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AVを観ない男子は草食系男子ではない
「AVを観ない男なんていない」と普通に思っている人は多いと思います。観ていればなおさらです。でも世の中全てがSEXに直結していると思ったら大間違いってこと、そろそろ気づきませんか。
第一に、肉食系男子とカテゴライズされる男子は……「リア充」です。そこで、「石に当たって死んじまえ」なんて言っている人は誰ですか(笑)事実だから仕方がないでしょう。ということで、彼らの場合、AVとは、「スマホから流れてくる無料のSEX」という人が多いです。リア充は、ネットワークを充実させてますから(友達が多いということ)、情報社会にも通じる人がいたりする。
そういう人は、日々、検索をして、「無料がアップされているイケないサイト」を探しているし、またそういう人は、その場所が地雷(ウイルス系サイト)かどうかを判別するのも可能なわけで、「より安全な無料サイト」を流し続ける。ときにはお小遣い稼ぎに、自分でアップする人もいるかも……それも無料のところでダウンロードしたものだったりするから、資本金も0円という。
とにかく、ここは、AV関係者、AV女優男優、AVユーザーの敵です。呪いましょう(笑)
AVを観ない人とは、リア充であり肉食系男子が筆頭にあげられます。オナニーするよりも、おま●こに入れて腰を振るほうが早いというタイプです。「AVを観る男=肉食系男子」という考え方自体をまずは変えてもらったほうがいい……特に専門家ほど勘違いを起こしているので、ご注意ください(笑)
草食系男子とは何?性欲とはどこまであるものなのか!?
AVユーザーと呼ばれる方々。月に1本〜10本くらいを定期的に購入する人たちです。10本って、その人の生活はどれだけ恵まれているんだろうとか思っちゃいますけど。
この辺りの方々は、AV女優のことが好きだったり、グラビアアイドルも好きだったりしますので、草食系とは言い難い……いや、あるものをその場で入手するのだから超草食系じゃないでしょうか。
同じAVファンであっても、イベントに行く人たちがいます。ファンになってサイン会に行けば、女優さんにも会えるし、定期的に通えばハンドルネームくらい覚えてもらえるし。ある種、現在の日本においては、リア充と言っても良いかもしれません。これは能動的に動いてますから、肉食系で間違いない。
AVファンであっても分けられてしまうのですよ!
問題なのは、ここに該当しない人たち。年齢とともに趣味も変えていく。ノーマルな人たちですね。AVを見るでしょうか?
「AVなんて、20代前半で終わりましたよ。今は奥さん以外だと……風俗嬢のUちゃんがいいかな」(Iさん/会社員/嫁持ち、子ども3歳)
こんな感じで、自分のなかでAVをオワコンとして処理している人たちです。でも、この人たちって、普通に会社員やっていたら、ゴロゴロいると思うんです。お金は切り詰めているから、ギリギリの遊び以外は家庭へGO。「夢より現実」な人たちですから、テレビも見ないでしょうね。家だとゲームばかりしているようなタイプ。
こういう人たちは、自分のスマホを閲覧されるのもヤバいし、風俗嬢の写メブログだけをブックマークしているから、余計な女子の情報はいらないわけです。AV女優の名前も10年前の新人ちゃんくらいで止まっている。AVは「買ったことない。レンタルでしたよ」ということで、DVD販売とサイン会がブームになっていた時代を知らないわけです。
さらに突き詰めると、アイドルもAV女優にも、まったく興味なく、趣味に走っていたタイプです。満遍なく広く見るタイプじゃなくて、スポーツだろうがアニメだろうが、登山だろうが、こだわる人たち。
アニオタだけは別次元かもしれない(笑)エロと直結していること多いので(笑)
とにかく、趣味以外は興味ない。恋愛に関しては学生時代の彼女だったり、新入社員だったときの同期や後輩女子だったり、「それなりにいる身近な女子以外には見向きもしない」タイプです。堅実派でありリア充だけど草食系という、ややこしいように感じますけれど、これが一般的ということです。
大別しますと、AVユーザー、旧AVユーザーで現在は買わない、まったく観ないというカテゴリーにわけられます。まったく観ない層はAVの存在など、お笑いレベル(リア充)だったり、ゴミ(まったく観ない)だったり、かなり厳し目な視線を置いているのです。
