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プロローグ〜芸能エンタメ系がほとんど疑似恋愛になっている時代に存在するAV
今やアイドルも歌手も俳優もミュージシャンも、群雄割拠な時代。もともとからエンタメ系は「テクニック」とか、技術系を争っていたわけで、切磋琢磨することで、エンタメのレベルが上がっていきます。そういう意味では争いごとをとやかく言われてしまう2022年現在の事情と鑑みるといかがでしょう?
テクニックがハイレベルに存在しているのは確かです。もちろん昭和の芸能人たちの存在感は、もの凄いものがあり、画面越しだろうがスピーカー越しだろうが、その場の空気を変えてしまうほどでした。とはいえ、これは主役級の人たちの話。
語るべき物語や、歌うべき歌がどんどん増えていくことで、「主役級の存在感はないけれどハイレベルなテクニックの持ち主」が登場します。ちなみに主役級の人たちって、昔の場合ですが、役者ならば、「どんな役をやっても同じ人物に見える」のがOKだったし、歌手ならば、「音程とかよりもその空気感を全て飲み込む迫力」があることが重要でした。
テクニック云々が語られるようになるのは、たぶん70年代以降。ロックでいうと、プログレが登場しクラシックと並ぶほどのテクニックと音楽性があると主張する。でも結果的には、大衆が飽きてきて、「誰でも参加できる」パンクの登場を引き起こす。やっぱり存在感が重要でした。しかし先ほども記したように、それは「No.1」に該当する人たちのみ。「私はテクニックで勝負する系」とか、「私はルックスで勝負する系」のようにカテゴライズされていきます。
そして現在では、カテゴライズされたものがさらに細分化されている感じですね。そしてそれ以上に必要なのが人気です。昔だって人気は必要だった? そうなんですが、サイレントマジョリティーでOKな緩い時代です。テレビなどの「無料媒体」を見て、応援することが普通であり、コンサート会場まで駆けつけるファンは、「熱狂的ファン」と括られていました。レコードの売上とか、映画の動員記録が最近の方がデカいのが証拠です。まぁレコード(CD)は、90年代末の方が売れていたか。
現在のエンタメは、どれだけお金を直接払ってもらえるかが重要になっているのです。コンサートは動員的限界まで会場を広げるし、そこでは物販がありとあらゆる種類が揃っている。CDは握手券となり、俳優はテレビタレントになって、映画の宣伝をしないと許されなくなりました。ちょっとだけコロナ禍によって、変化はありましたが、概ね新しい動きもなく、現在もそんな感じ。
直接お金を払ってもらうためにしていることといえば、疑似恋愛となります。歌手は顕著ですよね。直接の握手は無くなりましたが、スマホやPCなどの媒体越しで会話する状況になっています。これの最大のポイントは、複数枚買えば買うほど、会話時間が伸びるということです。そこでの会話は、アーティストとファンというよりも、「直接会う時間が少ないカップル」的な雰囲気です。
ファンという概念が、「疑似恋愛」に変貌しているのが現在でしょう。複数枚購入は、AVだってイベントがやたらめったら開催されていた頃からあります。ただあれは、会話する時間が伸びるというよりも、写真撮影する時間が伸びるのような特典が増える状況でしたから、疑似恋愛っぽさはなかった……と思っていたのですが、それはセクシー女優によっては、全然擬似恋愛っぽさがある人はいたのです。
そしてイベント開催される人が決まってきてしまった現在、人気の偏りと思ったら大間違いで、AVの売上と正比例というわけでも無いようです。つまりセクシー女優によっては「AVとしての購入(オナニーツール)」ではなくて、「会える理由になるためのアイテム」としてAVが売れている。AVを全く観もしないファンが登場し、その層がセクシー女優を支えているのです。
AVには、「疑似恋愛」が必須アイテムとして機能する時代が根付いたということなのです。
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NTRはモラル過多な時代だからこそAVの人気タイトルなのですがなにか?
