にデビューしたセクシー女優は、ファンとの関係性を構築することができず、スッと引退してしまった女優も多かったのです。
もともと違法アップロードによって、マイナスダメージを被っていたAVは、この時期、本当に消えても不思議ではありませんでした。そうなっていたらセクシー女優たちは、もっと最悪の状況下に身を置くことになったはず。しかしそうならなかったのは、以前からイベントを行い、ファンとの関係性を持つ時間の復活を信じて頑張ってきた女優たち。
そしてライブは復活し、セクシー女優がアピールする場所が戻ってきました。
彼女のライブを観た後輩女優は、その一体感溢れるライブに感動するのです。しかしそれは当たり前に存在した場所ではありません。もえちゃんがファンと作り上げた空間であることを知り驚愕します。
「こんな素敵な関係を作りたい!」と、AV以外にファンと作る場所があることに気がついたセクシー女優が続いていくことを望むばかりです。そんな前向きはハートを得られるアーティスト・AMATSUKAこと、セクシー女優・天使もえちゃんのライブリポートと未来のセクシー女優へのお話です。
会場は満員完売!最初から最後までドライブしまくるアーティストたちとファンの熱気!
今回のライブは、通常の「月で〜」メンバーである、キーボード&コーラスを担当している平方元さんと、ギター&コーラスの福田正人さんに加え、パーカッション&コーラスとして豊田稔さんが参加した3ピースのバックバンド。それぞれ日本音楽界に名を成すミュージシャン。もえちゃんの選曲もドライブ可能な楽曲が揃いました。
- 01.学園天国/小泉今日子
- 02.今すぐKISS ME/LINDBEAG
- 03.U&I/放課後ティータイム
- 04.GIVE ME FIVE!/AKB48
- 05.GIVE & TAKE#/AMATSUKAオリジナル
- 06.心拍数#0822/蝶々P feat.初音ミク
- 07.天使の休息/久松史奈
- 08.あいのうた/AMATSUKAオリジナル
- 09.廓/AMATSUKAオリジナル
- EN01.Overflowing/AMATSUKAオリジナル
- EN02.innocent Angel/AMATSUKAオリジナル
懐かしみもあるし、疾走感もたっぷり。そしてもえちゃんオリジナル楽曲で構成されたエンティングへと繋がっていきます。セットリストは毎回ですが、もえちゃんは本当に考えていますよね。ファンが楽しめて、自分が楽しめる的な構成です。
もちろんどんなアーティストだって、ファンを楽しませたいと思ってセトリを考えます。自分が得意な歌を聴かせたいと思ったり、歌ってみたいと思う楽曲を選んだり。その中でも彼女のセトリは、常にトップだと思います。毎回のライブコンセプトにあわせて変化させていくのも高いポイントですね。
80年代に月9ドラマを欠かさずみていた人にとって、この2曲は神曲に等しいであろう、「学園天国」に「今すぐKISS ME」。スタートから盛り上がるファンたちは、コールするべきタイミングがわかっているわけです。
途中のMCで、ファンへの感謝を述べつつ、盛り上がることをアピールする。MCっていうのは、これですよ、これ。ハイレベルな演出を受けているアイドルやアーティストでないとできていないことを、余裕(に見えるのがカッコいい)でクリアしていくもえちゃん最高です。
毎度いろいろ考えてくれるステージ衣装は、アメスクっぽいベストとミニスカな制服チックな装い。手足が細いからこのコスが映えまくり。ステージに登場したときに、ファンは頂点に達したはず。
放課後ティータイムはバンドだし、AKB48もバンド楽曲を選択するところは、本当ににくい演出ですよね。昨今の楽曲はどうしてもバンドであっても、バンドを想定していないアレンジが多いのですが、今回の選曲は、このライブが、「バンドで演奏している」ことを存分に活かしているのです。
さらに、「GIVE〜」は、ファンへのギフトとのこと。数々の卒業ソングを世に送り出したAKB屈指の未来への呼びかけの卒業ソングですからね。もえちゃんの意思がパフォーマンスから伝わってきます。