これに現在は買わない人たちを足す。この人たちは、無料をたまに観るくらい……あら、AVが売れないわけですよね、いないんだもん(笑)
レンタルが果たした役割の大きさを知る
今、40歳ぐらいの人で、TSUTAYAののれんをくぐったことが無い人はいないと思います。当時は独身で、仕事も忙しいし、飲み会も忙しい。恋人がいたとしても、学生じゃあるまいし毎日会えるわけではない。帰宅時間に空いているのれんをくぐるという貴重な男子意識を刺激したのがレンタルAVでした。
週刊誌グラビアが水着だらけになったこともあるし、エロ本もありましたから、さまざまなローテーションが可能です。さらにレンタルなので価格が約300円(一泊二日)だから、月に10回借りちゃっても……今のDVD1本分です。
実際問題として、レンタルのほうが家に残らない。後腐れない風俗嬢みたいな、まさに「都合のいい女」がAV女優だったわけです。
この感覚の人からすると、DVDを買う行為はバカげているようにしか見えないはず。「極めの1本を手元に置かなくて大丈夫なの?」なんて発想は、AVユーザーだけの話なのです。AVとは、一期一会的な消えものだったので。
この人たちは、セルブームの時代にはAVには手を出していないことでしょう。レンタルショップの衰退とは、一定の年齢になって結婚した人たちも原因にあるのです。
2000年初頭のセルブーム時代になると、「AVを観る人」と「AVを観ない人」がはっきりします。真っ二つではなくて、よく言っても2対8……いや1対9くらい。でもその1割が大きかったということですね。1割から脱落している人たちがいるのだから、明確に売り上げが減少するのには理由がちゃんとあったわけです。
「若い男子がAVを観なくなった」と嘆く世代も多いのですが、もともと、そこまで固執して観ていたわけじゃない。たまたまレンタルの成長と青春時代が同時期だっただけで、そんなに観るわけじゃなかったのが事実。それをレンタルによって観させていたわけだから、収益以上のメリットがあったということでしょう。
今の時代のレンタルとは、存在価値が違っているのです。
AV視聴方法の変化。新しき見方をする人たち
AVは90年代の独身男子にとって、お手軽なエロ処理アイテムだったわけです。しかも証拠らしい証拠は残らないし、「AVなんて見ないし」と嘯くようなムッツリ隠れAV好きにとっても最高だった。
セル販売がメインになってからこっち、タレントだろうが「AV好き!」を強めに公言する人が目立ちましたので、「全男子はAVを観ている」ように見えましたけど、実際には激減していたのが事実でしょう。
販売本数は上昇し続けているけれど、個人所有ですから、ランキングのような目に見える数値以外での判断も難しくなり、「マニアックで面白い」作品は凌駕され、「売れている作品のポイントを模倣する」ことで、安定したヒット作を作り出す。ハードプレイは、女優を説得することでクリアさせていき、マニアなスタッフよりも安定生産できるスタッフが1番重宝されていく。どこの業界でも同じですけどね、この当時は。
そしてその後を牽引するような客層を育てることなく、AVは「買う層だけ満足できる物」を生産する。ここでプラスに働いたのが、「AV女優をしたい」女子が激増すること。中途半端な未来よりも、目の前にある現金を伴ったチャンスに乗っかったほうが、人生よくなるだろうという思考です。そこでセルAVは業界的に見れば大ブレイクした。
そこから幾星霜、AVはこんなに可愛い子たちの、淫らな痴態を供給しているのに、「オワコン」扱い。「無料で観るのがAV」とまで言われ、激怒する関係者や女優たち。まぁ「仕事を取り上げている」ことにつながりますからね、実際の話。
SNSを使い揶揄することで揚げ足をとる行為とは、「人の人生を簡単に狂わせられる」
では現在、人気があるAVとはなんでしょうか。その昔、「DVDは長すぎるから、音楽のように1曲単位、AVだとチャプター単位で販売すれば良いのに」と言ったことがあるのですが、「長い展開を込みで作った作品のバラ売りは見れたものではない」のも事実だったので、実現には至りませんでした。
しかし2019年現在ここに来て、人気が安定しているのが、「1,000円以下のAV動画」です。
安かろう悪かろうという錯覚があったAVにおいて、目から鱗。つまり、「余計な展開を挟み込んで、ストーリーのようにつなげるよりも、シンプルに絡みに至る内容こそ、観たいもの」ということです。
