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AVのプレイがますます風俗に近くなっている!?AVはリアルを超えた超リアルを表現する時代です!?

AVがいいか、風俗がいいかという二択な時代が懐かしい!?

全くの別物と当事者は解釈しているけれど、違う立場の人から観ると、「どう考えても同じ」という事象ってありますよね。エロなんか世間から観た図式と、エロ側から観た図式が全く違っていて、同じものを語っているようにはみえないなんてことありまくりです。

 

お笑い芸人さんが一生懸命に、深夜帯やweb系などで、「セクシー女優さん」とか、「AV」について語っていたとします。視聴者からみると、「本当にAVが好きだなぁ(呆れ)」か、「笑いのネタに取り入れている」という感じで解釈するでしょう。

 

これがAVファンからみたらかなり違う。「AVを救うために一生懸命になって、語ってくれている!」という救国の騎士をみるような目でみているはず。エロとかAV自体はまるで変わっていないのに、本当に別物な存在になるわけです。何なら語れば語るほど、嫌いになる人もいるでしょう。男女問わず一定数のエロ嫌いはいますから。

 

AVを啓蒙するとはかくも難しいことなのです……が!それはここ数年のコンプライアンスにがんじがらめになり、視聴率の低下やら実売部数の減少とか、広告料の減少などが影響しているメディア(テレビや雑誌)が、強気になれず自由度を下げていることに端を発しています。

 

昔は語ることなんか平気の平左なお笑い芸人さんだらけだったし、テレビ番組内で共演をしていたりしましたね。当時を振り返ると、一番エロとの共演を嫌っていたのは、関西、いや日本で一番大きいお笑い芸能事務所だった気がします。まぁその中にも全然気にしない芸人さんもいたので、自由な風潮だったといえる。若手がふざけ過ぎてエロに固執するのは嫌っていたかなと(笑)。大阪を追われて東京進出して今でも関わりある仕事を続けているあの人なんかそのパターン。

まぁエロを語ること自体、「男子の特権」的な感じでも

あったり、深夜帯の視聴者層が完全に男をターゲットにしていたからこそ、そのような風潮が成立していたわけです。その頃の話として、こんなのがあります。

 

「ボーナスが入ったから、高級ソープ1回行くか、ヘルスに5回行くか、AVをひと月の間、毎日借りるか、どうする?」という感じ。このように金額は違うわけですし、行為が別のベクトルに進んでいるのですが、それぞれに良いところがあって、どれも捨てがたいということを言っています。さらにいえば、それらは快感としては同じ線上にいると考えていたわけですね。

 

今、AVファンと風俗ファンが、同じ世界線にあるとは思えません。それぞれに良さを語るし、それぞれにターゲットとするファンを持っている。AVだって、セクシー女優ファンから、作品の傾向によって買うという人もいるし、風俗ならば、可愛い推しメンに通う人もいれば、テクニック傾向を注視する人、入店直後の女の子をターゲットとする人とか、それぞれの中で違っているわけです。

 

このように細分化していった以上に、エロとしては違う傾向にいってしまったAVと風俗ですが、実際のところ、テクニック的な話としては、お互いに影響されまくっていました。風俗で行われているテクニックを、そのままAVのソープ作品として売り出して大ヒットしたのは、初期からあります。

 

これを観て、ソープに行きたくなったなんてこともあったわけです。そして未だに大人気の痴女プレイですが、これこそまさに風俗のサービスをそのままAVでやった時に、カテゴリをどうするかということになり、痴女というジャンルが誕生しました。それを観た人は、風俗にそれを求めるわけですから、お店が教えなくても覚えていく女子たち。本来持っていた、お互いの共存共栄な感じ、ご理解いただけたでしょうか。

あらゆるエロを飲み込んだAVが、取られる側に回っていく!?

