サブスクAVとフィジカルAVは同居できるのか!2021年のAVの難問奇問を解決せよ!?

自宅で映像を楽しむのは良いけれど、有料になっちゃったよぉ!!!なんて声が聞こえてくる2020年

原稿を書く際に、なるべく時代に直面しているワードを載せるのは止そうと考えるのが日常的な事象を書き取るライターです。「コロナ禍」なんてのが典型例。これが来年も再来年にも影響する禍(わざわい)となってしまったら、使用するのはOKなのですが(そうはあってほしくないけど)、夏から秋にかけて収束しつつワクチンができてしまったら、「コロナってあったね」になる可能性があるからです。

 

あれだけ世の中を席巻した「エイズ」ですが、当時は、『同性愛者がかかる性病』という誤った情報が広まったことなどで、日本では恐怖が伝搬しにくかったようだ。そのうちに、「男女間のSEXでも感染する」となったけれども、やはりコンドーム文化が日本に定着することがなかった。世界一、薄くて優秀なコンドームを作っている日本なのにも関わらず。

 

他人事に興味はありません。でも感染させられて死んじゃうのは嫌だから行くもの嫌です。マスクしているとうつらないしうつされませんよ。だから付けましょう。

 

店舗を持っていたり、会社を支えている人たちは、仕事や利益としての責任から嘆き苦しんでいるわけですが、それ以外の人々の脳裏に走るのは上記のワードでしょう。解釈の問題とはいえ、恐ろしくタイトロープなところを歩む日本……という重さを伴うワードに関しては、いろいろなところで語られていることでしょうから、未来予想図を記すこともないでしょう。関係者たちが答えているものを読んでくださいませ。麻雅庵は聞かれないので答えません(笑)

 

暗いニュースがたくさん飛び交っている現状ですし、5月25日現在、現在進行形で製作されているものがあったとしても、リモートという名の「録画放送」をやっていたり、今までの総集編でつないでいる状態で、青息吐息のテレビ局。これだけ家に人がいるのに視聴率が増加してませんから。

 

相反するように、web系動画サイトは大人気です。Youtubeは基本広告利益で成り立っています。Youtuberから最近は芸能人も参入しております。タレント人気で見られるけれど、あっという間に見られなくなります。動画ってやはり難しいんですね。Youtuberは、あのシステムにあっていた人だけが残っているのでしょう。

 

そして定額有料のストリーミング配信型サイトが、スマホでのアプリ視聴をメインとして人気を得ております。これが「サブスクリプション」というやつのことです。

 

日本は欧米に比べると、真逆の動きをしています。フィジカルと言われる「DVD」などの記憶メディア型が人気があります。さらにはダウンロードとストリーミング配信だと、圧倒的にダウンロードが人気がある。

 

お金を払う場合、実態として手元に置いておきたい。「所有権」を持ちたがるんでしょうね、日本人は。

 

これがコロナ禍を境にして、変わってきたような気配がしています。定額有料支払いを渋り、Youtubeを含めた違法アップロードばかりを見ていたのが、時間が大いにできてしまったので、いまいち探り当てるのがめんどうな違法サイトよりも、定額を支払っておけば、あらゆる作品が徹底的に観ることができる、「サブスクリプション」を活用するようになりました。

 

ずっと続いている人気海外ドラマとかを改めて観る人からすると、膨大なデータを安心して観られるとか、平常時だと「一生かかっても観ることができないほどの量」を抱えていたと思われたサイトこそ、時間潰しに最適だったわけです。

 

そして外出禁止などの措置が出ましたから、有料会員サイトを観るのが当たり前になっていきます。お金を使う機会が減っているから、感覚が欠落しているのもあったでしょう。

 

そしてみんなが定額配信ストリーミング放送の虜になっていきました。とここまでは説明のための、一般の映像メディアの話です。AVはどうなっているのでしょうか。テレビの状況と同じように、「新作ではない作品」を楽しむAVファンは、期待値と同じようにいたのでしょうか!?

