『学〇へ行こう!』や『ロンドン〇ーツ』など有名番組のレギュラー出演経験のある芸能人・ななせゆめちゃん。美形フェイスにスレンダーなボディが印象的ですが、なんと20歳の時に性転換手術を受け、身も心も本物の女性になったという過去を持つのです。そんなゆめちゃんに、性に関すること、芸能活動のことからAVデビューのことまでを赤裸々にインタビューしてきました。
ご報告
6月24日SOD『-KIREISOD-』から
専属デビューする事になりました🕊
急な報告にびっくりされた方もいると思いますが、出演依頼からデビューに至った経緯など色々な媒体で取材して頂いて話してるので追ってまた報告します🥰 pic.twitter.com/YtK4Hx1RO9— ななせ ゆめ (@yume_nanase) May 25, 2021
「芸能活動をきっかけに女の子としての自分が認められた気がして、悩むことはそんなになかったんです」
―ゆめちゃんは、あの伝説のバラエティ番組『学〇へ行こう!』の『未〇年の主張』コーナーに出演されたのをきっかけに芸能活動をはじめたとのことですが、当初の出演の経緯ってどういう感じだったのでしょうか
「先輩が番組にハガキを出してたらしく通っていた中学校に撮影がくることになったんです。それで授業中に番組のディレクターさんがまわってきて『君、なんで男子の制服着てるの?女の子だよね?面白いから番組出てもらいたんだけど』って言われたんですよ」
―当時から、女の子っぽい外見で目立っていたのですね!
「その時は、テレビとか全然興味がなくて断ったんですよ。でも、家に電話がかかってきて母親が出演OKって言っちゃって…(笑)。それで出ることになったんです」
―それが反響を呼んだわけですね!
「テレビも1回だけだと思ってたら、レギュラーコーナー化してお仕事がどんどん増えていったんです。番組内で個性的な子を集めて劇団を作る企画があって、最終的には映画にも出演しました。中学の時は金曜の夜に飛行機で東京に行って、土日で撮影、日曜の夜にまた飛行機で帰ってくる…っていう生活でしたね」
―その時はまだ事務所には所属せず?
「そうですね。素人タレントという感じで親がお仕事の管理をしてくれていました。お仕事って感覚もなくて、土日に部活してるような感じで」
―はじめは興味がなかった芸能活動ですが、そこから楽しいと感じるようになったんでしょうか
「お仕事では女の子の役をやらせてもらって、周りのスタッフさんも女の子として扱ってくれていたので居心地がよかったんだと思います。今思えば、お仕事をはじめて気持ちが楽になった部分があったのかもしれません。女の子としての自分が求められることが嬉しかったし、忙しかったので…。普通に学生生活を送っていたら、もしかしたら性に関してもっと悩んでいたかもしれないですし…正直、悩むことがあんまりなかったんですよ」
―お話を少しさかのぼるのですが、ゆめちゃんが自分の性に違和感を感じたのっていつ頃でしょうか
「うーん…小学校くらいでしょうか。趣味嗜好が女の子と一緒だったんです。兄は仮面ライダーが好きだけど、私はセーラームーンが好きとか、わかりやすくかわいいものが好きだったんです」
―その当時は自分がそうなのかも…っていう認識はありました?
「小学校4~5年になってくると、体つきが変わってくるんですけどその頃からけっこう鮮明に『みんなとはちょっと違うな』って思っていました。好きになるのは男の子で、気が合うのは女の子で。先天性と後天性があるんですけど私は多分、先天性で物心ついた時からそういう感覚があったんですよ」
―けっこう冷静に受け止めていた感じ?
「そうですね。当時からテレビに、はるな愛さんが出ていたりしてたので性同一障害についてネットで調べて自分はそうなんだろうなって思ってました。でも自分的には深刻に考えてはいなくて、性転換のこととかホルモン治療のこととかも調べて、なんとなく自分も将来的にはこうするんだろうなって感覚がありました」
―周りの環境やその個性を生かした芸能活動をするきっかけもあって、思春期にはそこまで悩んだりはしなかったみたいで良かったです
「兄がとても優秀で地元で有名な中高一貫の進学校に受かって、小4くらいまでは私もその道を行くんだろうなって漠然と考えていたんです。でも小5から急にヤル気がなくなってしまって成績がどんどん落ちていって…。そこで実はいろいろと劣等感を感じていた時期があったんです。でも中学でたまたま芸能活動をするきっかけをいただいて、自分が周りに認められた気がしたんですよ。同級生たちも、なんとなく察してるけど聞いてはこなくて、着替えとかも気を使ってくれていました」