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プロローグ〜VRがいろいろなシーンで目にするようになってきました。
とあるCMにて、ゴーグルをつけた主人公がアニメなバーチャル映像の中で右往左往しつつ、商品を紹介するという展開がちょこちょこと目にするようになってきました。VRゴーグルが何を表現しているのか、視聴者が理解できるようになってきたからこそ、そういうCMを作ったわけですね。
これゲームだけでなく、不動産会社とかでも適用されています。現地に行く前にまずVRヘッドセットを使ったで音声込みのバーチャル映像を見せるというパターンです。もしくはカメラを持った係員が現地にいて、借りようとしている人たちが見たいと希望する箇所を見せるというパターンもあるそうです。
実際に体感したことはないけど、コロナ禍によって、気軽に知らない場所へと出かけたくないという人とか、出るに出られない室内仕事をしている人とか、引きこもっていたい人、引き込まざるをえないにとってみれば最高の視聴方法だし、不動産営業マンからすれば、いちいち現地内見をしなくてもすむというメリットがあるわけです。
AV的には、内見がなくなると、またひとつ「AVのきっかけ的な日常の出来事」がなくなるデメリットかもしれませんが(笑)。その分、ウー●ーなんちゃらとかがあるから元気出して! ここの文章の意味は、よくありがちな「企画AVのテーマ」という意味です。
余談ですが、世界各国同士が対決する世界規模の運動会の名称は、登録の問題とか倫理規定がより厳しくなっており、エロだとワード使用を自粛しているようですね。みんなが大好きな、パロディAVが減っているのにはこういう背景もあります。
ここまで記したのは、ゲーマーとかAVだけの世界の話とか言われていたVRですが、そろそろ日常世界に入ってきているという話です。東京だと街に「VR館」的な体感イベントスペースがあったりして(数年単位で作ったり無くしたりしてますね)、VRを経験した人は多いでしょう。
若い世代にとって、VRとはごくごく普通のデバイスになりつつあるわけです。テレビを観ないという世代がいると言われ、「スマホを観ている」と思った人は、相当な年寄り脳になっています。彼ら(彼女ら)は、視聴するデバイスを問題にしているわけではないのです。それの証拠に、テレビに飛ばして、スマホをリモコンのように使用して視聴しているパターンがたくさんいます。テレビというコンテンツツールが、今の若い世代に合わなくなってきたという話なのです。
このように視聴する感覚の変化がありますが、VRはまたひと味違います。まずひとりひとりがゴーグルを用意しないとダメ。そうなったらゲームの場合は、お家に集まるよりも、オンラインで楽しむでしょうね。テレビでゲームをやるだけの番組があるのは、リアルに会いながらやる演出ということ。そうじゃないとテレビ視聴者がピンとこないのです。
そして、スマホへのDLするパターンがほとんどだったVRですが、PS4以降、本体にそのままDLできる機種も増えています。そっちのほうが機動性が増しているし、圧倒的に手間が省けます。さらには、ストリーミングに関しても、ネットワークの速度がアップしています。5Gになるとさらに増し増しなんだろうかとか、VRの未来はいい方向に向いているようです。
さてゲームにとってとか、動画視聴アイテムとしては華やかな未来が伝えられまくりなVRですが、ここは日刊SOD。AVのVRがどうなっているかが知りたいところ。次章から解説していきましょう。
AV購買の歴史からみる、AV視聴層と新しいAV視聴層の登場
ご存知のように、現在のAVとは、2000年くらいのDVDブームの恩恵を受けた世代が中心にいます。VHSからDVDに変えて感動したとか、エロ本をやめてDVDを観るようになったとかあります。ちょうどこの頃が、実用性エロ本から情報型エロ本がメイン媒体に変わっていった時期です。
AVを支えた男子は、当時、20歳だったとしても40歳なわけです。それなり以上の高齢ですね。AVを若い人が観るものと思っているのは、70歳ぐらいの世代のこと。今の20代くらいの人たちは、AVを買って観ません(悲しい断言)。
