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世界中の「オタク」たちを開花させたジャパニーズ
オタクカルチャーの根幹とは「お兄ちゃん」!?
ゲーム、アニメ、アイドルにAV。これらに共通する、愛するキャラクターとは「お兄ちゃん」のことでしょう。リアルなお兄ちゃんが、妹からモテる話は聞いたことないです(笑)。妹が可愛すぎるというお兄ちゃんの話はよく聞きますけど。
実際の話、自分が妹であると、「気持ち悪い!」と笑っていることが多いわけです。ファンタジーの世界とリアルはだいぶ違うのは、こういう話でわかって欲しいのですが、むしろリアルすぎるファンタジーにしてしまうような(笑)
みんながなりたい「お兄ちゃん」という存在とは、いったい何なのか。「変態の証明」とか、「日本特有のロリ文化」とか言われたりしますが、実のところ、ジャパンカルチャーが大好きなヨーロッパ。主にパリですが、感化されてしまった男子はたくさんいる様子です。
これがロシアになると、「萌え萌えキュン♪」をしたがる女子が増加します。同じユーラシア大陸であり、ヨーロッパと括りたくなりますが、本当のところ民族も宗教も違っていたりするから、解釈が違う。ところ変われば感化されるカルチャーが変わるでしょうか。
この際なので、真ん中にあるドイツも説明しましょうか。ここはジャパニーズカルチャーで浸透しているのは音楽です。ヘヴィーメタルとクラシックの人気が高いので、想像している以上に交流があったりしますね。実は、日本は世界有数のクラシック大国でして、日本国中にコンサート会場があって、主催者も地方自治体から民間団体までさまざま。大小たくさんのコンサートがほぼ毎日、どこかで開催されています。
様式美的なものに惹かれる人が多いのが、日本とドイツ。第二次世界大戦の解釈を間違えないことという大前提を認識した上で書きますが、「絶対に欅坂46のライブパフォーマンスは、ドイツに輸出したら、BABYMETAL並みの人気を博した」ことでしょう。ただし、ロリ的嗜好性が大きく違いますので、CDが売れるかどうかは違う話となります。
アメリカは大き過ぎて、妹好きも萌え好きもたくさんいますが、見えてこない(笑)ビリー・アイリッシュを見れば、「絶対にJ-POPはウケる」と思うのですがね。
こうして日本人ですら最初はこそこそと展開していたオタクカルチャー。しかも「お兄ちゃん属性」というのが、日本に限った話ではないということもわかったのです。
フェミニストたちが、日本の草食系やオタク系を揶揄した発言をします。その根本にいるのは、マッチョ系な肉食主義。もちろん日本だって、70年代ぐらいまではそっちが男子の本懐だったはずなのですが、ブレていきます。
「少年ジャンプ」で連載していた「アストロ球団」という破天荒すぎる野球マンガがあります。通巻20巻で、対戦試合数が3試合(笑)死者重傷者多数を出す試合を、「デスマッチ野球」と称して展開させるなど、野球じゃない盛り上がり方になっていったマンガなのですが、コミックスについている作者のあとがきに、「女性のほうが本質をわかってくれたような気がする」というコメントがありました。
熱血する男子の汗くさい描写、ただし汗の香りは部室ではなくて、どう考えても香水っぽいキャラクターたち。それはそのままBLに発展しています。そう熱血の行き着く先はBLでした。
男子が注目していたというか、マンガ家が意外と気にしていたのが、「女の子を可愛くかけるかどうか」です。初期の少年ジャンプを代表する漫画家・本宮ひろ志氏は、女の子を後に結婚する少女漫画家のもりたじゅん氏に書かせていたエピソードは有名です。「可愛くないとダメ」ということ。意外と男女の視点が逆転していることを、漫画家たちはかなり早くに気がついていた。
そういう世界観を取り入れたのがアイドル。アイドルがフィードバックしてマンガキャラクターになったという関係性を持っているのが、早乙女愛(愛と誠)と麻丘めぐみです。知りたい方は、ふたりの髪型を検索してください(笑)。
このぐらいまでは、実は妹キャラは失恋する側であり、お姉さん系に持っていかれるパターンがほとんど。妹側がダッシュするようになったのは……「みゆき」(あだち充)からでしょうね。そのぐらいには芸能界はアイドルだらけになり、ほぼ妹キャラ。映画女優がヒエラルキーの上に立とうとも、芸能界を実際に支えていたのはアイドルでした。
「お兄ちゃん」と呼ばれることを欲するようになっていく日本。バブル経済の頃は、直接的なエロが流行りますが、その陰には必ず妹キャラのようなおとなしいキャラが存在するのをお忘れなく。SEXはしたいけど純愛も欲しいということでしょうか。
世界から日本まで、いろいろなオタクの解釈を書いたところで、改めて日本人の「妹」解釈を考えていきましょう。何せ、映像を伴うカルチャーには絶対に蔓延っている根深い存在です。「姉属性」という言い方には、なぜか疑問符がありますが、「妹属性」となるとしっくりくる。それぐらい使われているし、かなり昔から存在してる証拠でしょう。
アイドルカルチャーに必要なのは恋人ではなく「妹」!?
