紗倉まなさんの4作品目となる小説「うつせみ」が12月5日に発売されました。
出版を記念した会見が講談社にて開かれ、SODクリエイトも取材としてお祝いにかけつけました。
今回の「うつせみ」という作品。
Ⓒ紗倉まな『うつせみ』/講談社
自分という人間に迷いを抱きながらも、グラビアアイドルをしていた主人公。対して、自分という芯をしっかり持ち、理想の自分を追い求め整形を重ねる主人公の祖母。
SNSという鏡、整形という化粧に翻弄される女性を繊細に描いた作品です。
会見にて、「実は私の祖母も整形をしていて」と笑顔で語る紗倉さん。
今までの作品同様、体験を元に描いているそうです。
しかし、昨今の整形ブームも含め整形には肯定的で、むしろその整形している祖母が整形を必死に隠している所が可愛らしく思えるそう。
装丁についてのこだわりをお聞きすると
「春日井さんの画がぽっかり穴の空いた主人公の姿と重なったんです」と真剣な表情で語られていました。
人々に見られることが職業の紗倉さんにしか描けない「女性の美しさへの執着と老いへの恐怖」。
小説「うつせみ」は全国書店、配信サービスにて発売中です。
詳細は講談社webサイトからご確認いただけます!
加工アプリが当たり前となった現代において、読み終えた後に残る感情はシンパシーかもしれません。
Ⓒ紗倉まな『うつせみ』/講談社
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