YouTube的なインパクトはAVに必要なのか!?

視聴するメディアへの耐久力がクローズアップされる時代

AVは、DVDメディアへのデータ書き込みを基準として時間が設定されています。ただし、VHSやLP時代と違って、データを圧縮さえすればデータが溢れることはない。なので、恐ろしいほどロングバージョンのDVD収録時間があり得ます。

 

見えているフィルム部分に書き込み方式だった従来のメディアが、デジタル式に変換されたのがCDです。CDの限界時間は、ベートーヴェンの交響曲第九番(合掌付き)の収録時間をCDの収録時間の限界点としようという、CDのパテントを持ち、世の中に普及させようとしていた音楽畑メーカーのソニーらしい発想だったのです。

 

ところがDVDにはそういった打ち合わせ的なものもなく、映像収録ができるということで、曖昧なまま。なので、2枚組があったと思えば、1枚で収録可能な作品があったりという感じ。売る側の、「いくらに設定するか」とか、「価値を持たせるか」が鍵を握っているわけで、AVに関しては、「ユーザーは長ければ長いほど喜ぶはず!」というメーカー結論があり、画質が劣っても長く収録されるようになったわけです。

 

まぁその風潮、間違って無かったからなんとも言いようがありませんね。特に画質を問う人だらけだったら、Blu-rayが登場した時に、「こっちのほうが絵も音も段違いに綺麗」と飛びついたはず。そういうことはほぼ無かった。メーカー側ではユーザーのデータは収集できていたというわけです。

 

しかしながら、世は令和になり、まだまだ収束の兆しも見えていないのに、ポストコロナ禍に、エンタメメディアはどのようになっていくか、誰もわからないにも関わらず、未来予想が語られています。その中にあるのが、「YouTuber時代になり、視聴者の動画の見方が変わったので、従来メディアは没落する」というやつ。

 

確かに当初は、ある一部の人たちしか観ていないとか思われていたYouTubeは、すっかり動画メディアのメインストリームへのし上がりました。それに伴い、YouTuberたちの地位も収入も向上し、小学生の憧れる職業に入りました。

 

まぁ15年くらい前に、女子の憧れの職業の中に、キャバクラ嬢が入ったこともありますからね。子どもは見た目にわかりやすく派手な存在を好むと思って許してあげてください(笑)

 

人気YouTuberたちは、これだけお笑い芸人やタレントが飽和状態なのにも関わらず、テレビCMに出たり、バラエティ番組に出まくっています。まるで深夜帯バラエティにセクシー女優が出まくっていた時代を思い出す短絡的なキャスティング(笑)。

 

今年は、テレビタレントがYouTubeに活路を見出し、活躍する場所を移行させていますね。どうしても順番がありますから、自分だけで仕切って、目立たせるのが良いと思う人もいるのは当たり前です。自己顕示欲こそ芸能人ですから。

 

そういう出ている側の事情よりも問題になっていることがあるのです。ここが顕著に変えられてしまい、テレビなどは特に苦しんでいます。AVは、そこまで飲み込まれまくってはいないのですが、売上が落ちていたり、違法アップロードAVのほうが重宝されたりする理由のひとつになっています。

 

それは、「ひとつのテーマ当たりの時間は10分以内にオチをつける」という、短めの総尺時間を良しとする世代を誕生させたことです。世代という括りよりも、3年前くらいから、「10分以内、いや本音は5分以内に1回、何かのオチをつけないと、観る側が理解できなくなった」という感じでしょうか。

 

いや理解はみんなできるのです。どれだけ長くても我慢さえできれば、20分だろうが100分だろうが集中していればいいわけです。でもそれを我慢してくれなくなっているのが本音でしょう。集中力が短い人種が増えているのです。

 

「映画は総時間が長くなっているのはどうしてだ!」と言われると思っております。よく映画を観てみましょう。CMはなくても中でちゃんと理解できるように細かく切れている作品がほとんどです。最後にあらゆるオチを大回収するという、優秀な脚本になっており、さすがはメディアの王様といった感じ。ちゃんと観客を見て研究しています。

 

