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【連載インタビュー・職業「AV女優」】Vol.1 倉多まお なぜ彼女たちはAV女優を「仕事」に選んだのか。苦悩・葛藤・熱い思いなど彼女たちのAV女優観に迫るディープ・インタビュー!

もう数年前からAV女優は誰でもなれる職業ではなくなった。今、第一線で活躍するAV女優たちはみな、容姿やスタイルの高レベル化はもちろん、AVを仕事として捉え、AV撮影やイベントなどに対するストイックなまでの真面目な姿勢や、日々のSNSでのセルフプロデュースやファンとの交流など、一般職よりもはるかに高いレベルの努力をしている。この連載は、「なぜ彼女たちはAV女優を『仕事』に選んだのか」を軸にプロ意識をもってAVに取り組む女性たちに迫るインタビューです。 

仕事が楽しくて仕方がない、と思いながら日々生活をしている人というのは、世の中にどれだけいるものなのか。おそらく、探してもなかなか見つからないはずだ。楽しんでやれる仕事…それに出会えることはどれほど幸せなことか、考えたことがあるだろうか。陽だまりのような笑顔とHカップの巨乳、ムッチリとしたお尻が美しい癒し系イヤラシお姉さん、倉多まおちゃんのAV女優感に迫ります!!!

「初撮影が終わったあと、後悔はありましたね。
本当にやっちゃったんだ、って」

ー倉多さんはどういった経緯でAV業界に飛び込んできたんですか?
応募です。デビュー作に、その経緯が収録されてます。

ーなぜAVをやろうと思ったんですか?
……それが、自分でもわからないんですよ。

ーどういうことですか?
お給料が魅力的だったというのはあったと思うんですけど、今思い返しても、なにがきっかけだったか思い出せないんですよね。
私、なにをするにもすごく石橋を叩いていくタイプで、結局渡らないことが多いんです。これはダメだろうな、と思ってしまうので。
だから本当に自分でも不思議、あの時の決断は突然飛んでいった感じだったんですよ。

ー当時のAVに対するイメージってどんな感じでした?
それが、実はAVをほとんど見たことがなかったんで、良いイメージも悪いイメージもなにもなかったんです。存在は知っていたけど、知識はまったくないフラットな状態でした。
だから、面接の時とか「これこれこういうことだから、安心してね」と言われても、ピンとこないというか、そうなんだ、くらいにしか思いませんでしたね。

ーそんな感じで入って、もう5年くらいになりますか、デビューしてから。
丸5年経ちました。たぶん、なにも知らなかったというのが、続けられている理由のひとつになってるのかなと思います。だって、知識がないから「こんな仕事だと思わなかった」というのがなかったので。

ー初めての撮影の時も、フラットな気持ちで臨んだんですか?
いえ、すごく緊張して、正直ほとんど覚えてませんね。覚えているのは、初めての絡みが終わったあと、ウワーってすごくハイテンションになってメイクさんに抱きつこうと思ったら冷静に「はい、じゃあシャワー浴びてね」と言われたことくらいです(笑)。

ーじゃあ、楽しんでやれたんですね。
興奮はしてましたけど、楽しむ余裕はなかったです。気づいたら終わっていた、という感じです。
ただ、終わったあと、後悔はありましたね。本当にやっちゃったんだ、って。

ーやっぱりAVに出ることの後ろめたさがあった?
世の中的には、AVに対するイメージはまだ良くないですから。そういうのに出たことは、いけないことだったんじゃないか…、ということは3本目くらいまでずっと思ってました。

「世の中的にはAV女優というのは
仕事だと思われてないっぽいんですよ」

ー4本目からは思わなくなった?
4本目の撮影前に、監督さんにそう考えてることを話したんです。業界の人に自分の本音を話したのは初めてだったんですけど、それで肩の荷が下りたというか、消化できたというか。それまでふわふわした状態だったのが、地に足がついた感じになったんですよ。
それで、とりあえずはこの仕事を頑張っていこうという思いになったんです。

ー辞めようということは考えなかったんですか?
始める頃は、最初に契約で決まった本数が終わったら辞めるんだろうなと思っていたんですけど、はっきり辞めようと思ったことはなかったんですね。

ーツラいな、嫌だな、と思ったことはなかった?
……思い出せないですね。たぶん、当時はツラいと思ったことはあったと思うんですけど、今思い出せないということは、そこまでではなかったんでしょうね。

