
騎乗位というのはAVによって進化しました……結果、男女で違う!?
昨今の痴女ノーマル化によって、騎乗位という体位に変化が生じました。40年前の騎乗位とは、女性が辱めを受ける体位でした。ハレンチなところを相手に見られる。つまりその頃のSEXとは、男性が女性にお願いするものだったという事実が浮き上がります。
なので、女性とSEXすることを、「喰った」とか表現していたわけですね。誰か問わずにSEXをすること=勲章のような発想が男性の中には存在していたのです。その時代に誕生したのがAV。なので、当初のセクシー女優たちは、ほぼ受け身でした。
人前でヌードになるだけでも話題になっていた時代ですから、SEXシーンなんてあり得ない的な感じ。しかしながら、ロマンポルノ・ピンク映画の時代は、「女優が演技としてやっているSEXシーン」だったわけです。
当時、「本番映画」を売りにした「愛のコリーダ」や「白日夢」がもの凄い話題になりました。映倫によってボカシ必須な日本での上映作ではなくて、法的にボカシする必要のない、グアムでの「ノーカット上映鑑賞ツアー」が開催されましたね。
そこに登場したAVですが、出演者の中に、「SEXが大好きな女性」が登場するようになって撮影内容が従来のAVとは違うタイプの作品が登場しました。男性のプレイを受け入れるパターンと、自分から積極的に腰を振るパターンのふたつ。
この当時の風俗業界……例えばソープランドだと、「自分から腰を振る演技」が推奨されており、それに応じて激しく腰を振るように男性を誘惑していました。「こんなに激しいSEX初めて!」的なイメージを抱かせることによって、次もまたやってきてくれる。リピーターを作ることは嬢にとって重要な仕事でしたので、そんな感じだったわけです。

そんな時代にAVにおいて、痴女プレイが勃興する。そこに登場したのがヘルス系の店舗です。これは男に好き勝手にさせると、身体中を弄られまくりもたないので、自分から積極的に動くことで射精を誘発させる。
女性にリードしてもらうプレイなんて、当時の常識にはなかったので、大喜びしてハマる男性が続出します。AVと風俗がリンクするようになったのは、「痴女プレイ」が背景にあるのだと思います。

そこから幾星霜、AVも風俗も、女性がリードするプレイの方が主流となっていきます。それどころか、一般層だってAVの影響下になっていくに従って、男性表現だった「喰う」だって、女性側が使用するパターンも登場しているわけです。
男性が女性を「エロい目でみる」というワードはありましたけれど、今ではどちらが「エロい目でみる」という括りがなくなっています。女性だってエロくなるシーンがあるという「本音」が解放される時代になったということでしょうか。
そこに至り、AVは痴女プレイというワードがノーマルプレイのワードと化していきます。デビュー作から、完全に男優の受け身ではなくて、男側を責めるプレイがチャプターになっています。もちろん、監督や男優のリードによっておこなっている場合も多いのですが、女性が「どういうことをすると男性が悦ぶ」のを知っている場合が多くなり、ナチュラルにリードする女優が増えているのです。

