コスプレすると女は変わるのだろうか!?〜シチュエーションはエロに大事!?

プロローグ〜コスプレは男子の妄想からスタートし、今では女子も含めた「妄想好き」によって進化し続けています〜で、AVはというと。

コスプレと聞くと、20年くらい前だと、本当に一部の変態さんの好むものという感じでした。コスプレイヤーという職業ジャンルが定着しつつある令和時代の視点だとわからないかもしれませんね。

 

アニメは、宮崎アニメによって家族全員が観るようになったというのも間違い。初期作品はそれほどの動員数や興行収益は上げていません。「魔女の宅急便」くらいから、ちゃんとした戦略がプロデューサーサイドで整えられて、主題歌も「アニメの主題歌」じゃなくて、ユーミンの旧作ということで、アニメを観ない層にも波及したわけです。

 

その段階では、コスプレは本当にマニアの喜び。コスプレショップが渋谷にあったのですが、やたら高価でした。自分で作る人たちも手探りの人が多く、ショップクオリティに達していません。

 

そして男子脳な女子が少ない時代でしたので、自分自身を使って、露出過多はアニコスできる女子は本当に少なくて、風俗嬢とかにお願いしていたようです。当時のセクシー女優といえば、「撮影で着るのすら嫌!」なんて人もたくさんいましたね。

 

そして風俗から、「イメージクラブ(イメクラ)」が登場して、「シチュエーションプレイ」がスタートしました。ナースが一番多かったと思います。一番わかりやすいですからね。ただドンキとかがまだ充実していなかったため、リアルな看護師さん御用達のお店で買っていたそうです。持っている聴診器がオモチャじゃなくてガチだったりしました。

 

この風俗店での展開は、女子の方よりも男子の方を刺激しました。女の子がただヌードになるだけではなくて、コスプレをしている姿を観ることで興奮したわけです。そのうちに、スポーツコスとかが登場しました。

 

一番女子側を刺激したのは、やはりメイドの登場だと思います。今ではバラエティに富んだメイドコスが勢揃いしているわけですが、あれは、男性側の妄想プラス女性が、「着ていて可愛い」と思える要素を組み込んだわけです。

 

その時代の背景には、アニメはすっかり定着し、アキバ界隈がそんな雰囲気に変化していきました。今では結婚もして大女優な新垣結衣さんが、「アキバウォーカー」というKADOKAWA出版の雑誌の表紙を飾ったのですが、その理由は、彼女が10代の時に特撮深夜ドラマのヒロインをしており、そのフィギュアが存在していたのことが大きかったそうです。彼女自身の売り出し時期のチョイ前のエピソードですね。

 

元々根付いていたオタクカルチャーの聖地・コミケは、コスプレ披露の場へ変わり、撮影するカメコ(カメラ小僧)たちも着て、オタク人気は爆発していきます。女性側もコスプレすることへの抵抗感は減ってきており、むしろ積極的な自作自演をする女子が増加。コスプレイヤー萌芽の時期になります。

さてこの頃のAVはコスプレとどう向き合っていたかといいますと、エロとコスプレの融合に苦しんでいる時代でした。特撮なアニパロに特化していたメーカーはいましたけれど、一般的AVメーカーは、ナースとかが限界。理由はアニコスが著作権に引っかかる可能性があったから。それでなくともエロということで叩かれるわけですから、一部の積極的なメーカー以外はかなり気を使っていたわけです。

 

ミニスカポリスが番組が終わり、そのままキャバクラや風俗店のコスプレとして定着していたので使われたりしていましたねぇ。令和世代に説明すると、「逮捕しちゃうぞ」というポージングとワードは、ミニスカポリスからきています。

 

AVが悩んでしまった最大のポイントは、脱がしてしまうとコスプレ感がなくなることです。ナースが定着したのは、ナースキャップだけを残して、ベッドでプレイすれば「ナースなんだな」とわかるから。他の衣装は途中で消えちゃってしまいます。なのでコスプレファンは、コスプレAVを観ない。

 

コスプレに重きを置くと、当時は着衣プレイが定着しておらず、フルヌードでのプレイこそ最高に興奮するという思考性が強かったので、衣装が残っていると「SEXに集中しない」と嫌われてしまうという矛盾を抱えていたのです。

 

メイドコスだって、昔のはかなりスカートもペチコートがあってゴージャスだったので、脱がしづらく、男優さんはプレイ前に脱がせ方をレクチャーされないと脱がすことができず、強引に破いちゃって弁償なんていう状況もあったようです。

 

ちなみにDVD販売イベントでは、撮影があるわけですが、多ければ3パターン、最低でも2パターンありました。私服→コスプレ→水着か下着(秋葉原では条例によって下着NGになったのは懐かしい話)。このコスプレが問題になります。

