気になったら病院へ!セックス症とは違う「多淫症」とは?多淫症の症状・なりやすい人の特徴

こんにちは。魔女っ子マコです。最近、「多淫症(色情症)」という言葉を耳にしたのですが、あなたは多淫症とう言葉をご存じでしょうか?

「ものすごい名前ですね! なんか漢字を見る限り、性欲がすごそうなイメージ…」

「セックス依存症とは違うんですか?」

 

やはり、気になる名前ですよね。実はこの多淫症ですが、セックスを意識して楽しむヤリマンやヤリチンとは違い、快楽だけを求めてセックスに溺れるセックス依存症ともちがうようです。では、多淫症の症状やなりやすい人の特徴ついて解説しましょう。

多淫症(色情症)とは?セックス依存症との違い

色情症とは、性欲が異常なほどに亢進している状態のことです。相手かまわずセックスをしたり、日頃から頭の中がセックスでいっぱいの状態を意味しています。一見、セックス依存症とどこが違うの?なんて思いますよね。

 

多淫症とセックス依存症は、一見とても似ているものかもしれません。しかし、多淫症(色情症)は肉体的快楽を追い求めてセックスする傾向があるのに比べて、セックス依存症は、精神的不安定さからセックスに溺れる傾向があります。

とはいえ、多淫症(色情症)については日本の医学では大きな根拠などが証明されていないのが現状でもあります。

多淫症(色情症)のタイプとは?

性欲が異常なくらいに亢進する多淫症(色情症)ですが、これにはいくつかのタイプが見られます。今から、それぞれの症状・心理状態について詳しく説明しましょう。

サチリアージス

サチリアージスとは、男性の性的な障害の症状の一つ。性欲が異常なほどに亢進している状態のことを指します。現段階では、サチリアージスの原因ははっきりとはわかっていないものの、認知症や痴ほう症などの障害がきっかけで併発する可能性が多いそうです。

サチリアージスのような異常性欲型は、一種の性機能障害により、性欲の抑制が出来ない心理状態にあります。こういった方は、性への執着が異常に強く、毎日過剰なセックスしないと気が済まなかったり、オナニーを何度も繰りかえすなどの症状が見られます。何度セックスやオナニーをしても性欲が落ち着かない場合は、異常性欲型を疑って早い段階で医療機関へ行くことをおすすめします。

カサノヴァ型

カサノヴァ型とは、複数の相手とセックスをして快楽を求める多淫症のことです。これも、男性の性的な障害の症状として知られています。

異常なほど亢進した性欲を理性で抑制することができないので、相手・場所かまわずセックスに狂いまくるなどの症状がみられるようです。

普通の人であれば、どんなに性欲が強くても「彼女を傷つけたくないから、ほかの人とはセックスしない」「仕事関係の人には絶対に手を出さない」など、理性で性欲をコントロールするでしょう。

しかし、カサノヴァ型の人は、かりに彼女や奥さんという大事なパートナーがいたとしても、複数の相手とセックスせずにはいられない心理状態にあり、相手かまわずセックスをしてしまう傾向があります。

 

これは、男女関係においてもちろん大問題であり、多淫症が原因で離婚してしまう夫婦も少なくありません。「異常な数の人とセックスをせずにはいられない…」これは単なるセックス好きの範囲を超えていますよね。

とはいえ、本人には自覚症状がないケースが多いので、放置しておくと大問題にもつながりかねません。

多淫症は若い世代に限らず、中年になっても治らない人も存在するので要注意。

もしも友人などの親しい人たちから性が逸脱していると指摘された場合は、素直に専門医にアドバイスを求めるといいでしょう。

ドンファン型

ドンファンとは、男性の異常な性欲の亢進状態を指し、スペイン語圏では、「女たらし」という意味を持つようです。その時代の女たらしと有名だった伝説の人物の名前からつけられたともいわれています。