そして今回のテーマである「騎乗位」がクローズアップされてくるわけです。前述したように、昔は、「はしたない姿を見せさせられる」がメインにあった騎乗位。男性は下から眺めて悦んでいたわけです。
ところが、昨今の騎乗位は、女性がSEXをコントロールするための体位に変化してきたわけです。それにより、男が下から突き上げる騎乗位が減少し、女性が前後だったり上下だったり、自分好みの騎乗位を披露するようになりました。
この違いは、「クリを擦り付ける快感」好きが前後動、「膣に吸い付く肉棒」好きが上下動です。前者はオナニー好きが多いという説がありますね。確かにバイブなどを挿入するオナニーをする女性は、今でも少ないかも。電マでのクリ弄り刺激がメインです。
騎乗位における男女の快楽は変化しています。責めて悦ぶ女性と責められて悦ぶ男性という、40年前だとほぼ存在しなかったシチュエーションが、ノーマルプレイとして成立しているのです。
SEXとは、あくまでも男性の勃起が起点にあり、射精が終点にあったのですが、これが「女性が満足するまでがSEXの終点」となりつつあるわけです。そうなると何度も射精しても勃起が収まらない強力ち●この持ち主がモテるようになる。
この状態は、若いからではなくて、SEXへの欲望をどれだけ持つかが重要です。つまり加齢した人であっても、極論をいえば還暦を迎えていようが「勃起し続けられるほど、女性が好き」を保つ人が好まれるわけです。
そして女性はそんな男性を好むように変わっている。若い同世代よりもある程度加齢した人の方が好きというのは、優しくしてもらえるからだけでなく、自分の欲望を一緒になって満足させてくれるからなのです。
騎乗位で腰を振りまくる女性に対して、ちゃんと応えるように下から突き上げられるか。もしくは、従来的なSEXならば、女性が言うべきセリフ「もうダメ! イッちゃう!」と悶えることができるかが鍵となります。
そして男性もまた、自分からSEXを押し付けるよりも押し付けてくれる女性を好んでいます。その方がAVっぽいシチュエーションを楽しめるし、快楽ポイントが自分本位にならないことで、今までとは違う快楽を得られるわけです。
自分自身の貧困なSEXテクニックを補ってくれるのが、騎乗位の快楽を求める女性ということなのでしょうか。
そして一番男性からモテるのは、「見た目清純派だけどSEXは積極的」なタイプとなります。今、セクシー女優よりもアイドルがモテる時代になっているのは、そのイメージに合いそうなのがアイドルだったりするからかもしれません。普段は清楚だけどグラビアや写真集は積極的かつ挑発的が、アイドルグラビアの主流ですから。
それではAVから、今の女性たちがどんな感じで騎乗位を楽しんでいるかを検証していきたいと思います。AVのプレイをそのまま普段に反映させることは論外なのですが、こういう傾向に繋がるようにSEXを進めていくと、相手の本質が読めるようになるはず。
新川空ちゃんのダンスで鍛えた腰の強さを誇る騎乗位と、紗倉まなちゃんがみせてくれる、童貞を相手にしてリードする騎乗位。どちらも今どきの女性たちが持っている本質の一部と考えると、AVをただ視聴して即物的な興奮も良いのですが、女性の裏側を覗き見するイメージで観ると、別角度の興奮が得られるようになるのです。

やっぱりダンスが上手というのはSEXも上手なんです
ダンスは小学校の体育授業のひとつにもなっているし、運動はできないけれどダンスは上手みたいなパターンもあるので、Z世代くらいに大人気傾向にあります。それが証拠に、K-POPのような、ダンス要素たっぷりなアイドル・アーティストの人気が高く支持されているのでおわかりでしょう。
球技などとダンスが違うのは、その動きが元々から扇情的であることです。それを証明してくれるのが、「ダンスで鍛えたエッロい腰フリ!気持ち良~く昇天させてくれる馬乗り騎乗位4シチュエーション 新川空」での空ちゃんの一連の騎乗位でしょう。
ダンスとは元々は異性を誘惑する行為がスタートにあります。鳥の求愛ダンスと同じですね。さらにいうと腰の動きを強調させるものが多い。これこそ視覚的に「私はこのくらいSEXが上手ですよ」を意味しているわけです。
そしてダンスをしていくと、見た目以上に内転筋が鍛えられます。これは足腰などが強くなります。ただ足が早いなどは先天的要素も強く、持久性も求められるので運動神経が発達するわけではありません。
でも……SEXは確実に発達します。なぜならばそこまで持久性のある動きではないからです。でも「イク」とか瞬間性が強いことは求められます。ダンスは楽曲の小節などに応じて動きをスイッチさせて、体を保つようにします。そしてあるフレーズが来たら強く動くなど、瞬間的なパワーが必要。これSEXにとても似ている動きです。
今作の空ちゃんは、4つのシチュエーションプレイをしてくれます。わかりやすくダンサーだったり、テニス部同士の放課後教室だったり、姪っ子との内緒行為だったり、OLになって誘惑痴女プレイだったり。キャラに応じたトーンで迫ってくれるのです。
ただしSEXとなったら話は別です。責められている間は、凄い受け身であり可愛く感じて悶える空ちゃんですが、上に乗っかって挿入するとその腰の強さを強烈に発揮してくれるのです。
上下動の騎乗位だけでなく、前後はもちろん、なんとローリングプレイもあります。これって膣内でち●こがグリングリンされていると思うと、たまらないですよね。それだけでなく、意外と痴女プレイが好きらしく、騎乗位になると途端に上から目線で男性を責めてくれるのです。

