仕事が楽しくて仕方がない、と思いながら日々生活をしている人というのは、世の中にどれだけいるものなのか。おそらく、探してもなかなか見つからないはずだ。楽しんでやれる仕事…それに出会えることはどれほど幸せなことか、考えたことがあるだろうか。可愛らしい見た目とは裏腹にその出演作品は鞭打ち、緊縛、アナルファックとハードを極めるロリ系AV女優、小西まりえちゃんのAV女優感に迫ります!!!
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「私、あまり自分のことが好きじゃないから、存在意義がほしいんです。
人に認められたい、人から必要とされていたい」
─デビュー当時から変わらぬ可愛らしさですけど、デビューしてどれくらい経ちます?
今年の7月で5年目になりました。こんなに続いた仕事は、初めてです。私、飽き性で、同じことをずっとやるのが苦手なんですよね。
─自分で応募したんですか?
いえ、スカウトです。ちょうど、何か面白くて新しいことがしたいな、と思っていたので、AVはほとんど見たことがなかったんですけど、話を聞いてみたんです。
─普通なら話も聞きませんよね。タイミングが良かったんですかね。
そうだと思います。それと私、好奇心が旺盛なので、知らないことはとりあえずやってみて知ろう、という性格もあったんだと思います。
─怖さとかはありませんでした?
なかったです。後日、詳しい話を聞いたんですけど、私、基本的にどんな話を聞いてもあまり驚かないタイプなので「そうなんだぁ」と全部スッと受け入れられました。なので、割とすぐに「やります」と決めました。
─でも、さすがに恥ずかしさはあったんじゃないですか?
実は、それもなかったんですよ(笑)。さすがに初めての撮影の時、緊張はしましたけど、恥ずかしいというのは、本当にまったくありませんでしたね。それに緊張も、いい感じの緊張というか、ワクワク半分緊張半分といった感じでしたし。
─その可愛らしい容姿とは正反対で、なんか男らしいですね。
たしかに、男らしいってよく言われます(笑)。女の子らしさはないかもしれないですね。
─もともと、人前に出たいとか、そういう願望は持ってたんですか?
あったとは思うんですけど、自分では気づいてなかったというか、明確に「出たい」という気持ちは持ってませんでした。
ただ私、昔から承認欲求がすごく強いんですよ。人に認められたい、人から必要とされていたい、というのがあったので、この仕事を始めてから、人前に出るようなことをしたかったんだろうな、というのを自覚し始めました。
─ファンがつくと、それを実感できますしね。
そうなんですよね。ファンの方が「可愛い」とか言ってくださると本当に嬉しいですね。私、あまり自分のことが好きじゃないから、存在意義がほしいんですよね。だから、みなさんがそう言ってくださると、「私、生きてていいんだ」って思えて(笑)。
─かまってもらえないと死んじゃう?
そう、うさぎみたいな感じです(笑)。そのくせ、1人の時間がないとダメっていう、わがまま娘なんですけどね(笑)。
「毎回新鮮な気持ちで仕事しています。本当にありがたいことですね、なかなかそういう仕事に就けませんから」
─AVはそのすべてを満たしてくれるピッタリな仕事だったんですね。
そうですね、今までやってきた仕事の中で1番楽しいです!
でも、こんなに長く続いているのは、自分でもびっくりしてます。本当に堪え性がなくて、同じことの繰り返しにはすぐ飽きちゃう性格なんですよ、私。学校へ行くのも本当に苦痛で、高校も3年続かなかったくらいですし(笑)。
─なぜ長く続いてるんだと思います?
この仕事って、現場によってメーカーさんも違うし、そのたびに出会う人も違う。内容だって毎回違うので、飽きないというか、毎回新鮮でワクワクするんですよね。それだと思います。
─でも、もう結構な本数出てますよね。それでもまだ新鮮だなって感じます?
