現役の水泳選手が、顔を映さないことを条件に本作への出演を決意。
水着で泳ぐのと全裸で泳ぐのでは、どちらが速いのか?
水圧による影響が少ない分、全裸で泳いだ方がタイムが更新される!?
全裸になってもアスリート魂を燃やしまくり、本気の泳ぎを披露し、悔し涙を見せる場面も…!
おまけで水中フェラ抜き&水上マットプレイもあるぞ!!
スポーツ選手特有の負けず嫌いが見もの
全裸シリーズの見どころは、日頃の厳しいトレーニングによって磨かれた肉体美を堪能することに尽きるが、選手個人のキャラクターに注目してみるのも面白い。
基本的に、トップアスリートは負けず嫌いの人間が多い。
自分が1番でないと気がすまないという強い気持ちがあるからこそ、他人との競争に打ち勝つことができる。
なので、たかがAVの企画だと手を抜くことはなく、全力でチャレンジしてくれる。
その姿勢を見ているだけで、やはり本物は違うなと満たされた気分になる。
この全裸水泳でいえば、セーラー服を着たまま泳がされたりするのだが、本気の泳ぎを披露してくれる。
また、競泳水着を着ているより全裸のほうが速く泳げるのかという検証では、自分の泳ぎに納得がいかなくて涙する場面も。
おバカなことを一生懸命にやる姿に、ついこちらも胸が熱くなる。
また、本作で触れておかなくてはいけないのが、水中カメラの映像を多用している点だ。
一般的なスポーツ中継では、けっしてお目にかかれない男性目線のアングルは、思わず「これこれこれ!」とひざを叩いてしまうだろう。
もちろんただ泳ぐだけではなく、水中でフェラしたり、マットの上でソーププレイをしてみたり、AV的な要素も盛りだくさん。
覆面の下の素顔が気になるところだが、そのもやもや感も楽しみのひとつ。
全裸シリーズの原点は、バレーボールだということを知っている人はかなりの全裸マニアといえる。
アスリートの肉体にエロスを感じるのは、極めて普通の感覚であり、鍛えられたボディを隅々まで見たいという欲求を満たしてくれたのが、この全裸シリーズだ。
AV=セックスという固定観念を捨て、女体そのものがエロいんだと主張する演出は画期的であった。
バレーボール以降は、バラエティ路線に走った時期もあったが、世間を騒がせたフィギュアスケート、バレエ、ゴルフ、剣道、シンクロ、スピードスケートなど、さまざまな競技の女の子を出演させてきた実績は他の追随を許さない。
女優の顔がわからない作品の魅力とは?
正体が気になってしかたないけれど、本物のアスリートだからこそ素顔を明かすことができない。
そう考えると、競泳に詳しい人は、ひょっとしたらあの子なんじゃないか?という推測が楽しめる。
またライトなユーザーにとっても、顔が見えないことで、むしろ興奮するという要素も大きい。
覆面をしていても、目や鼻や口からは、かなりの美形だと想像でき、妄想をふくらませなが鑑賞するのがオススメ。
SODに今も脈々と受け継がれている企画力イズム
高橋がなりは、当時からよく言っていた。
「単体女優を撮ってヒットするのは当たり前。それは誰でもできる。企画力で勝負するのが、本物のAV監督だ」と。
一時はそれが曲解されて、女優に無理な企画をぶつけて迷走する時期もあったが、根っこの部分では、いつも企画ありきがSODイズムだとユーザーも熟知している。
かつてに比べ、どんどん性癖が細分化していき、最大公約数的な作品づくりも難しくなりつつあるのが現状だ。
それでもユーザーの想像をちょっとだけ超える作品づくりは随所にうかがえる。
このコーナーでは伝説の作品を紹介しているが、当然その陰にはたくさんの失敗作が埋もれている。
失敗を恐れず挑戦してほしい。