AVというか、映像というカルチャーは、あらゆるものを飲み込んで大きくなってきました。映画が一番わかりやすく説明できるのですが、お芝居、写真、音楽、小説など、その時代とデバイスを取り入れます。今だとCGは欠かせないといった感じ。やっている作業は実のところ、最初期から変わらないのかもしれませんが、最新のテクニックやテクニカルを取り入れて、メディアのトップに君臨しているわけです。

 

AVはエロとしては後発メディアになります。映画畑だと、ロマンポルノからピンク映画のようなエロに特化した作品があるだけでなく、女優さんが意外とヌードになっているのが映画だったりするわけで、知らない間に、「え?この女優さんがヌードになっていたの?」という感じの出来事が多かったですね。このあたり、動画配信のオリジナル作品に取られているのは、映画の弱体化を証明する一因として語られます。

 

映画はどうしても公共の場所を使用するので、一線は超えられなかったわけですが、アンダーグランドに入ると、ストリップだったりビニ本に関しては、超えたりおとなしくしたりを繰り返すことで逃げつつ生き延びていったわけです。そのぐらい、需要があるってこと。

 

そして家庭用ビデオがVHSによって家電として、どの家にもおかれるようになった時に登場したのがAVなわけです。最初はお父さんと息子が観ていたんでしょうかね。特に昭和の家庭は、居間にしかテレビはセットされていないから、大変だったわけです。「片耳ヘッドフォンリモ吉」というキャラクターが登場したのは、コサキン(小堺一機&関根勤)のラジオでした。AVを視聴するのは大変だったわけですが、いろいろ頑張っていたわけです。アルバイトして買うものとして、ビデオデッキが一番人気だった時代もありますね。

 

AVは、映画のエロシーンを使っていたり、盗撮系をイメージさせたりしていたのですが、女子を責める男子的な、ノーマルなSEXを連想させるパターンがスタートにあります。ただこれだけではもの足りなく感じるわけです。「女子からもなんかしてもらいたいよなぁ」ということ。ここが風俗のプレイを取り入れたきっかけとなります。フィニッシュの顔射というのも、アングラ風俗とビニ本の影響です。「終わりを指示しないといけない」ことを逆手にとって、逆に女子を汚すことで興奮を高めたという感じでしょう。

このようにして、あらゆるエロ分野において人気のあるプレイをいっぱい詰め込んだのがAVです。それこそ作り手たちが、その時代状況での最近人気のエロを活用して作品を作り上げていきます。しかも映像カメラは動きますから、実際のプレイ中よりも視覚的には最高ということも出てきます。

 

愛撫中に顔がみえないのは当たり前ですが、AVの場合、それを可能とするわけで、実際のSEXよりも興奮するシーンが出てくるわけです。挿入しているところが見えるというのも、モザイクがあれど興奮するところでしょうね。「ハメしろ」というワードができたわけですから、いかに重要視されているかがわかります。

 

フェラチオだって、ち●この位置を考えるとよく見えるポジションは難しいです。ピンサロなんか人のプレイが覗けたりする椅子の高さになっていたのですが、それっていわゆる見せる効果を狙っていたということでしょう。今、現在に主流であるデリヘルなどの個室ヘルスよりも、ハプバーに近いものがあったかもしれませんね、ピンサロは。

 

とにかく視覚的効果から音声効果(喘ぎ声や愛撫のクチュクチュ音など)も取り込み、AVはエロのトップになっていくわけです。価格がレンタルとして一回500円以下とリーズナブルなのも大きかったでしょう。エロ雑誌が徐々に高騰していくなかで、低価格帯で登場したのがAVだったわけです。徐々にエロ本もまたAVの宣伝媒体として飲み込んでいきました。

 

DVDが世の中に登場し、レンタルからセルへと切り替えが始まった時代は、今なお人気のパターンを誇る「セクシー女優とヤレる店」に風俗店がなっていき、さらには風俗嬢の人気者がAVデビューをはたすなんてことが起こります。セクシー女優がエロの中の最上の地位に君臨するということでしょうか。

 