「AVとはファンタジーである」と公言したのは、AVメーカーからでした。本番とかリアルとか、ガチ、ノー編集など、あらゆるワードを駆使して、「AVとはガチを見せている」としてきたはずが、時代のモラル性に絡みとられて、ファンタジーを認めないといけなくなってしまったようです。
作中で実際にSEXしているのかどうなのかをボカすために登場したもので、一番リアリティを得られたのが「モザイク処理」です。他にもいろいろあったのですが、丸見えっぽいものから、全く見えないものなど、いろいろある中で、処理方法のコストも含めてモザイク=修正となりました。結果、テレビなどでも、「モザイクがされるとなんかエロく見える」とか言われたりしてました。2000年くらいの話、ほのぼのとしていますし寛容です。
そんな寛容によって成立していたはずのAV。もちろんモザイクが大きくされていることから、実際に挿入していない女優の方が圧倒的に多かったわけです。それが「そろそろ許されるよね」とばかりに、薄くなっていったり、局部のみに細かく修正するデジタル処理が施されたりして、「いかに薄く処理するか」が注目ポイントになってしまったAV。
さらにその時期の女優たちは、「演技するよりも実際に挿入されないとわからないから嫌」ということになり、挿入することが普通となってしまったわけです。
「SEXのガチ」となると、実際に挿入していなくても興奮度合いや快感があるのですが、そこを否定する傾向にあった2000年初頭のAV。そこから20年経ったら、バチが当たったかのように、制限されまくりです。映像だけでなく、内容についてのコンプライアンスまでも細かく追求されるようになってしまいました。
ラストシーンに、悪役に該当するレイプ魔が殺されるとか、ドラマとしては普通の表現があったのですが、今は無理。レイプというワードも使用不可に等しいですね。表現の問題どころか、「女性を蹂躙した表現」なんて言われてしまうと、もうAVにおいて、表現するモノは残っていないんじゃないかというくらいです。全部が全部、ハッピーなSEXでは、今より半分くらいに購入する人は減るでしょう。減っているのにより減ってしまう。
それを補っているのは、痴女があります。女子から積極的にSEXを迫る行為が興奮するという感じだし、女子がSEXでの主導権を握っているのが良いという感じですね。ほんの15年くらい前では、痴女なんて特殊ジャンルだったのに、隔世の感ですね。
痴女な作品がたくさんリリースされて人気を呼んでいる。風俗なんかはそんな感じが人気が高いし、AVも安泰だねと語る人は浅はかです。実際の話、風俗だって素人っぽい女子とか、風俗初体験女子が人気が高いことを考えればおわかりになると思いますが、SEXが好きな男子は、女子をいろいろと蹂躙したい思いが強いのです。
今、AVでもっとも安泰であり、人気があるジャンルというかキーワードとしてフックになるタイトルは、「NTR」です。もともとから「部下女子を騙してSEXの虜にする」とか、「人妻を(以下同分)」とかは人気があったわけです。それに対してNTRというワードがついてきたわけです。ネットの隠語がエロゲーなどで使用され、AVでも使われるようになったという感じですね。
完全にとは言いませんが、リアルなことをSEXとして追求することができなくなってしまったAV。ぶっかけとかにリアリティなどないのですが、AVとしてのリアリティがあったわけです。顔射だって、当初と今とでは価値観は違いますが、AV的プレイの典型としての存在感があったわけです。
「SEXの最後の射精をどこにするか」は、AVにおいて重要な問題でした。イメージが変わりますから。ゴム内発射だといまいち迫力が出せない。たとえその後に中身をごっくんしてもです。なのでおっぱいとかお尻とかに射精していくうちに、一番効果的で最後まで興奮させられるのが顔だったということ。
そしてこのプレイは、女優といえども「嫌です」というくらいに個人で解釈が違っていたので、高い価値観を持ったというわけです。今では愛情表現として捉えている女子がいると言われますが、昔から一定数はいました。そのOKゾーンの女子全てがセクシー女優になったわけではないというのが、AVが人気を高めたポイントですね。
