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いわゆるたれ目のタヌキ顔・美咲かんなちゃんのナチュラルエロス
「可愛い子のSEXが観れるから最高だ!」とか、「美女の絡みに悶えます!」とか、男たちは、自分が中心だろうと端だろうと叫ぶわけですが、可愛い子はジャンルによって意外とまちまちなものです。「顔面の黄金比」にきちんと沿っていたとしても(例えば北川景子)、人によっては「???」となる。アイドルなんかだと、ふわふわした感じがウケたかと思えば、美形だらけになったりと、時代によっても様々な変化を遂げる「可愛い子」。
ところがAV業界には、普遍的価値を持つ顔があります。これが「エロ顔」。
昔のホステスさんのような妖艶なエロスとは違う可愛らしさが重要です。どこかふわ〜っとしていて、エッチのことを考えていないように見えるけど、下ネタにニコニコして、プレイはどエロ雰囲気という女子です。
「癒し系」にとても近いけど違う、昔あったAVのタイトルのような『癒らし。』とでも呼称したくなる存在感です。極論を言ってしまえば、お酒の席だと妙にムラムラしてくる笑顔の子でしょうか。本人にその気がなくても男のほうが暴走しちゃう感じの女子は、「令和型AV女優」として最適なタイプなのです。そういえば、SODstarは、そんな顔が揃っているような気もします(笑)
具体的に誰かをあげろと言われたら、真っ先に脳裏に浮かぶAV女優。それが美咲かんなちゃんです。
たれ目で人懐っこそうな笑顔。猫というよりも犬っぽい感じで本人の人当たりも良い。かんなちゃん自身が「私はエロい顔」と思っているかどうかは、私はあずかり知らぬところですが(笑)、1番例としてあげた際に、「ああああ!」と納得してくれるのが、実はかんなちゃんでした。
そしてAV劇中でも確認できる、「話し方」。丁寧語を駆使した淫語は最高のご奉仕プレイです。特徴として、「鼻から抜けるような濁音と半濁音」と、「とつとつと切れ目の多い喋り方」があげられます。インタビューでも同じだったので、本人そのままなのでしょうね(笑)
例をあげてみましょう。
例題「ほら、こんなに勃起しちゃってますよ」
普通だとこんな感じが多いです。
「ほらぁ〜(伸ばす)こ〜んなにぼっき(空白)しちゃってますよぉ〜」
勃起などの卑猥語にアクセントを置き、母音を伸ばしてセクシーアクセントを付けます。
かんなちゃんの場合はこちら。
「ほら(空白)くぉんなに(少し空白)ぶぉ(ぷぉとも聞こえる)っきぃ(少し空白)しちゃってます(空白)よ」
こんな感じ(笑)母音がほぼ残響音になっており、カ行全体の鼻濁音が足されて、通常よりもセクシーアクセントが大盛りマシマシなのです(笑)
ということで、ナチュラルに人をエロに酔わしてしまう美咲かんなちゃんのお話です。
やる気がなかったと語るデビュー当時の話
以前インタビューでちょこっと聞いたのが、「デビューした頃は、まったくやる気がなくて、撮影で指示された通りにしていただけですね」とのこと。でも初期作品を観てみるとわかるのですが、エロいです。言われるがままという超受け身で、言われた通りにする。「指示がなければそれ以外はできない」とか本人は当時を述懐していましたけど、これが男子心というか肉棒にはギンギンと刺さったわけです。
「私、Mです」という女子はとても多いですけど、わがままの裏返しの甘えだったり、責められている自分に興奮するという、Sの裏返しだったりすることがほとんどです。ところが、「言いなり」となってくると意味が変わってきます。
ノリノリでSEXするから興奮するわけではないということ、男子ならばありませんか?女子が興奮しまくって、洋ピンのように、「アンアン」吠えたり、チ○ポをベロンベロン舐め回したのを観て、興奮が持続する日本人男子は少ないでしょう。奥ゆかしさが見えないから。そう、「こんなおとなしそうな子が!」こそが、AV女優の基本であり、王道中の王道です。
言われるがまま、抵抗することなく弄られ、舐めさせられ、さらには舐めたりすると感じてしまう。初期から現在に至るまで、売れた作品のなかに脈々と残っているAV王道とは、「自分のエロスの解放」なんかじゃなくて、「言われるがまま感じちゃう奥ゆかしさ」なのです。
男子の趣味嗜好によって、さまざまなタイプのAVが作られてきましたけど、ジャンル違いやらコスチュームによる刺激というのは、ずっと同じだと飽きてしまう。さらにノリノリでエロい格好をされるよりも、照れまくるほうが、キュン萌えするのが男子です。ギャル痴女がブームになっていた頃に、ちょっとだけ傾向が変わったように感じたのですが、結局は元に戻りました。責めてくる存在に飽きちゃったというところでしょう。
事実として、ギャル系AVに、現在も大人気の友田彩也香ちゃんが出た作品がありました。そこでは彼女だけがSEXの毛色が違って、責めて罵っていたはずが、プレイに入ったら超受け身。これが大評価でして、「ヌキどころは友ちんのギャル」と言われたわけです。言葉などで乱暴に責めていたけど、挿入されたら途端に女子になって男にされるがままになる、そんな感じでしたから。
