Contents
プロローグ〜接触することと匂い、これがキスに夢中になっていくシステム!?
人間というのは、接触することと匂いがとても重要な役割を持っています。これは男女問わずでしょう。触っただけでお互いにキュンとなるとか、キスの感触だけでなく匂いが気持ちいいとか。
特に日本は世界有数の匂いを重要視する民族です。しかしながら欧米的な強い香りよりも、甘くて優しい香りを好む傾向も強いですね。欧米は体臭を消す効果であり、日本は自分の周辺をリードする(マウントする)的な効果を狙っているような気がします。
それだけではありません。甘いだけでなくエロい匂いが重要ということをお忘れなく。愛液とかだけでなく、唾液の匂いだって、好きになるパターンと苦手なパターンがあります。虫歯とか口臭が臭いとかの抜本的な話ではなくて、香りの好き嫌い。これは接触してみないとつかめないことも多いかも。
よくSEXしてから付き合うという話がありますが、それ以前に、キスだけすれば意外と好き嫌いは出ます。特に女子はそのシーンで、匂いだけでなく、リアルに優しいのかとか、ちゃんと気をつかえるのかなど、細かい部分をチェックしていくようです。
なので、強引にでもキスしちゃうと、相性というのはわかるってことですね。昔々、風俗では、「キスNG」ということがありました。ち●ぽを舐めるよりもキスのほうがNGというのも凄い話に感じますが、それくらい、直接的に脳内を刺激するため、本気で嫌になったらビジネスできなくなったからでしょう。
そう考えると、だいぶ日本人もキスが平気になったような気もしますね。でもまだ重要だと思います。
キスの上手下手ってあるのだろうかと考えたことがある人は多いでしょう。誰よりもキスをするであろう現役風俗嬢のSさんに聞いたところ、「ありますよ! マジに上手な人だと濡れますね。握手するだけでもなんかジュンとする人もいます」。ほうほう。ならば逆は?
「もちろんあります(笑)。よく歯が当たるってありますけど、あれこそ距離感ですからね。また唇をつけた後に、どんな感じで舌を絡ませるかなど、本当に下手な人は、『ウザい……早めに射精させてとっととトークでつないじゃおう』とかあります」。
「ち●こは洗えばなんとか我慢できるのですが、キスはうがい前にしたがる人が多いので、要注意プレイなんです」。だそうです。「でも気持ちいいとずっとしていたくなりますよ」とおまけを教えてくれました(笑)。
SEXはOKだけどキスなどがNGというのは、海外系風俗だとありますね。病気予防という意識はかなり高いというわけです。逆に日本は本番しない代わりにキスだったり、舌を使ったプレイだったりがかなり進化しました。
ちなみにフェラチオを好むという女子が増えてきましたけれど、同じような粘膜接触なので、あの感触が好きということです。ギンギンなれど金棒とは違いますからね。バイブが感触についてかなり研究しているのは、同じ理由かと思います。ローションを使わずともどこかしっとりしている感触です。
キスシーンとフェラシーンを見ると、粘膜接触の快楽に酔うという意味がわかります。なので今回は、「キス」について解説をしていきます。フェラもおまけで語りますよ。
キスはスターターでもあるけれどある意味メインでもある!?
SEXをしたことあるみなさん、最初はどんなプレイからスタートしますか。ほぼ「キス」だと思います。これは映画でも洋邦問わず、ベッドシーンの場合スタートが多い。特に洋画だと、「カップルとして成立している(それが不倫だとしても)ならばキスはOK」というのがあるからだと思います。もちろん挨拶のキスはありますけれど、ディープキスとなると意味が違いますから。
盛り上がるためにキスをするため、普通のカップルだろうと、風俗プレイだろうと、まずはキスということが多い。日本の場合、一般ドラマだといわゆるコンプラがありますので、キスが描写限界という感じになってしまいましたけれど、やはり盛り上がるシーンとして認識しているはず。
なので、未だに、アイドルが女優デビューした際に、キスシーンがあると色々と騒がれるわけです。つまり「相手は勃起するし、自分も濡れちゃっているんじゃないだろうか」「そして、そのままお芝居以外でもカップルになっちゃうんじゃないだろうか」という感じでしょうか。
これがAVだと、キスは導入として使われているので、むしろ男優とは「(精神的な意味で)できない」という認識が強いと思います。その昔、現在も活躍しているような男優氏がわかい頃は、女優を狙っていたとか聞きましたし、カップルや夫婦になっている例もいます。やはり体のつながりは、リアルな相性がわかるのでしょうか。
こちらの作品は、恋生ちゃんの抜群の演技と対応力がヒートしている作品です。キスが重要なアイテムになっております。オフィスとかしてはいけない場所で、内緒でキスする。どういう関係だろうとも、ドキドキが止まらないことでしょう。だからこそ、その後のSEXが興奮が高く感じられるのです。
キスにも種類があることを実感するプレイが続きます。まずは唇同士のキス。そのまま舌を絡ませる。SEXの最中に舌だけを舐め合うなど、パターンはいくつもないのですが種類として違うことご理解いただけますか?
