正常位が上手くいくとカップルは長続きする~やっぱり「正しいピストン」ってあるのかも!?

SEXについて、「正しいか正しくないか」の概念が日本は大きすぎる

AVライターをしていることがバレた場合、男子からは、「撮影が見たい」「AV女優と合コンがしたい(お持ち帰り前提の顔をしている)」が通常運転です。いちいち気にして入れられないので、「じゃあ100万ちょうだい」からスタートします(笑)。

 

女子の場合は、「AV女優の三上悠亜ちゃん可愛い!」とか「きぃちゃん(明日花キララちゃん)可愛い!」などAV女優へのリスペクトが増えてきましたけど、1番多いのは、「あのSEXは嘘か本当か?」ということです。

 

「あんな大声で喘いだことない!」とか、「潮吹きしたことはあるけれど、気持ちよくなかった」とか。「あれ本当にレイプ?レイプ?」と作中のプレイを聞いてくるAVファンであること丸わかりな女子などもいました。

 

これについての正しい回答は、「陵辱作品は陵辱されていると思って観ないと何も面白くないでしょ?」です。本人の視聴姿勢なはずなのですが、なぜか、「ガチ」にこだわるのが日本人。これは男女の差が無いように思います。

 

真面目な国民性が出ていると思うと、それはそれで安心なのですが、エンタメやAVのようなファンタジー(良い言葉だ笑)の世界に真面目が入り込みすぎると、シャレが通じなくなります。昨今のバラエティ番組が、放送倫理・番組向上機構(BPO)からクレームが入り、番組ごとなくなるパターンもあります。

 

よく80年代はシャレが通じた、などと言いますが、別にいつの時代も言われているわけで、当時の有識者は「テレビを観なかった」だけです。視聴率が高かろうと低かろうと関係なく無視していただけです。それがネットカルチャーの成長から、細部まで突かれるようになってしまった。

 

AVのSEXなんて、まさに真面目に取り組んでいる証明になるわけですが、「そこを見せるだけでもダメ!女性を利用して、差別をビジネスにしている!」となってしまう。真面目と真面目の、マジバトル……。「ただの言い合いっこ」になりますので、ここで終わらせますが(笑)。AVを観ていない人ほど、「妙な偏見がAVとSEXにある」両側の人間とアプローチしているので、よく見えてくるのです。

 

一般誌にSEX特集が掲載されるけれど、取材された関係者によると、「聞きたいことだけ聞いて、肝心なところはカットしてた」と笑ってました。笑って大丈夫な人だったのでそれですが、別の方は媒体に噛み付いたようです。定期的に作らなければならないモノの作り方とは、「解答をこっちで作り、それに該当するように進める」なので、仕方がないといえば仕方がない話なのですがね。女性誌には女性誌用の解答、男性誌には男性誌用の解答があるのです。

 

それはなぜか。「正しいこと」にこだわる日本人の体質があるからなのではないでしょうか。

正しいと思って2人で取り組んでみたら、本当に正しかったSEXを発見した話

私の原稿で、「SEXの必殺技」を男子が求めすぎる話を書きましたが、あれ、受け手側の女子によっては、本当に必殺技になり得ることがあることを、結婚2年目の20代夫婦から聞くことに成功しました。原稿否定?いやこの夫婦はかなり稀だと思う(笑)。

なぜ男たちは「SEXの必殺技」を知りたがる!?~脳の構造からSEXを考える~

「結婚するまで、僕は彼女以外は知らないです。童貞でした」と答えるRさん(27歳)は、意外と有名企業のサラリーマン。社内恋愛で結婚した相手は、29歳とちょっと年上の一般職のBさん。こちらは「恋愛してましたよ、それなりに(笑)」という感じです。この夫婦がとてつもなくラブラブになった理由はただひとつ、Rさんの妙な探究心……理系オタクでした(笑)。

 