もちろん、ハードかつ内容的にも練り込まれた作品を見続けた、AVユーザーからすれば、手抜き作品に見えてしまうのですが、女子が可愛い反応をしていれば問題ないと思う人が大多数。
「あれは○○ちゃんじゃないか!」とキカタン女優が素人娘の体で出ていようとも、AVを観てこなかった人からすれば、その○○ちゃんを知らないわけで、「素人の可愛い子が、お金と性欲のためにAVに出ちゃった!」という衝撃を得て、興奮しちゃうわけです。
回転することや、細かくDLされることを目的にしていますから、SEXに至るシーンまでをどう作るかで、リアリティは取れるし、要は導入部がどうだろうと関係ない人が見ている。
アイドル化が進む反面、AVらしい存在「素人」として価値が上昇するAV女優。まるで温故知新状態ですね。それこそ初期AVは、一部のメディア出演可能なAV女優と、まったく登場しないAV女優が、1対9の割合だったわけですから。
ちなみにタイトルに名前しか無いような配信用動画シリーズは、シンプルなだけに、オナニーしたいという衝動に応える内容としては抜群にわかりやすいです。着衣状態から弄るとか、脱がせたら下着がエロいとか、微妙なマニアックさも含まれていますから、男子をオナニー誘導し、満足させることを一直線に見せているこれら作品。お手軽価格なので、みなさんも一度、吟味してください。
極端に激しい興奮ではないかわりに、「また次も買おう」というレンタル時代のような心理が働きますから。
AV視聴の新しい層。サンプル動画をあさり続ける女子たち
「女子はAVを見るのか」というのは、エロメディアの人たちにとって命題中の命題でした。SNSには女子人気の高いAV女優もいるのですが、イベントに来てくれるのはほんの一部の女優だけだし、ほんの一部の女子だけです。実態が見えない。個人情報を探れば何かしらの結果は出そうですが、犯罪行為ですから(笑)
「女子はオナニーするのか否か」がまったくわからないのと同じでしょう。AV女優になる子は、パブリシティ行為として、「します」と言うだろうけど、一般女子で、「オナニー話で盛り上がる」なんて人たちは、それこそ見えてきませんから。
「紗倉まなちゃん可愛い!」とか、表の媒体に登場している人には女子ファンがいるのは確かなのですが、SNS以上にはパラパラと散見するぐらいしか確認できたかったりします。
でも女子大生やらパート勤務な人たちと話す機会に確認すると、意外とAVを観ているいhとはいたりするのです。そして、「サンプル動画」がAVとして認識されているのが分かってきました。
男子の場合、顔射が好きとしてサンプル動画だと映ってはいても、瞬間的に消えてしまう。止めることはできるけれど、それ以上の続きが見たい。だから買いましょう!と導入として、しっかりとした役割を果たしています。
これが女子の場合になると状況が違っており、まずスマホ以外で観ない。FANZAなどのAV販売サイトは直接アプリを供給していますが、公式ではないので、誰かに教えてもらわないと分からないことが多い。
iPhoneを買ってから壊れるまで、アップデートをしたことがないなんて女子、ほとんどですから(笑)
評判のアプリがあって無料であれば、カメラアプリなどみんな飛びついたりするけれど、本体カメラのレベルがどれだけよくなっても、機種変しない限り分からない。これが大多数の女子のスマホの話です。写真保存の容量だけは気にしますけどね。
ブラウザを使ってサンプル動画を観るわけですが、片手スマホでネットサーフィン状態、もうひとつの手で、指なのかローターなのか電マなのかは個人の自由ですが、それでイクまで見続ける女子が多い感じでした。
AV視聴とひと言で言っても、男子と女子では違うわけです。「女子向けAV」の話ではなくて、視聴方法なのでお間違えなく。内容に関しては、女子向けのイケメン登場ドラマAVが好きな人は、Netflixを観るような感じで見ているはずですから。
「誰だかわからないけど、可愛い子(※真逆だったり自分に似ていたり、この話も深いです)がエロいことされている」という感じで見て、入り込んだらスマホはポイしてイクまで集中。こんな感じで見ているので、いっぺんに見れる総合サイトが人気があるのは当たり前です。ちなみに女子の場合、ブラウザを開きっ放しにして探す人が多いので、女子のスマホをいじると出てくること多いですよ、オナニー用視聴サイト(笑)
