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まだの人は週末にいかが?映画化もされた 紗倉まな 小説『最低。』

 

SODstar紗倉まなちゃん 小説『最低。』文庫版発売&映画化さらに東京国際映画祭コンペティション部門出品

AVデビュー6周年を迎え、ますます活躍の場を広げる紗倉まなちゃん。

2016年2月に発売となった処女小説単行本『最低。』が2017年9月25日に文庫本化し、増刷も決定するなど再度注目度があがっています。

なんとそれもそのはず瀬々敬久監督が手掛けた実写映画が11月25日から公開され、さらにその映画が東京国際映画祭コンペティション部門への出品が決定したのです!!

・『最低。』(単行本版)1,200円(税抜)

・『最低。』(文庫版)

560円(税抜)

著者 紗倉まな/KADOKAWA

元AV女優の母を憎む少女、家族に内緒で活動を続ける人気女優、男に誘われ上京したススキノの女、夫が所持するAVを見てAV女優に応募した妻…。

現役AV女優が描く4人の女優をめぐる連作短編小説―。

こちらも発売中! 小説第2弾

・『凹凸(おうとつ)』

1,200円(税抜)

著者 紗倉まな/KADOKAWA

SOD DVD編集Sの『最低。』プチ書評

各章に出てくる女性たちは、さまざま理由でAV女優になり活動をしていて、それぞれがAVに対して別の価値観を持っている…それは決してポジティブなものだけではなく、いわゆるアイドルAV女優が表には出さない感情だったりとか裏のイメージも含まていると思いました。

そして情景描写や心理描写などがとても繊細で小説をあまり読まない私はテクニック的な部分を語ることはできないのですが、すいすいと読んでしまった1冊です。

また、どの章も読後の余韻が非常にあり、この人はこの後どうなっていくのだろう!? と考えてしまう読後感があります。

昨年9月に発売された文庫版には、まなちゃんと文筆業の出会いや、小説を書くきっかけとなった運命の1冊エピソード、小説内に出てくる登場人物のことなどが綴られた書き下ろしのエッセイも追加されています!

『最低。』映画化記念公開インタビュー

昨年、SOD本社で行われた女性限定イベント『GIRL’S CH Prezentsイケメンフェスティバル2017』で行われた「『最低。』映画化記念トークショー」での公開インタビューの模様です。

「本の中では起承転結の結の部分がまったくない状態で終わっているんですけど、映画ではすべてに結が与えられているんです」

 

―小説を書き始めた経緯を教えてください

「もともと文章を書くこと自体は好きだったんですけど、SODの創始者でもある高橋がなりさんに、本を書きたいっていうことを伝えたら『小説を出版できるように頑張ってみてはどうか』と後押

しをしてくださったんです。

それで小説を書くお話とは別にKADOKAWAさんで対談のお仕事をした時に、そのお話をしたら『短編小説とか書いたものがあれば見せてください』と言っていただいて。

その時はこの本とはまったく別のグロテスクな内容の短編を書いていたんですけど、それをいくつか見ていただいて『面白いのでぜひ、実際に書いてみましょうか』と。本当、機会に恵まれて書くことになったんです」

 

―実際はどれくらいの期間で『最低』は書きあげたんですか?

「本の発売が2016年2月だったんですけど、その前の年の10月くらいから着手しはじめて…2月ギリギリまでかかって書き終えた感じなんです」

 

―実は、高橋がなり氏に『小説書きたい』って伝えてから実際に本が出るまで2年くらいかかっているんですよね

「そうなんです。

書くためのトレーニング期間ということもあって、週プレさんやmessyさんでコラムなどの連載を

いただいて書かせていただいてました。

messyさんのコラムや、今回の本は女性にも届けたいなっていう想いがありました」

 

―そんな『最低。』がなんと実写映画化されましたね!

「いや、本当にビックリです!」

 

―ちなみに紗倉まなちゃんは出演されているんですか?

