―だから、まりりんの作品はどの作品も熱量があるんですね!
「でも70本撮ってもいまだに撮影の前日はよく眠れないんです。
ドラマものだったら夢の中でも台本を読んでたり、遅刻する夢を見たり。初期の頃に撮ってもらった監督さんにまた中期や後期に撮ってもらうとなると、前とは違ったものを見せなきゃいけない…とか、ハードルがあがった状態ではじめましての監督さんになると今度はこのタッグでどういうものを見せられるか…とかすごい頭を使ってプレッシャーを感じてますね。
でも、このプレッシャーや作品作りが楽しいので、まだまだ現役を続けていきたいです」
―6年以上経ってもそこはやはり緊張するんですね
「デビュー作で大島丈さんと3Pで共演して、今回の卒業でもお会いしたんですけど『茉莉奈ちゃんって正直、こんなに長くAVを続ける子だと思わなかったよ。AVは次へ進むための1つのステップって思ってそうに見えたから』って言われたんです。
正直、デビューの時は2~3年で辞めようかなって思ってたんですけど、やればやるほどにやりたいことも増えるし奥深さを感じていて、求められるものも増えるし発表する場も増えるし、まだまだ『現役AV女優』として続けていきたいです。
これからもっと新しいものが増えても対応できる人になっていきたいですね」
―70本出演作があって、7年近く活動していてもまだ解禁していないこともありますよね
「実は他の女優さんとの共演作もアイポケコラボでの立花はるみちゃんとの2作品しかないですし、その時もチュウはしたけどレズもまだしてないんです。
特典映像でまなちゃん、こっちゃんと少しだけ共演して1人の男性を責める…みたいな1コーナーはあったんですが。だから、解禁してないものもまだまだありますし…。
最近、長く活動されてて引退される方も多いですが…私が愛して止まない吉沢明歩さんも引退されましたし。
でも私よりも長く活動されている尊敬できる先輩女優さんもまだまだたくさんいますし、お会いしてないレジェンドの方もいますし。
身近にも、まなちゃんやこっちゃんがいるし、私も目標とされるような存在になれたら嬉しいです。
事務所でも1番の古株になっちゃいましたけど…(笑)。でもまだ、引退は考えてないというか目処も立ててないですし、まだ辞められないですよね」
―それはファンにとっては嬉しい言葉です!
「みんな、どういう時に引退を決めるんでしょうね…。気持ちがよぎる時がくるのかなあ…。でも今は全然その予兆もないので…!
今の目標はとりあえず現役AV女優生活10周年を目指しています」
「白石茉莉奈を生み育ててくれたSODは実家なんです。今回の卒業は上京するような気持ち…またいつか『ただいま』って帰ってきます」
―今後の活動に関して言える範囲で構いませんので教えてください!
「AVと並行してずっとやってきた歌、ライブ、舞台やお芝居は続けて、新しくミュージカルに出たいっていう目標があります。
リリースがお休みだった期間は、発売イベントができなかったのでまたファンの方と接するDVDショップさんのイベントも増やして、ほかも『スナックまりりん』や、ゴルフ、卓球でオフ会できたらいいなって思っています。
あと、ある国の国技を広めて貧しい子供たちを援助する活動も力を入れてやっていきたいし、私のファンの方にも子供を持つ方もけっこういるのでその方々にもアプローチしてお力を借りれればと思います。
ママドルとして、AV女優として、出せるものは出していきたいし、吸収できるものは吸収して結果的にAVや個々の活動に反映して生かしていければなと思います。
興味を持ったものは続けて、新しいものがあったらそれを拾えるアンテナを持って新しいジャンルにも挑戦していきたいです。
さっき10周年を目標にしてるって言いましたけど10周年以降も絶対続けるだろうし時間が足りないなって(笑)。もう3年切ってますから…」
―「現役AV女優」という肩書きのまま、今まで以上にマルチに活動していくってことで…本当にまりりんはパワフルですよね!
「5周年までってワーって夢中で駆け抜けたイメージなんです。
お休みも、子供の行事以外ではほとんどとってなかったので。ここからは折り返して節目までの10周年までは第2章って感じで、今までの白石茉莉奈ありきで新しい白石茉莉奈になっていければいいなって思っています」
―今日は知らなかった一面や初めて聞くダサいエピソードまで話してくれて本当にありがとうございます。では最後に、月刊SODの読者とSODファンの皆さんにメッセージをお願いします!
「デビューの時からずっと担当してくれているマネージャーとも今後に関しては深くお話しさせていただいて、これから子供の成長もあるので仕事の在り方と、家庭での自分の在り方でうまく折り合いがつけられないことも訪れるかもしれないけど、目標である10周年を目指して新しい自分を見つけてファンの方にもついてきてもらえればと思います。
そして『お疲れ様』って見送ってくださったSODのみんなの目に留まるように『SODstarのまりりん』を思い出してもらえるような存在でありたいです。
忘れられるのが1番つらいので…。
帰ってきてもいいよって思ってもらえる仕事ぶりを届けて、いつか引退になった時に『おかえり』って言ってもらえうように…そんな希望を持って実家を出て上京してきます!
ですので、白石茉莉奈第2章をお楽しみに~!」
6年7カ月の間SODstarとして活躍してきた、まりりん。AV女優として、ママドルとして、魅力あふれるパワフルな活動でいつも私たちを元気にさせてくれました。
「今日は今まで言ってなかったダサいエピソードも全部話しました!」と、本音で語ってくれたロングインタビューは、途中で涙を流す一面もあり月刊SOD編集部も思い出がよみがえりホロリ…。
引退ではなくあくまでも「卒業」なので、またどこかで会える日があるはずなので、変わらずまりりんの活動に注目しましょう!!
※月刊ソフト・オン・デマンド2月号vol.5からの転載記事になります
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