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AV女優好き女子が登場したのは、SNSとサンプル動画があったから?
「プ女子(プロレス好き女子)」という言葉はありますが、「AV女子」なんて言葉はありません。
しかし、最近では、「AV女優の○○ちゃんが好き」と、SNSなんかで呟く女子が徐々に増えています。
とはいえ、AVの売り上げに貢献しているように思えない方々ではあります。
ひとつの理由として、女子は男子以上に、「サンプル動画」で見る子がたくさんいるから。
これは、男子とは違うオナニーにおけるタームを持っているからでしょう。
オナニーへの衝動とは、「エロいものを見て、妄想をさらに掘り下げ、自分の快感に浸る」わけですが、AVがやったのは、「妄想の掘り下げ時間」の削減です。
本をじっくりと眺める集中力を使いことよりも、即効性を持った素材がAVです。
女子の場合、無料のエロ動画を掘り出すよりも、可愛い子の検索をすることで、AV販売サイト(SOD primeとかFANZAとか)を見つけ、サンプルを見て萌えるそうです。
女優のルックスやプロポーションは、相当に高いレベルを持ってますから、憧れるにはレベルは十二分に高く、女子たちのAV女優ちゃん好きをじわじわと浸透させています。
サンプル動画のAV女優を見て性衝動を解放させ、そこにある電マを知った女子
プレイ中のAVには、「イカセ」系があります。
特に単体系には多くて……これは、Sとか暴力系などではちっともなく、「可愛い子がイカされて悶えてる」ことのショックは刺激度が高いからです。
それを見たAV女優好き女子は、使っている道具を知ることになります。
結果、股間に当てられて大騒ぎしている電マを試したくなる。
人間って一度考えてしまうと、本当に我慢できなくなりますから(笑)
ちょっとスマホの検索に入れると、通販やドン・キホーテなどによって、広範囲にアダルトグッズが買いやすくなっているのが分かります。
見るからにヌードが飾られ、扇情的なキャッチコピーが店舗にレイアウトされているアダルトグッズ専門店は、いくら欲しくとも、「コンビニ」のようには入れません。
そこに登場あったのがドンキなのです。
むしろ通販だと、「届いたときに家族に怪しまれそう」という恐怖が未だにあるようです。
画して、電マを手に入れた女子は、サンプル動画を観つつ電マでイク。
AV女優ちゃんに聞いたところ、「電マだと、サクッとイケるので便利」だそうな(笑)
AVに合わせた長時間オナニーではないのが男子と明確な違いです。
ここから、リアルなAV女優に会いにいく女子が増えると、AVメーカーもひと安心なのですが、そう簡単にはいかない。
でも確実に、「オナニー女子」と、「AV女優女子」はシンクロしているのです。
橋本ありなちゃんの女子ファン曰く、「ありなちゃんが悶える可愛い顔でイクんです」
「SNSで発見した超可愛い女の子がいて、調べてみると、AV女優の橋本ありなちゃんと知ってから、ずっと画像を貯めてニヤニヤしながら毎日見ています」というのは24歳の事務OLと夜のお仕事を掛け持ちしているIさん。
「そして新作予約がTwitterに告知されると、すぐにサンプルを観て……しちゃいます(笑)」
「ありちんが悶えているのを見ると本当に興奮してきちゃって!」
「顔中を精子だらけにされているのなんて最高でした!」
「自分もされたら……なんて妄想もしつつ、あり得ないことをやっているありちんに感謝してイキました(笑)」
「彼女と同一化を考えているか? 全くないです(笑)」
「とにかく可愛いありちんを見れればいいんです!」
「アイドル活動もやっているので、そっちのリリイベで本物は見れました!」
「次の目標は、DVDイベントに行って、ありちんと握手することなんですけど、私なんかが握手していいのかとか思っちゃうんですよ」
スマホにフォルダーを作るほど、熱狂的ではあるけれど、DVD購入サイン会に行くところには壁があるようです。
AVではなく、「AV女優」が、女子のオナニーのタネを定着させる存在になっているのは確かなようです。
ちょっと検証!? なぜ『女子向けAV』が思ったように定着しないのか?