「SEXに価値や幻想を持っている」とか、「SEXとしての愛情表現を享受したことがない」というタイプの女子がセクシー女優になった時、精液を嫌がるわけがないということでしょうか。AVで初体験すれば「嫌」という意識がないので抵抗する意識が低いわけです。
AVとしての激しさを表現していた乱交などもなかなか表現しづらくなってしまった中で、興奮する女子をたっぷり表現できたのが「NTR」だった……というか残ったわけです。NTRの中には、不倫があったり痴女があったりしますが、行為そのものというよりも、「いかに誘惑するか」が人の琴線に触れて興奮を誘います。
よく「ドラマ系AVのドラマパートは観ない(飛ばす)」と言われますね。それっていうのはもうVHS時代から普通にあったわけで、よほど、「映像を飛ばして観る事はしない」というポリシーがあるタイプじゃない限りは、普通に飛ばします。特にDVD時代のA Vは、120分ノーマルですから、自分が一番興奮するシーンまではポンポン飛ばして観ている人がほとんどでしょう。
DVDが配信ストリーミングやDL中心になれば、より飛ばして視聴している事でしょう。しかしこれは、今の時代の人たちにとってはノーマルな行為ですから致し方ない。そしてSEXシーンを観たくて観たくて、オナニーしたくて仕方がない人とっては、余計なシーンはいりません。
AVファンには、「オナニーに情緒を求める」タイプがいますから、ドラマシーンをちゃんと観る人がいる事はわかっていますが、そっちがアブノーマルな世界なのです。しかしながら、SEXシーンとドラマが同居できるのが、NTRというジャンルです。なので当初は人妻熟女系作品によく登場していたのですね。ドラマが主流ですから。
主人公が、男の口車に乗ってSEXしてしまうとか、主人公の彼氏が借金してその肩代わりとして捕まってしまうとか、ドラマのキーになる行為そのものがSEXに直結しています。NTRと簡単に書いていますが、乗っかるものからなし崩しにされてしまって、逃げられないとかいろいろ展開はあります。でもやっぱりSEXに直結している。
チャプターが中盤以降まで進んで、主人公が望んで相手のところにいく描写があったとして、これはその前の抵抗するシーンを観ていないといまいち理解できなくて、興奮が弱くなります。しかし最初は抵抗していたシーンをちょっとでも観ていれば、より興奮できるわけです。
「この女は、どうやってNTRされたんだろう」という興奮が心の奥に湧き上がる。人間が絶対に持っているであろう、悪の心を刺激する。なんかAVを無くせと騒いでいるフェミニストに「そらAVはそうやって、悪い心を刺激しているんだ! 害悪なんだ!」とさらに焚きつけそうですが、それはAVに限らず、アイドルだって映画だってテレビだって同じなのです。みんな悪意を刺激することで面白さを得ています。テレビがつまらなくなったのは、コンプライアンスによって、悪意を封じられてしまったからです。
映画やアイドルは、まだまだ影の部分で懸命に刺激を送り出しています。AVはそこと比べるとストレートすぎるので、真っ先に槍玉に挙げられてしまう。魔女狩りの餌食になりやすい存在ということ。でもやっぱり人は観たいわけです。しかも無料で違法な映像がゴロゴロ転がっており、「どこを攻撃すれば良いか」が理解できない(理解したくないが正解かも)人たちがほとんどってことです。
そういう中でさらに刺激物としてのAVを作り続けていくには、心をスリスリと刺激する感じのAVが最高なわけです。見た目わかりやすいタイトルにだった価値は高いのですが、今後、ますますアングラ化していくことでしょう。インスタの扇情的なグラビアのように、「ヌードではないけれどエロ過ぎる!」パターンの映像化が必要ということであり、そのためにはNTRのドラマがより複雑になり、出てくる女優がますます極端なエロさを出せるようになることが重要でしょう。
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NTRのひとつである不倫をしたくて仕方がない人がAVで我慢しているのです!?