視聴者の視聴耐久時間というか、結論を求めたり、展開を先に進めて欲しくなる感覚は、完全に変わっています。テレビは、リアルタイムで観ない人が増えているわけですね。ちゃんと今観るであろう人たちの時間感覚に合わせてプログラミングされているのです。

 

それではAVって、どうでしょうか。映像メディア業界からすると、かなりのガラパゴスなAVですが、観ている側も変わらなかったから、現在があるわけです。それがここにきて、ユーザー側に変わった傾向が出ており、いち早くそこに対応しているものもあります。

 

SNSには、「DVDでなければAVではない!」と声高に書き込む人たちがいるわけですが、「DVDでのAVなどいらない」という人たちが、ゆっくりとゆっくりと侵食してきているのです。

 

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時間の問題よりも結論を早く出すかが鍵!?

私の話なのですが、推理小説を後ろから読んで、犯人を確認してから読み出すクセが学生の頃にありました。邪道にもほどがあるのですが、ドキドキしながら本を読むのが嫌という考え方でした。これと同じような感じですが、映画の結論、オチを先に知っていても映画を楽しめる。むしろ知ってから観たい、なんてことを言っていた。これはフラッと喋っちゃいそうになるので注意してました。一度、口が滑って、かなり怒られました(笑)

 

映画2時間、小説ならば、ものにもよるけど、もっと時間がかかりますね(集中して読んだと仮定しての話)。テレビドラマに関しては、途中の山場を各話ごとに作り、最終的なオチは最終回までわからなかったりするものがほとんどでしょう。

 

テレビバラエティだと、チャンネルを変えられてしまうのを避けるために、オチをC M明けに引き伸ばす場合がありますね。「次の瞬間!」で引っ張りまくるパターンです。ドラマだと翌週にオチを回すとか。これは週刊マンガなんかもよく使っていた手法です。昔はこれで良かったけど、今は完全に悪者扱いになりますね。観れないことで存在すら抹消されちゃうかも!

 

実際の話、エロメディアはかなり世間の動きに比べると遅いのが当たり前でした。DVDであるAVなんて良いほうです(笑)。

 

雑誌媒体であるエロ本は、その役割自体が、かなりアナログでした。しかもコンビニからの終滅後期には、DVDがついた「コンビニで変える廉価版AV」となっていました。さらには、シールが貼られて中身が見えないようにしているにも関わらず、強引に覗き込む立ち読み(いろいろな意味で笑える)していた人もいたり、「オナニー負け組」が観る存在でしたね。つまりDVDを観る手段は持っているけれど、取り扱うのが苦手だったり、やはり1本単価が高いので買えない代わりにたくさん掲載されているお得なエロ本で代用していた人が多かったのです。

 

そういうエロ本ではなく、誰でも知っているメジャーな週刊誌(ヌードを掲載している系統)の読者アンケートを見せてもらった時、ガラケーユーザーだらけでびっくりしたことがあります。つまり紙媒体ユーザー(あえて読者と言わない笑)は、かなり遅れていた証拠です。AVはテレビ以外にPCが視聴用アイテムでしたが、持っていないということですね。

 

ちなみにMacはかなり前に、ROMドライブカーソルがなくなっていたのですが、AVユーザーはポピュラーにWindowsの人たちだらけだったので、ドライブカーソルがないなんて、気にしてもいないで話題に上がることはありませんでした。でも、Macユーザーにも、「DVDメディアが終わるかも?」なんて警戒心を抱いた人も皆無でしたけどね、当時は。

 

iPadの、デバイスの角度で中身の向きも変わるなんてことが珍しがられていた時代から10年くらい経過した現在、AVはもっとも遅れたメディアのひとつになってしまいました。テレビよりも先に行っていたはずなのに、テレビ以下にされそうなほど。YouTubeなんて、足元にも及ばない。それどころか、メインであるエロですら、オナニーツールとしてTikTokにとって変わられそうになっているのです。

 

釈明をすると、セクシー女優の女子レベルは毎年アップしています。ハードなプレイだって毎年上昇していき、観ている人たちの下半身は満足しまくりな状況。むしろムスコに過保護なぐらいなのにも関わらず、遅れてしまったのはなぜでしょうか。「売れていない」と語られ出した頃から、どんどんと遅れていっているのです。