 

例えばCAさん。これがセクシーなのか否か。かなりポージングで攻めるとかしないとダメですよね。棒立ちだと「ただCAの格好をしているセクシー女優さん」になってしまうので、最初の頃はコスプレには人気低かったのです。それが女性側がコスプレを理解できるようになる。なんならオタクな女性がセクシー女優になることで、コスプレとセクシーをちゃんと融合させることができるようになります。

コスプレ登場から、約20年を経過した2024年現在では、むしろ女性側に定着したような感じですね。メイドだって上下セパレートされた露出過多なタイプが登場したり、透け透けメイドがあったりして、エロ度も高いです。

 

透け透けに関しては、普段着に「シースルー」が定着して、透けた素材のスカートで下にパンツを履いているなんてファッションありますからね。もはやコスプレとの境目が曖昧です。アイドルのステージ衣装なんかもコスプレ大躍進に繋がりましたね。

 

エロ=どスケベではなく、可愛いとか攻めのファッションという感じで定着。タレント系でもえなこなんかがコスプレイヤーとしての地位を確立させる。エロ高めだと「うしじまいい肉」なんかがいますね。彼女プロデュースコスは、高価ですが人気高いです。

 

コスプレとエロの境目も曖昧になり、着衣プレイも定着。おっぱいが出なくてもAVとして許せるユーザーが登場し(まぁ全シーン出さないわけではないけど)、コスプレというジャンルになります。

 

そこから精神性あるコスプレとか、日常に登場するコスプレなんかが登場。またテレビとか映画のドラマって、「誰々に成る」が演技ですから、コスプレとの親和性が高く、AVドラマもちゃんと影響を受けて、ドラマ=コスプレという展開にもなっていきます。

 

ドラマが増えているAVは、コスプレの進化を示しているわけです。そんなコスプレ世界の深みに、みなさんを誘っていきましょうというのが、今回の記事の主旨なのです。

ドラマとの親和性の強さ!2024年以降のドラマはコスプレなのです!?

前章で書いたように、コスプレはドラマの導入として必須なものになりました。これは映画とかドラマでも同じですね。理由は、「市井の人々」を描くタイプが減り、むしろ役問わず、個々がはっきりキャラクター化していないと、ドラマとして理解されないから。

 

さらには、出演者の理由付けでもあるでしょう。俳優のみならず、芸人だとか役者畑ではない人が出演するにしても、ちゃんとしたドラマの中のキャラクターにならないといけないからです。本人そのままでご出演ください、みたいなパターンがなくなってきているからですね。

 

そういう一般ドラマの傾向は、AVはやはりテーマを作る際に見逃すわけにはいきません。もちろん、医者の役で手術シーンがあるから練習しないとみたいなことはありませんが、白衣を着たらちゃんとドクターに見えないと、エロシーンに入った際にリアリティが出ません。

命を救った男は最悪の強姦魔だった。無理矢理性処理をさせられ続けレ×プ沼に堕ちた救急救命医・神木麗

FANZAで見る Amazonで見る

これぞコスプレドラマの真骨頂といえる作品がこちらです。神木麗ちゃんの美女具合を利用することで、外科医という役のイメージが濃くなります。彼女が上位ランクの女性を演じることで、そこにつながるレイプドラマとの落差がたまらないわけです。

 

強制ファックシーンから命令されてのフェラチオ。こういうプレイは美女であるほどに悲壮美が高まります。だからこそ興奮するというパターン。即物的にエロいことをしているから反応して、そのまま射精するみたいな人だらけならば良いのですが、AVユーザーはご存知のように進化しております。ちょっとくらいの陵辱描写では、文句が書かれてしまいます。

今は、私のような記名プロライターよりも、無名の人たちのレビューに重きをおく人がいます。アマチュアだから好き勝手に書いているという「レビュー幻想」なのですが、レビューを書く層への反応が悪ければ、作品が跳ねないわけです。

 

どういう理由があるにせよ、ちゃんとドラマが進んでいかねばならない。そのためにもセクシー女優は、より美女であることが重要になっています。スタイルの良さも欲しいですね。変な体位とか、通常ならばあり得ない体位をした際に、スタイルが良いとそのまま映像として説得力が出るからです。

 

今回のコスでいうと、紺色のドクターウェアが最高です。麗ちゃんに似合うだけでなく、身分証明証の紐とか、その手のドラマを知らないと作り上げられない構成になっています。医者を調べるのはAVだと取材に入るの難しいですからね(笑)。病気になって入院するしかない。

 

でも、リアルな病院だと、スカートの看護師はほぼいませんし、ドクターウェアで院内をウロウロする医者もいません。余計なところをチェックしてしまい、テレビドラマや映画並みに細部を作り込んでしまうことになる。莫大なお金がかかりますね。だからドラマでチェックして、一番リアリティを感じるものをピックアップるのがAV制作なのです。

 

犯人の仲間たちによってたかって弄られまくる麗ちゃんの歪んだ表情。そしてそこに続く挿入後の表情との違い。これらが比較できるのもまた、ドラマとしての特性をちゃんと作っているからでしょう。

あり得ないSFテーマはエロくするために存在しているのかも!?