映画と同じように、動画メディアであるAVはあらゆるジャンルのエロを飲み込み、巨大化していきます。作り手側もいろいろなジャンルに分散していたのが、AVおよびAV関連に全員集中していく。AVに特化したライターなんていなかったのが、AVライターが存在するようになり、より細かくジャンルをわけてどういうエロさなのかを告知する役割を担います。

 

ところがこのくらい集中してしまったことにより、飽和状態に陥ります。一番わかりやすいのは、一番確実かつ高額なギャラを貰えたはずのセクシー女優にギャラのダンピングが起こってしまった。女優が多過ぎるというか、集まり過ぎる状況を作り出してしまった。

メーカーもまた増加することで、特色がみえないと別会社に飲み込まれてしまいます。こうならないために、「人気セクシー女優の専属化」が起こるわけです。他社に圧倒するには人気者を抱えているしかない。作り出すというのは、実はとても労力もお金もかかるし、失敗することもあり得るので、人気が出たらキープするのが一番効率がいいわけです。

 

製作費などが下がれば、スタッフのギャラも下がるのは当たり前のことですし、そのうちに生活の面から、若い人ほど離職せざるを得ない状況になり、作り手が少なくなったり高齢化の一途をたどるジャンルになっていくのです。

 

それでもなお、エロとして新しいものを生み出していけるのならば良いと思うのですがさにあらず。オリジナルを生み出す側はパクられます。上質にパクられてしまってオリジナルが負けるなんてこともあるわけです。

 

そのうちにエロに関してのトップの座が怪しくなっていくのです。それはデータがデジタルに移行したことで、コピー劣化が起こらなくなったことにあります。あらゆる記録メディアには、「コピーガード」がなされているのですが、これがなぜかデータを劣化させてしまうものしかなく、完全ガードをすると、再生するマシンを選ぶようになってしまう。これ大きなポイントでした。

 

ナショナルメーカーの正規品。さらにいえば国産品には対応するのですが、DVDがさらに普及していった「海外品」が、コピーガードを入れてしまうと再生不可能になってしまったりするのです。規格の微妙な差がこういうことを生み出すのですが、そういうデジタルな「目に見えない苦情」に対応しているうちに、コピーガードを外す再生アプリなんかが登場しました。

万事解決かと思ったところに、違法サイトへのAVアップロード問題が起こってくるわけです。例えば未修正作品の流出だったら、ある程度、特定されるわけですから問題解決の方法があります。ところが、普通に市販されている作品がアップロードされてしまうと、もう手が付けられない。法律違反と訴えても正体がバレにくいこの状況ではいたちごっこ。

 

そのうちにYouTube的なアフリエイトで稼ぐという手段が出てきたので、なおさら違法アップロードが増加していく。悪気がないから始末におえないってところですね。そういう部分での疲弊が続くAV。そんななかでオリジナルを生み出すというのは難しくなっていきます。むしろエロの王様として君臨していたはずが、別ジャンルが台頭してきました。

 

TikTokなどのSNSを駆使したエロで稼ぎたい女子の存在。これが一番大きいのではないでしょうか。なので、AVを観るという認識のない男子がかなり増加しているわけです。セクシー女優で選ぶ人も減少している。かの有名な総合エロサイトにアップされているAVという認識で観ているから、女優まで意識していないということでしょう。

 

アイデアどころか作品自体をパクリ利用されてしまっているAV。もちろん違法アップロードはすることどころか、観るのもちゃんとした犯罪ですから、そこを認識して、動画配信サイトのように、ちゃんとお金を払って観て欲しいわけです。でもYouTubeのまとめ動画がまたやたらと出来が良かったりするからなぁ。それを観ている人がAVだけは買っているなんてことないと思うわけですが、とにかく違法行為はNGということです。

 

次章からは、作り出したのはAVなんだけど今ではすっかりAVが真似をしているようになってしまったジャンルやプレイについて検証していきます。

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痴女を痴女としたのはAVだけど、女子に定着させたのは風俗!?