相手に応じてプレイも意味も変化するのがキスということがおわかりいただけたでしょうか。なのでAVとして考えた時、一番イヤラしいシーンは、挿入ピストンだと思うのが普通なのですが、実のところは、キスが一番当事者同士も盛り上がるのではないでしょうか。
キスは本当に今作でも状況によって違います。統一されているのは、恋生ちゃんがリードする形をとっていることくらい。そしてそれによって、今作でのプレイは、彼女がリードしているシーンが多いということも事前にわかるわけです。
AVにとってみると、かなりキスは重要なんでしょう。洋ピンだとただただプレイの流れとして舌を絡め合うという感じ。いわゆる情緒的な部分が存在しません。これは欧米と日本のSEX観の違いを表現しているようにも感じます。
なので、キスシーンが上手な女優さんは、やはりプレイも精神的にくる人が多く人気が高いです。キスでその人のプレイがどこか透けてしまうのでしょうか。奥深いと思います。
舌先をどのように使うのかがわかるのもキスですね。フェラにしても舌遣いはモザイクがある限り、試聴するには限界があります。咥えているというエロさがあるからこそ、そこまで追求されないのでしょうけど、張り型ペニスなどを使い、どうにかモザイクレスのフェラを表現しようとします。
しかし口の中は透けてみえませんので、その唇の奥でのどのように蠢いているのかは、ヤラれた人にしかわからないのです。AVとして考えていますので、実際に上手なのか見た目がエロくて最高なのかで判断すると、後者が重要なのですが、前者にはロマンがあります。男優しかわからない世界なんですけど(笑)。
舌遣いはどこで発揮されるます〜キスの上手下手はフェラチオで判断できます!?
実際にキスとフェラチオをした時に感じるのは、上手下手があることでしょうか。これは練習するものがありませんし、そんなシーンを想像したくない(笑)。ただ思春期に鏡に向かってキスしたとか多いでしょうね。バナナとかソーセージで淫猥なことを想像してしまう女子もいたことと思います。それがアオハルというやつ。
この二つは、舌をいかに使用するかということで共通項が多いかもしれません。舌を密着させる途か、舌先を舐めるとか、最初はチロチロ、途中からベッチョリとか。擬音で書いてもイヤラしいなぁ(笑)。
いわゆる粘膜接触という共通ポイントがあるし、ある特定のものを舐めるので、思考が近いものになっているかもしれません。
そしてキスとフェラの最大の共通項は、経験がある人ほどやはり上手ということでしょう。
今作のヒロインは本当に可愛いです。もちろん旦那側に意識を置いてしまうとNTRという興奮が得られるわけですが、それとは違うところが最高。それがキスする際の表情でしょう。お酒が入りトロ〜ンとしてしまうと、キスをしたくなる若妻のまひろちゃん。甘えてしまうタイプということでしょう。
さらに考えると、粘膜接触の気持ちよさを知っていて、キスをすることで感触を得ている。たぶん、旦那とのキスも好きだけれど、他の男のキスもまた粘膜の質も匂いも違っているので興奮するというパターン。それってあるはずですね。
キスは唇をくっつけ合う先のキスだと、唾液が交換されます。ここでかなり人間同士の相性が判断されるはず。要するに我慢できない相手がいたり、妙に相性がよい相手だったりという話です。キスにおける媚薬効果とでもいうべきでしょうか。
媚薬とは、AV並みのものを精製することはあり得ません。非合法なとあるクスリになってしまいます。あれですら、「エロい!」ということを考えないとそちら方面に思考が変わりません。何にでも反応しちゃうので、エッチに集中していないと変な効き方になるはず。
そして唾液こそが最高にエロい気持ちになる媚薬なのです。つまり「エロい時のことを思い出させる」効果があるわけです。お互いの経験があろうとなかろうとです。近似値を探したりするのでしょうね、脳が。
つまり誰にでもキスをしたくなる人(男女問わず)とは、自分にとっての近似値を探しているということになります。とても動物的な動きですね。本能に根ざした部分が解放されるのかもしれない。
そして舌を刺激すればするほど、どちらもエロい気持ちになっていくというわけです。一方的なプレイがあったとします。その場合、挿入を拒否するのはもちろんなのですが、キスを絶対的に拒みます。それはキスをしてしまうと、人間としてのエロいスイッチが入ることになる場合がほとんどだからです。
ドラマなどでも、理性が残っている場合、相手の舌を噛むとかいう描写がありますよね。抵抗することができるというのは、まだ自分の粘膜的快楽に到達する前に否定するからです。