世の中はマッチングアプリのおかげで、やたらと出会いの場所がスムーズになりました。それまでは相席飲み屋だったり、ストレートなナンパだったり、出会い系など、いろいろあったのですが、マッチングアプリは、淫猥さが少なく感じるため、あっという間に主流になりました。まぁYouTubeでも各種SNSでも、見ているとすぐに出てきますからね。
昔ならば想像するだけでしかなかった浮気。いわゆるBARとか飲み屋系に登場する女子とか、職場の同僚とかがメインだったはずが、全く知らない同士が知り合えるわけです。その中にはパパ活女子もたくさんいるわけで、年齢不問状態で知り合える。経済的な確認とかもできますから、そこそこお金があれば知り合い放題ってことです。性病が増えるわけだ(笑)。
しかしながら、全員が浮気できるわけではない。度胸がいまいちな人もいるし、カッコつけてしまってちゃんとSEXしようと言えなかったなんて、センチメンタルな男子いっぱいいますから。その部分を性欲まで引き受けてくれるのが、AVです。
作中に不倫はいっぱいあります。NTRからみれば、ひとつのジャンルにすぎない不倫。しかしそれだけに止まらないのが、アイドルよりもAVの良いところです。性行為を伴った不倫を映像として可視化してくれるわけです。さらに深いことがもうひとつあります。
アイドルに彼氏ができてしまうと、文春砲の餌食になってしまうのですが、セクシー女優の場合、作品そのものが不倫と解釈することができるわけです。セクシー女優があなたのアイドルであるならば、決まった相手が多いとはいえ、男優とSEXしています。でもあなたは、○○ちゃんが好き。そして彼女と自分をつなぐものはAV……なんと倒錯的な恋愛があったもんだ(笑)。でもそれがAVの良いところのひとつなのは確かです。
しかも、女優側がAVをファンタジーと言い切ってしまったから、「あれは割り切ったお仕事。本当はあなたのことが……」的な妄想ができますね。だからどれだけラブラブな行為をしていようが、NTRされてしまおうが、全部が不倫という対象になるわけです。
みなさんは、「成功して性行に及ぶこと、もしくは及んでしまったこと=不倫」と思っていませんか? しない人からすれば、浮気の範疇は広いです。デート中に別の女子を見ただけで浮気とか言われたりすることもあるわけです。アイドルを応援するだけで浮気ということになっていることもあります。お金を投下してしまったらもう直接の浮気と同じ(笑)。ライブにいったら不倫完成ってなもんです。
セクシー女優というのが、実のところ割り切ったSEXをしている事実があるので、そこには触れないようにしていますが、実際には嫉妬の念が出ても不思議ではないってことです。女子側が、「いや、あなたたちとは付き合う事は一生ないですよ」とか言ったら最後、誰も応援してくれなくなるから、そういうことも言わない。絶対に解けない、オチのない知恵の輪のようなものです。
そのような見方もAVにはあるって事です。本来、ただオナニーをするだけならば、こんなにも長い必要はありません。ましてや長ければ、何度かに分けて観たりしますから、毎月何本も買う必要なありません。いや毎月1本すら多いと思います。そしてあんなに展開を凝った内容である必要もないし、こんなに女優がいる必要もない。過剰供給とか言われますが、個人個人の趣味嗜好に向き合ってしまったのが、現在のAVです。
そうなると人間はあらゆるタイプの女優が揃っていても大丈夫です。むしろまだまだ少ないくらいかもしれない。同じ女子に集中することを考えて、もう少し効率よく女優が登場した方が良いのではと思う人は、人間の心の機微をわかっていません。なんで歌舞伎町に未だに過剰な量のキャバクラがあるのか。未だに過剰な店舗がデリヘルには存在するのか。それこそどういうタイプがハマるかがわからないわけです。
さらには、細かいプレイの違いで興奮する人としない人が登場します。「この顔だったら痴女っぽさがもっと必要」とかならば対応は簡単です。「フェラの際に、毎回頬の内側から盛り上げるプレイをしてくれないと興奮できない」なんていう人に、対応していかなければならないとなると大変なわけです。
ここの顔の好みとかスタイルも合体します。そしてストーリー展開も混ざると……少しだけだと対応できなくなってしまう。AVとは、最低でも毎月1本の購入を目指しているわけですから、対応するために本数を減らす事はできない。
