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ファンタジーとリアルをつなぐ人気ジャンル「触手」AVが装いも新たに登場!
今から10年近く前の話です。
当時、やたらと「触手AV」が、AV業界で妙に人気になっていました。
本来ならば「触手」なんて、マニア以外には歓迎されないような、非常にニッチなジャンルです。
そんなジャンルのAVが、さまざまなAVメーカーから手を変え品を変え、続々と発売された時代があったわけですな。
しかしまあ、当然ながら……と言うのも失礼な話ではありますが、そんなニッチな存在である触手AVブームはほどなく終了。
現在では触手AVは「ときどき見かける」くらいの存在になっています。
そんな「触手AV」が、久しぶりにSODグループメーカーから6月20日(木)に発売されました!
「イキ我慢」をコンセプトとしたAVを発売しているメーカー「SHIGEKI」の作品である『新中野高専Aチーム触手部 ~マジメな高専女子が作った魔改造触手~「触手-1グランプリ」』です。
3人の高専女子たちが、高専生たちの祭典である「触手-1グランプリ」で全国制覇を目指す、青春の香りと汗と涙と触手のヌルヌルにまみれた、アツい作品となっています。
……まさか「触手AV」で、青春モノが実現するとは思っていませんでした。
なかなかに頭がおか……いえ、常識にとらわれないAV、と言えるでしょう。
触手に責められても感じたらダメ!触手責めとイキ我慢を組み合わせた過激すぎる競技に青春をかける高専生たち!
「野球、テニス、バレーボール。いろんな部活があるなかで、触手に青春をかける女子たちがいる」
AVを再生すると流れ出す、オープニングナレーションの一節です。
もうこのオープニングナレーションを聞いた瞬間、これから始まるであろう未知の世界にワクワクが止まりません。
この作品の主役となるのは、全国制覇を3度も成し遂げた強豪である、新中野高専Aチーム「触手部」の女子部員、響乃うたちゃん、長谷川礼奈ちゃん、九井スナオちゃんの3人です。
この3人が相手をイカせるために作り上げた触手と、簡単に相手にイカされないように積み上げてきた日々の特訓の成果を生かして、全国の高専「触手部」の晴れ舞台である「触手-1グランプリ」に挑みます。
そして激しい戦いを乗り越えて、とうとう「触手-1グランプリ」の決勝戦にたどり着いた3人の戦いを描くわけです。
……いや、もうなんと言うか、スゴイ設定ですね。
ただし「触手AV」として、こういった青春部活モノの設定にたどり着いた、スタッフや監督のアイデアは素晴らしいものだと思います。
これまでの触手AVの場合、どうしても「触手」の存在が人間以外の、人間と敵対する存在であり、それが女の子を襲う……という陵辱感の強い作品ばかりとなっていました。
それに比べて、この作品は「明るく楽しい触手AV」となっている点が、かなり斬新なポイント。
世の中には陵辱モノが得意ではない、というAVファンもいますし、女の子を無理やり犯すような作品は時代的にも避けられるようにもなっています。
そういった意味で、この「明るく楽しい触手AV」は、時代に即した触手AV、と言えるかもしれませんね。
……と、ちょっと真面目に語ってみましたが、この作品は正直に言って、そんな真面目に語りながら見るようなものでもありませんので、純粋に楽しめばOKかと。
それでは話を「触手-1グランプリ」に戻しましょうか。
まず登場するのは、長谷川礼奈ちゃん。
部活では、いつも触手に近いアイテムを使ってイカないように我慢する練習をしている努力家の女の子です。
しかし相手校の分析によると、長谷川礼奈ちゃんは「クリトリスと乳首が性感帯、ビンカン体質ですぐに痙攣してしまう」女の子、とのこと。
もう「それは触手-1グランプリ出場者として、致命的な弱点なのでは?」という疑問を抱かずにはいられません。
長谷川礼奈ちゃんの身体に絡みついていく触手、意外としっかりと触手っぽいリアルな動きを実現していて、ちょっと感心しました。
かつての「触手AV」では、触手の動きはすべて、スタッフが人力で動かしていたもの。
この作品がどうなのかははっきりとはわかりませんが、おそらく人力で動かしている点に違いはない、と思われます。
そういった点で、ちゃんと「触手らしい動き」ができているのは、非常に大切な部分と言えるでしょう。
そして触手によって責められて、どうしても感じてしまう長谷川礼奈ちゃん。
そのたびに審判が「効果!」とかしっかりジャッジしているのが、正直に言ってちょっとバカバカしくて笑えてきます。
真剣勝負の部活の場で、こんな「笑える」とか言っちゃいけないんでしょうけれども。
またこの競技には「体勢変更」というルールがあって、一定時間が経過すると最初とは違うポーズでの触手責めがスタートします。
四つん這いになって責められている姿は、これまたエロさがバッチリ。
徹底的に触手に嬲られ続け、とうとう限界を迎えてしまった長谷川礼奈ちゃん、身体中白濁液になって、全身をガクガク震わせてイッてしまうのでした。
はたして新中野高専Aチームは「触手-1グランプリ」で勝利できるのか!?
