先月は、AVの世界における近親相姦がどのような魅力を持っているのか、真面目に考えてみました。
AVの世界で近親相姦ジャンルの人気が高いのは「相手との関係性に安心感を求める心理」や「やってはいけないことをしているタブー感」がある、などをご紹介しましたね。
さらに同じ近親相姦ジャンルのAVでも「母親と息子」「姉と弟」「父親と娘」など、さまざまな組み合わせができる部分も、近親相姦AVの奥深い部分であり、人気が高い証拠と言えるでしょう。
そんなAV業界では定番ジャンルとも言える近親相姦ですが、現実世界ではどのような存在となっているのでしょうか?
今回は日本で、そして世界各国で近親相姦が扱われているのか、ご紹介しましょう。
Contents
日本では近親相姦はNG……だけど実際には神話時代から近親相姦の話はたくさんある!
日本では、AVのような創作の世界ならばともかく、現実的な世界での近親相姦はあまり良い顔はされない、というのが現状です。
むしろ現実の近親相姦がNGだからこそ、AVの世界で近親相姦ジャンルの人気が高いのは、以前も説明したとおりですね。
実際問題として、現代の日本では「三親等以内の結婚は禁止」となっています。
実のきょうだいや、叔父と姪、叔母と甥などは、結婚は法律的に不可能なわけです。
○いとこ同士での結婚は問題なし!
いとこは、四親等に当たります。
そのため「いとこ同士の結婚」は、まったく問題ありません(と言っても、実際にあまり目にすることはないかもしれませんが……)。
なにしろ、ことわざに「いとこ同士は鴨の味」なんてものがあるくらいです。
これは「鴨はとても美味しい=いとこ同士で結婚すると、ずっと仲良く暮らしていける」との意味があります。
こんなことわざができるくらい、いとこ同士の結婚は多かった、と考えられるでしょう。
○近親相姦はもししてしまっても(現在のところは)罪にはならない
それでは日本でもし近親相姦をしてしまった場合、罪になってしまうのか……と言えば、現在では罪にはなりません。
そのため「結婚ができない」だけであって、実は近親相姦カップルはゼロではないのではないか、なんて想像もできますね。
ただしそれはあくまでも「現在では」の話であって、かつては罰則が存在していた時代もあります。
たとえば19世紀初頭には、仙台で兄妹が近親相姦関係に陥ったときは、磔で処刑された、なんて記録も残っているそうです。
明治時代にも「近親相姦で罰金」「近親相姦で無期懲役(!)」との記録があります。
こういった歴史を振り返ってみると、もしかしたら今後、近親相姦が罪になる時代が来ないとも限らないわけですね。
○古代の日本では近親相姦は当たり前だった!?
一方、古代の日本では、近親相姦(と言うか近親婚)はかなり一般的におこなわれていたようです。
「血筋」や「家柄」を大切にする時代であったため、自分たちの血筋、家柄をできる限り守ろうとする意識が、できるだけ血筋を薄くしないという意味で近親婚を増やした原因と言えるでしょう。
また当時は一夫多妻も当然であったため、かなり血縁関係が複雑であったことも、近親婚を増やす原因だったようです。
ただしそんな時代であっても、やっぱり「父親も母親も同じである、実のきょうだい」が関係を持つことはNGであった様子。
こんな話があります。
19代天皇(允恭天皇)の息子である「木梨之軽王(きなしのかるのみこ)」と、その実の妹「軽大郎女(かるのおおいらつめ」は、恋に落ちてセックスしてしまいました。
もちろん周囲には内緒の関係だったのですが、ある日の朝、允恭天皇が食事をしようとすると、なんとお吸い物の表面に氷の膜が張っていたのです!
不思議に思って占い師に相談すると、それは「身内に近親相姦した者がいる証拠」とのことで、兄妹の関係はバレてしまい、ふたりは自害してしまう……なんて、悲劇の物語ですね。
こんな話が残っているように、実のきょうだいでの近親相姦は日本ではNGであったわけです。
当時の人たちが現在の「兄妹モノ」や「姉弟者」の近親相姦AVを見たら、卒倒するか激怒してしまいそうですね。
世界の国々では近親相姦は犯罪となる場合が多い!