AVファンがネット回線系に移行できるまでに時間がかかった?「めんどくさい人たち(笑)」

毎月リリースされるAVを、心待ちにしているマニアとライトユーザーが、AV業界を支えています。そこの対極にいるのが、老若男女問わず、IT知識が強い人を知り合いを持っている人たちです。安全な違法アップロード動画を観ている人たちのこと。

 

フィッシング詐欺のような「理由がある違法行為」だと、対処方法は山ほどあるのですが、「営利を求めない愉快犯」となってくると、これは困った問題で、明確な対応策が見つかりません。まるで新型コロナウイルス。関係なさそうに感じていたはずだったのですが、実はいろいろな人たちの生活にめり込んで被害を出しているところまでもそっくりです。

 

そしてAVは、コロナ禍の前から業界内で「サブスク」が話題に上がっていました。配信特化型をキャッチフレーズにした新しいAVメーカー「FALENO」。最初は、オリジナル新人女優をデビューさせるなど、一般的AVメーカーと同じ動きをしていたし、FALENO以外にもストリーミング配信サイトはあります。

「みなさん、SOD primeに入ってますか?」(PRタイム笑)

 

2020年に入り、別の人気AVメーカーに所属していた大人気単体AV女優と契約を発表したり、一気に攻勢に出たFALENOですが、とても保守的な面があるAV業界と同じように、AVユーザーも保守的なのです。だから、当初はおよび腰だった。このニュースが流れて初めて動揺がファンの間に走りましたね。

 

ちなみにAV界の保守性の証明として取り上げられるのは、VHSからDVDに移行できた話です。これの最大のきっかけは、PS2がDVDプレイヤーとして普及したのが理由だし、同時期にデータ記録メディアとしてのDVDの値段が、CD-Rと同じぐらいの価格帯に落ちついたこと。さらにいえば、中華圏および韓国にDVDプレス発注すると、これまた価格が安くなっていたことを、別メディアからのリサーチで発注するようになったのが理由です。その状況だから起きた事件もありましたね。

 

そして女子の好みは、何十年経った今でも、「黒髪の美少女」だし。ハードなプレイを要求する。あらゆる方面が保守的なのです。「AVはDVDで観る」という行為がノーマルになっている。ブルーレイではないのがポイントです。そこまで画質にこだわる人は少なかったし、画質が上がると、女子側の肌の調子が見えちゃうとか、隠すべき粗が映っちゃうのでかわいそうとかいう人もいたな。とにかくDVDが良いらしい。

 

そしてCDやDVDを見向きもしなくなった欧米に比べ、日本はフィジカルに対する信頼が厚いのです。目の前に見えてないと安心できないのかもしれません。電子書籍すら浸透するまでに時間がかかりました。これまたダウンロード系ばかりという事実。「観たり読んだりする権利」を買い取ることは同じであろうとも、ストリーミング配信に対する不信感は大きかったし、払拭できていなかった。

 

手元にあっていつでも観れないと我慢ができないって、どれだけオナニーが好きなんでしょうか。

断言します!映画やテレビとAVの見方はまったく別物なのです。

さて、売上が落ちていると騒がれ続けているAV業界ですが、「サブスク」は起死回生の一打を期待されています。

 

ちなみにwebが登場した頃からあったストリーミング配信AVサイトですが、まぁ会員になろうという人が少なかったです。当時は回線の太さの問題から動作の安定もしていないし、ダウンロードしないと固まっちゃうとか平気でありましたから、シコシコ楽しんでいる最中に、いきなりフリーズされても、勃起したち●こがすぐフニャちんになるわけではありません。

 

「この欲望をどこに向けるんだ!」となってしまう。DVDに変わることはあり得ないほど難しかったのです。

 

AVでのサブスクが話題となる前、まずは音楽系サイトがサブスクを確立させるかどうかで勝負をしていました。世界標準がなぜか浸透しないガラパゴスカルチャーの国・日本。まずクリアするべき問題になったのが、定額制なのでお金の分配率の問題がアーティストや制作サイド、CDメーカーから問題視されました。

 

