大人のおもちゃとは、今でもAVの神秘性をアップさせるためのグッズです!?

プロローグ〜AVで見たから使ったのか、使われてからAVを見て存在を認識したのか?「大人のおもちゃ」との第一次接近遭遇!?

AVを観ていると、「本当にこんなに女子は電マとかバイブを持っているのだろうか」と思うことがありますよね。実際に女子に聞いたとしても、相当にノリが良いタイプじゃないと教えてくれません。彼氏にすら教えないなんて女子だっています。

 

まぁ彼女にAVをひたすら隠して隠して、すっとぼける男子のことを考えると、それが普通のリアクションでしょう。お互いに「自慰行為」のことを語るのは恥ずかしいわけですよ、リアルな反応としては。

 

だから、お笑い芸人たちが、AVについて熱く語っているというのは、「自分のプライベートも削って、笑いに変える」とか、「俺は、こんなにAVに狂っているクレイジーな男でアブないやつなんだぜ」とか、芸人としての見栄と虚勢に合わせ、「そういうことを率先してやることが仕事である」とテレビ業界が教えてきた結果ということです。

稀にそんな芸人に影響を受けて、割とイケメンが、「AVが好き」と語るシチュエーションが出てきましたけど、現実の女子は、それを受け入れてはくれません。当たり前のようにAVを女子と語れる人、それはあなた自身が、「眼中にない人間(男子以下)」と認定されているから。しかしながら、この延長線上には、「浮気SEXならばOK」という女子の心理も覗いてくるので、どうか頑張ってその地位を固めてください。

 

そんな女子からの攻撃(?)を潜り抜け、大人のおもちゃを所有しているかどうかを語ってもらったしがないAVライター・麻雅庵。AV作中を確認しつつ、2022年度版「大人のおもちゃ」事情を記していきたいと思います。どのように使うかはさておいても、電マを所有しているということは、「=オナニーをしている」ですから、ワクワクしてください(笑)。

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非日常性を求めるのがAVだからこそ、大人のおもちゃが登場する!?

SEXというのは、非日常性的な出来事であるからこそ、興奮してきます。これが毎日、好きなタイミングでできるようになったならば、意外と飽きてしまう。ここから「男は浮気をする」とかの話になっていくわけですが(笑)、それ以上に、いくら快感を伴っていたとしても、パートナーに対する視覚的な刺激というのは、回数を重ねるとどうしても下がってしまうわけです。

 

このロジックは、男のわがままと言われても仕方がないと思うのですが、例えていうと、「セクシー女優の扇情的かつ刺激的な絡み写真よりも、アイドルの写真集でしか見せないランジェリー姿に欲情する」ということなのです。セクシー女優のみなさんには申し訳ないのですが、ヌードですらSEXですら、「日常的」になってしまい、「当たり前の景色」になってしまう、単純な思考があるのです。そしてこの刺激論に関しては、女子だって同じ方向性の思考があります。

 

AVにおいて、デビュー作が人気が高いわけと同じですね。見たことがなかった可愛らしい女の子の恥じらう姿という感じが良いわけです。そしてその後は、どんどん露出的にも過激になっていくわけです。AVだけじゃない、アイドルの写真集だって、1冊目からその後は、どうしてもある程度以上の露出を求められてしまいますし、出したら出したで、「飽きた」とか言われる。ロジックとして片付けるには、その対象とする女性たちに申し訳がないですが。

本題であります、大人のおもちゃですが、意外とデビューしてから初期段階で登場することが多いです。これは、「過剰な刺激を教えて、セクシー女優らしい女にしていく」というロジックです。もしもバイブやら電マを使ったことがない女子だとしたら、ここまで激しく快感に直結するものはないでしょうし。

 

超人気を誇るセクシー女優Mさんとのインタビュー中、向こうから、「この前の撮影で凄い相性の良いバイブがあって、スタッフに商品名を教えてもらって買いました」なんて言葉が出てきたことがあるのですが、突然にカミングアウトしたくなるくらいに、インパクトがあったということなのでしょう。

 

先ほどから「飽きる」という言葉を使って展開しておりますが、女子側だって、SEXが当たり前の状況になってしまうと、「また同じ展開の愛撫かよ」となることは間違いないでしょう。SEXに限らず、日常的な当たり前になってしまったモノやコトを探求する人って、意外と少ないのです。

 

オタクと言われるような人たちとは、ずっと探究し続けるタイプなわけです。そういう性格のタイプだと、「どうすればSEXがもっと気持ちよくなるだろうか」と考える。すると、「女子が悶えれば悶えるほど、こっちへのリアクションが高くなり、興奮度もアップする」という事実に到達します。おお! オタクと女子モテ男子のSEXに対する思考が別のベクトルから、同じ線上に乗っかった!!