一方、日本以外の世界の国々では、近親相姦は法律で禁止されており、実際におこなうと犯罪となる場合が多いようです。
もちろんすべての国で近親相姦が禁止・犯罪とされるわけではありません。
ただし「近親相姦、どんどんしてOK!」なんて国の存在も聞かれませんので、やはり近親相姦がどこかタブー視されているのは、世界共通の認識のようですね。
それではなぜ近親相姦がタブー視されやすいのか、その理由をご紹介していきましょう。
○児童虐待の温床となる可能性がある
海外では、近親相姦そのものと言うよりも、両親から子どもへの性的虐待、児童虐待へのイメージから、近親相姦が犯罪とされている国が多いようです。
とは言っても、それなら親子関係ではない近親相姦はOKか、と言えば、そんな話でもありません。
やっぱり実のきょうだい同士の関係もNGであり、罰則が課される場合がほとんど。
さらに言えば、いとこ同士の結婚もNGである国も多く存在しています。
そのためむしろ、いとこ同士の結婚が可能な日本のほうが近親相姦に関しては世界的に見たらゆるめである、とも考えられるわけですね。
○近親婚を続けていると病弱な子どもや障害のある子どもが生まれる可能性がある
近親相姦がタブーとされている最大の理由として語られるのが、近親婚を続けていると病弱な子どもや、肉体的に障害のある子どもが生まれる可能性が高くなる、との理由です。
近親婚が続くと遺伝子が多様性を獲得できず、遺伝子に異常が起こりやすい、というのが、その理由として語られていますね。
しかし現実には、実際に近親婚が続くと遺伝子に異常が起こるのかは、証明されてはいません。
実際には近親相姦で子どもが生まれても秘密にされてしまうことも多く、データ自体があまりにも少ないためです。
いかにも説得力がありそうな理由ではあるんですが、鵜呑みにしてしまうとちょっと危険かもしれません。
○かつては近親相姦が盛んにおこなわれていたケースもゼロではない
近親相姦は、海外の国々でもずっとNGとされていたわけではありません。
時代や土地によっては、盛んに近親相姦がおこなわれていたケースもあります。
たとえば古代エジプトでは、王族は近親婚がほとんどでした。
近親同士で結婚することで、財産や権力を分散させずに済むというメリットと、王族は紙に等しい存在であるため、きょうだい同士で結婚することの多い神話と同じく近親婚をすべき、という考え方があったため、と言われています。
また中世ヨーロッパでも、王族を中心に近親婚がおこなわれていました。
有名なのが「ハプスブルク家」であり、各国の王族と結婚して巨大な権力を手に入れたあとは、近親婚を繰り返してその権力と財産を守っていたのです。
ハプスブルグ家の場合、その結果として「病弱な子どもが多く生まれた」「顎が大きく突き出た容貌の人間が多い」などの弊害が出た、との話も。
具体的に近親相姦の弊害を示すためにハプスブルク家の名前が使われることも多く、近親相姦のマイナスイメージに大きく影響している一族、と言えるでしょう。
近親相姦はやっぱりAVで楽しむのが一番!
近親相姦は、日本では犯罪ではありませんが、けっして推奨されているわけでもありません。
そもそも、どうしてもイメージとしてやっぱり近親相姦に対するマイナスの印象が強く、実際に近親相姦をおこないたい、と考えている人間自体が少ないでしょう。
しかしそんなタブーと言える存在だからこそ、近親相姦はAVとして楽しむファンが多い、と言えるわけですね。
憧れがあるけれど、実際に手を出すのは難しい、という意味では、近親相姦に魅力を感じるのは、ある意味人間のDNAに刻まれた宿命のようなものなのかもしれません。
そういった秘められた欲望を発散させるため、ぜひともさまざまな近親相姦AVを見て楽しんでみてください!
記事:初代エル・アオキ
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