Contents
【オナニーは「罪悪」!? ~自慰に厳しいキリスト教~
オカズと自由に動く手があれば気軽に楽しめる快楽行為、それが「オナニー」です。
性欲を持った人間であれば、男女問わずほとんどの方がオナニーを楽しんだ経験があることでしょう。
「結婚してもオナニーは止められない!」「SEXとオナニーは別物!」という意見も聞かれるほど、オナニーと人類は切っても切り離せない関係である、と言えましょう。
そんなオナニーですが、キリスト教の世界では基本的に「罪悪」的な行為であると位置付けられています。
オナニーの語源である「オナン」の逸話から分かるように、
(詳しくは関連記事を参照ください)
知らなきゃ恥かしい!!オナニーの語源や歴史
キリスト教では生殖目的の性行為、つまり男女の中出しSEX以外で射精することを禁じているためです。
この考え方はキリスト教徒にとって根強いもののようで、現在でも「XXXチャーチ」というウェブサイトがキリスト教の聖職者によって運営されています。
この「XXXチャーチ」の目的は「人々がポルノとオナニーという2大誘惑を克服できるように支援し、神に真摯に向き合わせる」ことだと言います。
少々おおげさすぎるようにも感じますが、『新約聖書』におさめられた『マタイによる福音書』にはこのような一節があります。
「もし体の一部が罪を犯させるのなら、切り取って捨ててしまいなさい」
つまり「もし右手がオナニーをさせるのならば、その右手を切ってしまいなさい、罪を犯すより右手を失う方がマシである」と言っているのです。
厳しすぎるでしょ……。
オナニーをさせないためのトンデモグッズ ~ヨーロッパ編~
キリスト教ではオナニーを罪悪だとしているわけですが、だからと言って性欲は自然と湧き上がってくるもの。
簡単に抑えることはできません。
特に性欲に目覚めたばかりの青少年にとって、オナ禁は難しい行為です。
そこで、中世ヨーロッパの親たちは強硬手段に出ました。
「どうしてもチ○ポをいじってしまうなら、触れなくすれば良いじゃない」作戦です。
1.貞操帯
貞操帯は本来、中世ヨーロッパにて十字軍に参加した兵士が妻や恋人が浮気しないように装着させたもの、と言われています。
しかしここで登場するのは「男性用」の貞操帯です。
原理は非常に単純で、金属や動物の皮で作られた筒状のケースにチ○ポを入れ、勝手に外せないように鍵で固定するだけ。
直接チ○ポを刺激することができないので、オナニーもできないというわけです。
2.拘束具
チ○ポを封印して触れなくなるするのではなく、両手の自由を封じてオナニーを禁じる方法です。
精神病院や刑務所などで、暴れる相手に使われた「拘束衣」のようなものでしょ
う。
さらに万全を期すための方法もあります。
ズボンの股間に筒状の部分があり、そこにチ○ポを入れます。
筒状部分の先っぽには紐が付いていて、その紐を股の下に通して腰の後ろに結び付けます。
つまり、チ○ポが常に下向きになって、勃起することすら難しくなる、という仕組です。
これ、夜中にトイレに行きたくなったらどうするんでしょうかね……。
オナニーをさせないためのトンデモグッズ ~アメリカ編~
ヨーロッパだけでなく、アメリカでも青少年のオナニー防止のため、さまざまなグッズが考案されました。
貞操帯や拘束具はもちろん、さらに一歩進んだオナ禁グッズが登場してきます。
1.勃起防止パンツ
パンツの前面に穴が開いていて、その穴からチ○ポを出します。
そして穴の周囲には小さなクギがびっしりと植え付けられていて、勃起すると容赦なくチ○ポに突き刺さります。
すると痛みで萎えるので、オナニーできないという仕組みです。
2.勃起防止パンツ・改
こちらはパンツと言うより貞操帯に近いもので、針金で作ったカゴ状の筒にチ○ポを入れます。
このカゴ部分には、ある種の液体に反応して電流を発生させる亜鉛と銅の板が取り付けられています。
ここまで書けば後はお分かりですね。
オナニーしようとしてチ〇ポから汁が出ると、チ〇ポに電流が流れるのです。
もう拷問です。
オナニーとか言う問題ではなく、EDになってしまうのではないかと心配になります。
3.勃起通報装置
こちらも筒状になっていて、チ〇ポを入れて使います。
この装置の先端にはベルが付いていて、筒の中でチ〇ポが大きくなると筒の中の装置が作動し、ベルが鳴って周囲に勃起を通報するのです。
「チンチン」と鳴るベルの音を聞きつけた両親が「勃起したな!」と駆けつけてくるというわけです。
……私だったら一生のトラウマになりそうな状況ですね。
オナニーに寛大な国、日本
これらキリスト教国家に比べると、日本はオナニーに寛大です。
仏教僧以外は性に関する戒律などほとんどなく、その戒律もそこまで厳しいものとは言えません。
西洋からの影響で「オナニーは悪影響を及ぼす」という学説が流れた時期もありましたが、少なくとも国を挙げてオナニー撲滅に動き出すようなことはありませんでした。
こんなに手軽で気持ちが良いことを、誰にも遠慮せずに楽しめる。
それだけでも「日本に生まれて良かった!」と感謝したくなります。
日本にもキリスト教徒の方はいらっしゃいますので、そういう方たちはどうしているのか知りませんが。
少なくとも私は、クリスマスにケーキを食べるくらいしかキリスト教との関わりはありませんので、今後もたっぷりオナニーを楽しもうと思います!