 

相手に対するものが、優しさなのか興味なのかは、された女子にしかわからないでしょう。もしかすると快感へ丁寧な愛撫を繰り返すならば、永遠にわからないかも? そういう探求するプレイの中で、大人のおもちゃは最初にAVの小道具として登場するわけです。もしもその女子が、プライベートで使ったことがあるとしても、とにかく女子相手にたくさん回数を重ねている男優たちの使用方法には敵わないはず。

 

これに対する証言としては、デビューしたばかりの新人セクシー女優たちは、異口同音に、「電マやバイブがこんなに気持ちいいとは思わなかった!」と、目をキラキラさせながら答えていますので、確かな話でしょう。道具というのは、使った経験が高ければ高いほど、上手になる。これはバイブとかじゃなくても同じことでしょう。

 

自分でドキドキしつつ使ったけれど、思ったほど気持ちよくなかった、なんて言葉よくあります。むしろ、あらゆる女子に使っている男優は、「この電マはこのくらい」みたいなデータが入っているでしょうし、こういう感じで濡れる女優には、こんな感じの責め、反応が早い女優には、こういう責めみたいな感じ。SEXって、経験人数よりも回数ってことです。男優は、経験人数と回数が珍しく比例しますけどね(笑)。それがAVの撮影ってことです。

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本人が思った以上に気持ちがいいと、SEXに対するマイナスイメージが薄れていきます。さらにはこれほどまでに丁寧に気持ちよくしてもらったことはない、なんてことも新人セクシー女優からは、チラホラ聞こます。いかに日常の男子が一生懸命にSEXをしないかがわかりますね。するのは、知り合ってからの数回だけ。その後は精液が発射できればいいくらいの考えでしかないようです。真面目に愛しているならば、何度やっても同じ興奮が得られるはず。これを書いちゃうとショックを受ける女子、いるよな〜。

 

とりあえず、実例からAVに話を戻しましょう。このように、丁寧かつちゃんとした使用方法を取ることで、大人のおもちゃは、かなり女子に有効な道具になっているわけです。そしてさらに有効なのは、その刺激的な映像です。SEXでピストンしている、腰を振っている、喘ぐ顔を見せているというような、定番的映像で構成されるのがAVなのですが、その中に、さらに刺激的な映像を流し込まないと、AVとしての刺激が持たなくなるのです。

 

60分くらいの尺があり、そこにインタビューだったり、ドラマシーンだったりがあれば、そこまでカット割を細かくしなくても持ちますが(もちろん、カット割をした方がよりAVとして効果的)、120分の尺があり、絡みシーンも30分から60分にわたる昨今のAVでは、いろいろと構成を考えたりしなければ、刺激はどう考えても薄れてしまうでしょう。

ノーカットプレイ(ノーカット編集でのSEX)が流行ったことがありますが、ある程度リリースがあった後、消えてしまいました。制作側としては、「まさに女優がエロ狂いする時間経過を見てほしい」なんてことなのでしょうけれど、同じようなピストンシーンが連続されてしまうので(SEXとしてはそれが当たり前)、観ている側への刺激は、パッケージタイトルを観た瞬間がピーク。そして映像を観ればみるほど、醒めてしまう。刺激とは本当に大事なこと。

 

だいたい、昨今の人たちは、映像として長めで刺激的なものとして、ハリウッド映画などを観ているわけです。映画とそのまま比較するわけにはいかないのですが、やはり超一流たる映像として人気が高い映画は、カット割がもの凄いわかりやすく細かいです。これ、最近の映画に限らず、古い映画、例えば黒澤明監督作品も印象的なインサートシーンが多いです。

 

ワンカットで進む映画もありますが、それこそ、セリフから出演者の演技力が望まれるものだし、たとえ演技力がない俳優を起用していても、追い込むことで表情などを引き出します。これが映画=映画監督の演出。AVがこれをやるには、リハーサルなどを含めたり、現状の予算枠などを考えると難しいです。だからこそ印象に強いシーンを、さらに印象的に見せるのかが鍵。そういう中で、大人のおもちゃの描写は、女優からも素直な表情を引き出されるし、なんといっても絵面の激しいエロさを引き出すわけです。

 

肉棒が出し入れするシーンは、興奮するわけですが、なぜだか、バイブとかを出し入れされちゃうシーンは、もっと興奮する。異物というのが人間にとって、どれほどまでに刺激を高めるかというのを示してくれるのです。非日常という世界観とか、日常に潜む刺激とか、いろいろなアブノーマルがありますが、それをわかりやすく表現するものこそ、大人のおもちゃ。使用方法が曖昧であっても、興奮できるのは、未だにショックを得られる絵になっているからなのです。

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セクシー女優が快楽の闇堕ちする!?そんなドキドキこそAVなのだ!?

