「性転換をして定期的に作品を出すAV女優さんっていないらしくて新しいポジションを作れたら嬉しいです」
―はじめは興味がなかった芸能活動をやらせてくれたお母さんはすごいですね!
「そうですね(笑)。普通に学生生活を送っていたらどうなってたんだろうって思うし…結果的によかったと思います」
―そして中学を卒業されてから本格的に事務所に所属して芸能活動をはじめたのですね!
「中学を出た後、どうしようかな…って考えてた時に『芸能活動を続けてみれば?』って背中を押してくれた方がいて、16歳で上京してきました。でもその時は男子役のオーディションに行かされていたので全然受からず…(笑)。そっちのほうのヤル気がなくなっちゃって、同世代のタレントと遊んでばっかりでした。20歳で性転換することを決めていたので…」
―20歳までは芸能活動をちょこちょこやって生活していた感じ?
「身体の手術をするんだったら、同じような方がたくさんいる場所に行きたいと思ってニューハーフパブで水商売のお仕事をするようになりました。そこで病院とかいろいろと教えてもらって、20歳で性転換と戸籍も変えたんですよ」
―その後もショーパブ、ニューハーフタレントとして活動しながら美容の専門学校に通って化粧品会社も立ち上げるなど本当にバイタリティに溢れていますよね!
「専門学校は自分のお肌のために勉強しようと思って通いはじめたんです。それで水商売時代に出会った社長さんから『化粧品のプロデュースしてみない?』ってお話をいただいたんですよ。だからいろいろ自分から動いてるって思われがちなんですけど、ふって沸いた話に乗ったらうまくいったというか…。芸能活動もそうなんですけど、誰かが敷いてくれたレールを歩いてるだけで、実は私は何もしてないかもしれません(笑)」
―いやいや、その中でも上手くいってるってことはゆめちゃん自身の努力や、運を引き寄せる力があるんだと思いますよ!ではいよいよ今回のAVデビューのきっかけを聞きたいです
「別のお仕事でお世話になってる方が、AVの事務所をやられている関係者だったんです。実は性転換をする前にも、AVデビューのお話をいただいたことが何回かあったんですよ」
―いわゆる「竿ありニューハーフ」のAV女優さんはけっこういらっしゃいますもんね
「そうなんです!だから、性転換をしてしまった私はもうAVには需要なないだろうなって思ってたんですけど『今はAVは興味ないの?』っておっしゃってくれて。最初から性転換をしていて定期的に作品を出すAV女優さんは業界にはいないらしくて『やってみる?』って…」
―たしかに、性転換をしたAV女優さんっていない…ですね
「だから最初は絶対、どこのAVメーカーも私を撮らないでしょ!って思ってたんです。『面接だけでも行ってみれば?』って実際に面接まわりをしてみたら、なんとOKをいただいてしまって…。『嘘でしょ!?ちょっと考えさせてください』ってお返事をしました」
―おお…ここでも導かれてますね…!そこから『麗 Kirei SOD』でのデビューを決めたのは?
「何社か面接を回らせていただいて、SODさんは私の経歴とかも知ってくださってて始めから好感触ですごくお話も盛り上がったんですよ。それでせっかくOKをいただいたので、やってみようと決めました」
―ではいよいよ撮影のお話を…すばりプロ男優さんとのSEXの感想は?
「1番最初のSEXは正直、覚えてないんですよ。今までバラエティ出演やショーダンサーをやってきたので、カメラの前でSEXをエンタテイメントとして魅せるってどこか似てると思ってたんですけど、実際にしてみると『作品としてうまくみせなきゃ…キレイに映らきゃ…』とか考えすぎちゃって、逆にすごくぎこちなくなっちゃったんですよ…。年齢や経歴から初々しさって求められてないかもですけど、緊張して素で硬くなっちゃっいました(笑)。2回目は少し慣れたのもあってリラックスもできてすごく気持ちよくなれました」