異世界転生という設定は、大人気でして、未だに作られ続いています。マンガやアニメ、ゲームにラノベなど、感性を現代とつなげつつも、異世界の住人になるので、その感性を使うとヒーローになれるというパターンです。主人公はスライムだったり幼女だったりなんでもOKなので、文学系よりもアニメなどに偏りガチな文字書きには最高というわけです。

 

ちなみに変な格好=コスプレというわけではないのですが、このようにピッタリした素材とかハイレグとかって、SF世界ではノーマルなので、エロとの親和性が高くなったのかもしれません。

異世界転生したら爆乳回復術士と冒険することになって、ハメまくり。 恋渕ももな

FANZAで見る Amazonで見る

恋渕ももなちゃんが、爆乳はそのままわかるような格好かつ、回復術士(意味はゲーム本を読んで調べてください)になって、転生した男との珍道中。もちろんエッチを使っての回復魔法だったりするので、絡みっぱなし。

 

ももなちゃんや男優氏も、なんでこんな格好になってSEXしないといけないんだろうとか思ったら負けです(笑)。むしろ状況を楽しむくらいがコスプレAVにはピッタンコです。さらにいうと、観ているあなたも「なんだこれ」と思ったら負けです。むしろあり得ない状況の世界に没入するくらいにならないとダメです。

 

オナニーもSEXも、ただ即物的なエロい発情に任せていたらただの動物です。もっと感情を高め、自分がどういう状況になっているかを妄想の世界へと飛翔させないといけません。まぁいけなくはないのですが、その方がより興奮できるのは確実です。

 

AVとは、あり得ないシチュエーションを合法的な映像制作として見せるものです。それそっくりのことを実世界でするためには、偉くなって周囲の人間が何でもいうことを聞くくらいの存在にならないと無理でしょう。

 

でもAVとして観ている時間は、その世界に入っているわけです。目の前にいるセクシー女優とのSEXという妄想。その妄想を介在にして、好きな女の子とのSEXにも飛べます。クラスメイトだろうが同僚だろうが、同僚の奥さんだろうがアイドルだろうが、その妄想の中では自分のためだけに好きな女の子が蠢くというわけです。

撮影するにしても、場所を探すのが大変なSF的世界観のAVですが、それこそ考えに考えて作り上げます。あのコスプレだってメイクだって、普通のAVよりも激しく時間がかかります。ウィッグなんて、既製品をさらに本人用に仕上げないといけない。通常AVよりも苦労していると思って間違いありません。

 

でもももなちゃんの巨乳は、こういう全く理解不能な世界観にハマりますね。その手のキャラクターも爆乳が多いですし、彼女の持っている存在感が、作品の持っている感性とマッチしているわけです。強引に作ってしまうと意味がなくなり、人気は……とかになりかねないのですが、今作に関しては、中出しすらちゃんと理由があって素晴らしい限りです。

リアリティあるエロドラマにとって、コスチュームは必須アイテムなのです!?

いわゆるバニースタイルを実際に見たことある人って少ないでしょう。日本にはカジノがあるわけでもないし、その手の大人の社交場に女性店員を配置するなんて余裕あるお店もなくなりました。昔はありましたので、麻雅庵さまは生で見ています(笑)。

 

ところがバニーガールの人気は高いです。昔よりも今の方が高いと思います。その理由はエロマンガとAVにあります。その手の扇情系作品のコスプレとしてバニーはやっぱりシンプルにエロいからでしょう。なので定期的に登場するわけですね。逆バニーなんてのもありましたね。本来は男性がするという意味だったはずが、隠す場所が逆転したバニーちゃんになっちゃいましたけど。

高級バニークラブで昔は地味だった同級生と再会。粘着盗撮・ハメ撮りで脅しまくって、強●中出し性交 天宮花南

今はどこに残っているか知りませんけれど、高級であるクラブでバニーガールとして働いている天宮花南ちゃん。訳ありで働いているという設定です。この「訳あり」とバニーガールの相性がまた最高なんです。なぜかといえば、「隠している自分」なのでそういう格好をしているから。

 

AVにとって、脅すという行為は、SEXにシンプルにつなげやすいです。つまりラブラブであるよりも男性の優位性がAVでは描かれるからですね。女性向けAVが発展しづらい理由がまさにこれです。女性が逆レイプしても挿入されるのは女性という思考があるからですね。それ以外にも理由はありますが、AVの根っこが女性を嬲るというところにあるからだと思います。攻撃対象にされてしまう理由のひとつなので、今度は変わるかもしれませんけれど。

