必ず浄化されます。癒されたい人は男女問わずぜひ聴いてください〜2022年11月21日「月で逢いましょう〜本庄鈴」配信ライブ

プロローグ〜セクシー女優の「じゃない仕事」を肯定するか否定するかで、2023年以降の彼女たちが変わるかもしれません

 

2022年は、セクシー女優卒業とか引退とかのニュースが溢れていました。よくAV新法のせいとされる方も多かったですが、ほとんどは違うでしょう。後押し的なことにはなった可能性はあるけれど。

 

セクシー女優とは、「AV女優」とかきちんと呼ばれる前は、女優になりたいとか、タレントになりたいとか、歌手になりたいためという理由からなった人が多かったです。お金って理由で入ってきた人は、もう少し先になります。

 

タレントにさせます詐欺っていうのは、昭和50年代くらいの刑事マンガとかによく出てきました。そのくらいにアイドルというもののハードルが高かったし、それなり以上のリスクがあったはず。そういう裏側ネタは最近では肯定されたりしてますね。

 

その流れにAVが組み込まれるのはちょっと違います。納得してやっている人がほとんどだったわけですから。そしてその後、ちゃんと望んでいた業種についている人、たくさんいます。レベルも高かったですね。当時の「歌手志望」っていうのは、アイドル志望ではないですから。

 

セクシー女優になる人たちは、いわゆる歌手・女優などの職種をちゃんと認識しており、ちゃんと好きであり、ちゃんとトレーニングを積んでいる人がなっていました。21世紀に入る頃には、「AV女優」と認知されたため、「SEXが好き」「AVで有名になりたい」「お金が欲しい」などの人たちがメインになっていきますけど。

 

芸事に興味がある人がやるべき仕事がエンタメであり、そこの理解ができないと、テレビだろうがAVだろうができないと思います。「人に見せるもの」という認識がある人だけが、クラシックだろうがロックだろうがアイドルだろうが、ちゃんと売れるという事実があります。

 

セクシー女優が舞台演劇をしたり、歌手をすることで、レベルをアップさせ、本業であるAVのレベルを上げる。そういう必要性はもともとからあったはずなのですが、アイドル人気が先行し、たくさんのファンがついたた2010年代。何をやってもファンが騒いでくれてついてきてくれたのが問題あったと思います。

 

業界的には潤ったから良いでしょうという意見があると思いますが、むしろAV的にはマイナスに近い。お笑いをやってしまった人のシリアスなエロは見れないとか、自分のアイドルが、仕事とはいえ他人とSEXしているなんて信じられないと、売り上げはアップしていませんから。

 

もちろん、アイドル化を成功させたセクシー女優は、引退した後も活躍できている人はいますけれど、その人もちゃんと芸が備わっていないと無理。面白くない人のYouTube番組はやっぱり面白くないということです。エロネタなんてもともとから検閲が厳しいのですから、フォロワー増えて売れたらBANということになりますしね。

 

要するにYouTubeはエロとの親和性がとても弱い事実を認識しましょう。相当頭よくストレートな表現を使わずにやらないと無理でしょう。Abemaの方がまだ緩いかな。ただしあっちはちゃんとした番組なので、出演するにはタレント性(コメント力、見た目など)を必要ですからね。

セクシー女優が、AV以外の仕事をする。楽しんでくれるファンのパイが大きければビジネスとして成立します。ここをきっかけにAVを買う人は、いるでしょうけれど少数なので過度な期待はできないでしょう。しかしながら、この女子は、セクシー女優だけどちゃんと聴かせる歌手ですよとか、この女子はちゃんと見せる役者ですよということで、存在感を作っていく。これが必要なのです。

 

なので、「頑張っている」なんてことは当たり前ということです。しかしながらこの「頑張る」が難しいのが芸事です。だってちゃんと稽古するにはどうすれば良いかがわかりづらいし、お金がかかるわけです。

 

観ている人が興奮できるスタイルを維持させるために、ジムに行ったり節制したりするセクシー女優が昨今多いのですが、「なんとなく若いからできる」業種ではなくなってきたということで認識してください。つまりハイリスクハイリターンだけど、成功を維持するためにはリスクを負わなければならない業界になっているのです。

 