先ほども書きましたが、AVとして必要となったのが、「SEXに積極的な女子」の存在です。見るからにエロい女性はいるし、ソープ嬢のイメージとか、スナックのママとかを想像しますが、AVとしてのオリジナルなエロい女子が望まれていました。それは、「可愛いんだけどエロい」という二面性です。

 

これは、AVがアイドルをパロディとしている部分もありますので、「あのテレビに出ている可愛い子が、実は裏側では!」という解釈が興奮するということでしょう。ゴシップ系週刊誌には枕営業とかがイニシャルで語られていたりするのが大人気でしたし、より望まれたわけです。

 

そして実際のところは、そうじゃなくてもそのように見せるという制作物として効率の良いパターンが考えられていきます。淫乱女子じゃなくてもそれをやってくれるのが風俗だったわけです。しかも当時から、「風俗未経験女子!」は、必殺ワードでした。ちなみにキャバクラは、「水商売をアルバイトでやる女子」の集まりがポイントでしね。それぐらい素人が大好きという人たちは、いつの時代も一定数いるわけです(笑)。

 

風俗嬢がやってくれるプレイとしては、全身リップというのがあります。さらには乳首舐めと手コキのW刺激や、フェラチオをしながら乳首弄りとか、とにかく女子が快楽プレイを先導していくのが風俗に望まれるところ。

 

もちろん、「刺激することが好き!」って人もたくさんいますから、それが全部じゃなかったのですが、AVでやっているプレイがこの、「女子が刺激するプレイ」でしたので、風俗に期待するのも同じということになるわけです。

 

この結果、どのようなことが起こるのかというと、女子側にプレイの変化が起こります。AVを観ているわけでもないのに、男の乳首を刺激舐めして、ち●こをシコシコできる女子。お店でやっている行為を、そのまま「これがノーマルプレイ」と思って受け入れる女子が出てきたのです。そう、エロに関して免疫のない女子が風俗で働き出したのと、AVの流行は合致しています。

訳ありな女子だけが働く業種だったエロ業界。街でみれば場末のところに存在していたピンサロとかヘルスが、新宿歌舞伎町ではそっちがメインのような街に変貌していました。そしてスカウトマンの活躍は、かなり細かいところにまで手が拡がり、AVから風俗、キャバクラ。そしてタレントなんかもスカウトしたりするのです。セクシー女優とアイドルが、同じ場所で同じスカウトマンにスカウトされていたなんてこともあったはず。アイドルは、その後、オーディションがメインになっていきますから、スカウトされて入ったというラインは減っていきますけど、それ以外に関しては、「新宿スワン」なんかの通り。

 

何が普通のSEXなのかと語ってしまうと、とても難しくなりますが、教わったプレイをそのまま実践すると、男子が喜ぶわけですから、痴女っぽいプレイが一般の中に入り込みます。さらには男子側も調子にのって、「前にこういうプレイをしてもらった」なんて言ったりしますからね。SEXだとやたらと甘える男子が増えていく。

 

「AVでこういうことやっていた」なんて説明だと、「嫌!」と不快感をあらわしていた女子も、同じ女子がやっていたと聞くと、対抗心が芽生えてしまうらしく、痴女プレイが女子同士が示し合わせているわけじゃないのに一般化していきます。

 

そういうことをノーマルとするようなSEX観の女子の増加は、エロマンガにも影響していたでしょう。ますます痴女化する女子たち。ただしAVでのプレイが彼女たちを刺激していたわけではないのです。

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痴女女子の増加の理由がAVじゃなく風俗になっている2021年の現実

こういう現象が起こっていることの証明として、AV監督たちが、「何の説明もしていないのに、デビューしたばかりの女子が乳首を舐めて刺激していたので、『どこで覚えたの?』と聞くことが増えた」と言ってました。2010年よりも前の話ですから、その後、さらに増加していくわけです。

 

その頃は、「渋谷にいる女子の5人にひとりはAV経験者」とかまことしやかに言われていた時代です。素人AVとかで顔にモザイクを入れたAVが2000年代はたくさんありました。今だと、「顔を隠すと売れない」ので、そういうアルバイト的な女優さんはいなくなったのですが、その頃は多かった。