実際にいろいろな使い方をしている大人のおもちゃ。バイブを使い、ま●こに挿入した状態のまま、パンツを履かせてバイブがずり落ちないようにするプレイは、数年前にやたらと流行りましたけど、このプレイ自体は、AV初期からあります。逃れられないというシチュエーションが興奮を呼ぶことは間違いないでしょう。

 

セフレとかパートナーに、「大人のおもちゃを使ったエッチをしよう」とか言って、やることを承諾してもらった場合に、一番やりたがるプレイかもしれない……女子はパンツが伸びるし怒るけど。女子的には、ローターとか電マとか、見た目がハードではないものを使うならばOKということがあるけれど、バイブとなるとなかなか(笑)。風俗オプションだってハードル高いですからね。

 

バイブの映像的な破壊力とは、されている女優が、問答無用で快楽堕ちしているように観えるところです。実際に堕ちたのかを探るのはヤボですが、観ている限りは、アソコの中をかき回されているようにみえるし、破壊力は抜群です。それをズボズボと出し入れすると、その動きに応じて、女優が喘ぎ声をあげる。アソコから振動が伝わるからこそ、理解できるとか言っちゃダメですよ。

とにかく女優がち●こピストンで悶えるよりも、バイブ責めの方がリアリティを感じる。それが映像ってものですし、自分と対比させて観ていることがほとんどですから、あまりチンピストンで悶えられてしまっても、コンプレックスを刺激されるだけ。それならば、自分たちでもできそうなバイブプレイの方が、よりリアルに感じるということです。実際に握るとパワフルな音と動きですからね。

 

セクシー女優さんが、普段のオナニー話の際に、大人のおもちゃを使うかどうか聞いたら、ほとんどの人が、「電マでサクッとイッて寝ます」と答えていました。そして、「たまに本格的にイキたいなって時があって、そういう時には、「バイブだけでなく、ベッド周りが愛液とかで汚れないようにタオルとかを用意してやります。ただ、凄く気合いを入れているような感じにみえてしまい、途中で萎えてやっぱりやめたなんてこともあります(笑)」(セクシー女優Rさん)

 

大人のおもちゃとしての、やはりハイレベルな存在でるバイブですね。

電マは、AV以外の媒体によって、「誰でも使うのが当たり前の大人のおもちゃ」と勝手に認定されてしまった昨今ですから、バイブはやっぱり重みが違うというわけでしょう(笑)。

 

ちなみに電マを電マな使用法することを知らない女子は、まだまだいまする。むしろ、電マを見て、即座に照れてしまう方が、女子としては恥ずかしいのではないかと思います。だって、「オナニーや快楽刺激に使うもの」ということですから。

 

余談ですが、某ドンキのレジ横で、電マが販売していて、お母さんと娘さん(小学生)がいて、娘さんが電マを使って遊んでいた時に、お母さんが、「いけません!」と怒っていたのですが、どっちの意味だったのか。未だに定かではありません(笑)。※大人のおもちゃを触ってはいけないなのか、陳列している商品(サンプルとして剥き出しに吊るされていた)を触るなといういけないなのかというお話でした。

 

そんなノーマルおもちゃの扱いを受けている電マですが、AVの撮影に登場すると、陵辱的プレイに使用された際に、一番本領を発揮すると思います。なぜならば、振動によって潮吹きとかが飛び散るからです。

 

愛液が精液のように発射する系ではないのは、膣とペニスの構造の問題ですが、どうしても「感じてしまって、漏らしてしまう」という映像を見せたかったAV業界。古来からある、「潮吹き」という現象に着目して、AVによって啓蒙していき、今では一般女子でも潮吹きするという感じになってしまっています。

 

これをさらに効果的に見せるのが、スプラッシュ状態を作り上げる電マの振動ということです。スプラッシュだけでなく、電マ自体のモーター音はローターなんかよりも大きいわけです。個体差がありますからね。