続いてクリエイターから、「CDが限界点くらいの音なのに、デジタル配信だと劣化が激しい。ハイレゾだってダメなのに」という、音に対するこだわりの問題が出ています。前記とこちらの問題が絡み合って、長い間、「配信NG」になっているアーティストがいましたね。

 

時代も変わり、映像でもスムーズに届くようになり、映像もカクカクせずにクリアできるレベルになってきました。

 

今回の自粛すごもり期間中、マンションなど、wifiの速度が出ない問題が発生してましたね。みんながみんな、wifi使っていたらそうなりますって(笑)もしくは、SOD primeが食らってしまった、回線集中してサーバーダウンニュース。どちらも、IT関連がまったくといってよいほど脆弱な日本を露呈してしまいました。

 

集中したので事故的なことは発生しましたけど、ネットを観る機会が増えたことで、個々のこだわりを除けば、かなり改善されていることに気がついたはず。そして会員になって、1カ月無料期間で動画を楽しんでみようとなり、会員は増加したようです。テレビCMスポットが増えたのがその証明。パブリシティにかける予算が大きく取れるようになったのです。

【AVもサブスク時代】AV見放題サービスを比較してみた!

AVと一般作は同じように視聴されるのか否か!?

映画やテレビ再放送サイトにオリジナル動画系や海外系ドラマが見放題。Youtubeのネタ系を楽しむ人もいるでしょう。さらには、某サイトのサービスでAVも観れる料金プランサービスができたりしています。

 

「一挙両得!」と喜ばれている方もいると思いますが、その人はたぶん、AVを観ていない人です。だって観れたとしても、1回か2回くらいしかアクセスしないから。

 

サブスクのメリットとして、ジャンルをまたがって選べるということがあります。ロック好きとジャズ好きだったり、恋愛ドラマとSFアクション好きが同居するアプリということ。

 

シネコンの構造形態を見ればおわかりになると思いますが、あらゆるジャンルを網羅させているほうが、「絶対にどれかを観る」ように誘導されます。ポスターを見てみたら、どうも乗り気じゃないけれど、その隣の注目していなかった作品が目に付く……見ちゃおうか、見ちゃおう!なんて展開ありますよね。シネコンとはそういうものなのです。

 

シネコンと同じ構造体を持つサブクスは、あらゆるジャンル視聴を可能としています。そこにR18が入っている。「これは観ないと損する」と一瞬は思います。別料金が発生するならば観ないけれど、そうじゃないならば観ちゃうわけですよ(笑)

 

ところが、映画のワクワクと、AVのワクワクは、脳内の刺激する箇所がまったく別物です。映画でもヌードシーンとかベッドシーンがありますが、瞬間的な挿入にするので、脳が混乱して、あらゆる刺激を与える。映画は、全方位からドキドキワクワクを刺激し続ける。だから画面も巨大スクリーンのほうがよい効果を得られるわけです。集中させるよりも、拡散し続けてそれをエンディングで回収させて安心させるのが映画です。

 

AVは、逆に自己陶酔集中型を要求します。内側へ入り込むほうがワクワクが上がる。自分の趣味嗜好にマッチする。人には見せられないような反応をする。さらに羞恥心を煽る。オナニーしている姿を見られたら恥ずかしいですよね。それを自己暗示していたり、あらゆる内側向きの羞恥心とか、乱暴したい気持ちなど、理性で止めている部分を解放させまくる。密室だからこそ盛り上がる作業でしょう。

 

AVを見慣れていない人は、「どんなものだろうか」とじっくり見ることでしょう。最初から最後まで、一回も早送りをせずに観させてくれるような作品もあるにはありますが、AVはそういう行為にこだわることはすでに止めています。映画のオマージュシーンが挿入されているのを見たいわけじゃなくて、「挿入されて喘ぐまなてぃ(紗倉まな)」が見たいわけです。

 

ということで、AVを映画的に観ようとした人は、ほぼAVを観なくなります。「これは映画を観るためのツールである」という生真面目な意識があるのもポイントだし、料金プランが変わるのが大きな分水嶺でしょう。

 