 

その子たちの末裔が、今の時代は風俗に勤めているわけです。AVは、売れるための理由がたくさん必要になっており、セクシー女優としてデビューしたのに成功を収めることができない子が出てきてしまった。OLよりもちょっとだけいい暮らしができるとかになったセクシー女優たち。

 

今どき女子たちは、遊びのお金とかではなく、奨学金などの理由をメインとして働く女子と、一般的な就職は嫌だけど、お金はちゃんと稼ぎたい女子が風俗嬢になっています。昔との最大の違いは、バックれる女子の激減でしょうね。それだけ根が真面目な子が風俗嬢になっています。

 

真面目だからこそ、教わった痴女プレイを実践しているわけで、女子の中に痴女プレイ経験者は昔よりもさらに増加傾向にあります。それらの子たちがAVを観ているのかといえばNOです。有料で観ている子たちはほぼいないと思って間違いないです。悲しいことに、犯罪だよと啓蒙しても、「エロは無料」ということが蔓延っているのは間違いないことなのです。

風俗経験がある子、男子に教えてもらったプレイが痴女プレイという子、個々で理由はいろいろあるのですが、とにかく痴女プレイがノーマルになっています。最初は女子が責められるという感じすらない場合もありますね。それはその女子が付き合ってきた男子に問題があるということでしょう。

 

そのプレイをしてもらった男子が、AVに望むのが痴女プレイということになりますから、AVを観る際にポイントになるのが、そういうことをしているシーンが入っているかどうかになります。まぁこれに関してはデビュー作からほぼあります。逆にいろいろされるよりもするほうが良いという女子すらいるわけです。男優さんも女子の変化は体感しているでしょうけれど、本当に難しいことでしょうね。責めることで慈しんできたのが、セクシー女優と男優の関係だったのが、責められることを喜ぶプレイをしなければならなくなってきたわけですから。

 

AVの影響から男子が女子を教育して、痴女っぽいプレイを教えた時代から、先んじて女子のほうが知っている時代。AVは根っこの部分になっているのは事実なのですが、流行を牽引するムーブメントにはなっていない。何ならAVは流行の活用が遅れていますし、作品の都合上、長い時間に対応することが重要になります。

 

普通の映画ですら、動画配信アプリの場合、60秒飛ばしとか、1.5倍早送り視聴(音声は確認したい)ということになっています。AVはなおさら観ない部分が多くなってしまっているわけです。ストーリーのつじつま合わせなどを必要としない人たちにとってみれば、SNS系だと30秒以内でエロが完結できるので、AVは必要がないと断言しちゃうわけです。

アプリの根元にあるのは無料であることです。動画配信サイトのサブスクで観ることが増えてはきましたが、常時支払っているわけでもなく、「観たくなったら契約する」行為が多いのが事実。無料に勝つには特別じゃないといけないのですが、望まれているのが、風俗でやってもらったプレイの再現フィルム。思い出しオナニーに重ねるという事実です。

 

痴女化した女子の問題よりも、男子側にもAVを欲しない理由があったりするわけです。風俗だと確実にエッチなことできますからね。。マッチングアプリの活用をしている人たちとも違い、もっと保守的で確実性を望む人たちです。エロに保守的なのに痴女プレイは欲する男子と、痴女プレイを普通の愛撫と思う女子たちが、風俗界隈で素敵な出会いをしているというところでしょうか。

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愛撫を進化させたAV・さらに進化させた風俗という構造が現在の主流です!

