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AVは「目で見る」だけの時代は終わった!
皆さん、AVを楽しむ時に必要な「五感」とは何だと思いますか?
画面の中の女優さんに触れることはできないので「触覚」ではないし、画面やDVDを舐めても味はしないので「味覚」でもありません。
匂いを嗅いでも無臭なので「嗅覚」でもないでしょう……が、かつてジャケットを擦ると女優さんの匂いがするAVというものが発売されていたことはご存知ですか?
今では見かけることがなくなりましたので、残念ながら流行はしなかったようですが。
少々話がずれましたね。
AVを楽しむ時に必要な「五感」、それは画面を見つめる「視覚」と、音を聞く「聴覚」であります。
そうは言っても、今まではあくまでも「視覚」がメインであって、「聴覚」はそれをサポートする存在と思われてきました。
そんな中、登場してきたのが「聴覚」も「視覚」と同様のメインにまで引き上げる、「バイノーラル録音」によるAVです。
音を楽しむAV! 「バイノーラル録音」って何?
「バイノーラル録音」とは、人間の頭部を模したダミー・ヘッドマイクなどを使用して録音する方式です。
人間の耳の部分にマイクが設置してあるため、このダミー・ヘッドマイクで録音したものをヘッドホンやイヤホンなどで再生すると、あたかも自分の耳で聞いている化のような、リアルな体験が可能となるのです。
女優さんとイチャイチャラブラブSEXを楽しむ「主観作品」と呼ばれるAVや、VR AVで多く使用されており、耳元で淫語を囁く声や、ラブジュースのグチュグチュ音などを堪能することができます。
ちなみに、ソフト・オン・デマンドからは2009年にハイビジョン撮影&バイノーラル録音を採用した『天川るる 無限フェラチオ』という作品が発売されております。
https://ec.sod.co.jp/prime/videos/?id=SDMS-724
意外とAVにおけるバイノーラル録音の歴史は長いようです。
それだけAVと聴覚の関係が重要視されていた、ということなのかもしれません。
音を楽しむ動画はAVのみではない! 今「ASMR動画」が話題に!
AVにおける音の重要性について書きましたが、現在AV以外でも「音」をメインとした動画が流行中です。
その名も「ASMR動画」!
「ASMR」とは「Autonomous Sensory Meridian Response」の略称です。
日本語に訳すと「自律感覚絶頂反応」。
これだけだと意味がよく分からないですが、簡単に説明すると、人の聴覚や視覚に「特定の刺激」を与えることで、それがトリガーとなって快感を感じる現象のこと、らしいです。
代表的な「ASMR動画」としては、食べ物を咀嚼する音を聞く「咀嚼動画」、雨の日の音を聞く「雨音動画」、波打ち際の音を聞く「波音動画」などがあります。
他にも「耳かき動画」「囁き声動画」「添い寝声動画」などなど。
「Youtube」や「ニコニコ動画」などで検索してみると、さまざまな動画がアップされています。
自分の好みの音を検索してみると、意外とドンピシャなものが見つかるかもしれません。
ちなみに私は木が燃える音を聞き続ける「焚き火動画」、天麩羅やフライがカラッと揚がる音がずーっと続く「揚げ物動画」などが気に入りました。
逆にイマイチだったのは「耳かき動画」(鼓膜が破られる気がして他人に耳かきされるのが嫌い)と「囁き声動画」(コミュ障なので人が近くにいることに耐えられない)です。
好き嫌いがあるのは人間ですから仕方がないですが、こうやって自分に合ったASMR動画を探してみると、自分でも意外な音が好きだったり、苦手だったりが理解できて、なかなか面白い経験でした。
今後もますます「ASMR動画」がアツくなる予感!
「脳がとろけるように気持ちいい!」
「永遠に聞いていられる!」
「聞いているだけで癒される!」
などなど評判の高いASMR動画。
今年の3月にはテレビ朝日の人気番組「タモリ倶楽部」でも特集され、あのタモリさんが「美女が揚げ物や煎餅を咀嚼する音」を「いいね〜」と楽しむ姿が放送されました。
ASMR動画を専門的にアップするYoutuber、という人も存在するそうです。
今後さらに盛り上がって、意外なビジネスチャンスが埋まっているかもしれない、という予感がひしひしと感じられます。
ですが、今はとりあえずそんな生ぐさいことは考えず、お好みの音を聞きながら癒されてみるのもいいかもしれません。