ちなみにドンファン型の人は、カサノヴァ型のように複数の相手とセックスしまくるのではなく、興味のある相手のみに性欲を向ける傾向があるようです。

そして、セックスだけの関係に終わらず、その人との深いかかわりを持つことに快楽を抱くという特徴さえあります。

 

特定の相手とはいえども、ドンファン型の人も多淫症には変わりありません。そのため、かりに彼女・奥さんなどの大事なパートナーがいても、平気で浮気や不倫などを繰り返す傾向が高いでしょう。さらにドンファン型の人は、自覚症状がない人が多く、カサノヴァ型の人のように色々な相手とセックスするわけではないので、客観的には「セックス好きな人」「浮気性」なんて言葉で片付けられやすい傾向にあります。

もしも、特定の相手への執着や浮気が絶えないときは、この病気を疑ってみて病院で治療を受けるなどした方がよいでしょう。

ニンフォマニア

ニンフォマニアとは、女性の異常な性欲の亢進状態を意味する言葉です。別名では「女子色情症」ともいわれています。ニンフォマニアについては、医学的にはその症状は認識されているものの、治療対象の疾患としての具体的な検査法や治療法などは特にないようです。

なお、女性の性欲亢進症の症状パターンは大きく分けると2つです。

一つは性欲が異常に亢進している状態のこと。そしてもう一つは、性感覚が異常なほどに亢進している状態のことです。

性欲が異常に亢進する理由には、精神的な病気などある種の疾患が関係している可能性が高いといわれています。また、疾患の症状と併発して出るパターンと、疾患を治療するための薬物の副作用により、性欲亢進症の症状が出ている可能性も否めません。

好訴妄想(妄想観念)型

好訴妄想(妄想観念)型とは、何の根拠もないのに相手に愛されていると妄想し、それを意味なく主張するといった症状のことです。仮に明らかに真剣な交際ではなく、セックス目的であっても「私たちは愛し合っている」と、相手に執着されるケースも少なくないとのこと。

そんなときは、なんだか怖い事件にもつながりそうですね。もしも、最初から真剣な関係ではないのに相手が異常なほど愛されていると主張してきたり、妄想が先走っているときには注意が必要です。

多淫症(色情症)になりやすい人の特徴

多淫症(色情症)になりやすい人には、以下の特徴が挙げられます。

  • 出会いが多く、もともと性欲が強い人
  • 過激なセックス経験を仕込まれた人
  • 貞操観念がない人
  • 極度な寂しがりやでメンヘラ気質

 

もともと出会いが多くて性欲が強い人は、異性とセックスする機会が自然と増えます。そのため、気が付いたときにはセックスする日常が当たり前になっていた、なんてことも珍しくありません。そんなハーレムな日常に慣れてしまい、セックスする相手の人数がどんどん増えると、多淫症になるリスクが高いでしょう。

また、過去の恋人やセフレなどにSMなどの過激なセックスをし込まれた人は、脳でその刺激を覚えてしまったので、ノーマルなセックスでは興奮できない体になっている可能性も否めません。そういう人は、よりアブノーマルなセックスを楽もうとするので、気づいたときには複数プレイなど、プレイがエスカレートしていた、なんてこともあり得るでしょう。

 

貞操観念がない人は、そもそも不倫・略奪にも抵抗がないので、欲のままに快感に溺やすい傾向があります。他にも、極度の寂しがりやメンヘラ気質の人もセックスを通して「相手に必要とされたい」「常に愛されたい」という心理が強く働くため、多淫症になりやすいといえます。

まとめ

以上が「気になったら病院へ!セックス症とは違う「多淫症」とは?多淫症の症状・なりやすい人の特徴」でした。性欲が強い=悪いことではないのですが、多淫症レベルになると自分の家庭が崩壊してしまう危険性さえあります。今回の記事を通じて「自分は多淫症かも…?」なんて思った場合は、すぐに医療機関かかるなどした方がよいでしょう。症状がエスカレートして事件を起こしてしまってからは手遅れです。これを機に自分の性の在り方について見つめ直してみるのもよいかもしれません。