なんか「AVなんて、ちょっと脱いで、人前でSEXして、お金もらえていいね」と考えている人が、今でもとても多いです。SNSに、「私はセクシー女優を認めます」と書く人は多いのですが、それ以上にSNSでの悪口の方が多いです。特に最近は表立って業界をなくそうと騒ぐ層がいます。まぁあれもあれで金儲けの一環な人が多いですけど。

 

セクシー女優が、AVというフィールでで活躍するのは当たり前なのですが、もともとの女性としてのキャパシティが優れており、セクシー女優をやっているのですという感じが普通になってもらいたい。

 

そのためにも、本業以外でも輝けることが可能なポテンシャルがある人しかいないんですよとなればAVにとっての輝ける未来は登場するはずです。たとえ尊敬に値する職業でなくとも、尊敬に値する人間にはなれる。それがじゃない仕事をする意味と言えるでしょう。

 

その中で、麻雅庵が、「唯一無二の存在感と声」と呼ばせてもらった本庄鈴ちゃんのライブ記事を記載していきます。2022年11月21日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンにて開催されたライブイベント「月で逢いましょう」に4度目の出演となりました。

心地よさを共有する楽しい時間……そして本庄鈴の歌声に魅せられる!

 

以前のライブは、明らかに表情は「緊張しています」という感じだったのですが、今回はかなりリラックスした感じ。そして「これから歌うこと、みなさんの前で歌うことが嬉しいし楽しい」という鈴ちゃんからナチュラルに伝わってきます。

 

イントロが流れ、鈴ちゃんの声が乗っかっていく。彼女の声は本当に、ハートに染み渡る系です。鼻にかかった感じの色気と、歌詞を噛み締めるような感じで歌う。聴いた瞬間に、鈴ちゃんの優しさとかが伝わってくるのです。

 

1曲目「遠く〜」。ひと言の挨拶があり、2曲目「Hello my〜」とかつながっていくセットリスト。ファンの皆さんが知っているであろうカバー楽曲を選ぶのは、本人が歌いたいという思いと、聴かせたいという思い、楽しんでもらいたいという思い。思いが幾重にも幾重にも重なる選曲。気持ち良い世界にすーっと引き込まれていきます。

 

鈴ちゃんの歌での世界観とは、ファンならご存知の彼女の大好きな「サウナ」にもつながる感じがしますね。その歌で聴き手の思いを整える感じ。癒し系というワードはすっかり古典表現になってしまいましたけれど、まさにそれがはまるのです。

 

歌って、プロの歌手が歌ってくれるからといって、全部が全部癒されるわけではないでしょ? 聴き手の趣味嗜好があるし、楽曲のテンションとかリズムとか、好きな世界観が絶対にあって、なんでもOKということはないでしょう。

 

そして現在進行形で聴いている楽曲もあるし、ノスタルジーの世界に存在する楽曲もあります。その人だけのオリジナルなエフェクトがかかるわけです。だからなのか、世間的にもプロの世界でも、カバーは歌の世界でも主流となっています。

 

自分自身の世界観を伝えるために必要とする楽曲は、オリジナルであれば良いということではない証明でしょう。鈴ちゃんがカバーした楽曲の中に、「White Lobe」がありました。SPEEDの大ヒットナンバーであり、このシーズンになるとどこかで鳴っている楽曲なのですが、オリジナルはダンスナンバーであり、当時10代だったSPEEDが歌うラブソングだったのはご存知の通り。

 

これがアコースティックギターと、ピアノと、コーラスにアレンジされた「聴かせるナンバー」として蘇っていく。これぞカバーとして正統派な世界観ではないでしょうか。鈴ちゃんは、リズムをとりつつ、ゆったりと体を動かすのですが、ダンスという感じでありません。

 

ゆったりした雰囲気の中に入っていくと、歌詞の世界観がオリジナルとは全く別に聴こえてくるのです。オリジナルの持っているメロディはかなり心地よいものですから、それが本庄鈴の世界に入っていくのです。

 

さらにはオリジナル以上に、歌詞の意味が感じられるのです。セクシー女優が歌を歌うとう行為は、プロローグに記したように、本人の存在する場所を広げるものです。昔のように、たたAVに出演していれば良いというわけではない。もっと自分の存在意義を持っていかないと、足下から簡単に崩れそうな世界です。

 

そういう儚い世界、冬だけに凍る湖のような世界観。今この時間を、きちんと共有しないと全く無きものになってしまう。時間が過ぎれば、違う世界の存在に帰っていく存在にいるのですが、同じ時間軸に存在している時間を共有できるのが、AVの中であり、さらにはAVじゃない仕事になるのです。