さらにいえば、先ほど書いた「着衣プレイ」と「オールヌードプレイ」の間に存在しているのがバニースタイルですね。露出度が高いですから。お尻も隠しているようで隠していない。おっぱいも隠しているようで強調されている。背中も脚も丸出しなわけです。そこにパンストがあるので、破きなんかも加味されるので、興奮がアップします。

 

着衣プレイとは、お互いの意志が通じていないと面白味は低いです。SEXはお互いの感性をいかに通じさせるかにありますので、余計なファクターがあることで、女性が萎えるなんてことあります。ところがバニーは何せ捲りやすいです。露出させることに眼目がなくても捲れちゃう。

 

股間もハイレグだったりしますし、今作はノーパンですが、履いてもTバックの完全紐系じゃないとはみ出しますので、捲ればアソコがパンストの向こう側に見えるので、即指マンしやすい。これだけ簡単に妄想世界に入れるのは、バニーならではじゃないでしょうか。

 

さらにドラマに関しては、花南ちゃんがどんどん追い込まれていきます。今はスマホ持っていない人がほぼいないから、撮影系の脅迫って簡単に設定できるしリアルです。最後には複数の男たちに弄られまくる花南ちゃんのおっぱい。ちなみにパッケージからこちらを誘ってくるかのような素敵な世界観に溢れております。

エピローグ〜コスプレイヤーがAVへ自然な流れになっていくのでしょうか!?

コスプレとの親和性が高まっていくAV。コスプレの状況もエロに大きく傾いています。もともとから露出が高めなスポーツコス。水着とか陸上とか、競技的な問題で体にピッタリしたものになっています。さらには密室性を持っているのが、看護師とかメイドとかでしょうか。コスプレとしての両巨頭といっても過言ではないです。

 

コスプレイヤー・春野ゆこさんが、AVに出演したのがこちらの作品です。2023年7月に登場しまました。

フォロワー数18万の有名コスプレイヤー 春野ゆこ 初めてのAV参戦!

FANZAで見る Amazonで見る

昔のコスプレイヤーは、おっぱいがマンガやアニメのキャラと同じようにならなくて苦しんでいたのですが、ゆこさんは見ればわかりますが爆乳です。アニメキャラそのままですね。なんなら、マンガでのキャラはそこまでおっぱいが出ていないのに、彼女がそのスタイルをすると、すごいエロくなる。これは最高のおかず体質です。

 

エロいスタイルであれば、キャラが持っている魅力を最高に引き出せるということでしょう。さらには、彼女がエロいことが好きというのも伝わりますね。ドキドキしている感じですが、コスプレをしているために、キャラとしての自分になりきっている。本人シーンですら、本人になりきっている感じです。

春野ゆこさんの話から変わるのですが、エロいこととは、自分がその妄想の中にすっぽりと溶け込むのが最高です。エロいキャラじゃないのに、エロい魔物に取り憑かれてしまうとかですね。催眠術とか媚薬が人気があるというのは、そっち側の思考を持った人間がAVユーザーに増えている証拠でしょう。

 

昔は、リアルなSEX(撮影している中で見せやすい体位とかポージングでするSEXがリアルかどうかはさておいて)こそ、AVの魅力とされてきました。いわゆる感じてしまった瞬間をカメラに撮られてしまった系の話です。

 

なので今でもインタビューでは、「SEX好きです」「好きな体位は正常位です」につながる質問をすることになってしまうわけです。嘘をつかないで素直にSEXのことを答えてくれるセクシー女優に萌えているわけですから。

 

あらゆるキャラになって、誘惑してくれる状況は、現実では意外と出会いは低いです。風俗に通っているとかだとあるかもしれませんが、一般的な女性、かつポピュラーな貞操感の女性だと、そこまでエロに特化してくれないでしょう。彼氏彼女になっても、そこだけははがゆく感じていることがあるはず。

 

だからこそその男たちが思う妄想により接近したことを披露してくれる、セクシー女優は、いろいろなフェミニストに攻撃を受けようとも、需要があるのです。AVというカテゴリーが変わっていく可能性はありますが、セクシー女優は変わらないでしょうね。

 

自分の理想と現実のギャップに苛まれる人が多くなっている2024年。もっとコスプレAVは増えていくことは間違いありません。男性の妄想が攻撃的になってしまうからです。しかしながら物語の中での出来事。そこでちゃんと処理する大人の嗜みこそAVというわけです。

 

コスプレしてキャラになりきり、激しいSEXをする。そんな女性が目の前にいるという錯覚こそAVの魅力なのです。

記事=麻雅庵