超高速なオリジナル楽曲「GIVE & TAKE#」から、「心拍数#0822」、そして毎年この日に披露している「天使の休息」。そのままアーティスト・AMATSUKAのオリジナルが続きます。もえちゃんがアーティスト活動において、他のセクシー女優と立ち位置に違いがあるとすると、それはオリジナル楽曲へのこだわりではないでしょうか。
意外に音楽にかなりお金がかかることを知るのは、この楽曲制作にあります。レコーディングがどうこうではなくて、制作する=クリエイターを使うという部分。マネタイズが発生するわけで、徐々にオリジナル楽曲をフェイドアウトしてしまう人がほとんどです。
ミルジェネアーティストにはオリジナルにこだわり強い希島あいりちゃんなどいますし、SODstarである小湊よつ葉ちゃんや恋渕ももなちゃんもおりますが、それを継続していくパワーとは、プロフェッショナルと一緒に仕事することは、なんと難しいことか。本業ではないことを継続させていく力とは、もえちゃん自身の鋼の意志があり、プロダクションやメーカーのバックアップが必要です。何よりも「続けて欲しい!」と願うファンのハートと団結なのだと再認識させられました。
いろいろなAMATSUKAを演出するオリジナル楽曲は今の時代に合致するメッセージ!
アーティスト・AMATSUKAこと天使もえちゃん。ライブパフォーマンスは、他のセクシー女優どころか、普通に活動している音楽アーティストとタイマンできちゃうクオリティと熱量を誇ります。まず音楽を聴いていることが重要なのでしょう。
音楽を聴くとは、他人のパフォーマンスだけでなく、自分のパフォーマンスも聴いているということです。総じてどんなジャンルでも一流といわれる人たちは、自分の結果を見ています。見ないという人もいますが、ほぼポーズだと思ってください。昭和の俳優みたいに、個性だけで押し出すタイプだと見ないのかもしれないけれど。
そういう「自分をきちんと俯瞰できる」ことが、2024年に活躍しているアーティストたちです。俳優、女優、ミュージシャン、セクシー女優。そういうことができていないと、次につながることはないです。なぜそうなのか。今の時代は、演出や楽曲などが持っている個性に自分を溶かすことが重要だからではないでしょうか。
「カメレオン俳優」が評価されるのは、演技が演出やストーリーの邪魔をしないから。個性はなければいけないのですが、自分自身ではない個性もきちんと場面に応じて出していく能力が求められているのです。
そういう意味でも、AMATSUKA名義のオリジナル楽曲は、全く個性が違っています。「あいのうた」と、今回は披露しなかった「きみとパンツ」、この日のラスト「廓」。アンコールで披露された、「Overflowing」。そしてこれ以上に盛り上がる楽曲はないせつない怒涛のラブソング「innocent Angel」。どれもがもえちゃん自身の意志が反映されていますね。
公式サイトで発売されていますし、サブスクにアップされていますので、ぜひご視聴ください。
カッコいい楽曲を歌いたい。可愛い楽曲が好きなど、それぞれにオリジナル楽曲を作る際に意志があるわけですが、一番大事なのは、コーティングされた雰囲気とかではなくて、琴線に触れるように構成されたメロディーであり歌詞でしょう。歌う理由ということです。
ライブをやって、ファンと盛り上がりたい。それは今のセクシー女優にとって、今後ですが、とても重要なことになっていくことでしょう。AVというものを認識しなくなっている人たちがあまりにも多いからです。セクシー女優は、時代を反映するアイコンとして登場する場合が多く、彼女たちをチェックすると、どんな時代だったかの記憶が蘇るくらいです。
それが、コロナ禍以降、消えつつあります。需要がないのではなくて、「AVは無料のもの」と認識してしまった人たちが増えすぎたから。不況が重なる、物価高が続く、いろいろなジャンルで倒産件数が増加しているなど。お金を投下できない理由はありますが、本当の理由は前述の話が大きいです。無意識の差別が行われていることなのです。