購入までに至るにはとても難しい女子。ですが、これこそ金脈のひとつと見えてきませんか。視聴習慣はある。配信動画サイトの課金ものに対して、平気な人も増えている。ひとりが高額を落とすというのが、AVでもCDでも、平成末期のビジネス方法だったのですが、集団を大きくして個々は小さくとも、大きなパイを構成することを考える。これが令和のビジネスになってくるはず。
AV女優好き女子を、どのようにアイドル好き女子のようにするのかはみんな考えてはいることです。「AVじゃない仕事」とは、AV以外のところでアピールすることで、AV女優という存在をアピールすることが鍵です。そこからじわじわと浸透させていくほかはないかもしれません。
「AVは買ってね」と伝えるだけでなく、「買う理由」や、「エンタメ産業としてのAV」を明確に伝えないことには、変な方向に伝わって、また世間からの攻撃対象にされてしまいます。それでなくともフェミニストの攻撃対象ですから。
女子を課金する対象にしていくことは、どうしてもまだまだドカっと売れるわけではないけれど、新しいAVファンの獲得と考えて、何かを施すことは令和AVの課題ではあります。
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AVマニアは必要か否か!?マニアなきカルチャーに未来なし!
「このVRがすごい!」というように、AVマニアの方々は日夜、財布をはたいてAVを購入し観て、抜いて、問題点があるとレビューし、最高だとレビューする。プロが書かないレビューは、どうしても体質的に悪口が多くなりますが、それこそが正直なレビューであり、古来から続くレビューのあり方なので仕方がないでしょう(笑)
VR AVがここまできちんと面白くなった理由は、絶対にマニアからの意見が先にあります。
撮れる理屈はわかるけれど、観たことある人が少なかったVRにおいて、初期段階での試行錯誤は当たり前です。本来のVRとは、「リアルに観える」ことだけではなくて、体感への影響がありました。なので、ゲームとかVRアミューズメントは、三半規管をおかしくすることがポイント。あり得ない方向から飛び出してくるとして、それが左右じゃなくて、上下なのが怖くて楽しいVRのあり方です。
ところがAVの場合、上下に該当することがあり得ない。騎乗位をしていたはずなのに、下を向いたら正常位でもしてて、「自分はどうなっているんだ!」なんてのは、目的からすれば歪な内容です。
さらには挿入はしていないわけですから。フェラVRと連動させる電動オナホールなんてありましたけど、結局はソフトの問題になってくるので、どれだけ優れ物でも、可愛い子が登場しないとビジネスとしては伸び悩みを起こします。
撮影カメラが進化していき、VR撮影に上手に対応できる感の良い女優さんが登場したことで、スタッフ側も、理屈が見えてきたのですが、それを評価して売り上げも上げたのが、マニアの方々でした。
動けないことを逆手にとった内容を、どこまでリアリティを持たせるか。それに成功してからVRはグンと伸びていきます。
「目の前に迫る、本物以上に本物な可愛い女子がエロいことをしてくれていて、それを観れるのが最高!」なんて、初期から言われていたぬるい意見がありますが、結局のところ、VRを理解したのは、初期から投資してしっかりしたマシンでVR AVを観ていたマニアだったということなのです。
どんなジャンルにも、作り手側の天才は必要です。BEATLESとか、スピルバーグとか。ところがそれを認めるのは必ずマニアからスタートします。支える層があって、それをいかに爆発させるかをマネージャーが考える。これがエンタメの構造。
VRだからと盲目的に認めていた人たちの意見よりも、辛口を言いつつも購入し続けたマニアこそが、現在のVR隆盛を誕生させました。そこまでちゃんと観ていないと、VRの利点や弱点、さらには制作側も気づかなかった盲点が分からないわけですから。
長所と短所とは表裏一体の位置にいる。AV VRは得意とする空間を発見してさらなる成長を遂げることでしょう。一般メディアに紹介しづらいですが、今、VRを説明しようと思ったら、ゲームやVRアミューズメントよりも、絶対にAVです。
自己プレゼンするタイプのAV女優が価値を上げる