〜いかにして「妹」という存在をビジネスに転換させていったか〜
アイドルというワードを、未成年女子に当てはめて成功したのは、70年代ニッポンカルチャーでした。今でいうツインテール、当時だとおさげにした女の子が、拙い歌を歌うというのがアイドルマターとしていたわけですが、そこから脈々と受け継がれ、今や50年以上を経過して、未だに主流派として成立しているわけです。これぞまさしく「妹系」のスタートでしょう。アニメを中心としたオタクカルチャーよりも古い。吾妻ひでおの「ななこSOS」よりも古くから存在しているわけですが、ロリ自体をメジャーで丁寧にラッピングした当時の日本の芸能界のプロデュース力と眼力は半端ないですな。
それだけだと、いざという時に攻撃されてしまうため、中に逆パターンを配置します。山口百恵のような、「年齢と違う大人っぽい女子」ということ。直球なエロスに関して、そこに集中させることによって、問題がありそうな人たちがストレートに攻撃されることをかわしていました。
そして、「ロリ系は数年の駆け足で儲ける。大人っぽい子は大人になるまで儲ける」という、売れる時期も上手に外して成立させていたわけです。
しかし!どちらも「妹系」であり、誰もが持っている「お兄ちゃん心」をくすぐりまくって、もはや50年ということです。妹は歴代変わっていきますが、お兄ちゃんは同じ人だったりして(笑)さらにいうと老けません(笑)
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ここでみなさんの疑問をひとつ解決しましょう。『なぜセクシー女優は、「黒髪ロングでストレート」で制服を着るか』ということへの解答です。
セクシー女優のデビュー作とは、今となっては全員ではないのですが、基本形は、「緊張している中でSEXして、見られるとか変態性を伴う快楽への芽生えを見る」です。なので、処女性はとても重要です。対極にある、「SEXバンバンやってますよ!」的なエロ姉さんも必要なのですが、単体と呼ばれるセクシー女優でいえば、必要なのは、意外と処女性なのです。
たとえ処女ではなくてもいいから、新鮮な反応を示してほしいわけです。恥ずかしがっているけれど、実は気持ちいいとか、快楽へ前向きになっていく姿が見たいわけです。そのためには、最近流行の女子ではなくて、黒髪であり、奥手でないと成立しづらい。世間を知らない女子なんかだと最高ってことでしょう。
デビュー作と似て非なる素人AVというジャンルがあります。同じように人前でのSEXを初披露という展開なのですが、こっちは処女ではなくて隠れヤリマンを発見するのがテーマ。なので、おっぱいを晒されて恥ずかしそうにしているけれど、チューしたらあっという間に濡れま●こになって、ち●こが欲しくてたまらない女に豹変します。これはこれで大人気なのですが、稀に同一人物だったりする場合があるのがAVの不思議なところです。全然反応が違っていることがほとんど…女子って凄いと思います(笑)
アイドルでも天然娘を欲していることが多いし、天然が多くアイドルになっているのは同じような新鮮な処女っぽい反応を、「お兄ちゃん」が欲しているからです。心理的には、セクシー女優に対する感情と同じ。だから、アイドル活動とセクシー女優は結びつくわけです。
その中で、セクシー女優は、アイドルだと妄想世界でしか成立しない部分を担っている。アイコラのヌードの部分がセクシー女優です。そういうCG作業を施さなくていいくらいに可愛くて、妹として成立していれば、アイドルは必要がなくなる。アイドルファンがセクシー女優を汚れと定義することがありますが、逆のパターンで、「何も脱がないで仕事もしていない(ように見える)アイドルよりも、セクシー女優のほうが、可愛いし仕事もバンバンしているし、ヌードは見せてくれるし最高!」という人がいます。だからこそ、潰れずに今の今まで存在しているわけです。