だからこそ、セクシー女優の力だけではAVを牽引するのは難しいです。しかしAVというジャンルは、名作よりも女優の価値が重要です。だからこそ、名前をアピールする覚悟を持って力を得るためにファンにアピールしないといけない。SNSはすっかりビジネスアピールが嫌われる傾向がありますから、前のようにXにポストするだけでは許されないのです。
そんな悩み多き2024年に存在しているセクシー女優たちへの道標があるとすれば、天使もえちゃんの歩んできた道だと思います。セクシー女優として最初から人気者。それは彼女がデビュー前からファンと出会う場所を重要視していたから。誰よりも地方イベントに力を注いでいたからです。なんとなく火がついたわけではないのです。
しかも人気が出てからの活動も素晴らしい限り。グループアイドル活動を経て、歌手活動をスタートさせたもえちゃん。自主ライブはもちろん、イベンター別のフェスやライブにも積極的に登場します。もえちゃんが参加することで、「セクシー女優がこんなことやっているから、興味を持ったら見にきて!」と大きなアピールになります。人気者である責任を背負い、きちんと全うしている素晴らしきアーティスト・AMATSUKAなのです。
セクシー女優が未来に進むべき道は天使もえの後ろにあるのです!
ライブについて書いているわけですが、まずこれに関して、「当たり前のこと」と思ってはいけないのです。なぜならば、天使もえちゃんは、セクシー女優です。セクシー女優とは、AVに出演することで成立している女優業です。だからライブをやる必要はないのです。
自己顕示欲とか自己承認欲求とかいわれますよね。でもライブは覚えなければならないことがたくさんあります。だからなのか、また他の理由があるのか、1度ライブに出たけれど、2度目がない女優さんだってたくさんいるわけです。ライブを開催する理由としては薄いです。
それどころか、「誰が聴くの?」なんて人の多いこと。昔からAV系ライターをやっていますから、このセリフに対して何度も説明してきました。「AV撮影とライブって、その方法が似ているのでセクシー女優は、ライブシンガーに向いている」とか、「AVという表現方法は、楽曲のキャラを演じているっぽいし、リアルとフェイクが入り混じるのがライブステージの世界観なので会っている」とか。
「普通に歌手を聴けばいいじゃない」とかもありましたけれど、「ライブに行かない人はどんな歌手だろうと行かない。だからライブに行くきっかけとしてセクシー女優のライブの意味はある」とか説明しましたね。まぁほとんどは音楽聴いていない人たちからの意見だったのですけどね。
AVだって音楽だって、「観ない人は観ないし、聴かない人は聴かない」のです。テレビとかYouTubeのような受動的ではなく、能動的に動かないと得られないメディアなのです。
セクシー女優は、今まさに岐路に立たされています。当たり前のように存在したものが、ある日突然、消えてしまうなんてこと、経験したことありませんか。子どもの頃から通っていたラーメン屋が、最近閉店したとか。駅前にあったデパートがビルごと無くなったとか。不変的なものなどこの世の中にはないのです。
何度も書いているように、「AVなんて無料が当たり前」などと言われていたら、女優を志望する女性がいたとしても、業界的に成立しなくなります。業界がなくなれば、守られるべきルールを遵守する必要もなくなり、アンダーグラウンドの非合法なものが「当たり前」に変わってしまいます。そんな場所では、イベント活動をするなんてこと認められなくなることでしょう。
当初のセクシー女優のイベントとは、地方にたくさんあったレンタルビデオ店やセルビデオ店への営業からスタートしています。「こんな色っぽい芸能人(地方の人からすれば同じだった)を連れていきますよ」という感じ。AVファンがいなかったというのがありますね。AV女優をきちんと名前と顔をセットで認識していないのがノーマルでした。