オリジナルとしての強みを持っている作品が観たい。AVだろうが一般作品だろうが、コンテンツに重きを置いているのは間違いありません。ただし、同じ層が観ているわけではないことを自覚しないといけない。21世紀は、AVファンと映画ファンの距離を徐々に開いているのです。

 

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サブスクによってさらに人気倍増するVRの世界

マイナスな話題ばかりを書いているから嫌われるということがあります。マイナスというか真実の一部なんですけどね(全部ではない)。ならばサブスクによってプラス効果を期待するジャンルがちゃんとAVにありますので、記載しましょう。しかもこれだけはなぜか一般作品と同居が可能なのです。

 

ご存知、「VR」です。

 

AVの場合、「マジに触れてるように感じる!」とかあります。そういうことでいえば、お化け屋敷にVRを使用したら敵無しでしょう。しかもコロナ禍のこの時代において、「触らないのに触ったような感覚に陥る」とか、「一定の空間をひとりづつ与えておけば、巨大スペースがなくても体験し続けることが可能」ときている。

 

AVの場合、「実際に体験したことのないプレイは想像で補うしかない」とかいう変な屁理屈をいう人がいます。「経験至上主義」という、男根主義の典型的な発想です。これをVRの場合、かなりのレベルで補ってくれています。巨乳系はかなりの再現率ですよね。ただし女子が揺らしまくると、「酔ってしまう」というマイナスももちろんあるっちゃある(笑)

 

立体映像は、AVに限らず次世代救世主なのは確か。YoutubeにもVR映像がありますよね。ゲームはVRヘッドギアを装着しての仮想空間がメインとなっていくことでしょう。AVの場合、AV女優だったり、AV男優ち●ぽが必要なため、そこまで仮想空間にはならない現状ですが、将来的にはもっと変わることと思います。

 

それ以上に、サブスク的な救世主になっているのがVRなのです。それはVRが、「ストリーミング配信」が可能になってきたことです。これまでは容量の問題があり、観る側にダウンロードしてから再生しないと追いつかなかったのですが、そろそろストリーミング再生が可能になってきました。

 

AV業界の救世主的に呼ばれているVRですが、意外と毛嫌いしている人がいるのも確かです。再生機の価格の問題(ハイレベル再生はやはり上位機種が良い)、簡易VRのレベルの低さ(紙製ゴーグルは普及にはつながったけれど、早々に止めるべきでした)などなどありますが、何よりも「手間がかかる」と思っているのが、VRを嫌がる人の理由です。

 

DVDスロットに入れたら自動的に再生が始まるDVDに比べるのがどうかと思うのですが、購入からダウンロードして動作確認して、実際に観る。これだけの過程があるだけでNGという、超めんどくさがりがいるわけです。便利とサービスが日本の売りですが、これのやりすぎで、ポンコツ人間をたくさん生み出しているのがわかります。

 

ストリーミング配信が可能になることで、ダウンロードの手間や動作確認が手軽に感じられるようになります。AVを観る人が増えるのは間違いないでしょう。

 

そしてVR AVの場合、AVファンではない層がAVを観ることが確実視されています。

 

まず、VRの立体的な臨場感を味わう場合、ストーリーがガチガチにあることで、体感が目的でないドラマ的な作品だと、ちょっと不自由ですね。「もう少し味わいたいな」と思っていてもドラマは進行してしまいます。

 

ゲームはたっぷりと体感できますが、やはりクリアすることを目的としているため、ただただ仮想現実を楽しむわけにはいきません。今後に、そこを目的としたゲームとは言い難いゲームが出てくる可能性はありますが。

 

VR体感映像として考えるならば、アミューズメント系にあったVR(移動体感、ホラーなど)は特化していますね。ただし場所まで行かないと楽しむことができないものも多いです。三半規管を揺らすための動く椅子などですね。それよりもより簡単かつ無目的に楽しむことができるのがAVなのです。ゲームが苦手だったり、興味のモテない映像よりも、万人が楽しめる要素が高めという意味でもAVは最適です。

 