フェラチオは、ピンサロ限定のお手軽だけど卑猥。薄暗い街の片隅にある派手なネオンの店舗で行われたアングラ風俗のプレイでした。ピンサロのほうを望む人は当時は変態だったわけなのですが、AVによって変わっていきます。

 

風俗店でNG項目としてフェラチオがあったのですが、それを要求するお客が増えて、対応しないお店が消えていったわけです。そこにイメクラも合体していくし、可愛い子じゃないとダメになる。これは全てAVからの影響でした。

 

見せる風俗としてのAVは、当初は加藤鷹氏の指マンによる潮吹きプレイなどが代表的ですが、男子側がクローズアップされていました。ここに女子が加わり出したのは、潮吹きが主流になった時です。普通にできない女子が多かったわけですが、自分で指マンしてセルフ潮吹きを可能とする女優さんが登場。このあたりから、「女優にどんな技があるか」という話がAVのメインストリームになっていきます。

 

つまりは、正常位を研究するパターンよりも、正常位の際に、女優がどんな反応をしているかによって、その女子の傾向を探る的な発想だったり、女優側の、「こういう腰の動かし方をすると正常位の気持ち良さが倍加する」的なことです。積極的な女子が増えたのではありません。

セクシー女優とは能動的にセクシーなことを示す人という解釈になっていったわけです。なので一番顕著に現れたのがフェラチオということになります。どういう舌の使い方をするのかとか、どういう手のしごき方が望まれるとか、見た目はもちろん、プレイ自体の気持ち良さを実践する女優が増加していきます。

 

これってAVで得た知識ではないですよね。こういう行為は観ているだけでは得られることはないでしょう。どこかで実践をしたことでプレイとして特徴をつけていくわけです。何ならデビューからハイテクを持っている子もいます。こういう子に限って経験人数は少なかったりするのですが、のべでのSEX数がとてつもなく多かったり、SEXはしないけど、刺激プレイをさせられていたとか、ちょっとMっ気のある女子だったりします。

 

つまり、「Mだけど責める」というタイプがセクシー女優にもっとも向いている女子ということになる。これは風俗嬢も同じことで、責められること=楽することだったりしたわけですが、それでは人気が得られないとか、男に振られるとか、SEXに直結した事例が、男女関係に根深く入り込んでいるからこそ、こういった事情になっています。

 

AV女優に憧れている女子は多いですが、自力で見つけた女子は意外と少ないです。なぜならば前述の通り、無料な違法サイトのAVを観ているのですが、名前をチェックしていないからです。また名前を明確に知っている女子でも、AVで仕入れた知識というよりは、SNSなど他の媒体から知ったことが圧倒的です。

 

AVは悲しくもエロのトップではなくなっています。しかしながら現状のSEXをしたがる女子を生み出したのは、AVが作り上げたムーブメントであるのは確かです。ニワトリが先かタマゴが先かの違いという感じではありますが、今のAVは先にいないという感じ。エロを取り上げる時に、AVが表だって出てこないというのが大きいでしょう。そこに追い討ちをかけるように、コンプライアンスによってAVをピックアップしない事実。逆風が吹きまくっているのは確かです。

だからこそ、AVは、「映像でしかあり得ないエロ」というのを模索する時代になっているのです。脳髄に響く興奮ということでしょうか。NTRが廃れないのもその一つです。AVに出ている女優たちのほうが、圧倒的にエロとしてイカれている的なことが、実は必要なのかもしれません。

 

イベントによって疑似恋愛モードを作り上げたのがコロナ禍前のAVの環境とするならば、コロナ禍の現在はどうなるでしょうか。風俗は店舗を開店させており、もともとアングラなところで骨太な対応を示しています。つまりほとんど休んでいないし、状況に変化はないということです。疑似恋愛モードは、風俗が主流になっています。

 

じゃあAVは、映像として一段上を模索しないといけない状況にあるのかもしれません。エロのエリートを目指さないとダメということでしょう。脱落する女子も出てくることでしょう。それでもなお、AVという状況を持続させたいならば、観る側にこちらを向かせるために、強めのムーブメントを作らないとダメ。取捨選択が起こることは間違いないのですが、それがユーザーから望まれているのも確かです。

 

全てを残す発想ではないので残酷ですが、「エロのエリート」こそ、AVがコロナ禍明けには進まないといけない道ということになるのでしょう。

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記事=麻雅庵

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