今回は、最近の女子たちの話なので、「AV女優大好き女子」をあげています。
AV女優と電マが好きな女の子たちという定義ですね。
しかしながら、女子向けAVとしては、「SILK LOBO」や「GIRL’S CH」などが、一定の成功を納めています。
男性好きAV女優好き女子の場合、なぜか「女子向けAVを見ない」傾向があります。
「三上悠亜ちゃんが出ていないと見ないです」(26歳・販売業Aさん)
「女の子が責められちゃって、ボロボロに感じちゃっているほうが好き」(22歳・フリーターKさん)
男子でも、「ドラマ系AV好き」派と、「ドラマ系を見ない」派は真っ二つに分かれます。
年齢が高めの人ほどドラマが好きな傾向ははっきりしています。
若い女子たちが、ドラマに馴染みがないというのは、意外と嘘でして、ディズニー映画、少女マンガ原作映画などが人気があるし(劇場の女子率の高さ!)、テレビでもネットで火がついたドラマは、視聴率以上に、月額見放題の動画サービスで見たり、YouTubeなどで見たり(本当はこれアウトです)しています。
恋愛系ドラマが好きなのですが、相手役よりも女子側に重心があるのが、20代のような
傾向が若干、出ています。
主人公に自身を投影せず、主人公の可愛さ(ルックス、行動)などを見て、キュンキュンするそうでして、先ほどの橋本ありなちゃんファンとそっくり。
現実的には、女子向けAVのほうが、女子への浸透貢献をしているのに、20代女子は、スマホでサンプル動画を楽しんでいるのは、こういうドラマへの解釈の違いがあるのではないでしょうか。
AVがVHS定着に貢献したわけでは無かった?
ちょっとだけ、視点を変えた話をしてみましょう。
その昔の、VHSを定着させた裏ビデオ「洗濯屋ケンちゃん」と言われています。
ですが、家電製品としてのVHSだったのならば、買う衝動への貢献は一部あったでしょうけれど、家庭ですから、本当はそこではなかったのではという、従来の仮説を否定してみます。
家に導入されたことと同時に、大学生などの下宿する世代(当時はまだまだ子どもが多いです)が、「下宿の常備家電」として、VHSが必需品になったことが、一番であり、それはAVだけでなく、当時のトレンディードラマなどを録画するということがあったでしょう。
そこから録画した映画を家で見る→レンタルビデオ店の会員になり映画などを家で見る→オマケとしてAVを見る。
これがレンタルビデオ店の増加を呼びました。
メーカーではなく、個人店舗とかたくさんありましたから!
個人部屋を持つ層がもの凄く増加し、しかも経済的な余裕があったことが、本当のVHSの定着した理由だったと思います。
筆者は、当時、まさしく導入された世代なので、一翼を担ったかもしれないけれど、実は、そこまでのパワーは、当時のAVにあったかどうかには、疑問を持つのです。
女子のオナニーの定着とは、電マ〜スマホ〜サンプル動画の買いやすさと見やすさが一致したことが大きい。
昨今の社会事情から、「親元から独立する層(親が独立させたい層とも言います)」という日本経済の変化が直結していると考えているのです。
まとめ〜「AV女子」という言葉は定着するには何が必要なのか!?
とにかく、「AV女優好き女子」は定着傾向にあります。
Instagramは、さらに拍車をかけるでしょう。
ただし、それはAV購買層の爆発的な増加とは、2018年の現状では言えません。
同性を愛でるオタク気質(アニメ、アイドルなど)が、「普通の女子」に定着してきつつある状況が、「AV女子」の誕生であり、「出発点の記憶」として、覚えておくと面白いかなというだけのことです。
電マが女子向けとして、フェアリーなどを代表するように、小型化したのが早かった。
AV女優人気と電マの普及ならば、電マのほうが圧倒的に早いです。
それが、ドンキの増加を含め、買いやすくなってさらに定着。
そこからおかずを見つけるツールとして、スマホとSNSがあり、AV女優たちのサンプル動画が世の中にいっぱい転がっていた。
ここから、AVを購入してまで見る女の子がたくさん出現するか否かは、実はAV女優たちが、社会的な定着をさらにすることが重要です。
諸々の問題から、新聞系に叩かれたり、テレビ地上波には、「セクシー女優」という妙な肩書きになったAV女優ですが、こうやって、社会への定着具合を見ていくと、経済貢献に対する役割は、日本において、予想以上にデカいんじゃないかと思うのです。