観るのは観るんですけど、違法アップロード動画がごろごろしちゃっているので、買わないで観ちゃう。アップロードすることはもちろん、その動画を視聴することも犯罪になりますと書き続けているし、CMはそこいらにあるのですが、どうにも止めないようです。ちなみに、Cookieを消去しようが、ハードディスクを破壊しない限りは閲覧したサイトのデータなどは残っているのです。ハードディスクは、予想以上に水にも火にも強いようですから、閲覧経験者の方々は、諦めて捕まるのを待っていてください。
産業として成立しており、就業者はたくさんいるAV業界なのですが、性産業は昔とあまり変わらずに差別されています。差別されてもお金をたっぷりと儲けられるならば良いのですが、「買ってもらえない」から恩恵にあずかれなくなる。もちろん女優も含めて、関わっている人が多すぎることのパイ分けが細分化されていることもありますが、違法アップロードがなくならない主要な理由は、「AVならば違法アップもOKだし、無料視聴もOK」という考え方でしょう。
無料が跋扈している日本にとって、けっこうあるあるな話です。例として、音楽のサブスクサービスの出立ての5年くらい前に、大学生くらいのカップルの電車での会話を覚えているのですが、「月に1,000円も払って音楽聴かないよね。無料あるし」という内容で、アーティストにとっては聞き捨てならない話でしょうが、当時の真実でした。これがAVにものしかかってきているということ。
インターネットサービスが、違法も含めて無料が当たり前としてしまったのは、音楽もAVもマンガも、そもそもの法整備がサービスよりも遅れてしまったことにあるでしょう。若い人たちの習慣だけを悪者にはできません。だってテレビだって無料なんだから。日本人の視聴習慣に「有料」がなかなか根付かないということです。
DVDやCDを買うとか、レンタルするというのは、お金がちゃんと落ちるシステムが構築されています。日本人は、マンガ好きの人の部屋とかを見るとわかると思いますが、コレクションするのが好きな人がいます。買って読んだらすぐにBOOK OFFへ直行という人は昔は少なかったんですよ。コレクター的な発想があるからこそ、AVもまた良かったわけです。AVに関しては、テレビで芸人たちが、「自分は何万本所有している!」とか自慢していましたよね。「TSUTAYAのようにあいうえおで棚に整列させている」とかね。
大好きなセクシー女優の名前を連呼したり、「マジックミラー号の素晴らしさ」について蕩々と語ったりする。この当時は、本当にテレビがAVの宣伝と啓蒙を担ってました。戦略的プロモーションをしていないのに、気がついたら芸人が告知してくれていて、結果、その作品が売れた的な話はいっぱいありましたね。
思えば、「オナニーする話」を地上波で思いっきり語れたのだから、良い時代だったなぁ。ほんのちょっと前なのに、夢の話のようだ(笑)。
このあたりのDVD盤面をリアルにプレイヤーに入れるAVユーザーと、今のスマホを駆使している人たちが違っていることを覚えておいてください。「あんな小さい映像で満足できるはずがない」と言っていた人、業界には本当に多かったのです。ハイビジョン映像の巨大テレビが流行ってましたからね。2021年、そこで決める人はほんのわずか。みんなスマホ画面でも躊躇なく観ています。
電子書籍を苦手と言っていた人がまだまだ健在ならば、フィジカル(実際の本)が電子書籍に売上で抜かれますかという話と同じです。「気に入ったものはフィジカルも買って保存するけど、基本は電子書籍」とか言いますが、結果、それは「電子書籍しか買わない」と言っているのと同じなのです。
マイナスな話ばかりが聞こえてくるAV業界ですが、そこに光明がひとつあります。それは、「AVのVRは売れている」という話です。ただし、これは、「従来からのAVユーザーとは違った層が購入しているらしい」という事実を含んでいます。
もちろん、AVユーザーは優しい人が多いので、高価だったのにいまいち動作不十分だった頃にゴーグルを買って、内容も不十分だった頃からVR AVを買っています。動作不十分だったり、女優たちも理解できず、VRを聞かれたら、「主観映像でガチノンストップなキツい撮影のやつ」なんて言っていた。この時期から支えてくれていた人たちがいたらからこそ、今のVR人気がある。ベテランAVユーザーに拍手!