 

AVは、DVDと、もの凄く素晴らしいマッチングで、お互いの普及に貢献しました。ソフトとしての普及は、そのままAV売上につながったわけです。その前は、何度も書いているように、レンタルVHSがメインだったのを、一気に「セル商品」へと転換することで、AV消失な事態など起こらなかったのは、DVDとの親和性が大きかったから。

 

そして商品の内容もまた、一気に転換がかかったことなど気がつかなかった人…メーカーにすらいたわけです。研究しなくてもいいくらいに儲かっていましたからね。そしてレンタルメーカーと言われた彼らの最大のミステイクはここにありました。

 

VHSは、文字通り、最初から最後まで1本のテープで繋がっています。途中を端折ることはできますが、飛び越すというわけにはいかない。60分を倍速で早送りすると、すぐでしたし。

 

作り手はDVDに変わった際にも何も変えることがなかった。これがポイント。セルからスタートしたメーカーは、DVDのチャプター特性をつかんでいました。極論を書くと、「30分の絡み付き展開を3本撮影する」これで90分になりますから、後は枝葉末節を作っていけば、120分になっていく。ところがVHS用に撮影しているドラマは、頭からお尻がつながるドラマ展開がとても多かった。しかも作り手は、映画畑出身者が多かったので、作り方としてもチャプターを意識した人は皆無だった記憶があります。

 

これでメーカーの差が圧倒的につく。もちろん倫理的なモザイク修正の精度問題もありましたし、この影響も大でしたけれど、根っこの問題として、「観ていてどっちが抜きやすい(使いやすい)」がはっきりしていたのです。

 

結果、レンタルAVを牛耳っていたビデ倫は消えていき、レンタルメーカーと言われていた各社は、規模縮小して現存している感じ。どういう顛末があったかは、Wikiあたりにたくさん書いてあるので、そちらに任せます。とにかく、AVは「買われるもの」になった。

 

そしてAmazonに匹敵するほど、特化して売上をあげるDMM(※当時の呼称。現在はFANZA)の強大化。さらにはセルショップの売り上げを伸ばすために、内容をただのサインだけでなく、コスチュームを水着やランジェリー(当時はOKでした)にしたり、サービスたっぷりのイベントとしてサイン会を作り上げて、リアルに金銭の動くものを提示したわけです。

 

ちょっとだけ頑張ったら売れちゃうわけですよ、AVは。当時から商品についての書き込みするスペースはAmazonにはあったわけですが、SNSが普及していない=PCユーザーのみがやっているくらいの感覚だったでしょう。Amazonには、いち早く影響に気がついている人たちがたくさんおり、さくらも含めたビジネスが展開されていたのですが、AVは平和だった(笑)。セクシー女優自身がサイトの売上や、自分のランキングなんて見向きもしなかったんです。

 

売上が落ちたりする売れているところの真似をする。これによってAVは内容も含めて似ていきます。同時に、キカタン出演者が人気を博すようになり、メーカー専属単体女優を凌駕するようになっていくと、同じキカタン作品が月に何本もリリースされるようになります。

 

そんなに同じ人間が出ても観ないだろうって?これが当時のAVユーザーはむしろ逆で売れたのです。相当つまらない作品でも売れた。売れればますます変化することはないですよね。維持するほうが賢明だし、それがビジネスです。

 

その後に業界内にいろいろありまして(笑)それをちゃんと是正しようとするにあたり、結構な金額がかかってしまいました。そんなことをしているうちに、「飽きる」という人間の恐ろしい性質が顔を覗かせていく。同じ人間の同じような作品が売れていたほうが異例中の異例な自体だったわけですね。神様はそこまで優しくなかった(笑)

 

売上が落ちていき、テコ入れをしなければならないのだけど、割引販売のようなカンフル剤的な対処法しか見つからなかったわけです。また、売れていないといっても、前と比べているだけで、実のところまだまだ売れているものをあえて修正するメーカーはいませんでした。

 

その頃、海外の音楽CDは、サブスクに取り込まれていました。CDは本当に売れなくなっていた。ミュージシャンもライブメインに活動を転換していましたね。日本では、握手会ビジネスなどの特典付きビジネスによって、盤の売上をキープさせていたのです。