話題作VR AVを観たい人の場合、まずは安い価格設定のゴーグルを入手しつつ、目的のVRを購入しダウンロード購入して、おもむろにパンツを下ろすわけですが、VR興味が先んじている人は、VRゴーグルにまず1万円以上の価格帯を選びます。このくらいからかなり使用感が変わりますし、高いほど視聴設定が簡単になる傾向があります。

 

そしてゴーグルを購入したら、かたっぱしからVR映像を試すことでしょう。その中にAVが入っていたら絶対に観るでしょう。そしてやみつきになる人も現れることと思います。

 

VR映像は、やはりこれまで体感したことのない刺激を脳に与えます。観た作品のプレイ内容だけでなく、コンセプトだったり、アングルだったり、それぞれに好みのタイプがあると思いますが、AVは量産をモットーとしているので、自分好みの映像にヒットすることが多い。その他のVR映像と違うポイントですね。

 

最初期から試行錯誤してきましたからねぇ、AVは。先人の涙が作っていると勝手に思っています(笑)

 

サブスクのラインナップに入っていたとすれば、VR的にこんなキラーコンテンツはありません。それだけでなく、AVファンでなくても定額月額制ですから、ハマってもハマらなくても、会員解約しなければ観る機会が得られることで、AVファンが誕生するきっかけになるのです。

 

履歴などご家族とVR周辺機器を共有しているお父さんとお母さん、自分の楽しみを存分に味わいたい場合は、証拠抹消隠滅するまでが、「ストリーミング配信」オナニーの注意ポイントです。

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DVDを買うのが普通じゃなくなる世界へ。

タイトルで最初に書いているのですが、定額配信で楽しむことと、DVDやブルーレイなどの記録メディアで楽しむことは同居することができるのかは、甚だ疑問視するポイントです。

 

欧米はもはやDVDやCDに戻れない位置まで一般的には動いてしまいました。日本はその収集癖のある国民性に支えられて、購入して観たい層が多くて、データが真逆なほどでしたし、握手会などのまさにフィジカルなイベントによって支えられています。

 

ビジネスとして考えた場合は、300とか1,000とか、規模的に上を設定しないと儲けにならないわけです。ところが新型コロナウイルスに感染するリスクがあるとなった場合、亡くなる可能性が0じゃないし、もし罹患して重篤化したらそれこそ1年間お仕事が入らなくなる可能性が高いです。無意識の差別は人間致し方ないところです。

 

2020年前まで、アイドルやAVアイドルの周辺に潤いを与えていた「握手会商法」は、ワクチンや特効薬できるまでは、極力させない方向になると思います。リスキーであるし、本業に差し障りが出る可能性が否定できないからです。

 

AKBGの握手会云々をよく批判したりする意見がありますが、それ以外の人たちもジャンルを問わずにお世話になっている購買パターンとして定着しました。それがコロナ禍で一挙に吹っ飛んでしまった。100人相手くらいだったらやってもやらなくても、さしあたりの数字が変わりません。サービス範疇でしょう。

 

ではDVDを買わせるにはどうすれば良いでしょう。ポピュラリティーを持つには、マニアの切り捨ては重要です。ハリウッド映画たちがそれを王道として選んだのかを知っていることでしょう。

 

現在は、持っていることこそステイタスだった時代ではないです。いやむしろ、恥ずかしい時代に突入しつつある可能性があります。映画もAVも、DVDで持っていたら、「きゃあ!のび●さんのエッチ!」の対象(笑)

 

誰です?「DVDは二次編集ができるから良い」とか言っているのは!違法アップロードはNGどころか犯罪ですから。

 

視聴する方式を考えると、より「録画映像のなかった時代に、フィルム映像を楽しんでいた人たち」のようなエリート主義になるしかありません。どんなシーンでも即検索できるグーグルよりも上をいく「人間データ」になるしかありません。ファンとして考えるならば、DVDしか観ない人になって、そこにしかない映像を楽しみ、違法アップロードのパトロールとなり(観た人しか理解できないアップがあることでしょう)、エリート主義を邁進すること。過去の歴史を振り返ってみればみるほど、これが一番リアリティーがある状況でしょう。

 

そしてDVDでの購入が、出演者や制作者にとってみれば一番お金が入りやすい構造が変わらなければ、そのファンという名のマニアが出演者側がサービスする対象となります。相思相愛(笑)

 

配信サービスに流れる映像と、DVDになったものに違いを持たせること。これはメディア制作者サイドの急務になりそうです。もちろん差別化することで定額配信側も、「こちらのバージョンもどうぞ」とアピールできるので一石二鳥なのです。

まとめ〜同居を前提とするか、変わりゆく状況を想定するかで、2021年の姿が変わっていく!?