「もともと、興味の対象以外に目を向けないクセがあって、彼女を知るまでは女性への興味とか壊滅的になかったんです。SEXも興味なし。星の動きの理由とか物理法則について、どこまで考えていけるのか、大学卒業してからも会社では研究所勤務ですので、他のことが一切見えてませんでした。AVも知らなかったです。スマホも使いますが、もっぱらどういうアルゴリズムで解析されているかをチェックするためだけですから」

 

何を言っているのか、半ば殴りたくなるタイプですが、典型的な理系男子ですね。これがごく普通の女子との恋愛話に発展したわけです。そしてBさんは適齢期、Rさんはちゃんとしたコースを歩んでいるので、結婚するのは日本としてごくノーマル。そこでRさんは、SEXと出会ってしまったわけです!

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角度なのか温度なのか湿度なのか…1番重要なのは愛情か!?

愛情がHPになっているとしたら、多分ほぼ未使用だったRさんの愛は、Bさんへと大量に注ぎ込まれます。普通の恋愛をしてきたというBさんにとって、ここまで知らないは偏っている男子って初めてだったようです。ところが、「こんなに夢中になって、訳のわからないことを、フランス料理を食べながら説明してくれるんですよ(笑)。こんな面白い人を手放せないと思って(笑)」ということで、見事な相思相愛カップルのゴールインなのですが、ちょいと違うのは童貞を新婚初夜に奪ったという話(笑)。

 

「はい。私が教えるような感じで(笑)。おっぱい触るとか舐めるとか、AVとか少しぐらい観ていればわかりそうですよね。これがAくん(未だこの夫婦は名字で呼び合ってます)の場合、まったく観てなかったそうで、『どうやって処理をしていたの?』と結婚前にガチで聞いちゃいました(笑)。そこまで性欲に走らない人っていることに驚きましたけど、そこが可愛くて魅力的で(笑)。結果、童貞をいただく初夜となりました」

 

Bさんにとって、初めて見たオタクぐらいの勢いで、子どもが念願のオモチャを手に入れたような表情で語ってくれました。「いちいちAVデビューの女優ちゃんみたいに、『うううぅ!』とか言うから、本当に興奮しちゃいましたよ(笑)。痴女にでもなったかのようでした。そして挿入して射精に至るまで、じっくりSEXをしたのですが、これがAくんの興味の対象になったようですよ(笑)」

 

Rさんは、童貞の膜を破ってもらったばかりか、AV男優が新人AV女優を夢中にさせるがごとき、丁寧かつハード、緩急のきいたプレイで喜ばされたわけです。その際にもっとも興味を持ったのが、「粘膜接触」だったようで、「これは人間のあらゆるパーツを刺激する要素の塊。それがなぜここまで人間は進化したのか、と思いました」だそうです。単純に人間がスケベ中心の進化を遂げているだけですけどね。

 

「もちろん、そのくらいは知ってますけど、その高まりあう相性の良いカップルがどこでどんな確率で誕生しているのかを計算したりしてます。自分たちはカウントに入れてます」……ごく普通でしょ的な顔でRさんに語られちゃいました。

 

SEXに興味を初めて持った男、粘膜快楽と女体の神秘を知った男が、1年でどのように変貌を遂げていくのでしょうか!?

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理系オタクは言い切った……「正常位が1番、わかりやすく伝わりやすい」

そんなこんなで結婚生活をスタートさせたRさんが、1番最初に夢中になったのが、奥さんであるBさんの体(笑)。中学生のような話ですが、勉強というか研究することに夢中になって生きてきたRさんにとって、仕事とは「調べること」です。つまり、自分の奥さんの肉体の神秘(特にエロいところ)を調べるのは、仕事であり義務だった!