 

コロナ禍によって、それができない状況になるわけですが、今にして思えばアイデアを考えておけば良かったと思いますが当時、コロナが世界中を席巻するなんて想像できた人なんていないでしょうから仕方がないでしょう。

 

CDはDVDが迎えるであろう事態を暗示していたわけです。ネット回線が太くなればなるほど、レンタル業務は実際の盤を使うよりも、webで展開するほうが普及していきます。結果、街からレンタルショップが消滅していくわけで、CDレンタルなんて言葉、今や皆無ですよね。

 

まずはこうして売る場所などが変化していったわけですが、でもAVが必要ならば減っていく理由にはならないわけです。先ほど書いた、「レンタルを消滅」させたネット回線が太くなることで、YouTubeの動画のクオリティと画質が向上していきます。それによって「動画視聴」の習慣化がつく。

 

YouTubeは視聴数によって金額が変わりますので、「どのようなネタならば多く観られる=バズる」かを探っていくわけですが、YouTuberでも優秀な方々は、めちゃくちゃなことをすれば「バズる」ではないことにちゃんと気がつきます。

 

それが計算された総尺時間です。相当面白い動画だとしても、観ている側の我慢の限界がありますから、10分以内に解決していないと観られないわけです。たまにロングな時間が記載されているものがありますが、中を観ると小分けされたものの合体みたいな感じになっています。

 

先ほど説明したように、映画もドラマはよく観ると、小分けの合体になっている。海外ドラマなんて遅くとも5分以内に目まぐるしく変わります。日本のドラマはそれに比べるとまだまだのんびりしていますね。従来の映画の流れがまだ立ち切れていないのでしょう。

 

AVはドキュメントを欲する人もいるわけですが、ドキュメント=ノーカットカメラという、日本ならではの神話があります。それがいい感じで信じられているし、AVには使われているわけです。映画『カメラを止めるな!』が大ヒットしましたが、日本人の心理をついたタイトルですね。

なのですと言い切れませんが、AVはノーカットじゃないと、「SEXしていない」とか言われたりする(笑)。じゃないと「演技している」とか言われて、攻撃されがち(笑)。演技しないSEXなんて面白さが激減すると思うのですが、それぐらいに真面目な民族なのかもしれませんね、日本人。

 

とにかく動画の長さに対する耐性が変化していきました。これによってAVは「長くてウザい」というジャンルのひとつとして括られていくことになるのです。

 

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『中出しを止めるな!』SDEN-039

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動画が変わればオナニー時間も変わる?!

動画の視聴法が変わるということは、短期集中型の映像を見慣れていくことですね。スマホで観るわけですから、移動中だったり暇な瞬間の穴埋めだったりと、時間の空いた隙に観る。とすれば、オチが早いほうが切り替えはスムーズです。

 

AVというのは、オナニー目的だから、本来は時間の空いたところでするだけでなく、「さあオナニーするぞ!」と積極的に時間を作って、集中して勤しむわけです。観られて恥ずかしい行為だから、その間は個室にこもるわけで、時間もそれなりにとります。これを良しとしない層が出てきたということではないでしょうか。

 

短期決戦型オナニーをする層の登場です。……ん???女子のオナニーの話で出てきたな、この「短期決戦型」って。

 

そう。本来ならば男子はそれなりに妄想と興奮を膨らますために、ラインディングの時間をかけてゆっくり楽しんでいたはず。それこそ射精しそうになっても我慢したり、SEXにも似た感じを楽しむものだったわけです。決して電マでサクッと絶頂へというパターンではないのです。

 

しかしながら、男子は自分たちが普段観ている動画に影響を受けてしまい、AVにも結論を早く求めるようになります。SEXシーンが観られればいいというパターンです。

 

AV好きな人は、フェラチオやらベロキスやら乳首舐めやら、オーラルプレイと手コキプレイが大好きなのですが、この層は即挿入がモットー。キスも「女子のメイクがついて汚れるとめんどう」ということでしなかったりする。

 

お互いに絶頂と射精ができればSEXとしてOKというパターンですね。ゴム付きを好む人も多い。理由はゴムの場合、ローション付きとか、即挿入しても膣側をサポートしてくれるからです。