初期のかんなちゃんのプレイは、作品内での設定もそんな感じでして、「脳内スケベでAVに出てみたい、顔にザーメンを浴びたい、たくさんの男たちに蹂躙されたい」という女子です。「やる気がなかった」と超受け身だった姿勢こそ、「奥ゆかしいけど変態」という男子が観たい作品だったわけです。
■AKNR ■品番 FSET-649 ■監督 アキノリ ■時間 180分/2016年9月発売
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受け身からの脱却!VR専属になりSEXが解放されたかんなちゃん
美咲かんなちゃんは、この後にKMPのVR専属女優となります。もういろいろ語られていますが、ド初期のVRはとてつもなく過酷でした。画角指示ができなかったり、カメラの特性である360度(AVではハーフの180度撮影)を生かしきれない。アイデアがハメ撮りの域を脱することがない。
熱暴走でデータが飛ぶとか、編集の都合上、途中からのカットインとかできないので、スタートからやり直しとか、もう非情のAV撮影だった。現在は、カメラもよくなりデータも軽くなってきたので、編集するのも前よりは楽。だから長い作品もあります。
まぁ長い作品の場合、女優が下手くそだと酔ってしまいますけど(笑)
そんな状況のVRに踏み出したかんなちゃん。最初の最初は怒られたそうですが、「これはヤバイ」と思い、自分で考えて撮影に挑むようになり「こうするとよりエロいかな」と思考するようになったそうです。まさにVRが、AV女優・美咲かんなをさらなる高みに押しあげたアイテムとなりました。
VRはそう考えると、女優としてさらに人気が上がった子もいますから、売り上げだけの救世主ではなかったのかもしれない。AVは、中途半端な映画的アクションよりも、究極に詰め込んだほうが上手く卑猥さを出せますから。
また女優が、「こんな感じかな」的なレベルで納得して、撮影を淡々と進めても映像的に興奮する内容なのか区別がつかない。むしろ瞬間的に卑猥になれる女子のほうが良いかもと思われていたところに、アイデアだけでなく見え方も動き方も、トータルに考えなければならないとものとしてVRが登場したわけですから、スタッフや男優のみならず、女優も参加しないと処理しきれないわけです。
ちなみに定点でカメラをジッと見つめるのが苦手という女優もいます。VRは基本的に見つめ続ける主観映像で成り立っていますから、目線の外し具合が分からないと、撮られる側もメロメロになってしまうわけです。
そんな過酷なVRだったからこそ、根が真面目(であろう笑)かんなちゃんにピタリとハマったのかもしれません。「このぐらいでいいかな?」を許されていた作品よりも、より自分のアイデアが注ぎ込まれることで、「やった感」がアップしますから。誰だって、期待値が上がれば変わります。そして熱量がアップすれば作品にも大きく影響します。
「美咲かんなちゃんのVRは抜群に興奮する」と業界内外から高い評価が聞こえてきたし、VR普及につながったはず。撮影する側はもちろん、観て抜く側からも高評価が出るのは売れている証拠です。
ちなみにかんなちゃんのVRですが、最初期からじっくり観ていくと彼女自身の卑猥さがズンズンとアップしていきますから、VR初心者のみならず、ベテランユーザーにもおすすめです。VRヘビーユーザー曰く、「VRヘッドセットは高ければ高いほど、ストレスレスで観えます」とのことなので、かんなちゃんを観るためにご購入を検討してください。
■KMP ■品番 KMVR-268 ■監督 こあら太郎(わ) ■時間 36分/2017年8月発売
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■ソフト・オン・デマンド ■品番 SDDE-557 ■監督 夢野あいだ ■時間 135分/2018年11月発売
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女子が目を閉じるエロさを堪能しちゃってください
「ジッと見つめ合う瞳と瞳」というシーンは、ドラマからラブコメまで、人をキュン♡とさせますよね。カット割によって、途中にワンショットされたりすると、自分が彼氏視線になったりするし。だからこそ主観映像は、AVのみならずアイドルの一人芝居でも人気があるし。
しかしこれがエロの場合、ただただ見つめ合うだけだとものたりない。目を閉じて感じている表情をジッと眺めるのも興奮するし楽しいわけです。または、ジックリとおちんちんを舐めている途中に、「こっち見て」と促し、チ○ポをしゃぶったまま見つめられると超興奮します。でも、正常位ガンガンピストンの最中に、ジッと見られ続けると、なんか説教されている感じで、男は逆に萎えそう(笑)