 

ここで大事なのが、愛撫の定義でしょう。「相手のことを考えつつも、相手の抵抗よりもちょい上」を狙うのが快楽を最大限に引き上げるコツです。でも人間って他人相手だと、そこにブレーキが入ってしまう。まして奥さんともなると身内です。それができない。だから結婚すると浮気をする。またひとつ、勉強になりましたね(笑)。

 

「優しい男ほど浮気をする」

 

話がまた東●▲田問題に行きそうなので、戻しまして奥さんであるBさんは、当初は何もできずに悶えているだけだったRさんが、日々進化していくのにびっくりするとともに、気持ちよくてたまらなくなっていったそうです。

 

「SEXってある程度までの快感はすぐに得られるし、気持ちいいですよね。だけどこんなにグングンと体の反応が変わるほど、快感が得られるとは思ってなかった。ひとえにRくんの探究心……私の体の『ここだけ』を弄るではなく、『この周辺からじんわり責めると、濡れ方が違う』とか、反応の細かい部分までをチェックしてくれて(照笑)その後に夢中になるのが私のほうという。本当にSEXってすごいなぁと思いました」

 

ふたりの共通点は素直なところ。反応を調べるのに対し、変な抵抗を見せてしまったら、気持ちいいどころか真逆になって、女子のSEXレスになりかねない。ありがちな話ですしね。旦那が変態プレイを望んだ結果、離婚とか。最近は逆パターンもあるそうで、世も末なんですけどね。

 

挿入に至るまでに、愛するBさんのツボを刺激しまくり何度も絶頂に至らせるテクニシャンと化したRさん。そして挿入し、さらなる快感にふたりで悶えるのですが、そこで発見したのが、「正常位こそ最高の体位であり、他は別になくてもよい。あくまでも箸休め程度であり、心理的なものが大きい」という結論でした。

理系オタクの激アツピストンに嫁さんが快楽地獄へ?!

小見出しがAVのタイトルのようです(笑)。しかしながらまさしくそんな感じの夫婦生活になったRさんとBさんの家庭。お仕事から帰ると夢中になってSEXするそうです。どちらか一方が望んでいるのではなくて、お互いに望んでいるから、肉体的に疲弊することもない。けじめもはっきりしているので、会社は会社だし、家庭内でも、「食事や趣味の時間と、SEXが同位置にある」ので大丈夫だそうです。

 

「他の夫婦の方々もそうじゃないんですか?SEXの時間になったらそこに集中して快楽を貪る。これが僕たちです」……真面目な顔して、SEXにハマっていることを語る人は貴重でした。そして彼が言っている「正常位こそ最高の体位」についてお話を聞いてみましょう。

 

「愛撫時間は粘膜同士の接触です。しかも唇と性器とか性器同士でないことによる、細かい部分を弄り合う。それにより大きな快感に拡がるように周辺部分までもが気持ちよくなる。そして性器への挿入です。亀頭はこの段階でパンパンになって敏感ですから、大陰唇の中との相性も抜群です。ゆっくりと密着を楽しむような挿入が1番良いでしょう。ここで急いだからといって、一瞬の快楽でしかないんです」

 

SEXの達人のお言葉のようになってまいりました。ただしAVの場合、ここから体位変更など、見た目の刺激をあたえていきます。例えばバック好き女子に言わせると、「犯されている感が大好き」とか、興奮するポイントがあります。

 

「脳内反応の話だけですよね、それは。SEXに関していうと、脳はとても大事です。『興奮している』という信号が全身を誘導していくと思います。でも実際の肉体部分、体のあらゆるパーツが快楽に包まれるほうが絶対に気持ちいいはず。全身と脳細胞の戦いってことですから。ただし脳には逆らえないので、好きと思い込んでいる人には、そのように導くのは大事です。ただ最終的には正常位になるのが、快感度合いが高くなります」

 

ここまで自信を持って言える根拠を示してもらいました。

 

「おちん●んとおま●この構造の問題です。角度ですね。どう考えても正面から挿入されるようにできています。これ四足歩行の動物だと違ってますよ。人間に進化したことと、SEXは切り離せないことの証明でしょう。

正常位と呼ばれるようになったのは、『男子が上、女子が下が正常な場所』と定義された昔のキリスト教などの西欧型宗教の考え方が根本にあります。今でこそ、フェミニズムの先端にいますが、現代になるまでそんなものです。言葉としてはそれがあるのですが、実際の話で考えると、向かい合いからのSEXがベストであることを語っているんだと思います」