さらにはセクシー女優は、いつ止めたくなるかわかりません。そして「セクシー女優になりたい女子」が増えていると言われますが、それでもなお供給には追いついていない。そしてAV業界の人たちが一番わかっているのは、「必ず窓口を開いて対応していかないと、金の卵は入ってこない」ということ。好みが細かく分かれてはいますが、大勢を惹きつける何かを持っている人がいるってことです。そしてそれは、顔のランク付けではわかりません。窓を開いていなければ、興奮の女神は入ってこないのです。
不倫をしたいけれどできない理由がある人はたくさんいます。できない人の理由をできる人は一生理解できません。なのでAVというのは必要になってくるわけです。女子が想像通りに快楽と欲望の世界に堕ちてしまう姿。これほど人を刺激する姿はないでしょう。その相手が、自分の好きな人だったとしたら!さらに萌える人がいるわけです。
AVとは、出演している人が想像する以上に、人の妄想の上に成り立っています。SEXしている事実は事実なのですが、その先が必要ってことです。ヌードのみで満足する人もいます。何なら水着とか薄手の服で興奮できる人だっています。逆に丸見え系じゃないと刺激を得られない人だっている。だからこそ非合法なものが蔓延ってしまう。ストレートにちゃんとAVを作るって売るより、非合法に作った方が儲かるという図式を持っている人たちが世の中にはいて、そこに搾取されてしまう人もいるってことをお忘れなく。
全ては欲望が作り上げた塊です。セクシー女優だって自分の意識以上にファンと呼ばれる人たちに支えられると、どこまでもエロくなっていくものです。普通の女優さんたちは、スタッフがストーリーの中のキャラクターとして考え、その女優さんにいかに落とし込むかを考えているものです。しかしセクシー女優は、制作サイド以上に、購入する人たちの方が、圧倒的な想像力で観ていると言っても過言ではない。
作ったものを勝手に解釈するのは、買い手(読み手とか視聴者とか)の自由なのですが、枠組みの中で構成しキャラを誕生させるのが一般映画とその女優。AVは、スタッフや女優さんたちが作り出したキャラを、よりセクシー女優を個性を組み込んで妄想を膨らませます。演技なのかとか問題ではなくて、「こいつはこのシチュエーションで感じている」ということを意識させるのがセクシー女優なのです。
実際に不倫しているカップルは、その行為の背徳感に酔いしれていると思うのですが、セクシー女優を好きになるという事は、そういった一連の興奮する要素全てを飲み込めるという事です。ちゃんと筋道立てているNTR系作品は、さらに刺激が強いです。一線を超えるという事実があるとするならば、それは媚薬的薬物での行為よりも、脳内が覚醒するような妄想興奮の方が強いと思われます。ある意味、法律を犯してまで不倫を続けたり、怒られるにもかかわらず、浮気をしてしまうのはそういうことなのです。
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エピローグ〜疑似恋愛が悪ではない!?そして今後も増えていく!?
「疑似恋愛」はビジネスとして、ウィンウィンな状況でした。対象となるのはテレビ出演のメジャーアイドルから、地下アイドルにセクシー女優、デリヘル嬢などジャンルは多岐に渡っています。本当にビジネスとして成立していたのがコロナ禍によって、かなり崩壊してしまったわけです。
メジャー系はサブスクなどの対応でも大丈夫だし、風俗系は本人が止めなければまだまだ成立しているのですが、地下アイドル系とセクシー女優は、「直接会えること」が疑似恋愛に繋がっていたので、その機会を失してしまうと、グンと状況は悪化しました。現在、かなり復活しているのですが、それでも全員が戻ってきているわけではありません。「魔法が解けた」というのが正解かもしれません。
この疑似恋愛は、AKB48時代に国会の審議にかかったこともあります。いわゆる「CDと握手券の関係性」です。この時は、未成年を対象とした審議だったので、実際の業界は、「大人相手のビジネス」ということで問題にはなりませんでした。そしてその後は、増加していったわけです。
会えないと思っていた存在に会える。会えて話せるだけでなく覚えてもらえる。その後は、プレゼントを買ったりする際に、高揚感を得られるわけです。人は人に尽くしている時の方が、圧倒的にハッピーな感覚になりますから、本人の財政事情に問題がない限りは、そこまで悪いことではない。ビジネス的に金銭が回ることになりますから。