ということは、キスが順調にいくと、浮気って上手くいってしまうことになるかもしれない。そこをクリアするとしたら、経験値がものをいうわけです。「このキス(相手)は自分は興奮できない」という判断でしょうね。
また経験値が高い人ではなくて、上手な人もいますよね。これはフェラチオも同じでして、相手の数よりも、「やった回数(本数)」がポイントです。回数をこなすとより良いパターンに気が付きます。自分にとっても相手にとっても同じです。「ここが気持ちいい!」という部分を察する能力がアップするわけです。
これは経験人数が多いというだけだと理解しにくいかもしれない部分。なぜならばその都度相手が変わっていると、「どれが正しい方法なのか」判断がつきません。快楽ポイントとは、人によって違う……しかしそのツボ的な部分はほぼ同じ。だって舌もち●ぽも同じ構造ですから。異星人とSEXするとわからないかも!?
本作の主人公であるまひろちゃんは、旦那と違う味を求めるわけではありません。酔うことで判断力がなくなっていく。理性が飛んでしまう。すると、キスが重要になってくるわけです。しかもパーツには違いはほぼありません。しかも自分からリードしていますから、自分の一番気持ちいい部分を刺激できちゃうのです。
SEXとは相手のペースにハマる楽しさもありますが、自分のペースで進める楽しさというのもあります。女性がとても男性的な思考を持っている場合、ドンピシャです。AVを経験した女性は、たぶん自分のペースで進めることなく、相手に自分を委ねたいと思う人が多いようです。
しかし! 快楽の記憶とはなかなか消えるものではありません。オナニーを覚えてしまうと、我慢することが難しいとか、キスする場合、この角度からキスすると舌が絡まりやすくてしかもエロくなれるとか、記憶が蘇ってしまうそうです。
SEXでどんなプレイをしたとか、したいとかよりも、実は気持ちいいキスを経験してしまった女性は、SEX快楽から逃れることが難しいということです。浮気がしたいと精神的に考えるのは男。浮気がしたいと肉体的に考えるのは女。
という感じで理解していくと、AVの見え方も違ってくるかもしれません。まひろちゃんのこの悶え方は、キスを繰り返すAVなので感じまくりガンギマリしているのかもしれないとかね。
VRで確認できる「舌の卑猥さ」を再認識してください!
キスが気持ちいいという観点から語ってきましたが、もちろんAV的にもイヤらしいし卑猥なパーツなのが舌ということをVRからチェックできますね。
オーラルプレイ(口戯)が日本は発達しています。ハメているところを観ることができないから、そして本番NGが普通に存在するからです。すっかり無くなった昭和な風俗に「ピンサロ」があります。駅チカでなぜか怪しいビルに入ってい多野ですが、平成後期の駅前再開発ブームによって消えてしまいました。
いわゆる本番禁止だからこそピンサロ嬢は、キスとフェラチオと指マンのみで責めていたわけです。なのでやたらとテクニックは高かったです。ヘルスなど他の風俗と比べると天地の違いがありました。そういう素地がある日本ですから、舌遣いをメインとすることに興奮するのかもしれません。
さらにAV業界では、女優から責めるプレイが痴女ブームの時に定着。そのままVRへと人気が移行している感じですね。NTRとかドラマがメインとなる通常AVは、女性がヤラれまくる感じですが、VRは真逆で男性を責めるパターンが多いです。もちろんどちらも全部というわけではない。VRもカメラの発達によって女性側が責められる系作品も可能になりました。
こうやって改めて観ていると、舌というのが本当に卑猥な動きをするし、重要なことがわかります。可愛い顔の希咲那奈ちゃんですが、舌を伸ばしてずっと責めているので、本当に卑猥な女の子に見えますから。
そうやって舌の卑猥さを改めて感じてから、通常AVのキスシーンを観ると超卑猥なことがわかるわけです。AVじゃなくて日常でも、SEXよりもキスが好きなんてパターンが誕生しているわけです。そっちの方が興奮するし、どちらも責めまくる雰囲気もありますから。
舌は独立しているような細かい動きが可能です。その柔軟性から自分の意志で操っている感じでもあるし、舌に操られてその女の子が破廉恥になっていくというイメージでも考えられるわけです。
人はエロに操られていると、とんでもなく卑猥なポージングも可能になります。奥手で純情だった女の子が、舌の快楽を知ってしまうとどんどん大胆になります。キスをされて興奮し、そのままフェラを教えられて……というパターン。処女なのに舌遣いがやたら上手になっていく。これを考えると本当にエロいですよね!