そこから、セクシー女優へのファンがついていくことで、AVの売れ方にも変化が出てきて、「イベントをやるのは必須条件」みたいに変わっていきました。地上波テレビにも出ていましたよね。ドラマと映画になった「闇金ウシジマくん」には、たくさんのセクシー女優が出演していました。
幸せな時間を過ごしていたという感じだったわけですが、音楽業界や映画業界で言われていた、違法アップロード問題は、DVDで販売されるAVが直面することなんて、想像できたはずですが、対応することが後回しになってしまった結果、AVの価値が暴落し崩壊したのです。
そして今、セクシー女優は、自己プロデュースすることが必要になっています。歌手でも演劇でもいい。小説を書いてもいいし、写真を撮影してもいい。何かをしてフックになることをすることで、自分をアピールし、自分が出演している作品を購入してもらう努力をしなければならないのです。デジタルタトゥーが叫ばれているし、SNSの暴力もあるし、AVを取り巻く法律も施行されています。そんな逆風の中でもやらないと足元が崩落しかねない状況なのです。
でもご安心ください。どうすれば良い方向に進むのかは、天使もえちゃんが歩んできた10年を調べて、同じことをする。彼女のしてきた努力は並大抵の努力ではないので、ウルトラスーパーデラックスしんどい作業なのですが、やることに難しいことはありません。
まずは、ファンを好きになって、ファンとどういう楽しい空間を作るかを考えればいい。疑問があったら天使もえをググればいくらでも答えが出てくるのです。だってもえちゃんがやってきたのだから。
歌を上手に歌いましょうとか、作曲能力をつけようとか、楽器を練習しようとか、パフォーマンス力をK-POP並みにしましょうとかではないのです。とにかく、「聴いてもらい楽しんでもらえる空間を作り出すこと」なのです。アイドルとかロックのライブに行っていなければ、盛り上げる方法なんてわからない、ではなくて、会場にいる全員で作れば良い話なのです。
2024年10月4日開催された「月で逢いましょう#104 AMATSUKA(天使もえ)天使の日SP」は、本当にセクシー女優のバイブルになるライブでしたね。このまま観て、楽曲だけ変えてそのまま真似れば、最高のライブができます。そのくらいハイクオリティライブでした。セクシー女優としてのハイクオレベルではなくて、アイドルライブとしてこのようにすれば、ファンを獲得できて盛り上がりますよというライブでした。
どう考えても大変な道のりなのが想像できます。でもライブは楽しむことが重要。上手にやればOKという場所ではないのですから。テクニックがあってもハートがなければ、仏作って魂入れずということになっちゃう。
ライブ中に、「本当に熱い!」とトークしていたもえちゃん。会場のエアコンはキンキンに冷やしていたのですが、パフォーマンスの強さとファンの熱気で、燃え上がってしまったわけです。ここにも答えがありますよね。そう、「燃え上がればいい」のです。本気と書いてマジにやれば、熱くてたまらなくなるのが、人間が作り出すエネルギーの素なのです。
セクシー女優・天使もえちゃんと一緒に構築していくことができる時間は、カウントダウンされています。制限があるということは、その日を超えてしまったら最後、彼女に会えなくなるかもしれないということです。機会があれば、いや機会を作って、天使もえ=AMATSUKAのライブに参加して一緒に騒いでください。
そんな彼女が作り出す轍には、セクシー女優の輝く未来がたくさん溢れていますから。それを拾っていくと、また新たなセクシー女優と出会えることを確信していますので。
本当に素敵なライブだったなぁ。そのアーティストの名前は、AMATSUKAこと天使もえ。彼女の職業はNo.1セクシー女優です。
天使もえ伝説の移籍作品を観るならSODprime!
記事/写真=麻雅庵(https://twitter.com/an_asaga_otft)、写真提供=Bstar