DVDでの販売が、1番利益率が高いのは確かなのですが、現在ギリギリのところにいるメーカーは多いはず。「配信は利益になりづらい」と二の足を踏んでいたことから、VRも敬遠されていたメーカーは多いかったのです。回収が遠くなりますからね。
定期的に撮影し供給することで、AV女優は現在のように、一定以上のレベルが保たれています。やった仕事=報酬という当たり前の理屈で成り立っています。だからメーカーがキツくなっているわけです。
よって、「厳しい」状況が極端に上昇することはないでしょう。どんなビジネスにも言えることなので、漠然としてると思われますが。
AV女優さんに関しては、何度も書いているように、「個々のプレゼンを成功させるか否か」が大命題です。可愛いだけだったら、たくさんいるわけですから、個性をどのような方向に伸ばせるかです。
「AV女優としてエロい」に関しては、ちょっと問題がありまして。人気者というか、「○○ちゃんの作品は売れる」となった場合、キカタンを主流キャスティングにしているメーカーであれば撮りたいのは当たり前です。「彼女のための企画です」とプレゼンしてOKをもらったとしても、リリースが重なる。ドーンと当たりますが、ドーンと下がる。人間、同じ人間のSEXをずっとは見れないですから。
その先こそが、AV女優自身の真価が問われるところでしょう。「AVじゃない仕事」のなかで、どれだけの結果を残すのか。AVとその仕事が、直接に結びつくものがなかったとしても、評判が高ければ自らから何かを仕掛けたりできるし、仮に当たらなかったとしても、メーカーが出した企画が悪いとなるわけですから。
SEXを見せることで、一時の恥をかいてお金をもらうビジネスだったAV女優は、自己プレゼンを必要とする、個人事業主としての自覚が必要となってきたということでしょう。
ファンはそれを待ってばかりいると、「気がついたら引退」なんて、もっと増えますからご油断なく。「買ってくれないと、AV女優ができないんです」という悲鳴にも等しいSNS上の言葉は、まったくもって事実なのです。
新人AV女優が登場したとして、デビュー作に価値を求める人は多いです。さらにそこから彼女たちがどうやってAV女優として継続していくかを決めるのは、本人たちの努力やパブリシティはもちろん、見る側も共犯関係となって、AVにじゃない仕事を応援することが、1番良い結果を生むはずです。
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まとめ〜AVが安心なのではなく、ビジネスシフトを転換すれば安心!?
AVが売れないのか、物価の問題なのか。草食系男子が増えたからなのか、無料違法サイトが増えたからなのか。これらの意見はいたちごっこに過ぎません。
レンタル時代でいうところのライトユーザー(月に1、2本借りる)と、セルDVD以降にメーカーが言っていたライトユーザー(月に1、2本買う)は、金額がまるで違っている事実が状況の変化を物語っていますよね。
サブスク(配信系)AVの需要は、今後さらに伸びることでしょう。その人たちにとって、AV女優とは全く未知なる存在だろうし、その日以外の価値はないから。だからこそ、AV女優が価値はあるわけです。その人たちの幻想=「見た目で分からない淫乱な女が世の中にはいる」ことを支える存在だからです。
刻苦勉励しながら、作り続けているメーカーの方々は、DVDベースではない発想を入れることができれば、継続するような作品は生み出せると思います。もうダメ、もう限界と言いながらも、何かが当たり続けて、継続しているということは、「時代を見据えた作品を作れる人がいる」ということ。
目の前の即物的な反応とかじゃなくて、理由があって作る内容であればいい。他業種のパロディだろうが、ちゃんとオマージュになっているとか、まったく別内容に見えるけど、「実はアレからインスパイアされている」とか。
精神的な影響をたくさん与えた作品があるからこそ成立するし、まったく影響を与えない作品があるからこそ、ビジネスになる。それがエンタメの世界。
AVは斜陽産業なのではなくて、「現在あるAVのあり方が斜陽なだけ」だとすれば、AVを観ない男子をAV漬けにする方法を考えることが、2020年のAVのあり方が見えてくるのではないか。
男女どちらをも刺激する「NTR」がずっと売れている理由や、VRが閉じた世界で魅力を発揮したように。
「AVを見せようとする作業が、業界にはまだまだ足りないってことです」