さらには画面で観る側への配慮として(たぶん監督の指示とかでしょうけれど)、足をM字に開いてフェラやクンニを受けてくれる。愛撫シーンとはいえ、足腰が強いことがわかりますね。
さらにはダンスをやっているとお尻がプリッとして、これまた映像アングルが後ろになった際にも興奮できちゃうわけです。
受け身のような雰囲気でスタートするのに、ち●こを弄りだすと、途端に主導権を握り自分が好きなプレイに持ち込んでくれる感じなのは、今どきの女の子っぽさを感じさせてくれますね。
手コキで責めるとかが痴女プレイは主流だったりするわけですが、空ちゃんは腰で責める。痴女プレイとは言い難い騎乗位での責めです。そしてダンスが上手な人、内転筋を鍛えている人のポイントに、膣の締まりが良いというのがあります。
例えば最近流行りのパーソナルトレーナーに定期的にトレーニングをしている女性は、腹筋バキバキでなくても、かなり膣の締まりは良いでしょう。ダンストレーニングも同じことがいえます。
かなりハードなダンスでも、アイドルのようなみんなで揃えたりするダンスだって、鍛えられていますので、膣圧は最高だと思います。ちなみにダンスじゃなくて楽器とかでも違ってきますよ。共通しているのは肉体を駆使する作業は、意外と地味なところを鍛えてくれるわけです。

空ちゃんの良いパートは、責めセリフで強めに誘惑するシーンがハマる人は多いでしょう。キュートな女の子が、SEXになると豹変していくパターンです。そこに激しく動く騎乗位があるわけです。まさに無敵。
とにかく腰の使い方がエロ上手ってことですね。そして様々な動きをしてくれるのは、相手側を責めるだけでなく、自分がどの部分が気持ちいいとわかって動くということもあるはずです。SEXは気持ちいいところを、どれだけ執拗に責める(責められる)かが、高い快楽に至るポイントですから。
クンニを強要するために、相手の顔に跨るシーンがあるのですが、M字開脚しながら、相手の顔を見て反応を確かめつつ、さらに自分で腰を動かして、相手の舌すらコントロールしていく空ちゃんは、痴女さを極めたら、たまらなくスケベな良い女になること間違いないでしょう。

相手が知らなければ知らないほど燃えるのは男女一緒になりました!
日本人はとても処女性を重んじるところがあります。ロリコン大国なんていわれる所以です。なぜか男は、「初めての男」になりたがる傾向があるわけです。じゃあ女性はどうだったかといえば、リセットされて全く最初に戻る傾向がありました。
ところが昨今は、マッチング不倫とか色々なシチュエーションで不倫することが可能になり、童貞喰いが大好きな女性が出てきました。さらには誘惑しているうちに、童貞を喰っていたなんてこともあるようです。「「10年ぶりのセックスは、童貞君でした。」バイト先で知り合った経験0チ〇ポに死ぬほど興奮してしまった絶倫人妻の筆下ろし逆NTR 紗倉まな」で、若い男を相手に燃え上がる人妻をまなちゃんが演じております。
童貞喰いなんてワードは、たぶんポルノ映画なんかのタイトルであったかなと思います。下宿での管理人さんと学生とかのシチュエーションでありました。ただAVでは少なかったのです。なぜならばセクシー女優=若い女性という感じがあったからです。熟女AVはマニアのもの的な発想が強かったんです。
そんなAVも、40年以上の歴史を持っている間に、若い年齢でデビューじゃなくて、妙齢な年齢や、三十路・四十路になっても魅力的な女性がセクシー女優に増えていきます。五十路で超キュートな女優さんもいますよね。
そこから先ほどのポルノ映画的な作品が誕生するようになったわけです。もうひとつ加えると男優で若い人がたくさん出てきたのも大きかったと思います。なんせ30歳超えたどうみてもおじさんが学生服を着ているなんて作品はざらでしたから(笑)。
設定に沿ったリアルな環境でAVが作れるようになる。そしてまなちゃんのようにベテランセクシー女優になると、そんなシチュエーションがピタリとハマるわけです。