はい。今も変わらないです。毎回新鮮な気持ちになれます。これって、本当にありがたいことだなって思いますね。だって、そういう仕事に就けることなんて、なかなかできるものじゃないですから。
それに、自分がつくった作品を残せるというのも、魅力的だと思います。生きた証、ではないけど、大げさに言うとそんな感じですね。
─先ほどから、生き死にという言葉がよく出てきますけど…。
別に死にたいわけじゃないですよ(笑)。ただ、死ぬのは怖くないです、死にたくはないですけど。
ただ人間、死ぬときは死ぬわけですし、何があるかわからないじゃないですか。だから、今を楽しく生きよう、と思ってます。というか、先のことを考えるのが苦手なだけなんですけどね(笑)。
─将来こうなりたい、とかいうのはないんですか?
ないんですよ。よく、年の初めに「今年の目標は?」とか聞かれるじゃないですか。でも、考えられないので、ないんですよね。考えるのは、長くて明後日とかです(笑)。ただ、夢はなかったんですけど、強いてあげれば専業主婦になりたかったですね。
─結婚願望が強かったんですか?
小西 いえ、できれば仕事をしたくない、遊んで暮らしていけたらいいな、という考えだったんですよ。だから、仕事をせずに生きていける、という意味でなりたかったな、という感じです。
「小西まりえという存在をいろんな人に知ってもらいたいですが、
有名になることでAVから遠ざかるのは嫌です」
─それだと、この仕事はツラいんじゃないですか? 撮影は、すごく時間かかるし、てっぺん越えとかザラじゃないですか。
いえ、それは全然。この仕事は好きですし、現場は特に好きで、なるべく長くいたいって思ってるんですよ。
だから、スタッフさんとかは巻きたいとか言いますけど、私はそんなこと思ったことなくて。むしろてっぺん越えしたり、朝までかかる現場とかが好きなんですよね。最近はなるべく終電に間に合うようにしよう、という現場が多くなってしまって、寂しい限りです(笑)。
─長くなればなるほど、女優さんが1番大変だと思うんですけど…。
体力的にしんどい、というのはもちろんありますけど、その疲労感が心地いいというか。頑張ったことによって、作品として形が残り、それを見てくれる人がいて、「あれ、良かったよ」とか「いっぱいヌイたよ」とか言って評価してくれると、「私、生きてる!」という気持ちになれるので、全然苦ではないんです。
─本当にこの仕事が合ってるんですね。でも、辞めたいと思ったことはありませんでした?
ないです。肉体的、精神的にツラかったりしんどかったりしたことはありましたけど、そんな時でも辞めようと思ったことはありませんね。むしろ、仕事をしたいのになんでできないんだろう…という感じで、さらにメンタルをやられてしまう、ということはありましたけど(笑)。
─もっと有名になりたい、というのはあります?
やっぱり、この仕事をやらせていただいてる以上は、より多くの人に作品を観ていただきたいので、小西まりえという存在をいろんな人に知ってもらいたい、というのはあります。
ただ、アイドル活動とかタレント転向とか、そういうのは考えてないですね。有名になることで、AVというものから遠ざかるのは嫌です。自分自身がより多くの人に認められるというのは嬉しいですけど、それによってAV女優という肩書きが消えてしまうのだったら、私はAV女優という肩書きの方を取りますね。
レッスンとか収録とかするよりも、作品をつくっていたいですし、AV業界は自分を認めてくれた場所ですから、この仕事に出会えて本当に良かったなって思っています。
─そこまで言える仕事をできているのは、羨ましい限りです。
私の性格を知る人からは、明日いきなり「辞める」って言いだしそう、とか言われたりするんですけど、この仕事に関してはそれは絶対ありません。そこだけは自信を持って言えます。
それくらい、AV女優という仕事は好きなんですよ。自分でも不思議なくらいに。女優としての目標は、やっぱり考えられないんですけど、できるだけ長く続けること、それが目標ですね。
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