 

「まず挿入しやすい。見つめ合うので反応がわかる。動かす場合も同じでしょう。キスなどの愛撫が継続できる。そういう意味では座位でも良いと思われますが、人間はどちらも腰を落とすと動きが限定された距離になってしまいます。正常位の場合、両足が自由なので、かなり稼働距離があります。他の体位……バックも騎乗位も、箸休めではありますが移動しやすいです」

 

「そして正面で相対しているので、抜けることも少ないでしょうし、性器のどこが触れているかが認識できるので、快感をさらに拡げやすいです。もっとも優れているのは射精時です。伝えることができるしあの快楽を同時に享受できるわけです。膣外射精?私のところは計画がありますので、コンドームは必需品です。あしからず。でも射精感はバッチリ感じてくれていますよ、Bさん(笑)」

 

自信満々の笑みを浮かべて、正常位最高論を語ってくれました(笑)。

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「これからの課題もまだあるんです。ピストン運動が早さ調整、強さなどいろいろできることはわかっているのですが、これが僕自身の体力だと、まだ十二分に効果を発揮できていないと思います。膣奥に挿入するにせよ、腰の動きがとても重要です。仕事中から内転筋を鍛えるべく、腰や関節周りを動かすクセをつけるように変えました。ジムに行って鍛えるよりも、日々の動きに混ぜたほうが、筋肉には効果性が高いんです」

 

……パソコンの前で腰をくねくねさせているRさんの姿が浮かんでしまいました。

 

「では最後にパーフェクトにできるわけではないのですが、わかっている範囲でピストンいついての研究結果を発表します。挿入してピストンで突く場合、それなりの速度は必要です。膣内は敏感ですが性器との接触点で快楽を増していきます。となれば、じっくり刺激をあたえて認識をさせたら早くなるほうがより効果的です。ピストン運動も先端から玉のギリギリまで、どこが密着してるかを考えるべきです。ずっと同じで突かないということ。絶頂に至るときに変えないほうがよいのは、女子が集中しているから。そういうタイミングで別の動きが混ざると、逆効果になるわけです」

 

「女子から見たピストンだとある程度まで同じ動きがよい。ところが男子側から見るとそこそこやったら、別のところを刺激したくなる。どこを妥協点として突くのかが大事です。これはBさんと時間が決めさせてもらってますので、僕のデータでは、みなさんの参考にはなりづらいでしょう」

 

素晴らしい正常位メインSEXライフを送っているRさんとBさんご夫婦。研究心があまりにも一般人とかけ離れていて、そこは辛いところなのですが、「正しいピストンがある」事実は認識できたと思います。

 

AVを観ていると、あらゆるプレイを試したくなるほど、さまざまな体位、さまざまなシチュエーションに溢れています。しかしあれはやはり、「刺激剤としてのAV」があるからこそ。もちろんパートナーがOKならば試すことにマイナスはないです。むしろ、AV女優の快楽を味わせることが可能かもしれないです。

 

マニュアル本が好きな真面目人間の揃っている日本。活字や参考書文化が充実している証拠でもあります。でもRさんのような理系探究心に全面的に対応されると、このように負けてしまう。誰もが対応できるのが、マニュアル本のよいところですが、それをパーフェクトとしてしまうクセがあるようです。「提示されたもの=本物」という思考です。

 

RさんBさん夫婦のような、「お互いの本質を探るSEX」のすることは快楽度数を想像以上にすること。奥さんであるBさんが証明してます。なので変にパートナーを変えれば気持ちよさが変わるなんて、甘い考えはよしましょうね。男女に限らず浮気する場合、絶対にしている人の中では、「浮気している相手こそナンバー1」ですから、浮気とか油断しているとすべて崩壊することになりますよ(笑)。

 

正しいピストンで、正しい関係性を構築する。SEXとは人間の発明のなかで、もっとも偉大であり建設的な行為である。