安いVRゴーグル(スマホDL型)がAmazonに登場した頃と、スマホとは、「データを保存できる容量が重要」というのがやっと理解できてきて(携帯電話とは抜本的に違うものということ)、iPhoneを中心とした大容量スマホがノーマルになった頃にリンクしているのが、かなりストレスが少なくなったVR AVです。この時期に、晴れてVRユーザーになった人がいますね。ここがVRの分水嶺となりました。やっと売れ出したのです。
この時代は、カメラ機能をやっと理解して、研究されると同時に、カメラ性能がアップして、それに沿った企画ができてきました。前は企画を考えたんだけど、「思ったような映像が撮れない」なんてことが多発しており、商品として、「これは???」というタイトルがいっぱいありました。
さらには、シビアなカメラだったので、熱暴走を起こしてしまい、撮影したデータが消えてしまうとかありました。また一から撮影し直ししていたそうです。そして当時のVRは、女優だけが動くものがメインとなっていました。絡むことが大好きな女優は、「VR撮影は楽しくない!」なんて公言していたようです。SEXというよりも作業っぽい感覚が出てしまっていたのでしょう。
外れ作品と思われるようなVR AVを作ってしまったとしても、AVの場合、女優人気とか、タイトルがそそるとかの理由でも売れたりします。でもそういう作品を観てしまったら、VR買わなくなってしまったはず。そんなゴーグルを眠らせてしまったであろう層とは違う新しいAVユーザーが現在のAVを牽引している。AV視聴がVRスタートというような世代の登場です。
彼らは、AVユーザーと呼ばれる世代に比べると、圧倒的に若いです。ただしDVDのような盤面AVは買いません。収集癖があった先人たちに比べ、データ化されたものを当たり前とする人がほとんどなわけで、むしろデータとしてDL保存したり、ストリーミングで楽しんだりするほうを、「お得」と思う世代です。
そしてVRを楽しむということは、彼らはAVをちゃんと購入しています。「VRには違法アップロード作品がない」というのは関係者が口をそろえていう部分です。データ容量の問題で、サーバーを圧迫しますし、ストリーミングはさらにヤバい。「割に合わない」ビジネスをしないのが違法なビジネスをしている人たちですから、VRなんていらないのです。多少データが荒くても、スマホハメ撮りとかAVの違法アップのほうが軽くて手軽に稼げるわけですから。
買ってくれているというのは良いことですよね。それを聴いて安心するセクシー女優さん、たくさんいることでしょうね。ただし、セクシー女優のバリューが売れ筋のメインになる通常AVに比べ、VRの場合、ちゃんとした企画が成立していて、なおかつそこに個性がハマっていないとなぜか売れ行きが伸びません。
従来のAVを売るためのPR戦略において、販売サイト上にいかにデータを揃えるかが重要でした。サンプル動画はもちろん、サンプル画像やユーザーレビューが書き込めるかなど、そういうものを細かくチェックするのが、AVユーザー世代です。Amazon世代といってもよろしいかと思います。
ところが若い世代に関しては、「お金を出して楽しむ」ことが当たり前的な感覚があるようです。サブスクが当たり前という感じ。前述のお金を出すのを嫌がっていたのと同世代でしょうけど、分別のある楽しみ方をする人たちがいる。お金の使い方が変わってきたのもあるでしょう。
「AVを買わない女子たち」の話題で出てくる、「サンプル動画は観るけれど、AVは買ったことがない」という問題。あれはまさにスマホだけでAVを楽しんでいるからこその話です。ただ男女のオナニーする際の脳の使い方は違います。購入しないというか、短いサンプル動画を連続で観ることに興奮を覚えるのが大半の女子ということ。「本当に女子受けするAVを作る」を解決するのはAV業界の命題ですが、この部分の理解力がどこまであるか。女子ですら謎解きできない話ですから。
話をVRに戻しましょう。VRは企画こそ命という、「AVの基本」に立ち返っています。どういう内容なのかタイトル名でわかります。AV制作陣は気がついたわけですよ、VRの面白さをちゃんと伝える方法、それは……。
「背景と意味のある映像でなければ面白味は出ない」と。
AVであることを忘れてはいませんでしたか?〜原点に帰ってきたAVこそVR
AVに企画が重要なのはみなさんのほうがご存知でしょう。ここでいう企画とは、内容のみならず、「出演している女優にマッチした内容である」とか、「この作品ならではのSEXになっている」などです。
厳密には4つしかないSEX体位を、カメラは同じ状況で違えるというのはとてもハードです。これは2Dとか3DとかVRとか関係ない。初期VRにおいて、騎乗位が、撮影のしやすさと女体を映しやすいという理由から、そればっかりになっていました。でもVRで立体像に観えていたとしても、それはそれ。興奮するかしないかはまた別物なのです。