 

もちろん恋人同士だとそういうSEXはしないかもなのですが、じゃない系……例えば多目的トイレを使う浮気とか(笑)そうなると、短期決戦SEXをする人たちは、体位がどうこうとか関係ないのです。

 

思えば、風俗って、オナニーの具現化なんですよね。出会ったばかりの女子が好きモードでいてくれて、イチャイチャしてキスして、エッチなところをばかりを弄って、エッチなことをして、射精しておしまい。「男子ってこんなもんか……」と達観する女子になってしまうのは当たり前かもしれません。またそういうプレイを、通常のSEXにも求めてしまっていたわけです。

 

男子の影響がそのままだったSEXですが、時代の変遷によって個性がはっきりと出てきます。女子もスマホを駆使して、情報を得て、オナニーすることが普通になれば変わるのは当たり前なのです。AVの見方でも、興奮するポイントなどが男女では違うところが多いですからね。

そこにYouTubeによって、素早いオチが優先される映像が浸透する。どんなにのんびりした人間でも変わっていきます。AVはその伝達影響がとても遅いジャンルだったというわけです。

 

それが定着してきた証拠として、素人系の出会って即ハメしちゃうようなシンプルAVが、サブスク内で高い人気を誇るようになります。

 

これまでのAVだったら、あまりにもわざとらしいナンパだと、「ヤラセくさくて抜けない」なんて言われていたわけです。ガチがいいという感じ。なんかちょっと前に流行った格闘技ブームのファンに似てますね。

 

ところが今のAVファンは、ヤラセだろうがなんだろうが、「楽しくSEXしちゃっている事実」のほうが重要だし、内容がシンプルにスケベ女になっていればもう大満足ってことになっちゃうわけです。「ウソイキだと抜けない」とか言っていた人たちと対極の存在ってことです。

 

AVは「ガチ好き」が多かった事実を背景を元にして作りあげ、リアリティをキープして、人気を誇っていたわけです。「擬似本番する女優は嫌いだ」なんてことを語られる時代があったのです。

「AVはファンタジーである」とどれだけ説明しても、ガチであること、感じてしまう女優の淫乱さを信じている層のほうが圧倒的だった。これが崩れたのは、これまでの啓蒙説明が功を奏するようになったのではなくて、「動画視聴法の変化」だったのです。

AV=ガチを好む人たちは、こういうシンプル系を好まなかったわけですが、これまでのAVやセクシー女優に飽きてきたり、「AVサブスクに参加したし、それならば観てみるか」と気分が変わってきて、従来の120分以上ある、ストーリーもSEXもしっかりしたAVより、シンプルにハメて終わる作品を観るようになっていく。

 

もともとから、「AVユーザーはわがまま」がもろに露呈した状態ですね。そりゃあSEXシーンが長いということは、射精絶頂まで時間がかかるわけですから、観ている途中にカーソルを先へと送ってしまう。

 

昔は、ストリーミングしている動画を早送りしすぎるとフリーズしてしまうことがほとんどだったのが、回線が対応するようになり、そういう現象も減ってAVをどんどん早送りすることに抵抗がなくなっていく。もっと言えば、DVDだとフリーズするけど、ストリーミングだとフリーズしないからOKという感じ。そんな選択に変わっているのが、現状なのです。

 

もしかすると、早漏が増えているかもしれませんね。でも、「SEXに時間をかけたくない」という男子が登場している現在、自分が早漏なことが嬉しいのかもしれませんよ。

 

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まとめ〜視聴習慣には抗えないけれど……AVがAVであるために

こうして書いていくと、AVもまたテレビと同じように未来がYouTube的なものに吸い取られてしまうように感じますが、そうでもない部分もあります。

 

テレビとYouTubeでは、圧倒的にかけている金額が違うわけです。低予算に対応すればいいとお思いでしょうが、これが地獄の扉を開けちゃうことになります。その説明は、エロ本で簡単にできちゃいます。

 

エロ本は、もともとはちゃんとした雑誌の体裁をとっていました(全部じゃないけど)。なので無駄と思えるようなページを作ることをしなければならない。ところがこういうページも意外とお金がかかるわけです。おふざけをしようが、真面目をしようが、とにかく手間隙をかけないと人気が落ちてしまう。