鈴ちゃんの、確かな演出と美しく耳心地良い歌声があなたを確実に癒します

 

鈴ちゃんの歌声と楽曲表現は、どこか明るく楽しそうな雰囲気です。彼女自身が涼しげな雰囲気の印象的な美人フェイスなのもあるでしょう。しかし噛み締めるような歌い方が、彼女の中そして楽曲の中に存在しているリアルを感じさせてくれるのです。

 

楽曲のリアルとは、作った本人が予想もしていない解釈されたりもします。歌う人によって世界観が変化するわけですが、そこに説得力をいかに持たせるか。これがポイントになりますね。カラオケとライブの違いが説明しやすいかな。

 

カラオケは、本人と他人というか一緒の空間にいる同士が、時間を忘れて楽しむためのものですよね。ノリの良い楽曲が人気高いですし、誰かのリクエストに応じて歌うとかもある。そこには解釈は必要ありません。

 

ライブは、歌い手の解釈を交えて、自分の心情を伝えるものです。もちろんエンタメとして、楽しんでもらう楽曲や踊れる楽曲、歌い込む楽曲などを個性に応じて用意しますが、本質は、アーティストが何を考えてこの楽曲を作ったり歌ったりしているかを考え、世界観を味わって楽しむものです。

 

アイドルが歌うラブバラードも、別のシンガーが歌えば、違う意味合いが出てくる。セクシー女優がカバーすれば、セクシー女優が持っている背景を伝えるものになっていくわけです。なので、同じ歌詞だったとしても違う意味になるわけです。

さらに、この「月で逢いましょう」ライブは、キーボード&コーラスの平方元さんと、ギタリストの福田正人さんが、「歌い手の世界をさらに拡げるようなアレンジ」としてまとめてくれています。そのとてつもない演奏力と表現力によって、本庄鈴ちゃんの世界観はミルフィーユのようないくつもの階層を持った歌になっていきます。

 

カラオケとか完全再現された楽曲を歌うのも面白いシーンはいくつも登場します。バンドなんかだと、本人がのればのるほど、バンドの熱量がアップしていきます。しかし楽器が少ない「月で〜」は、歌手側の表現力も多大に必要となってきます。テクニックもあるに越したことはないですけどね。鈴ちゃんはとても上手なシンガーだと思います。

 

3つのエネルギーが重なり合ったとき、まさにひとつの美しい生地になって、見ているファンのハートを包み込んでいく。なんと気持ちいいライブなのでしょうか。

リアルなライブだけでなく、配信がメインとしてクレジットしている「月で〜」は、会場で聴く雰囲気はそのままですが、配信用のミックスがなされ、いくつものカメラとスイッチワークを駆使した映像が、リアリティをアップさせて気持ちいいです。ただ定点で撮影している配信ではないハイクオな代物であることは保証いたします。ぜひ観て聴いてもらいたいのです。

 

鈴ちゃんは、AVじゃない仕事とかイベントをたくさんやっていますので、会える機会に関しては多い部類に入る女優さんだと思います。それぞれのイベントで楽しい時間を味わえると思いますが、彼女の本質やリアルな考えが一番伝わるのは、このライブではないでしょうか。

 

鈴ちゃんの歌を増幅させる、バックのアーティストの演奏が素晴らしい限りです。そして鈴ちゃんの歌が良いからさらに美しく、心地よい世界を作り出していきます。歌い手とバックの演奏が分離してしまっているライブって、どれだけハイテクな人たちが集まっていても面白くないですよね。

 

この3人のユニットは、とても熱いグルーブ感を感じさせてくれるのもいいですね。ダンスナンバーを選曲しているわけではないのですが、お互いの相乗効果で重ねていくタイプのグルーブ感です。そして3人が作った音楽のお城に扉を開けて入っていく感じなのです。

 

元々からAVは、責める系、責められる系などジャンル関係なく、お互いの相乗効果があることが重要です。どちらかのテンションがかけていると、絶対と言い切って良いのですが、興奮することは無理です。そういう意味でもセクシー女優は歌手になることや、舞台女優をすることは向いているはず。鈴ちゃんはどちらもやっていますね。

 