「これ言っていいのかな…? 公開されるまで内緒みたいです。

なんですけど、大きなヒントとしては私は演技が大根っていうことですかね(笑)」

 

―それ、けっこう大きなヒントですね!見てからのお楽しみということで。公開はいつからですか?

「11月25日からになります。

そこから随時全国的に公開されていくと思います。

イイニコちゃんの日ということで思い出していただければ…(笑)」

 

―そしてなんともう1つビッグニュースがありまして、その映画『最低。』が東京国際映画祭に出品が決定しました!

「めっちゃ嬉しいです…。

私、映画祭って詳しくないんですけど、このコンペティション部門っていうのは競い合う部門らしいんです。

いろんな国の映画がノミネートされている中で…。

今回、メガホンを取ってくれた瀬々敬久監督なんですけど、その監督パワーも大きいと思うんですけど、本当にすごく嬉しいです」

 

―映画はどんな風に仕上がっていましたか?

「本の中身は連作短編で1つ1つ別の話になっているんですけど、映画だとそれがうまく混ざりあっていて、それでいてそれぞれの女の子にどこかしら共通点があるっていうオチもあるんです。

本の中では起承転結の結の部分がまったくない状態で終わっているんですけど、映画ではすべてに結が与えられていて、しかも共通点がある女の子の話がつながっているんです。

大まかには変わっていないんですけど、ちょっと『あ、こんな風に変わってるんだ』っていう差はあったりします」

 

―映画を見た感想を教えてください

「脚本にはまったく『ここをこうしてください』って伝えたりしなかったんです。

目を通すくらいで。

だから最後の最後までどんな感じになるのかわからなかったんです。

それで、実際に見て泣いてしまいました。

『瀬々監督すごい…』って…」

 

―それは、映画の内容に感動して?それとも自分の作品が映画化したっていうところで?

「それがまったく前者なんです。

自分の作品だから…とかは関係ない感じで、こうグッときてしまって泣いてしまったんですよ。

瀬々監督がうまく話をまとめてつながげてくれていて、その内容に純粋に感動しました」

 

―自分も、AV業界に携わる者としてこうグっとくるところがたくさんありました

「女性と男性でまた違った感想になると思いますし、AV業界に携わる人もまたこう違った印象があるかもしれません。

ぜひ、観ていただければと思います!」

 

映画『最低。』

2017年11月25日

角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

製作・配給 KADOKAWA

http://saitei-movie.jp/

DVD、ブルーレイディスク盤が2018年3月30日に発売されました

第30回東京国際映画祭 コンペティション部門出品

『東京国際映画祭』とは毎年1回行われる、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の映画祭です。1985年、日本ではじめて大規模な映画の祭典として誕生し、日本およびアジアの映画産業、文化振興に大きな足跡を残し、今ではアジア最大級の世界中から優れた作品が集まる映画祭となっています。 今年で記念すべき30回目を迎え、 国内外の映画人、映画ファンが新たな才能とその感動に出会い、さらに賑わうことが期待されています。 国際的な審査委員によってグランプリが選出される「コンペティション」部門では、 86の国と地域から約1,600本もの応募があり、才能溢れる新人監督から熟練の監督までを対象に、 世界中から厳選されたハイクオリティなプレミア作品が集結。年々注目度が高まっています。

そんな数多くの応募作品の中を勝ち抜いて、 紗倉まな原作、映画「最低」がコンペティション部門にて上映が決定! なんと映画祭でレッドカーペットを歩きました!!

紗倉まなprofile

1993年3月23日生まれ。2012年2月、高専在学中にSODstarからAVデビューし、またたく間にトップアイドルに。現役AV女優でありながら、コラムニストとして多数の連載を持ち、さらにラジオ番組レギュラー出演、CDデビュー、TVバラエティ番組やCM出演などマルチに活躍中!!

 

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