AVに限らずですが、記録媒体の変貌は、それを生業にしている人たちはおろか、一般人すら巻き込んでいきます。DVDやCDは、本当ならばこれだけ握手会が開催しているので、終わるにしてもまだ何年もかかるだろうなと誰もが思っていたわけですが、コロナ禍のおかげで今年中にも代替えをださないといけない事態に陥りました。しかも収益ビジネスの形態がまだ見えていません。

 

握手会システムは、簡単だけどとても効果的なイベントだったということ。お互いにメリットを感じるからこそ、廃れずむしろパワーアップしていったわけです。なので、変えるとなればものすごく根が深くややこしい。変えたところでファンが納得しなければお金を落とすことはない。2ショットの距離感が嬉しいわけですし、それが難しいわけですから。双方納得済みでやったとしても、そこから感染が発生すれば、ふたりの責任問題ではすまないことをご理解ください。現状では、「無いかもしれないけど、あるかもしれない。だからそこから拡がる可能性は0にはならない」のです。

 

封入特典とかポスターサービスなど、本体とは違う「特典」「おまけ」は、昔から日本人は大好きです。特典を得るために購入しているのではと思う場合もありますし、それ用に特典を作ることもあるでしょう。自身が無理したり負荷がかかっても飛びつくわけです。最近の例では、モバイル決済サービスでしょう。当初は普及しそうになかったのですが、ポイント還元をつけて使用できる範囲を広げる営業を続けていた状況と、これまたコロナ禍の影響もあって一気に定着しました。

 

今後の経済回復は、どのジャンルにも影響があります。エンタメは楽しくさせるためのサービス業なので、人は対価分のサービスを無意識に要求します。まさに、「おまけがないと買わない人たち」と同義語かもしれない。定額配信サービスが配信コンテンツの過剰ともいえる数を謳って勧誘に結びつけるのはご理解いただけましたでしょうか。

 

「リリース後、実はあれは名作AVだよといわれるタイトルが観れる」とかをメリットとしているマニア側のアプローチはありといえばあり。

 

「DVDを持っていないときでも、電波があればどこにいてもその作品を観ることができる」という持ち運びをしなくて済むというクラウド型のメリットもあります。

 

どちらもマニアにとってのメリットであるのは否めませんが、サブスクとフィジカル(DVD購入)を同居させるには、二重購入してくれる人たちの増加が一番良いかもしれない。現状での複数枚購入と似ていますが、サービスの内容がまったく違います。

 

マニアを増加させることは、現在のエンタメ、AVにとって最重要課題です。AVマニアという大きな括りではなくて、「天使もえマニア」とか、「唯井まひろマニア」とか、より細かくなっていないとダメです。その層を大きくするのが一番良いしわかりやすい。

 

個人じゃなくても、「○○マニア」(例えば所属事務所など)と言えるような括りを見出して作り出す。そしてファンを良い意味で離さずに括りつけ続けるのが重要でしょう。

 

欧米ほどドラスティックに、メディア変化が起こらないと思いますが、サブスクにしろ、電子書籍にしろ、10年前には想像できないほど浸透しています。AV業界は、VRに限らず、「観るメディア」によって作る構造を変えなければならないでしょう。編集の違いなのか、使用する映像の違いなのか、ファンが一番望んでいるものは何かを嗅ぎとれるのは誰なのでしょうか。

 

思いつく天才がひとり登場すれば、業界は10年潤うし、ファンも楽しむことができる。みなさん、AVが売れ続けるようなアイデアを考えてみてはいかがですか?