今作での那奈ちゃんのプレイへと移行していくまでの過程は素晴らしいです。最初は可愛いメイドスタイル。そこから舌を伸ばして身体中を舐め回すスケベメイドになる。さらに舐め続けて、最後はち●ぽを挿入されて悶えるという「流れ」が抜群です。
AVというのは昨今のTikTokカルチャー的な、ショートバージョンでは本質が味わえないメディアです。わからない人たちはどんどんと増加していくので、ますますサンプル動画で処理できちゃう人が増えてしまうのですが、本質的なAVの楽しさを味わえていないのです。
映画も早送りとか内容をチェックしてから観るらしいですし、音楽もイントロが短くなっていく現状というのがあるのは理解しつつも、よく「最初から最後までじっくりセリフや反応を含めて観るべし!」と好事家たちが言っていることに賛同します。
早送り文化が一回転しないと変わらないのですが、それまでにAVの良さに気が付く人たちによって、ちゃんとエロの本質を継続させてもらいたいです。
エピローグ〜キスほど素敵なプレイはない♪
エロい行為のスタートであるキス。そして途中のつなぎプレイでもあるキス。それ以上に、正常位になるとずっとキスをしてほしいとねだる女性がいたりするキス。ち●ことま●こがつながっていることは、誰だって気持ちいいことはわかるのですが、それ以上に細かいところまで味わうことができるのがキスということです。
キスしつつ手コキなんてプレイがありますが、超人気ですよね。AVで観たり、風俗嬢にしてもらった男は、素人である彼女に教えてしまいます。結果、誰もがエロいプレイを極められるようになっていくということです。
AVはフェラチオを進化させたわけですが、キスもまた進化させているわけです。ストーリーラインがあまりないリアルプレイというAVがあります。ドラマとは違うガチ感の強さによって人気があるのですが、その作品にはキスシーンはやたらと出てくるのです。
それは卑猥なことををするためのエネルギーチャージとしてキスが存在しているからなのではないでしょうか。そして女子から見ると、挿入よりも自分がしている行為があまりに卑猥というのがフェラチオです。どちらも舌先の粘膜快楽がポイントというわけです。
フェラっぽい雰囲気を出すシーンとして指を舐めるシーンがありますが、あれも粘膜で舐められるのでやたらと気持ちがいい。そして指先は神経が細かいわけですから、いろいろと感じることができるというわけです。
今作の夏目響ちゃんは、「舐める行為」に特化しています。フェラはもちろんキスも濃厚です。自分で指を舐めるシーンもあります。フェラと精液がポイントの作品なのですが、実は、響ちゃんが、「舌先を感じている」ことが重要です。
感じている部分がアソコだけに特化しているわけではない。特に舌と唇は快楽を強く感じられるエクスタシーポイントであることを、今作は証明しているのです。
舐めれば舐めるほどに乱れていくシーンの構築。そしてどんどんとエロい女になっていく感じがたまらないはずです。
キスが好きという女性がもしいたら、絶対にフェラも好きなはず。じゃないと否定しても大丈夫です。教えるとやたら上手に変貌します。教え方も「褒めて褒めて褒めちぎる」のが良いでしょう。どこが気持ちいいかを教えつつ、そのポイントを舐めると「最高!」と言えば、「どこが気持ちいいツボなのか」を女性側が理解するわけです。
キスは、その女性の「エロい本質」を思いっきり見せてくれる行為なのです。
記事=麻雅庵