そしてさらにいえば、心の深淵に存在している変態性をくすぐるのが「妹」の存在なわけです。いかに可愛くても触れることのできない存在。自分が好きだとしてもそれを肯定するわけにはいかない存在。それが「妹」なのです。なぜか「姉」だとSEX可能だったりするのは、文学だってたくさん存在しています。それどころか時代が古いから、無意識の差別意識があるわけで、AVなんかよりも、もっとハードに成立いたりします。そんな感じなのですから、男は図々しいわけです。フェミニストの怒りの対象がそこら中に存在しているから、怒ってばかりいるわけです。
「妹」という存在をビジネスとして手堅く成立させたのが、一番最初は文学です。そのまま映画などにつながっていきます。テレビは、さらにわかりやすく噛み砕いたメディアですから、本当にわかりやすく「妹」の存在を、世のお兄ちゃんたちに提示します。それがアイドルというビジネスでした。
ひと昔前のテレビは、誰でも知っている名前の大手プロダクションにキャスティングしか入れない世界でした。そこからはみ出してしまう人や、いろいろあって溢れてしまった人がいたりします。その人たちが仕掛けたのがAVです。そしてやり方としては、テレビではできないエロい部分を構築していきました。しかし大ヒットとはいえない。
その中で、アイドルとファンの関係に気づいた人が作ったのが、「妹」を強調したセクシー女優ということ。制服を着せるのにも、セーラー服を着せるというのは、アイドルが散々やっていたことでした。
「もう一枚脱いで欲しい!」という、言いたいけれどアイドルには失礼と思ってしまい、言えないというもどかしい部分を刺激していった。心の中の「お兄ちゃん」を揺さぶられて、そのまま夢中になった人は多いことでしょう。実際、初期セクシー女優で、ちゃんと名前が成立している女優さんは、意外とおとなしいSEXがほとんど。フェラチオすら成立するかしないかでした。バナナで代用なんて、今だったら着エロどころかアイドルだってやっている仕草を、AVでやっていたわけです。
まぁフェラチオはAV黎明期は、ソープでもやるかやらないかレベルですし、ヘルスだとやらない店舗も多かったです。唯一、ピンサロがその役割を担っていたわけです。AVで観れた時の感動を今も忘れない世代っているはず。だけど忘れちゃうのは、その後に過激なエロが上書きに上書きを重ねていった結果、麻痺してしまったからです(笑)
アイドルの「妹」キャラに、セクシー女優の「妹」キャラと、お兄ちゃん自身の属性がどっちに転んでいるかによって選択できる時代になっている今は、「妹ビジネス」がちゃんと成立しているといえるでしょう。もちろん危ういビジネスとか犯罪も出てきてしまう。それほどにリアルなところまで近づけないと、お兄ちゃんたちが満足しなくなっている部分が大きいのです。
自分の擬似彼女とか、擬似恋愛を成立させて満足させるためにあるのもアイドルですが、それはアイドルと同世代くらいの人たちが考えることです。しかしメジャーアイドルがかなりお金がかかるようになった現在では、疑似恋愛世代はあまり入り込んでいない。地下アイドルが成立していく過程とは、「疑似恋愛したい人」を取り込むことでした。
じゃあメジャーアイドルに何を求めているかといえば、やっぱり本流である「お兄ちゃんと妹」の関係なのです。バナナマンと乃木坂46の組み合わせに憧れているのを否めないでしょう(笑)ここに至るとメジャーという感じかもしれません。「手を出したいけれど、出してはいけない不可侵な存在」になりますから。
セクシー女優?だから彼女たちは、不可侵な存在として成立するアイドルに対して、セクシー女優は、「実は好きで抱きたい(SEXしたい)」という禁断の行為を具現化した存在なので、疑似恋愛とは違うところで成立しています。すっかり疑似恋愛営業が主流となった風俗嬢と、セクシー女優は、似ているけれどその間には大きな隔たりができてしまいました。
ビジネスということで、コロナ禍の影響でなくなった「握手会」を説明しておくと、彼氏彼女で握手する人、そんなにいませんよね。触れることの合法性をとったのが握手とすれば、あのビジネスの本質は……考えるととても卑猥な不健全行為を抽象的にしたものです。しかしながら握手ですから、深読みしなければ健全行為だし、不健全に考える人こそ不健全だと攻撃されちゃう。よく考えられたビジネスだったわけです。
「お兄ちゃん」となる資質は誰でも持っているのでしょうか!?