よく興奮を伝えるために、「近距離におっぱいが近づく迫力映像!」とかをキャッチフレーズにしていた媒体がありましたけど、実際には触りたくても触れないし、近づいているように見えるだけです。それでもみんな手を動かしちゃうんだよな(笑)。オナニーしながら空中に手を泳がせている姿を撮影されたらその人の人生が終了するでしょうね(笑)。でもAVから「触って」とか囁かれるんだから、そりゃするわな。一種の催眠術効果です。
紆余曲折を経て撮影を続けたAV制作者たちが、見つけたVRの最大に効果を発揮するポイントとは、「理由がある動き」だったわけです。何度も私が原稿で褒め称えている超名作VR「【雪山遭難VR】このままじゃ凍死確実!裸で抱き合ってカラダを温め合い、至近距離で見つめられながら密着摩擦で生性器をコスり合った直後に極限状態のサバイバルSEX 小倉由菜」
これこそ「角度に関して、前後左右に制限がある」ということを、逆の視点で構築したことで誕生した名作でしょう。VRの良い部分である接近密着感を十分発揮させ、そのシチュエーションが連続するタイトル通りのシンプルな作品ですが、VRとしては最高傑作になったのです。その後に、2D作品が誕生しちゃったのは、「観たいけれどVRが無いので観られない!」という声に答えたんでしょうね。
SODprimeで見る FANZAで見る Amazonで見る
この原稿でおすすめしているタイトルは、まさにAVというスケベなことしか存在しない空間を、VR【バーチャルリアリティ】として完成させた作品です。エロい場所に行きたいけれどいけない人や、可愛い子とのイチャラブや、ヤリマンとの過剰エロなプレイをより深く体感したい人にとってかなりそそる内容です。
VRゴーグルをまだ持っていない人や、持っていてもいわゆる廉価版的なゴーグルは持っているけれど、観なくなってしまった人は、この機会にゴーグルとVRヘッドセットを購入チェンジするのをお勧めします。「Oculus Quest 2」が価格的なところといい、オールインワンという使い勝手の良さからお勧めします。
妄想を拡げるのがAVだったのですが、今や普通の人たちの妄想の斜め上にいってしまったAV。しかしながら、VRは身近なところに寄り添うような、優しいAVとしてあなたの隣にいるのです。
まだまだあります!2Dでは味わえない興奮を覚える面白いやつら!!
VRゴーグルをオールインワン型のヘッドセットをおすすめする理由はまだあります。音声が重要ということ。世界がシャットアウトされているわけですから、よりのめり込むためには音声も支配されたほうがいいのです。音が入ることで三半規管への刺激もありますから、前後だけでなく、上下の世界の興奮を覚えてみると楽しいはず。
音声に関しては、バイノーラル録音とVRを共存させていた作品がたくさんありましたが、それがより効果的に楽しめるには、より良いシステムを使用することが重要なわけです。テクノロジーの進歩に合わせたほうが、AVっていうのはより楽しめるようにできています。
もともとVHSなど家庭式ビデオ機器を楽しむソフトとして開発されて、一番売れたのがAV。当時のVHSなどでは、時間や画像の荒れ具合、縦横の比率など、映画をちゃんと再生できる環境ではなかったわけです。それに対して、AVはビデオ機器とテープのベストな時間に合わせて(当時だと60分)オリジナルを作っていたのです。
世の中の男子たちが、当時のアイドル以上に、セクシー女優たちを好きになってしまったわけです。おっぱいだけじゃなくて、SEXしているし、フェラをしている! ピンサロはあったけど場末感丸出しで怖いし、他の風俗ではフェラはおろかソープなんてキスNGもありましたからね。フェラの価値は90年代初頭は、相当価値を持っていたのです。
その結果、当時、麻雅庵が大学の時に参加していたサークルにおいて、毎年書く紳士録の好みの女子がセクシー女優だらけになりました(笑)。女子たちは、「なんかアイドルを組み合わせたような、知らない名前がいっぱいあるけどなに?」と言ってました(笑)。AV黎明期あるある(笑)。
その後も、プレステ2による高画質たるDVDソフトの浸透によって、DVDが世の中に定着しました。AVは爆発的な売れ行きを示していました。その後も、新機軸として3Dが出たりしましたけど、AVのみならず、そこまで牽引するパワーはなかったですね。飛び出す映像を撮るために、当時の人気メーカーの女優たちが背景のないところでSEXしていましたがAVとしてはかなり退屈でした。
3Dが浸透しなかったことにより、VRは一部に懐疑的な人が多かったわけです。制作サイドは、いろいろ画期的なことができるだろうとは、誰もが思っていたはず。オナホと映像を連動させるのとかありましたね。当時の名作に、「側溝から覗く映像」というVRがあって、「これこそVRの醍醐味である」と当時思いました。でもAVとしてはどこまでエロさが作れるのか疑問でしたけど。