AVにおける刺激の中で、かなり重要な部分をになっているのが「音」です。フェラチオの時に、音を立てて舐めるというのが今や一般的なプレイですが、音を立てたからといって、気持ちいいわけではありません。でも、「クチュクチュ」という卑猥な音を立てて舐めている姿に、「舐めることで興奮してる女」という意識で視聴できる。これが音の重要性となります。

 

だからこそ、大人のおもちゃはとても重要というわけですね。ちなみに、AVができて50年近くたつわけですが、本来ならば、エロくもなんともない、モーター音を卑猥に感じるようにさせたのはAVです。プラモデルとかに入っていた小型モーターの音、どこにも卑猥さはありませんが、ピンクの卵形のものから聞こえてくると、今では、男女問わず欲情しちゃうんじゃないでしょうか。

 

昔、大量なローターを全身に浴びせ責めるなんてプレイがありましたけれど、見た目と音に関しては、かなり「女子をエロ責めにしている……(涎)」的なパワーがあったのですが、リアルな責めとしては、さほどパワーはなかったそうです。セクシー女優的に聞いたところ、「中途半端に気持ちよくされて、イカなくてイラッとした」とか。やはり映像的な刺激というのは、観る側への効果として機能していることがわかりますね。

 

そうやって考えても、大人のおもちゃが、AVにかなりの貢献をしていることは否定する余地がありません。しかもその中には、前述の超人気セクシー女優Mさんのように、「リアルに相性がよくて気持ちよかった」なんて場合もあるのが面白いところ。リアルと演出の間をどうやって発見するかがAV視聴の鍵であり、興奮できるかどうかのポイントなのです。

責められることに対して、興奮してしまう女子はいます。なんかどっかの弁護士さんが、「責められて屈辱だったと言っていたセクシー女優たちに〜」なんてセリフを残しているわけですが、どこまでが本音で、どこまでが嘘なのかすら見分けがつかないのがAVと言えるのではないでしょうか。

 

SEXを実際にはしていないし、挿入もしていないけれど、ヘルス系風俗のプレイの方が興奮するという男子は多いです。挿入射精至上主義という男子ばかりじゃないということ。なんだったら、AVを観てオナニーしている方が、その女の子との関係性を築いているようで、興奮するなんて男子の方が多いのではないでしょうか。そう考えると、AVじゃなうても、アイドルなんかを観て、興奮し、SEXなんかしていなくても高まる! なんて男子の方が多いのかもしれません。

 

アイドル論で語ると、風向きが悪いのですが(うるさい方々がいらっしゃるので)、もともと、欧米を含めた映画の女優たちの役割とは、演技が上手とかではなくて、国民的セックスシンボルだったわけです。M・モンローなんてわかやすいでしょう。O・ヘプバーンなんか清純派そのものですが、「ローマの休日」をよく観ると、サブリミナル的エロカットが挿入されているのがわかるはずです。あの清楚の塊のような白シャツは、背中からブラが透けてみえてますからね。

 

昔から、こっそりと、セックスシンボルを育ててきたのですが、モロ見えのない日本では、AVがアイドル以上のアイドルとして成長したと思えば簡単です。そのアイドルが、大人のおもちゃで責められて悶えている。そこに興奮しない人などいないでしょう。

 

本当にSEXをエロの真髄としてみたいならば、背の低く可愛らしい女子とかではなくて、背が高くおっぱいもお尻も大きな女子が、セクシー女優という職業の先端をいっていたはず。そうではなくて、普通っぽいけれど美女とか、アイドルよりもアイドルっぽい女子などがセクシー女優としての人気を誇るのは、そういう傾向を日本人が好むからなのです。

バイブで責められ、ただひたすらに喘ぐエロ女子よりも、泣きそうな顔をして堪える女子を好む。だからこそAVが発達したわけだし、AVが発達すれば、アイドル市場もまた発達するわけです。もちろん逆の方が多いけど。

 

そして、責めプレイに関しては、キャラクターが設定されている方がより興奮できるでしょう。ただ女子が責められているのに興奮する人とは、セクシー女優を個人として認識できるような、「AVファンとかマニア」にしかいない。

 

本来のセクシー女優の役割とは、「女優やアイドルができないようなことまで見せること」なわけです。とはいっても、その女優への知識とか思い入れがなければ、興奮は上限に達することはない。むしろ演技をして、CAとか女教師とか、設定がある方が、よりのめり込んで視聴できるのです。

 