演出力があり、声が癒しボイス。そして歌詞を伝える丁寧な発音。それが本庄鈴ちゃんのアーティストとしての魅力です。

本庄鈴〜月で逢いましょうセットリスト

01.遠く遠く/槇原敬之

02.Hello, my friend/松任谷由実

03.memories/大槻真希

04.White Love/SPEED

05.接吻/中島美嘉

06.「/荒井由実

07.地上の星/中島みゆき

EN01.三日月/絢香

EN02.優しいあの子/スピッツ

昭和〜平成の佳曲があなたの耳に癒し装置増幅で届きます

 

本庄鈴ちゃんが選曲した楽曲は、本人の意見だけでなく、ファンやスタッフに確認したりして選んだものだそうです。ということは、一から覚えるといっても過言ではないわけなのは、文章を読んでいる方々ならばご理解いただけるでしょう。

 

多少の鼻歌レベルで良いならば、何度も聴けば覚えることでしょう。でも通常は、サビメロだけ覚えていて、他の部分はわからないなんてこと多いですよね。その方が圧倒的に簡単ですし、歌えますから。サビだけ独立して覚えていると、Aメロからの流れがわからないと思われますが、それだと実は高さがキープできないことがほとんどです。よく、「覚えているから!」といっていたのに、なぜか歌えないなんてことがカラオケでありますよね。

 

楽曲を覚えるだけでもかなり難しいわけです。ちゃんとAメロ〜Bメロ〜サビ、時にはCメロがある楽曲もあります。さらに歌詞が加わりますね。歌詞自体を覚えるだけでの大変なのに、ちゃんとメロディに乗せて、意味も解釈した歌にする行為は本当に難儀だと思います。10代ならばまだしも、20歳を超えると覚える力は超能力みたいなものになっていくのです。

 

全部歌えたとしても、今度はカラオケではないアレンジされたバックサウンドを理解して、彼らとコラボしなければならない。上に乗っかるだけでも曖昧に覚えていたら、まず歌い出しで入れないでしょうね。オリジナル原曲のサウンドとメロディを覚え、それをライブ用にアレンジしたものを歌う。かなり厳しい世界なのです。

そしてさらには、舞台にあがり、みなさんの視線との戦いがあります。ファンの人たちは優しいバックアップなわけですが、本人はやはり、「人前で歌う」という緊張があるわけです。鈴ちゃんも初期は本当に緊張しており、MCがほとどなくなっていたり(緊張しているのでしゃべれない)、リズムに乗せて体を動かすのが難しかったりしていたようです。

 

しかし今回は、本当に楽しそうでした。メッセージ性が高い「翳りゆく部屋」や「地上の星」を劇的にちゃんと歌唱してました。ユーミンや中島みゆきとは違う、本庄鈴の世界観を感じさせる歌唱に、ファンもスタッフもグッとハートを引き寄せられたわけです。バックを務めているふたりも、「素晴らしい」と引き込まれたとMCで語ったくらい、素晴らしい出来栄えだったということですね。

 

最後の最後になるアンコール楽曲「優しいあの子」の楽しげなメロディを楽しそうに歌う鈴ちゃんの姿。こんな表現は陳腐ですが、「神々しかった」ですね。背中からオーラが出ているかのような感じ。そして説得力のあるライブパフォーマンス。次回はどのぐらい進化するのかが楽しみな本庄鈴ちゃんのライブでした。

エピローグ〜2023年のセクシー女優は、じゃない仕事の評価を高めることが重要になってくるのです!?

 

本来、セクシー女優としてAV業界に入った彼女たちは、違う仕事をする義務はありません。むしろAVに集中している方が、艶技力が高くなり、エロの表現力が高まるような気がします。しかしそれはどうでしょうか。

 

俳優と言われる人たちは、自分以外の映画や舞台やドラマを観ます。全く台本にならない予定の本を読みます。自腹率の高そうなファッションに身を包み刺激を受け続けます。最近の俳優は、バラエティ番組に番宣で出演する際、「なんとなく適当にこなす」ことは許されません。そこに視聴者の目があるだけでなく、SNSにその姿をばらまくためだけにテレビをチェックしている輩がいます。油断する瞬間がないわけですし、食レポとか感想とかを、「ちゃんと答えなければならない」プレッシャーと戦っているわけです。

 

というわけで、俳優たちは昭和時代の人たちのような、映画や舞台の瞬間だけに全てをかける的なわけにはいかず、複雑化する一途です。ということは同時代を生きているセクシー女優もまた、別ジャンルにチャレンジしないといけないのではないでしょうか。もちろん強制ではないし、そういう場所に呼ばれるかどうかということもあります。