第1回戦は残念ながら相手校の勝利となり、追い詰められてしまった新中野高専Aチーム。
ちなみに全然説明していませんでしたが「触手-1グランプリ」のルールは「声が漏れたら効果(1P)、潮が漏れたら有効(2P)、イクと声が出たら技あり(3P)、5秒間イキ続けたら一本(4P)」となっています。
試合は全3回戦で、2勝したチームの勝利。
自分たちが作った触手を相手校の女の子に使って、とにかく感じさせてイカせて、高ポイントを取ったら勝ち、というわけですね。
第2回戦に登場したのは、九井スナオちゃん。
なぜスクール水着で、しかも拘束されてからのスタートなのかはよくわかりませんが、きっとそういうルールなのでしょう。
九井スナオちゃん、なかなか豊満なナイスボディの持ち主のため、スク水が非常にエロく感じられます。
大きなお尻が触手による白濁液でヌルヌルになっているのがビジュアル的にかなりのエロさですし、おっぱいも大きめなのでスク水からはみ出たおっぱいがグチュグチュにするのもたまりません。
ちなみに相手校の分析によると、九井スナオちゃんは「奥突きで何度もイッてしまうタイプで、乳首もとても弱い」とのこと。
だから「触手-1グランプリ」でその特徴は致命的なのでは……。
それはともかく、満を持して最終戦に登場するのが「触手部」部長である響乃うたちゃんです。
こちらは制服姿、すべての戦いで衣裳が違うのは、毎回違う衣裳を触手がどう脱がせて責めるのか、といった点も「触手-1グランプリ」のポイントなのかもしれませんね。
真面目に分析するものでもないでしょうが。
響乃うたちゃん、責められまくって我慢しますが、とうとうイカされて潮吹きまでしてしまいます。
なぜなら相手校の分析によると、響乃うたちゃんは「クリトリスが非常に弱く、潮吹きもしやすいタイプ」なため。
だからあまりにも致命的な弱点としか……。
はたしてこの状況から、新中野高専Aチームは「触手-1グランプリ」に見事勝利し、全国制覇を成し遂げられるのでしょうか?
そのあたりは実際に作品を見て、確認してもらいましょう。
久しぶりに「触手AV」を見ましたが、メーカーの特色である「イキ我慢」と触手をうまく組み合わせて作られた、面白いAVでした。
触手はどうしてもニッチなジャンルではありますので、これだと「ヌケない」という方がいるのもわかります。
ただ、設定の工夫や現場で触手を動かしている(であろう)スタッフたちの苦労などを想像しながら見てみると、これはこれで「AVを楽しむ」という面ではアリでしょう。
もちろん「オレは触手でヌケるぜ!」という方にとっては、オナニー用としてピッタリの作品となっていますので、ガンガンヌキまくってください。
(レビュー:初代エル・アオキ)