【総製作費3000万越え!AV史上類を見ない衝撃作!】AVの歴史を変えたSOD珠玉の名作!SODアーカイブス 懐かしのJUKEBOX【地上20メートル空中ファック VOL.1】

「こんなおバカなAVは見たことがない!」

当時からそんな風に言われ、今も伝説となっている前代未聞の企画AV『地上20メートル空中ファック』。

 

女優1人に対して男優5人が競演する、という撮影現場だったのが、目立ちたいという男優たちが立ち位置を争い大喧嘩に。

それにより、撮影が中断してしまうというハプニングの中、監督からある解決策が提案された。

 

それは「上空20メートルに設置されたスペースで、どれだけ見せるSEXを行えるか」というもの。

 

後日、男優たちは各自のパートナーを連れて、空前絶後の舞台で奮闘するのだった!

AV業界が激動!1990年代後半とはどんな時代だった?

90年代の後半は、インディーズビデオが台頭した時代だ。

 

AVファンは、より刺激的な映像を求めたし、クリエイターたちもその期待に応えようと次々と斬新な企画が生み出されていった。

 

『全裸シリーズ』や『マジックミラー号』といった超ヒット作はこの頃に生まれ、今でも熱狂的なファンによって支持されている。

 

また本物のファストフードやガソリンスタンドの店員、看護師をお昼休みに呼び出して撮影するという人気企画もあった。

 

野外露出ビデオや痴漢ビデオも過激化の一途を辿り、中には実際の電車の中で撮影したものもあったとか。

 

当時は1万本がヒットと呼ばれ、3万本、5万本というセールスを記録する作品もそれほど珍しいことではなかった。

 

次はどんな面白い企画が生まれるのかと、毎月楽しみにセルビデオショップの新作コーナーの棚を覗いていたというファンも多かったのではないだろうか。

シャワーも控室もなし!?キレる男優もいた時代

今となってはすべてが笑い話なのだが、当時の高橋がなりや周囲のテレビ経験者のスタッフたちには、いわゆるAV業界の常識がなかった。

 

だからこそ、従来のAVの枠におさまらない企画が生まれたのだが、撮影現場ではさまざまな苦労があった。

 

そのひとつが、男優の控え室やシャワールームが用意されていなかったこと。

 

テレビの撮影では、タレントやエキストラは野外撮影の場合、ロケバス内で待機する。

 

AV男優もそれと同じように考えていたのだが、彼らからすれば撮影の前にシャワーを浴びないのはマナー違反。

 

どうしてもシャワーを浴びられないなら出演できない、帰ると言った男優もいたとか。

 

しかし、現場で怒るさまざまなトラブルもディレクターにしてみれば面白いネタのひとつ。

 

これを原点として、ドキュメンタリータッチのAVへと発展していくのだが、それはまた別の機会にとっておこう。

【トリビアコラム】駅弁ファックが代名詞の超肉体派男優・チョコボール向井という男

「知っているAV男優の名前を挙げて?」と言われた時、いまだに加藤鷹の次に名前が出るほど有名な男優がチョコボール向井だ。

 

何しろチョコボールという名前のインパクト、一度聞いたら忘れられない。

 

もともとプロレスラーを志していたので、マッチョで黒光りする肉体は存在感が圧倒的だった。

 

深夜番組などにも出演していたので一般の知名度もかなりのもの。

 

得意技は代名詞とも言われる駅弁ファック。

 

しかし、慢性疲労により椎間板ヘルニアを発症してしまう。

 

複数回射精が可能なことも特技で、SODの企画で1日になんと13回も射精したこともある。

 

およそ17年のキャリアで出演本数は6000本以上という輝かしい記録を残し、2007年に男優を引退。

 

弟子にミートボール吉野がいる。

これがTVの企画力!AV界にはない発想

高橋がなりが元TV制作会社で働いていて、天才演出家テリー伊藤の弟子であることは有名な話。

 

そんなテレビマン仕込みの企画力が遺憾なく発揮されているのが、この『地上20メートル空中ファック』だ。

 

そもそも、従来のAV業界人に屋外で撮影をするという発想がなかった。

 

一部ゲリラ的に行われていた露出ビデオの撮影や美少女単体ビデオのイメージシーンを除いては。

 

野外での撮影が敬遠されるのは「公然わいせつになる」という法的な問題が1番にあるし、撮影日に雨が降ったらプランが台なしになるというリスクがあるためだ。

 

そこは、TVのバラエティー番組でならした腕の見せどころ。

 

周囲に誰もいないロケ場所を探し出し、大型クレーンを配備するという大胆な発想と実行力。

 

しかも予算は、3000万円以上というから驚きというよりも呆れるほかない。

 

後に高橋がなりは「あの作品は大赤字だった」と語っていたが、この企画のおかげでSODの名前は一気に有名になった。

 

AVファンのみならず、お笑い芸人などの芸能人や大手マスコミもこぞってネタにしたことによる宣伝効果は、広告費3000万円でも十分に元が取れるほど絶大だった。

 

高橋がなりは間違いなく、そこまで計算していただろう。


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