ー楽しくできていた感じですか。
楽しいなと思ったのは、10本目くらいだったかな、初めてドラマものを撮った時ですね。それまではなんとなく『撮られている』感じがしてたんですけど、初めてスタッフさんと一緒に頑張れている、仕事をしているんだ、と思えて楽しくなりました。

ー最初の契約が終わった時、辞めるかどうか悩みました?
いえ、その時には辞めるという選択肢は頭にありませんでした。移籍するかキカタンになるかの2択。この仕事が楽しいと思っていたので、その2択でかなり悩みました(笑)。

ーバリバリ仕事するぞと思ってキカタンを選んだわけですね。
そこまでは(笑)。ただ、どんどん仕事が楽しくなっていっていきました。もちろん、今も楽しいです。

ーこの仕事を選んでよかったな、と思います?
それは……難しいですね。今は「よかった」と言えますけど、いつかまた後悔する時がくるとは思うんです。
ただ、ひとつ思うのは、周りの友達とかと話をしていると「今やってる仕事が楽しくない」とか「ツラいから辞めたい」とかいいう人が多いんですけど、私は楽しく仕事ができているので、そこはよかったなということですね。
楽しんでできる仕事って、なかなか出会えるものじゃないですから、貴重だな、幸せだなって思います。

ー……たしかに。私の周りにもいないですね、楽しんで仕事をしている人って。
本当にいないですよね、基本辞めたいって言いますし。話してると仕事の愚痴大会になったりしますから。
ただ、世の中的にはAV女優というのは仕事だと思われてないっぽいんですよ。この仕事をしている友達と話をしてる時に感じましたね。

ー楽でいいよね、とか言われたんですか?
はっきりとは言ってないんですけど、言葉の節々に「私“は”仕事してるから〜」って。その時に、「私、仕事してないと思われてる」と感じたんです(笑)。

「毎回全力投球で完璧な作品を作り上げる、それが目標です」

ー世の中のイメージは、まだ「趣味の延長でHして、お金をもらっている」的な感じなんでしょうね。
だと思います。でも、この仕事って、それでいいと私は思っています。「この人、めっちゃ仕事している」とわかったら、見ている人が嫌だと思うんですよ。これは仕事だから喘いでるんだ、って思ったら嫌じゃないですか。
だから、自分はこんな風に頑張っているんだ、ということは、伝えたくなるけど言ったら違うなと思うんです。
例えば、テレビドラマや映画に出ている俳優さんや女優さんが「このシーンはこういう感情を伝えるために、こういう動きをして…」とか言われたら、興ざめしませんか?

ーたしかに。
だから、AV女優という仕事は特に仕事をしているイメージがないから言いたくなる気持ちはわかるんですけど、私は言わないんです。

ー自然体で出ていきたい、と。
はい。もちろん、頑張っていないわけではないです。毎回、完璧なものを作りたいと思ってやってます。

ー完璧なものは作れてますか?
それはまだ……。いつも撮影の後に反省してます、あそこはもう少しできたんじゃないかな、とか。納得いかないところが毎回絶対あるので、それをなくして完璧なものを作ろうというのを目標にしています。

ー大きな目標、たとえば有名になる、とか、トップを獲る、とかいうのは持ってます?
有名になる、というのにはピンときませんね。今後もないと思います。1本1本を全力で作っていって、その結果、上にあがっていくのはありだと思いますけど、有名になるためにAV撮影以外の何かをやる、というのは考えてないですね。

ーじゃあ、目標は特になくやってるんですか?
毎回全力投球で完璧な作品を作り上げる、それが目標ですね。
あとは『倉多まおさえ見ていれば大丈夫』と言われるようになることですかね。ずば抜けてすごい、という感じではなく、安心して作品を買ってもらえるような女優になりたいですね。安心安定の品質を提供する、という感じでしょうか(笑)。

ーまだまだ高品質の作品を提供していってくれるんですか?
いつまでやる、というのを考えないことはないですけど、今は楽しんでますし、まだ完璧だと胸を張って言えるものを作れてないので。ただ、何が売れるかわからないじゃないですか、そこは難しいですよね。

初出:ソフト・オン・デマンドDVD 2017年12月号 Vol.78の内容を一部加筆修正しています。

倉多まお Profile
1994年3月7日生まれ。T154・B95・W58・H87。 趣味はダンス、特技はフィギュアスケート。 公式ブログ『倉多まおのmaomao』

部屋結界~この中だったら僕の思い通りイヒ!~
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