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こんにちは。あなたの魔女っ子マコです。
突然ですがあなたは、図書館に行ったりしますか?
「僕は図書館が好きですね~。書店にはないような本があったりするので、宝探しみたいな気分でいつも見ています!」
「僕にとって図書館はズバリ! 昼寝場所で~す!!」
利用用途は、いろいろかもしれませんね。
じつは私は、図書館に行くことを日々の日課にしています。
その行きつけの図書館には、いろいろな本や近場の飲食店なんかを案内してくれるコンシエルジュさんもいて、とても充実した図書館なのですが、なんと! そこでとんでもない本に遭遇しました。
インスピレーションとでもいうのでしょうか。
まるで、宇宙の吸盤にでも吸い寄せられたかのように、「インポ」とか「ペニス」なんてエロスワードがズラリと並ぶコーナーへと私は引き寄せられてしまったのです。
そして、真っ先に「ペニスの歴史」なんて斬新なタイトルの本に目がいってしまいました。
まさに人間の【性】でしょうか。
きっとこの本が私を呼び込んだのでしょう(笑)。
まるで本能に導かれるかのようにすぐにこの本を借りました。
インポテンツ治療は金持ち相手のビジネスだった!?
あなたは、バイアグラと聞いてどう何を思いますか?
「はは。僕にはまだ必要ありませんよ。でも、そのうち必需品になるのだろうなぁ~」
「サプリとか毎月飲み続けないといけないなんて、高くつきますよね~」
そうですね。
継続して飲むという意味ではランニングコストはかかりますが、今のバイアグラであれば、買えない金額ではないことはたしかです。
しかし、紀元前1700年頃のインポテンツの治療薬といえば、裕福な人間がターゲットだったようです。
当時から硬いペニスがよしとされていたこともあり、ペニスが柔らかい状態に悩む患者はとても多かったそうです。
そのため、当時の泌尿器科医の中にはだいぶ怪しい医者も存在したらしく(笑)、患者にはバターで揚げた雄ヤギの睾丸を食べさせたり、カバの睾丸を食べることをすすめる医者もいたようです(苦笑)。
なぜなら、特定の睾丸を食べることによって、生殖能力の向上に役立つという情報を本気で信じていた患者も多かったからです。
当時から男性の性交への執着は非常に大きなものだったのでしょう。
今の時代で考えたら、とてもおぞましい治療法だったに違いありません。
けれど当時は、勃起についての生理的な現象についても、具体的には解明されていませでした。
紀元前の斬新すぎるペニス治療方法
前述のとおり、紀元前のインポテンツの治療法としては、動物の睾丸などを食べさせる医者がいたというのは事実です。
そんな怪しい?と思われる治療も含めて試行錯誤を繰り返してきたからこそ、現在の西洋医学があるのだとも言えます。
私は以下の本を通じて、いくつかの面白いペニス治療法について学ぶことができたので、その中の5つの治療法をあなたのためにご紹介したいと思います。
引用文献
ペニスの歴史 男の神話の物語 著者デビッド・フリードマン
2004年11月30日発行 原書房
もちろんマネなんてしないでしょうけど……(笑)
「今のバイアグラの改良やインポテンツの手術に至るまでには、こんなプロセスがあったんだなぁ~」なんて、ちょっとでも理解していただければ幸いです。
鉄の粉末&油で女性にさすってもらう
この治療法はアッシリア(現在のイラク北部エリア)の医者が編み出した治療法だそうです。
「なぜ、鉄の粉末なんだ?」とか「油ってなんだ?」なんて思いますよね?
残念ながら、どんな鉄の成分でどんな極上のオイルを使用していたかどうかは不明です(苦笑)。
そこがいちばん知りたいところだとは思うのですが……
しかも、これを陰部に添付したら、女性にさすってもらうことで効果は倍増すると信じられていたそうです。
これに関しては、なんとなく理解できますよね。
しかも、女性が男性のペニスをさするときは、ある願いを込めることが大切なのだとか。
その内容については
「このぺニスがしっかりした棒になりますように」とか「このお○○こが私を愛してくれますように……」そんな言葉をかけることによって、その効果が倍増すると信じられていたらしいです(笑)。
ウケますよね。
植物と蜂蜜による謎の湿布
エジプトの古文書によると、アカシアなどのいくつかの葉をすりつぶした後に蜂蜜と混ぜ合わせてから包帯に塗って、ペニスに塗るという治療法があるそうです。
これが精力回復に効くと思われていたようなのですが、なぜこの葉っぱなのかとか、なぜ蜂蜜なのかという具体的な内容は記載されていません(笑)。
しかし火傷にはアロエがよいと言われていたり、もともと葉っぱなどは薬草として用いられていた歴史もあるため、植物などの効能が信じられていたのかもしれませんね。
尿道にあれこれ差し込む
紀元前から、インポテンツとマスターベーションには深い関わり合いがあると考えられていました。
インポテンツの患者は尿道前立腺を刺激するために、ニッケルなどの器具を尿道に差し込まれることもあったようです。
想像するだけでとても痛そうですよね。
しかも、この体験談については患者の書記が残っているようなのですが、「この体験については決して良いことではなかった」なんて、記されていたそうです(笑)。
電気ショックを与える
電気ショックというと、さほど昔の治療法のイメージがしないかもしれません。
映画などではうそ発見器だとか精神科の病棟で脳に何かはめられて電気を流されているシーンがありますよね? (映画の見すぎかな……)。
もともとこの治療法は、犬の実験からヒントを得た方法なのだそうです。
ペニスの起立筋に電流を流して、発電機のスイッチを入れたり切ったりしながら治療をしたそうです。
当時のお医者さんは、電気ショックに関心のある患者さんに電気機器を売りつけたり、その治療法をすすめる本を書く人もいたそうです。
睾丸を移植する
ドイツの生理学者が雄鶏で実験した際に、睾丸を移植した雄鶏が去勢した雄鶏に比べて、とさかと肉垂れが元の正常な状態に戻ったという実験結果が出ました。
そのデータからも、睾丸は血流に働きかけるということがわかったそうです。
その後は、睾丸全体の移植手術も進化していき、患者さんの睾丸治療が頻繁に行われるようになります。
睾丸を必要とする者と提供する者(ドナー)が現れたら、陰嚢上部を切開して移植する睾丸を切除します。
睾丸をミリ単位でスライスした後に、直筋と陰嚢に置くというオペレーションが日常だったようです。
本を読んでいてもなんだか想像さえつきませんが……男性器をお持ちのあなたであれば、イメージがつきやすいのかもしれませんね(笑)。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
異常が紀元前に行われていたユニークかつ斬新なインポテンツの治療でした。
現代の安全性の高い医療にたどり着くまでは、たくさんのチャレンジ精神や犠牲者を必要としてきたに違いありませんね。
今だからこそユニークな治療なんて、他人事のように言えますが、この時代に生きていた患者さんにとっては、どの治療も命がけだったに違いありません。
この時代に生まれなくてよかった……なんて、もしかしたらあなたは胸を撫でおろしているかもしれませんね。
では、ごきげんよう♡
また私の記事を楽しみにしていてくださいね。