前章で書いたように、アイドルを代表とするティーン系を使ったビジネスは、その後、50年を経過して、アイドル自体の年齢や幅を広げるとともに、お兄ちゃんの年齢を無限大にしていきました。
「誰もがお兄ちゃんになってしまうのだろうか」という恐怖を抱いた人がいるかもしれませんね。ただこればかりは安心してよいと思います。日本人男子全員が「お兄ちゃん」になるわけではない。ただ女子でもお兄ちゃんになる人が増えているのは事実ですけど。
「若い頃、アイドルに夢中だったから、そういう部分が目覚める可能性はありますか?」(32歳/嫁持ち子持ちリーマン)
ティーン時代にアイドルに夢中になるのは、疑似恋愛で間違いありません。リアルな同級生よりも、テレビに映っているキラキラした存在に夢中になるのは意外と普通。SEXをしたいと思う反面、怖いと思う人がいるわけです。
さらには、「傷つきたくない」感情が、身近な女子よりもテレビの女子に目を向けているパターンがあります。いわゆる逃避行動です。大概の男子は、高校生ぐらいを通過すると「恥をかいてもいいからSEXがしたい」となる人がほとんどですから。そしてアイドルというか芸能界というのは、誰かの書いた絵空事である事実が見えてきて、目が覚めたと同じような感じで、引きずることなく「アイドルを卒業する」となります。
この質問をしてきたリーマンは、世間的な常識と平穏な生活を得るために結婚しているわけですから、自分から日常を嫌にならない限りは大丈夫でしょう。
じゃあ大丈夫じゃない人がいるのでしょうか。昔はほぼいなかったはずなのですが、最近はいるのです。それは、擬似恋愛から、「お兄ちゃん化」してしまう人がいるからでしょう。
「お兄ちゃん化」する人とは何か。それはアイドルの存在を肯定し、冷静に分析するタイプです。例えばロックでも、聴いたり演奏して夢中になる人もいますが、「これはどういう属性に存在しているか」などの評論するタイプがヤバい。ロックとか文学ならば、世間的にも大丈夫なのですが、これがアイドルとなるとヤバい(笑)でもアイドルこそ、そういう分析するのが大好きな人にとって、最高の素材なのです。
まずアイドルになる場面で、誰がどのような理由で彼女をアイドルとして認めたのかを、審査員でもないのに細かく分析する。歌でデビューするならば、誰がどのような楽曲を作り、どのようなイメージを与える戦略をしているかを考える。ユニットやグループアイドルだったら、立ち位置はどの部分で、どういうキャラクターで彼女が成立しているかをチェックする。アイドルはこのぐらいに大人がきめ細かく考えた存在なのがご理解いただけたでしょうか。
はたしてアイドルをプロデュースしている人たちは、「お兄ちゃん」ではありません。自分の可愛い妹を、分析して、パフォーマンスとして実行させるような残酷な人はいないからです。お兄ちゃんは、「本当はこうなのに」と思っていたとしても、妹には言いません。ひたすら応援を送るわけです。アイドルに指摘するタイプは、プロデューサーに憧れているタイプですが、一番嫌われるタイプであり、オタク気質のマイナス部分が噴出している人です。それでお金も投下しているから、言いたいことは必ず言うし、対等な立場もしくは上から目線で話します。SNSで炎上しイベント出禁になる人たちのこと。
そういう意味でも、オタクや擬似恋愛タイプのファンが増えるアイドルよりも、お兄ちゃんに囲まれているほうが圧倒的に安泰なのです。
お兄ちゃんタイプな人は、活動に対しても意見はしつつも肯定します。例えばアイドルだったら写真集で露出がけっこうあるパターンとか。「そういうことをしすぎると、いやらしい目で見られちゃう!」と心配になるわけですが、「それで人気が出るならば」と本人が認めた活動だったら認めてくれるし、たくさん写真集を買ってくれる。
お兄ちゃんとは肯定する人間なのです。厳しく注意したとしても、「○○が考えて決めたことならばいいよ」という感じの精神を持っているわけです。セクシー女優のファンの方々もお兄ちゃん的要素が強い人が多いです。肯定してあげなければならないお仕事内容だったりしますからね。