 

でも、AVだけをやり続けていたとしても、発表される媒体が減り、批評される場所が少なくなっている。AVレビューは批評とは言えないでしょうね。「自分の好きなところ」の羅列としか言いようがないものが多すぎます。玉石混交。

 

じゃないことをしたからといって、目に触れる場所が増えるというわけでもありません。しかしながら、AV的な直接的エロとは違うアプローチの色気をかなり研究できるのが、じゃない仕事でしょう。歌手なんて最たるものです。

 

リアルな人前に出るというのも重要でしょう。イベントがかなりたくさんあった時代、ファンの前に立つことでセクシー女優はかなり表現力をアップさせていました。そして次なる作品へのエネルギーを得ていたと思います。ファンがちゃんと応援する意味ってちゃんとあるんです。

 

コロナ禍がまだ消えているわけでもなく、むしろこの先、消えることはないんじゃないかと思われています。ファンイベントは、コロナ禍前の賑わいまで戻すことができるかは、AVだけじゃなく、エンタメ業界全ての難問です。未だに声を出せる出せないでどのような変化があるというエビデンスがありませんから。

 

だからこそ、歌うイベントとか舞台とか、トークイベントとか、ファンの前に立つ仕事に関して、セクシー女優にはとても必要なことになってくると思います。2022年よりも2023年は重要な課題となるでしょう。

 

そして外に出ることにより、他のジャンルからチェックを受けたりして、セクシー女優という存在が、エンタメとして認識してもらえるようになるはず。AVの世界だけにいるのでは、この先はPRのことを考えても広がりがありませんから。10年くらい前のバラエティの中のエロ担当という潤滑油的な存在とはまた違うものになっていくことでしょう。エロへの規制はますますヒートアップしますから。そのあたりは、きちんとした場所でのきちんとした発言が期待されます。SNSではただの泥仕合いであり逆にマイナス要素を生み出してしまいますから。

 

歌うという表現を身につけたセクシー女優はやっぱり違います。もちろん「歌うのは苦手」という人もいますから、それだけではなくトークイベントや舞台など、とにかくリアルに人の目に触れてもらう場所に行った方が良いのです。

原石状態のものを、一気に光り輝く状況まで持っていけるジャンルは、AVのセクシー女優と、メジャーなアイドルだけです。そこには準備された金額が違いますから、スタッフたちの覚悟も違う。そこに乗っかった女優は、本人以上に輝く可能性があります。そんな女子が、本人の努力を重ねたらならば、さらに輝くことになるでしょう。

 

セクシー女優が何でもできる「スーパーセクシーアイドル」になることは、かなりハードルが高いことです。自主的にレッスンを重ねないと無理。昔アイドルだったから、なんて記憶の残り香では、すぐにスキルダウンしてしまいます。

 

観る側の人間は、前よりも優れたものを期待するし、観られる側の人間は日々アップデートしなくてはいけない。前に売れたAVと同じ内容で撮影しても、同じようには売れないということが証明しています。特に観る目が厳しいと思いますね、AVユーザーって。AVを買う買わないがセクシー女優との拠り所な人が多いからです。

 

セクシー女優とつながりをさらに深くしたいと、イベントだったり配信を観てくれるAVユーザーがいたとします。その人が「次も見よう」「次も会いにいこう」と思えるようなレベルを作り出さないといけない。女優だけの問題でもないですね、これは。そして昔のように、ただただエロに特化しているだけでもファンは増えないでしょう。エロを見るシーンがSNSなどいろいろなところに移っているので。

 

今回の記事の主役である本庄鈴ちゃんは、必ずレベルアップしています。表現力のみならず歌唱力から演出力などの高まりは、まさにセクシー女優シンガーというジャンルに組み込まれていると思います。

 

セクシー女優のみなさんも、セクシー女優になりたい女子も、一度ライブイベントなどにお越しください。自分とは違う人たちの別の表情を観ると、自分が何をすれば次世代のAVに良いのかがわかると思います。ただAVでSEXシーンを見せるのではなく、どのように見せるのかを自覚して撮影に挑むことができるはずです。

 

本庄鈴ちゃんの2023年の活躍は、一段上のレベルに上がること、間違いないです。是非一度、いや一度と言わず何度でも、彼女の歌を視聴してください。

記事=麻雅庵

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