かんなちゃんの場合、SEX最中に興奮してくると、目を閉じて感じる表情を作ります。男を膣に受け入れている雰囲気がバシバシ伝わってくるのです。これが正常位だけでなく、騎乗位でもそんなシーンがあります。バックだとさらに興奮しますよ。
バックという体位ですが、女子側も男子側も、している最中よりもしている行為にそのものに興奮する傾向が高い体位です。なのでAVでのカットは挿入している上からや下からのハメシロ確認とか、サイドのカメラで全体像を映すことが多い。
3Pの場合、フェラが合体しており、そっちにポイントが移っているし、行為そのものを映していることで興奮する、「他人のSEXを覗き見する興奮」という初期AVやピンク映画と同じ興奮になっているわけです。
かんなちゃんは、受け入れてから目を閉じたり違うところをみたり、作品によっては白目を剥いたりして、目の表情がとてつもなく多い。だからピストンシーン自体に変化が生まれ、良い感じに緩急がついている。陵辱されていたり、歓喜で萌えまくっていても、一過性でないからオナニーにはとても向いているAVプレイをやっています。
もちろん、途中に相手を見つめたりします。作品内のキャラによって違いも抜群。誘惑しているのか抵抗しているのかの抑揚ついており、最高にエロいです。陵辱されているのに感じている目線になったり、「女子はSEXの最中、こうであってほしい」という男子願望がそのままかんなちゃんになっている感じなのです。
もしかすると、VRを撮影を通過した結果、目を休めつつ効果的に感じている姿を表現する術を身につけたのかも?とか、令和のAV女優は進化し続けることを命題化されていますから、対応し進化しているかんなちゃんなのです。
■KMP ■品番 HYPN-003 ■監督 イージー松本 ■時間 71分/2019年7月発売
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ドラマ系・コメディ系にも対応し、なおかつエロいかんなさん♪
小見出しに音符マークをつけたくなるほど(笑)かんなちゃんのドラマ系での憑依的演技は抜群です。
悲しい人妻だったら身体中を弄られ、抵抗できない状況の悶え方、着衣の乱れ方と目線のシンクロが完璧に卑猥!たれ目女子のほうがこの状況になると、一層の陵辱感を得られますよね。服の中に手を入れられおっぱいや乳首を弄られ……もう嫌がっているのか悶えているのかわからないくらい(笑)
これが逆に痴女系だと、とんでもない小悪魔顔になるから素晴らしい。彼女だけのAVを揃えていても、あらゆるパターンを観ることが可能です。チ○ポをしゃぶり弄りながら、横目で笑みを浮かべつつ、男の反応を伺う……文章で表現しただけで、勃起してきた人は、かんなちゃんの作品2パターンをどうぞご覧ください。
やはりどちらもポイントは目線です。セリフ回しにポイントが置かれるお芝居とはまた違うAVですから、目の動きは重要です。次のセリフに移るときの意味が深まり、意味が出てくるということは、観ている側にとって、継続した興奮を得られることになります。丸々、かんなちゃんの作品を観てしまうと、エロおかしくなっちゃうかもしれません、ヒヒヒ(笑)
まとめ〜AV女優とは痴女でも責められでもなく受け入れる女が最適
最初期の話で、「言われるがままでした」と答えていたかんなちゃんですが、逆にそれこそがAV女優としての資質の高さを持っていたのかもしれません。作品によっては、AVはバカバカしい内容もたくさんあるし、リアリティーなど追求していません。快楽表現とはそういうものだし。風俗プレイでも彼女とのSEXでも、リアルから遠のけば遠のくほど、興奮はアップしますよね。
それに女子がちゃんと乗っかってくれないと、スッと覚めて萎えてしまう。本当に男子はナイーブですなぁ(笑)だからこそ、「受け入れる耐性」の持ち主だったかんなちゃんは、作品世界にもVRにも上手に乗っかることができて、男子の願望エロ女子になり得たわけです。
エロ系のアイテムは日進月歩です。女子側にすら、irohaなどの進化アイテムが出てくるくらいですから。そして日常でちゃんとリアルに性欲処理ができていればまだしも、欲望とか妄想をどれくらい発散できるかが、人間の重要問題。
美咲かんなちゃんは、ゆっくりとあなたの脳内に浸透する溶液のようなAV女優。オナニーのパートナーとして、あなたの脳はかんなちゃんに犯されているかもしれません。それを想像したかんなちゃんもまた、男子の性欲を処理していると興奮しているかもしれません……なんかホラーな結末。「美女とホラーは親和性が高い」ですから(笑)
執筆=麻雅庵(https://twitter.com/an_asaga_otft)
《関連作品》
『職業体験で知り合ったお姉さんに童貞を捧げた俺』
監督 アキノリ/品番 FSET-857/時間 158分
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