後背位(バック)のやり方 人間の心理をもっとも刺激する体位をより楽しむコツ

後背位のメリットとデメリット

後背位(バック)とは?

後背位(バック)とは

SEXでもっとも槍玉に上がる体位、「後背位(バック)」。漢字で書くと、ピンとこないSEX用語は多いですが(フェラチオ=尺八など)、バックもその一つ。「正常位」「騎乗位」「側位」は漢字なのに後背位だけは「バック」です。

後背位は男性が後ろから女性に挿入する体位で、一般的に女性が四つん這いの姿勢をとり、男性はその後ろに立つか膝をついて挿入します。

バックは男性が深く挿入できるので、女性のGスポットや子宮口に強い刺激を与えることができ、女性は中イキしやすい体位です。

後背位の種類

後背位(バック)にはいくつかの種類がありますが、ここでは「基本形」と「寝バック」と「立ちバック」を紹介します。

基本形

後背位基本形
後背位は女性が四つん這いになり男性が後ろから膝をついて挿入します。動物のSEXもこの形がほとんどで、野生の本能をむき出しにできるSEXといえるでしょう。男性は強引になりすぎずないように気を付けましょう。

寝バック

寝バック
寝バック(寝後背位)は、女性が横になり男性が後ろにぴったりと寄り添う形で行います。リラックスした状態で深い挿入を楽しめ、中イキしやすい体位といわれています。

また、ほかのバック型では得られない「密着感」も感じられるのも大きなメリットといえるでしょう。男女で身長差があるときは寝バックであれば問題なしです。

女性の足が伸びきると膣の締まり、男性はより快感を感じられます。「寝バック」好きな女性の多くは「膣の最適な挿入角度問題」と「密着感」で、相互で満足させることが理由のほとんどです。

立ちバック

立ちバック
立ちバック(立位後背位)は、女性が壁や家具に手をついて体を支え、男性が後ろから挿入する体位です。立ちバックはお尻好きの男性や、Sの男性に好まれる体位で、それゆえに強引になりすぎしまう男性も多いです。男性は女性の反応をみつつ、女性の膣を痛めつけないように、やさしく挿入しましょう。

後背位の基本的なやり方

後背位のやり方

ここで後背位のやり方ついて、準備、挿入、動きの順番に見ていきましょう。

準備編

ベッドやマットの上で、女性が四つん這いの姿勢を取ります。女性は膝と手を使って体を支え、背中を自然なカーブを描くようにします。立ちバックの場合は、女性に壁に手をついてもらいお尻を突き出したポーズをとってもらいます。

この時、女性は軽く膝を曲げて男性の腰の高さに調整しましょう。男性は女性の腰を持ち、足を肩幅程度に広げペニスを勃起させましょう。

※お尻で興奮しにくい男性は、直前までパートナーの好きな部分(顔や胸)をみて勃起させてから体制の準備をしましょう。

挿入編

男性は女性の背後に立つか膝をついてペニスをゆっくり挿入します。女性の腰を持ち上げる挿入がスムーズになります。ポイントはとにかくゆっくりです。

挿入角度は立ちバックの場合は上30°~35°、寝バックの場合は下35°~40°くらいが理想の角度です。男女ともに痛くない角度になってから次の動く工程に進みましょう。

動き編

挿入後、男性はゆっくりと動きを開始します。速度や深さを調整しながら女性の反応を観察し、最も快適で刺激的なリズムを見つけます。最初はゆっくりスタートし、女性の膣内が適度に濡れてきたタイミングで徐々に速度をはやくしていくとお互いに気持ちよくなれます。

バックは長時間のプレイになると男性の負担が大きい体位です。思い切って一度射精してしまうか、スピードを徐々に遅くするなどして女性のモチベーションを下げないように工夫しましょう。

射精する瞬間、男性は女性に射精のタイミングがわかるよう、声を出して(イクっ!など)コミュニケーションをとると喜ばれます。

後背位のメリットとデメリット

後背位のメリットとデメリット

メリット

バックは女性に人気の高い体位のひとつです。後背位のよいところは他の体位に比べて深い挿入ができ、女性のGスポットや子宮口に強い刺激を与えられます。女性は自分のベストなところにペニスが当たるように男性に指示しながらSEXをするとより楽しめます。

男性は女性の腰やお尻に自由に手を伸ばせるので、クリトリスや乳首など他の性感帯への刺激も同時に行い、女性の要望に応えてあげましょう。

デメリット

後背位では顔を合わせることができないため、コミュニケーションが難しいです。特にはじめての時は、お互いの意思疎通が重要です。

また、バックは男性の体力を使うため、長時間続けると疲れてしまいます。適度に休憩を取りましょう。

挿入角度は深い挿入ができる反面、角度が合わないと男性女性ともに痛みを感じる場合があります。お互いの体の状態を確認しながら、無理のない範囲で気持ちよくなりましょう。

よりよい後背位をするためには

より楽しむ方法としては、例えば「女性の背中にキスをする」「軽く撫でる」「お尻を軽く叩く」など、視覚と触覚を組み合わせたプレイが効果的です。

寝バックの場合、女性の腰の下にクッションを置くと、角度が調整でき、挿入がよりスムーズになります。男性の膝の下に枕を置くとより安定した姿勢になります。

後背位は怖いイメージが強い?

後背位のイメージ
VシネマのSEXシーンでバックが多いのは、その体位の見た目から犯していることがわかりやすいからです。女性の中には「犯されていることで興奮する」人も以外と多いですが、ペニスが見えない状態からSEXに至る後背位(バック)は、挿入部や男性の姿、表情が見えない分、怖いと思う女性も多いです。

また、後背位には男女ともに「痛いから嫌い」という思う方も多いです。それは「相手の性器との挿入角度があっていない」場合がほとんどです。そういう意味では、無理してやらなくても良い体位かもしれません。

「相手が自分をどう思っているのか」を探る体位としては、リトマス試験紙的体位となる「後背位」。これを読んだあなたの脳内は、さらにSEXの深淵に落ちていくのです。