 

さらにグラビアページも、ヌードが載っていればOKではなく、「この女子の個性はこれ」のようなパターンだったり、「うちの雑誌のグラビアはこれ!」のようなパターンだったり、雑誌としてのこだわりがないヌードは人気が出なかった。じゃあ絡み写真を前面に出したらどうだと思うでしょうけれど、これがなかなかできなかったのが当時の現実でした。

絡み写真の撮影は、グラビアよりも可愛い子をキャスティングできないというのが当時の問題。それなのにグラビアよりもお金がかかる。当時のAVはかなりのギャランティを支払っていましたから、それに匹敵する金額は出せるわけがなかったけれど、絡むならばそれなりに出してくださいというのは、AV事務所の当たり前の主張でした。さらに名前が通っている女子には、「変な仕事はさせられない」とかあってNG。本当にあらゆる制限がたくさんあったわけです。

 

そういう関門をあっという間にかいくぐってしまったのが、現スチグラビアをメインにしたエロ本。もちろんこれは、メーカー側が出資している会社であることが、それを可能にしたのです。出版の門が圧倒的に下がってきたのが露呈された時代の話ですね。

 

これにより撮り下ろしを作っている雑誌は壊滅。違うメーカーに交渉して同じような本をたくさん作る。コンビニのエロ棚は、同じようなエロ本だけが残り、最後は消滅していったわけです。

 

「ちゃんと作れば残る」といわれていましたけれど、現在では、情報誌はあっという間にweb版しかない状況になりました。女性ファッション誌すらweb版になってしまう時代です。広告出稿が減っているのでしょうね。紙媒体として維持するとお金がかかってしまうので、webオンリーにせざるを得ないわけです。

 

このように外的理由から、動画が変化していくのは当たり前のこと。映画なんて、短いストーリーと長いストーリーを、パズルのように組み合わせるという、作り手にとって、とてつもなくしんどいコンテンツになっているわけですから。それで赤字になると借金が残る……恐怖のコンテンツ(笑)

 

AVは、もっと短めの導入部になるとか、導入部にエロ絡みする理由のエロシーンを挿入するとか、手を変え、品を変え、流行に即した内容になるでしょう。事実、そうやって変化してきたわけです。

AVは、シンプルな内容の作品が人気と書きましたが、マニアックな内容の作品もまた人気があったりしています。人の感性の無意識の反動とはこういうことをいうのでしょう。

 

YouTubeにアップされる動画は、日々更新されていきます。現在は芸能人YouTuberに人気があるのですが、彼らがそのままでいられるかどうかは、今後のネタ次第。テレビ視聴者は飽きない人が多く、ずっと同じものを観てくれるけれど、YouTubeはもっともっとシビアです。飽きない人が減っているからテレビ人気が落ちているとも考えられます。

 

じゃあAVはというと、インパクト的には必要だし影響はもろに受けるのですが、急激な変化というよりも、ゆっくりと浸透していく感じ。完全に変貌するまでには、1年どころじゃないくらいに時間がかかったりするはず。

 

AVこそ、「世の中は変わらないでいて欲しい」という意識がある人の砦になっているのです。可愛い子がエロい姿を出してしまう。それは彼女の本質なのか、演技なのかでモヤモヤして楽しむのがAVなわけです。

 

もちろん編集方法は時代によって変わりますし、昔と違い、同じカメラワークのままでSEXを撮っているなんてAVはもはやありません。女子側の反応も明らかに自然に見えるほど上手い。まさに「エロ可愛く上手い」わけです。AVによってSEXを培養教育されてきた結果です。自我を出して、「SEX嫌い」とかいう女子は、もはやいません。昔はたくさんいたんですよ(笑)

 

さらには、エロのようでエロでない、でもやはりエロいというTikTok的なエロを、素人女子に取られてしまっていますから、プロとしてAV側が新しいエロを提示しないといけないですよね。

 

AVはエロをリードする存在に戻らないといけない。知恵を加えるこそエロの真髄なのではないでしょうか。そしてそれがAVだと思うのです。

 

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