これを鑑みると、大人になってから、「お兄ちゃん」に目覚めてしまう人は、アイドルではなくてセクシー女優も範ちゅうに入っているのは当たり前ですね。妹が頑張っている姿を応援するわけですから。お兄ちゃんでなくても幼なじみ系も同じような感情になっていることでしょう。だから、AVでお兄ちゃん系は鉄板だし、幼なじみ系もまた鉄板なのです。
お兄ちゃんたちの性欲の行き場とはどこ!?
ここまで書いてきて、お気づきと思いますが、「お兄ちゃん」は人畜無害な方が多いです。なので応援してくれるとこれほどまで安心できる人たちはいないと思います。アイドルだろうがセクシー女優だろうが。
ではお兄ちゃんたちはどこで性欲発散しているのでしょうか?
まずわかりやすいところで、「妹」が活躍するAVはどうでしょうか。これがコンプライアンスの問題から、近親相姦などの設定が問題視されて、激減しています。ここのおかしいのは、「絵空事」であるAV、しかも性欲を刺激して発散させるものが、犯罪を助長するという言いがかりによって、あり得ない設定なのに制作することができなくなっているのです。
しかしながら、そういう世の中の理不尽な攻撃を跳ね返すほどに強い、お兄ちゃんパワーは、妹たちをいろいろな立場にすり替えることで成立させているのです。何だったら身長が低い女子が増えている昨今、さらにはフェミニストが増えているはずなのに、男子依存型女子もまた増加している。規制と事実のバトルが展開されているのです。
そういうわけで、お兄ちゃんたちの理想のSEXを描くAVはリリースされています。妹たちがどのようなタイプに変貌しているのかというと、エッチでSEXに積極的となる……あれ?先ほど、「黒髪ロングのストレートで処女」がセクシー女優の定番と書いていたはずなのに?
これがまた妙な感じがありまして、「黒髪ロング〜」の妹は、自分ではない誰かに性欲の扉を開けてもらいたいという、ヘタレな事実があります。さらにそこから進んで、エッチなプレイを覚えた妹のリードでSEXがしたいという感情があるのです。何だったら、童貞になって、妹に童貞を奪ってほしい感情。処女を扱うのは責任もあるし逃げる。見守るのにもかかわらず、童貞はお願いしたい。わがままですねぇ(笑)
「すべてを肯定する優しさ」というお兄ちゃんですが、これを逆から見ると、「何をしても許しちゃう甘々な人」ですし、「責任を取らないタイプ」ともいえる。
お兄ちゃんタイプの人は、ご飯を食べる時でもベッドの上でも優しい。見抜き方があるとすれば、ご飯のメニューを女子側に依存するタイプは、ベッドの上も依存型と思って間違いないでしょう。優柔不断とか迷いが強いタイプなのではなくて、「全てを妹に依存したい」ということです。
この結果が分析されて以降、妹キャラが細分化されています。大きく分けると、キツめな言葉を吐くツンデレタイプと、ずっと甘えるぶりっ子タイプに2分割されて、その中で細かい設定がいろいろとある。これはお兄ちゃんが、好きになればなるほど、細かいところを気にするタイプだからです。優しいってこんな反動があるんだと感心します(笑)
女子から見ると意外といいかもしれませんよ、お兄ちゃんは。されたいプレイを忠実にしてくれます。「首を締めて」といえば、ちゃんと丁寧に締めてくれるとか、「アソコをずっと舐めて」と懇願すればずっと舐めてくれる。好きなパターンのSEXをしてくれるし、お願いすることを変えてもそれに対応してくれる。便利なSEXマシーンでもあります。何せ嫌われたくないから、性欲が絡み合う男女になったら、女子側の望むことだけをしてくれるでしょう。
受け身ではあるけれど、攻撃性もあるし強いプレイもしてくれる。甘えてばかりの優男とか、攻撃性と射精だけの男とも違う、ある意味、女子から見れば都合のいい存在です。だから巨大ビジネスとして成立するわけです。
お兄ちゃんは、アイドルからAVまで、ありとあらゆる産業の支える日本の屋台骨なのかもしれない!?