そしてそれをさらに乗り越えられるとするならば、大人のおもちゃを使ったプレイがある、責め愛撫となります。そしてこういうシチュエーションだと、女優は従順な役を演じていることが多い。このタイプがヒットすると、そういうような、女子を責めたい願望っていうのがあるんだなと思うわけです。

 

実際に使用する時には、方法とか状況とかを慎重に考え、さらに挿入する際にもローションを使うとか、いろいろなケアがあるのは事実でしょう。女優はロボットではないので、スイッチを入れれば濡れますなんてことはありませんから。

 

そこまで丁寧なケアをしつつ、使うと、女子だってあり得ないほどの快楽を得られるのが大人のおもちゃ。AVのプレイの形而下を観てしまうと女子に対して勘違いをしてしまいます。どこまで丁寧に使えば、AVのような悶えっぷりを、女子が見せることになるのかを考えれば、無理やりなんかよりも、丁寧かつ優しい方がSEXは楽しいはずなのです。

 

そうやってAVを観ている途中に、大人のおもちゃを使ったからこそ一線を越えた瞬間が垣間見えるかもしれない。それをちゃんと観てあげることこそ、AVをちゃんと観てあげることであり、セクシー女優をちゃんと観てあげることになるのです。

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エピローグ〜大人の夢が詰まった存在にさらなる夢を与えましょう。

どのように使うかは個人の自由とか言いますが、肉体とか精神とかを破壊して良いわけがありません。それはAVがエンタメであろうとも、忘れてはいけない部分です。どうしても忘れそうになりますけどね。たがが外れることこそ、エロの真髄的な発想がありますし。

 

AVの世界とは、日常からの逸脱であり、それに囚われてはいけない世界と公言されているのですが、どうしても、「沼にハマった」人からすれば、「もっとこい!」となってしまいます。バイブなんかをそういうタイプに持たせてしまったらどうなるなることやらという感じ。

 

ハメ撮りされたくてたまらない女子のハメ撮りを観たくないタイプが、AVユーザーだとします。SEXの快楽に目覚めていない女子を目覚めさせることこそ、AVとしてあるべき姿だと語りますね、そういうタイプは。それが正義なのかどうかはさておき、モラルを突き破るところにAVの刺激を感じている人が存在しているのは事実なのです。

 

SEXという見えない快楽とか、見えない基準が存在している世界において、いかにわかりやすくみせていくかがAVの鍵です。だから屈強なマッチョ系が男優には多いのです。見た目わかりやすいですからね、一般人と差別ができると。そしてその男たちが駆使するプレイに尊敬の念を抱くのは当たり前でしょう。

 

そして大人のおもちゃは、そういう高等テクニックを駆使しなくても、興奮する女子へと誘うことができるような気がする道具です。道具に頼るのはよくないとか、「弘法筆を択ばず」といいますが、本当のところは、プロでも一流になればなるほど道具を選別する。男優さんも、どのように使うかを研究しているからこそ使いこなせるわけです。「研究してないですよ」と男優が言いますが、それは「道具はほとんど一緒なのでわかるんです」ということであり、「女優がいかに楽に気持ちよくなれるかを考えています」ということ。おざなりに使って、演技をかまして作品を作っても、ファンタジーにもならないってことです。

万能兵器のごとき、大人のおもちゃは、使い手も使われる女子側も、道具を熟知していないと、上手な関係性を保つことが難しいです。ただただ挿入してズボズボして気持ちいいとなるのは、異物である限り、不可能なのです。

 

しかしそれを、異物として認識しないくらいにちゃんと使用すれば、AVでは興奮しまくりの映像になるし、実生活でも、プレイの幅が変わり浮気とかいっている場合じゃなくなるかもしれませんね。

 

こういった難しいことを考えて、AVを観る人なんてほぼいません。だからこそ大人のおもちゃに対しての幻想は高まるわけです。神秘的な存在として、AVの中では認識しつつ、実際にはどのような動きをしたり硬さだったりを知らないと、使っても、AVの中における楽しさの100分の1も得られないでしょう。

 

女子に使う用ではなくて、自分で研究するように購入するのも、大人のおもちゃを知る手立てかもしれません。バイブがどうしてうねるように動くのかは、分解すれば知れるでしょう。ギア比の違うモーターが二つあるから、上と下の動きが違ってきて、うねるようになっているということなんですけどね。

 

そういう物理的なことを知ることで、AVでの興奮も実地した際でも、興奮が今の1万倍得られるはず。そう考えるとAVっていろいろな仕事をしているのがわかりますね。

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記事=麻雅庵