しかしどこかが停滞してしまうと、経済的に回らなくなったりして犯罪に手を染めてしまうケースもあり、100%大丈夫なビジネスということではないでしょう。しかしながら、その多幸感は何ものにも変えられないのです。
セクシー女優は観る人や関わる人によって解釈が違う存在です。アイドルとして見ているので、プレイも含めて応援する。先ほどからの話題に上がる疑似恋愛の対象とすると、ちょっと性癖は歪んでいますが、だからこそ幸せになれるわけです。「AVの中で裸体はおろかSEXまでも見せてくれる天使のような存在」と意識している人だって、昔ほどではないけれどまだいると思います。今は規約の問題によって無くなりましたけど、「素人さんとのプレイ」シリーズに出ることを楽しみにしている人もたくさんいました。
エンタメな存在なのか、変種の風俗なのかは、まさに関わり方で違ってくる。アイドルとして観ることと、ただの肉便器として観るのでは、価値観が違います。特にSNS時代になり、蔑むことを楽しむ人たちも増加してしまったので、セクシー女優は矢面に立っている始末。かわいそうです。
やはりセクシー女優は、まず「AVを観てあげること」は必須として考えてもらいたい。時代的にもSNSで関わることだけを楽しむ人も多いですが、セクシー女優からAVを除いてしまうと本末転倒。ライブやトークイベントに出るためにには、人気を維持させないといけないわけで、それこそそっちばかりに比重がいったら最後、AVが売れなくなりどん詰まってしまう可能性があります。
どうやって楽しむのか。所詮はAVです。自由に楽しめば良いわけなのですが、そこで今回推奨しているのが、「擬似不倫相手」として楽しむ方法なわけです。浮気の関係だけど、別のところでも浮気しているのが薄々わかる。それを覗き見するのが興奮する的な発想で視聴するのはいかがでしょうか。
どうしてもストレートに観る人が増えてしまい、違法アップAVや素人違法AVとかを観ても罪悪感を感じないわけです。これを無くすには、「視聴している人を逮捕▶︎罰金もしくは懲役刑」にしないと無理だと思います。オレオレ詐欺の受け子をアルバイト感覚で平気でやってしまう人たちがいるわけですから。
このような風潮を抗うとしたら、ストーリーがちゃんとしていて、セクシー女優がいろいろあって高揚して発情している姿が映し出されている作品を出していくしか手段はないでしょう。4Kや8Kはいまや当たり前になっています。VRはストリーミングに耐えられるような巨大サーバーを維持しないといけないので無理でしょうけど、その前に、VRをもっと普及させないとアドバンテージ取れないかも?
なので、一番確実なのは、ストーリーからちゃんとのめり込むようにできているAVです。その中に入れば、皆、疑似恋愛に陥る勢いが欲しい。そのくらいの演技力も求められる時代になっていると断言します。セクシー女優は、SEXが好きなだけとか、自己顕示欲の結果では、もはや許されません。露出趣味の人はもっといるし、いい具合に露出を抑えてインスタなどからマネタイズを成功させている女子はいっぱいいるのです。
セクシー女優さんたちには、「10代女子がアイドルとしてできていることを、20代より上の女子ができなくてどうする!」という叱咤激励と思ってください。
あざといが流行るように、時代は誘惑する側は女子にアドバンテージがある。ならばSEXも見せるセクシー女優が勝てなくてどうするのということです。AV中はもちろん、トークとかライブでの歌唱とか、エロいだけで魅力がない人は成立しないビジネスになっている。それが2023年以降のAV業界。AV新法に負けないくらいの強靭さがないとダメ。
という事は、「自分の名前で売れる=セクシー女優」という状況が目前にあるということ。企画タイトルすら、「誰々が出ているから買う!」くらいになるでしょうね。それと対抗するのは素人A。でもそれも「プロの素人」という存在が登場することでしょう。
セクシー女優は、今以上に、あなたを誘惑し逆NTRするようになります。観ている皆さんはいかがしますか? 誘惑に飲み込まれてみませんか?
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記事=麻雅庵