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まとめ〜お兄ちゃんたちの行き着く先はどこなのか!?
ビジネス的にも性欲的にも、意外と使える「お兄ちゃん」。さすが日本のエロを含むカルチャーをリードしてきただけのことはあります(笑)一家言あるわりには、わきまえていて紳士的な人であり、女子に対してはとてもとても優しいです。ただ西洋的なジェントルとは違い、一歩後ろから見守る系なので、女子からすれば目に入らない人かもしれません。有名人でいうと、作曲家のロベルト・シューマンの奥さんである、クララ・シューマンを愛してしまい、ずっと惚れていたブラームスこそ、「お兄ちゃんタイプ」でしょう。だって、シューマン死んだ後も、全然手を出さなくて、死ぬまで見守り続けたんだから(笑)
それは逆に、お兄ちゃんたちの満足とは何なのでしょうか。推しメンの成功とするならば、自分は報われることがありません。まず妹に届かないし。ブラームスのようなそういう人もいるでしょうけどそれは悲しすぎる。
かといって、SEXとかを求めているとは思えない。アイドルがエロに転びそう(実際は転んでいる)グラビアショットを披露したり、セクシー女優が過剰なまでのプレイをリリースしたり、どちらも普通の男子的に見れば、「おおお!」とガッツポーズなのですが、そこも否定も肯定もしないお兄ちゃん。優しい笑顔のまま、静かに勃起している可能性はありますけど(笑)
自分が愛するアイドルたち(メジャー、地下、セクシー、その他)と結婚という大団円を求めているとも限らないし、何なら妹とお兄ちゃんは結婚できませんから。付かず離れずを繰り返し、モヤモヤしつつも楽しい日々。SEXな関係になりそうでならないというマンガ的なイライラな時間(マンガのコンプライアンスですけどね笑)を過ごす。まるで前にも書いた「みゆき」のような。あのマンガを完成形とするならば、妹と結ばれるわけです(義理の兄弟なので可能)が、それが本当に必要かどうかもわからない。
妹に対して性欲を覚えたら、それはとてつもなくアブノーマルで変態なわけでして、可愛く、「お兄ちゃん」と言わせれば言わせるほど、ヤバいところへ進んでいく。分裂症として考えるとわかりやすいですね。妹への愛情は捨てないけれど、そういうタイプを好きになるし、SEXも優しく丁寧で、相手本位のプレイをする。リアルなところでは、実は妹と結婚したいと考えているはずなのですが、それを知られると崩壊してします。ならば、合法的に呼べる、アイドルなどに走るほうが許されるということです。
自分本位な人がかなり多くなったコロナ禍以降の日本ですが、根っこには「お兄ちゃん」の姿勢を持っている人が多いはず。自分ではなくて他人を愛することでエネルギーを発揮できるタイプです。男女問わずに多いでしょう。
「キモい」と言わずにお兄ちゃんたちに優しくしてあげましょう。「ここから先には進んでこないで」と結界をはれば絶対に守ってくれる。どんなことになっても肯定してくれるよりどころ、最後の場所であることに間違いないです。
50年前から、可愛い女子たちに、「お兄ちゃん」と言わせ続けている事実。この国は、「妹」と「お兄ちゃん」で成立しているんじゃないかと思います。
だからあなたも、心の妹を見つけると、穏やかな性格の優しい人になれるはず!?
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