「恋をして 終わりを告げ 誓うことは、これが最後のheart break」
これは、宇多田ヒカルさん作詞作曲のSAKURAドロップスの歌詞のフレーズです。
愛する人と恋している時間は、他のことなんて考えられないほど夢中で、ほかには何もいらない
と……それほど真剣に愛した人がいたはずなのに、、、人生はときに複雑で、運命はいたずらです。
時が流れて桜が散るころ、永遠と思えた二人の愛にも突然の別れがやってくるときがあります。
愛し合った過去の記憶や思い出さえも、散りぎわの桜に包まれてノスタルジーに消えてゆくとき、
私たちは耐え難いほどの胸の痛みに押しつぶされそうになりながらも、生きていかなければなりません。
「ど、どうしたのですか?マコさん! 今日はずいぶんシュールですね?」
「僕もこの曲は好きですね~失恋当時を思い出すと、なんだか切ない気持ちになります」。
失恋ソングを聴いてすぐに元気になるなら苦労はいりませんが……人によってはなかなか立ち直る
ことができなかったり、ひどい場合はうつ病や拒食症になってしまう人もいます。
女性は仕事よりも愛が優先
「マコさんは強いですよね? だって愛の伝道師ですから……」
そんなことは言わないでください。私も過去には失恋直後は食事さえ喉を通らないほどに衰弱していた時期があります。
そのときは、あまりにもショックが大きかったため。仕事さえできなくなってしまいました。
そんな時、ある男友達はこんなことを言いました。
「好きな人との失恋は超ショックだけど、仕事は仕事でしょ?」
どうして、こんなふうに割り切れるのか?
私はそのとき、男性に生まれ変わりたいと思ったくらいです。
私なりに元気を出そうと運動してみたり、ポップな曲をかけてみたり、趣味に没頭しようと試みたりもしましたが……でも何をやっても心あらずで、涙しか出てこない日もありました。
男性の場合は、どんなに失恋がショックでも、仕事へ行ける人は多いようですね。
しかし女性の場合は、仕事に行かなくてはならないと頭ではわかっていても、体が動かなくて、寝込んでしまう人だっているのです。
最悪、命を絶とうとしてしまう女性もいるくらいですからね。
男性にとっては仕事がいちばんでも、女性にとっては恋が最優先なのです。
もちろん、女性の中にはタワシみたいに強い心臓の持ち主だっていますけどね(苦笑)。
私はもともとアーティスト気質で不安障害などを患っていたりするので、失恋のショックは並大抵のものではなかったです。
それでも、過去の苦しみや失意をなんとか乗り越えて、今の私がいるわけです。
今日はそんな過去の学びから、失意から立ち直るための4つのコツをお教えしたいと思います。
失恋ソングに浸ってとことん泣く
かつての私は、元気がない自分を責めたり、無理に明るく振舞おうとしていました。
しかしそれは、トータルでみると逆効果でした。
そのときは何とか気持ちを無理やり上げても、翌朝には涙でボロボロになり、病院に行った記憶さえあります(苦笑)。
人はそんなに強くはありません。
そばにいてくれた人が、心の支えになってくれた人が急にいなくなるのですから……
こんなに心細くてつらいことなんてないでしょう。
立ち直るためには時間がかかるのが当たり前なのです。
失恋直後にできること。
それは、思いっきり泣くことです。
すると、どんなに衰弱していても頭や心はスッキリします。
もちろん、思いだすたびに涙は出ますが、泣くことは脳にはよいことなのです。
社会の常識なんて忘れましょう。
大人だろうが、『男泣き』すればいいじゃないですか。
素敵な失恋ソングをかけて泣くことで、脳からは幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。
すると、少しずつではありますが、だんだんと生きていけそうな気持ちが出てきます。
どんな曲が良いのか? それはあなたがいちばん感情移入できる曲をチョイスしてください。
思い出の曲、青春時代の曲、なんでも結構です。
ちなみに私のオススメは最初にご紹介したヒッキーの歌です(LIVE ver.が最高♡)。
焼き鳥・お茶漬けを食べる
気をつけてほしいのが、失恋すると鬱になってしまうので食欲が失せます。
すると、知らない間に何も食べなくなってしまうので、下手したら拒食症にまで発展してしまうケースもあります。
体の土台を作るための栄養素がとれないと、メンタル面だけでなく体の内側から完全に壊れてしまいます。
私はどんなに食欲がなかったときも焼き鳥3本とお茶漬けだけは食べるようにしていました。
なぜか、これだけは食べることができたからです。
鳥のムネ肉には、たんぱく質が豊富で食欲不振や疲労などを回復してくれる成分が含まれています。
それに低脂肪なので、ストレスによって過食気味になりやすい人にも最適です。
パサつくご飯だと喉を通りにくいですが、お茶漬けみたいにだし汁と一緒であれば食べやすいですよね。
毎日こればかりでは栄養が偏りますが、絶食になるくらいなら何か口に入れたほうがまだマシです。
消化がよいとされるお粥などもオススメです。
頼れる人に相談する
失恋直後は、「もう二度と恋なんてしたくない!」「誰にも会いたくない!」
そんな気分になるかもしれません。
しかし、恋の痛手を癒してくれるのも、やっぱり人間の優しさなのです。
毎度、同じ相手にばかり愚痴ってしまうと、さすがに相手の負担になりますが、ときに悲しみや苦しみ、涙をシェアすることで、人との間には絆が生まれます。
これまでは友人だった関係も、仲良くなることで恋にまで発展するケースもあります。
しかし、最初からあからさまにそういうことを期待するよりも、まずはだれかに頼って、胸の内を打ち明けることが大切です。
それによって、失望感はちょっとでも癒されるはずです。
芸術に走る
私は、過去の失恋があまりにもつらかったころ、携帯やSNSなどのデジタルツールはすべて遮断して、本を読んだり散歩をするなどアナログの時間を増やしました。
すると、なぜか人間は芸術に走り出します。
苦しい胸のうちを絵画で表現したり、小説にすることで、自然と苦しみは半減されてゆきます。
もちろん、最初はなかなか集中できませんが、続けていればしだいに没頭できるものです。
それに……あなたの苦しみや悲しみが芸術作品となり、それがうまくいけばコンクールに入賞? なんてことにもつながるかもしれません(笑)。
つらい時期でも何かを成し遂げられた! という事実は自信にも繋がります。
自分はアーティストになんてなれない、なんて思わないことです。人はだれでも自分にしか表現できない世界観を必ず持っています。
それを絵でも楽器でも短歌でも勉強でもなんでもよいので、自由に表現できる方法を見つけてみてくださいね。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
打たれ弱い私でも何とか実践できた失恋から立ち直るための4つの方法でした。
誰でも永遠の幸せを求めてしまいますが、人間である以上、つらい別れは避けられません。
でも、恋をすると人生がぱっと輝くように、失恋のつらさを乗り切ることで人は、さらに人間的な深みを増します。
だから、どんなにつらい別れを迎えようとも、そのたびに何とか乗り切って、つぎの恋をあきらめないでいきたいですね。
では、ごきげんよう♡
また私の記事を楽しみにしていてくださいね。