カメラ性能がアップしていったことで、AVとして面白い作品作りが実現できるようになりました。そして良いゴーグルを使うことでわかるのですが、音声とのマッチングは重要です。VRとはヘッドホンを含んだヘッドセットの世界に浸ることが重要なのです。AVはもともとから、ヘッドホンをして没入したほうがいいものです。なぜならば映画よりもよりパーソナルなものだからです。
集団でAVを観ても、お笑いとしてしか楽しめません。しかも上から目線だったりあざけたりするような、たちの悪い見方になってしまう。AVファンとしては許されない行為かも。ただ女子には、女子会とかで盛り上がるとそんなAVの見方をする人たちがいるとの情報がありますね。もしも本気だったら、可愛い女子だろうが誰だろうが、男と同じようにパーソナル空間に閉じこもって観ていることでしょうけど。
現在、ASMRが流行っていますが、脳にダイレクトにくる刺激で興奮するタイプは多いです。これ女子人気は高いですよね。ちなみに逆に大の苦手という女子もいます。難しいところですが、このテーマを、エロで考えるとわかりやすく解読できます。要するに、「全員が全員、エロが気持ちいいと思うな」と思ってください。
脳に刺激とは、聴覚音声や視覚のみならず、その背景にある設定も重要になります。考えることが刺激をアップさせるのです。SF的すぎるなぁと思うような内容でも、没入することによってリアルを感じられるはず。VRは、そのあたりを通常AVよりも、よりダイレクトに当ててくるのです。ツボにハマった作品が登場したら、狂ったようにオナニーできるかもしれません。それこそ初めてAVを観た時のような興奮と感動が得られるかも!?
まとめ〜VRといえど触れるわけではない。しかしバーチャルな幸福をたっぷり得られる!!
よく「触りたくなる!」とか、「触れると思って手が動いた」とか、妙な形容をするのがVRレビューにありますが、ゴーグル装着しているところで、そんなふうに思う人は問題があるはず(笑)。迫力があるのは認めますが、AVのVRと、ゲームなどのVRの違いは、上下感です。
AVにおいて、というかSEXにおいて上下感はいりません。立場が上になったり下になったりはあるけれど、それだけならば主観映像で良いわけです。そこがリアルになったから興奮度が増すなんて、幼稚な発想はあり得ないでしょう。
VRがこれほどに興奮度を増したのは、カメラが上下同可能になり、正常位で上からとか、腰より下に彼女がいて強引にフェラをさせるといったプレイの再現が可能になったからです。そう、何度か書いている「背景」がいかに重要なのかに気がついたのと、カメラの性能がアップしたのがリンクしたからです。
しかしながら、本当に興奮しちゃうVRってなんだろうと思うわけです。AVは没入感が勝負だったはず。SEXするよりも夢中になってオナニーできちゃうからこそ、リアルな行為(風俗とかも含め)より上になっていた時期があるわけです。その体験が、今のAVユーザーにはある。AVが生まれた時からある若い世代には得られない体験かもしれません。
若い世代をその興奮の場に立たせたり、AVが当たり前になってしまい、買わなくなったユーザーを戻すためのツールとしてのVRがあるわけです。VRは想像を超えた興奮を得ることができる可能性があるのです。
リアルに近いSEXとは、「こういう体験がしたいな」とか、「昔こういう体験をしたな」というようなSEXを指します。AVはすっかりそこから外れているのですが、どうしても演者や制作者が成熟していくと仕方がないのです。なぜならば、「あの虹の向こう」に行きたくなるから。「オズの魔法使い」と笑われそうですが、そういうのがSEXの醍醐味です。ドラッグを使用せずにハイパーな世界へ到達する。それくらいヤリ込んでいる同士がするSEXという感じが、今のAVでしょう。
じゃあVRはどうかというと、先ほど書いたように、もっと原点に立ち返ったものと思って正しいでしょう。ドキドキとか言葉の使い方とか仕草とかが、リアルに感じられるほど映像と距離感なわけです。SEXの時、AVみたいに離れたりしない人がほとんどでしょ?まぁAVの影響から、「離れた正常位」とか、「騎乗位」とか、「立ちバック」が好きな人は多いようですが。
リアルなSEXを経験するというよりも、リアルなイチャイチャだったり、リアルな陵辱だったり、「実際には体験できないもの」を再現することが、現状のVRにとって、一番有効な使い方だと思います。
より手軽で性能のいいVRヘッドセットを購入したら、あなただけの楽しい空間へ、VRソフトの中にいる、「あなただけの彼女」が誘ってくれるのです。そして、2DAVが進化させた「痴女」という概念とはまたひと味もふた味も違う、「優しい誘導」してもらう楽しさがVRには溢れているのです。
記事=麻雅庵