女性側がリードするSEXとは、まさに騎乗位をスタートとするものになります。もちろん正常位だって自分の手で導いたり、股間を押し付けたりして、挿入させることもできるわけですが、騎乗位となると視線が違うわけです。
怯えた子犬のような顔をした若い男性の童貞を奪っていく。それだけで「この女性は卑猥な一面を持っている」ことがわかるわけです。そして挿入すると同時に声が出る。もちろん普通のプレイだって、挿入した瞬間にお互いの声が漏れることはありますが、男女が逆だとなんか卑猥度がアップします。
先ほど、男性が女性を「喰う」という喩えをする話を書いたのですが、本来の性器の形を考えると、「喰う」のは女性側です。ち●こが膣に喰われますから。

ま●ことは口と例えることがよくわかりますね。口で喰う、膣で喰う、とにかく咥えるのが女性ということになります。そうやって考えると、童貞喰いとは正しい表記なのがご理解いただけると思います。
そしてSEXの何より良いのが、一度してからすぐに繰り返しすると、相手のどこが気持ちいいとか、責めるのはこことかがわかってくるのが男性です。女性は……悲しいかな男性は勃起している間は、ほぼなんでも「気持ちいい!」と言いますので、特定の快楽ポイントを理解するのは難しい。まぁどこでも気持ちいいならば同じように責めればいいわけですけど(笑)。
そうやって童貞は育っていきます。自分好みのプレイをしてくれる優秀なち●こになってくれるのです。作中のまなちゃんも、リードする側から、される側へと変貌していきますね。

騎乗位によってSEXを知った男性は、意外と色々な体位を覚えるのが早いかもしれません。正常位だけを繰り返しするのではなくて、ヤラれたりすることが興奮につながっていることを理解できるからです。
さらに1人の女性と集中的にプレイをしていくと、女性の快楽ポイントの理解力が強いです。そうやってSEXした童貞は、すぐに自信を持ちます。堂々と別の女性にチャレンジできる男になるのです。でも浮気はダメよ(笑)。
SEX小ネタをひとつ挟みましょう。色々な相手とプレイしている人(男女問わず)は、意外とSEXは下手くそです。なぜならば射精だけがポイントになっているプレイが多いからです。女性もまた自分がイクことをあまり考えないで、男性が自分に夢中になっている表情だけで興奮していることが多い。
男女どちらもじっくりしたプレイをすると、SEXに飽きてしまう傾向があるようです。
その点、同じ人とずっとやると「どれが気持ちいいか」を研究したりするようになり、SEXが上手になります。ずっと同じ相手とすると飽きるのではと考えている人は、SEXへの関心も、相手への関心も低いことを証明したようなもの。そういう人は浮気します。今作のテーマにもつながる話ですね。

2025年における騎乗位とは、女性が肉体の卑猥さをみせるための体位ではなくて、SEXの主導権がどちらにあるかを意味します。なので、女性がリードするプレイだったら、騎乗位こそが正常位という考え方もできますよね。
肉体的にでも精神的にでも、女性がリードしてくれるSEXがあっても良いわけです。そういう場合ならば、騎乗位もクンニも女性からリードしてするプレイになります。
ただ「女性になんでもやってもらう体位」と考えている人は、アップデートできていない古いSEXをしている人ということにもなります。そう、世の中が変わっているということはSEXだって変わっているわけです。
ただ騎乗位が上手だからといって、毎回甘えているようではダメ。やはりアップデートできていない証拠になります。時代によって女性のファッションも内面も変化するように、SEXも変化しているのです。
SEXデータがアップデートされた女性は、AVにはたくさんいるので、ちゃんと観ることができます。デビューの頃のまなちゃんと、現在のまなちゃんは、ちゃんと別の女性になっています。
リアルタイムなAVを観るということは、アップデートした時代性を観ることにつながるのです。騎乗位って、AVで観ていくと本当に変化した体位なんです。

記事=麻雅庵(https://twitter.com/an_asaga_otft)
PR



