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【藤川菜緒インタビューPart.2】AV女優としての藤川菜緒、ピンク映画での藤川菜緒、マシュマロ3d+・マシュマロ☆クランベリーとしての藤川菜緒。さらに過去から未来の藤川菜緒について語ってもらいました!

 

藤川菜緒(ふじかわ・なお)
1995年12月2日生まれ
T146cm B78 W63 H83
趣味/特技=お笑い、特撮/ダンス・Y字バランス
Twitter→https://twitter.com/Nao_Fujikawa

▼インタビューPart1はコチラ!
【藤川菜緒インタビューPart.1】初挑戦したストリップ!順調に人気上昇中のマシュマロ3d+での活躍や、テラスハウスでも話題になった藤川菜緒ちゃん。新時代のAV女優の活躍を見せる彼女の本音とは!

 

ーーダンス、ダンスときたのですが、AVのほうはいかがですか?

 

藤川菜緒(以下藤川) そうですね。なんかまったりしちゃったというか。イベントとか、マシュマロとか、撮影会とか、直接お客さんと触れ合う仕事をしていたので。単純にレッスンする時間が多かったのもあります。優先順位的に、AV現場が入れなかったりしたんです。だけどせっかく、自分の表現力が増えてきて、今ならAVでも、もっと違うものを撮ってもらえるのかなという自信というか、この1年間で積み重ねてきたものがあるなという自覚があるので、今だからこそ、AVのほうも面接周りをしたいなと。

 

AVのほうでは、私、ほとんど0に近いと思っていて。なんならまだデビューしていないんじゃないかぐらいの気持ちでいるので(笑)

 

せっかく、先に名前を知っていただく機会が多いので「じゃあ藤川菜緒ちゃんの作品って、どんなんだろう」と思っていただいている方々に、作品を届けたいなと思っています。

 

ーーAVの難しいところは、AV女優は、監督ではない、メーカーではないという。自分はこうしたいああしたいと思っていたとしても、その思惑と制作サイドがズレることがありますよね。そこらあたりでやっぱりAV女優も「女優」なんですよね。

 

藤川 キャラも作品によって変わりますもんね。

 

ーー説明するのが難しいんですけど、台本にある当てられたキャラクターは、自分のなかから出すもので、演じるとはちょっと違うというか、人格スイッチが変わるというか。

 

藤川 自分にあるものから1番近いものを出していく感じですよね。

 

ーー「仮面ライダー電王」と同じです(笑)菜緒ちゃんの好きな(笑)主人公はそれぞれのライダーが入るじゃないですか。でも主人公自体は、なくならないわけで、同居した2つの人格的なものは可能ってことでしょう。好きということから、強引にくっつけましたけど(笑)

 

藤川 ああああ(笑)確かに(笑)演技の面でいうと、ピンク映画も大きかったですね。

 

私、良い意味でイメージがないというか。AVで有名な人が出ると、ヒット作のイメージになっちゃうんですよ。

10月3日〜10日まで上野オークラ劇場公開作

 

『バージン協奏曲 それゆけ純白パンツ!』

脚本・監督:小栗はるひ
出演:神宮寺ナオ、西田カリナ、藤川菜緒、後藤つき、星美りか、松岡美空

 

ーーほうほう(笑)確かに。

 

藤川 「ツンデレの子でしょ」とか、「痴女系の子でしょ」とか。良い意味で、私にはそれがないというか。

 

マシュマロでの位置づけも、それが私の伸び代と解釈すると変ですが、そんな感じです。

 

その部分は、課題でありつつも、私にとっては自由な面でもある。

 

ーー今はどうしてもタグ付けの時代ですからね。カテゴライズされます。それはメジャーだろうが地下だろうが、何かにハマったらクローズアップされますし。テレビはより顕著ですよね。だからアイドルなのに、歌が上手いとかダンスが上手いとは違うところを個性を発揮すると登場シーンが増えます。

 

藤川 あああ。マシュマロ3d+で、abemaTVに出してもらったときに、ソーダとレモンは強いなと思いました(笑)
マシュマロ3d+とは、藤川菜緒ちゃんがメンバーとして所属している、セクシーアイドルユニットのこと。菜緒ちゃんは、マシュマロ☆クランベリー。他に、リーダーであるマシュマロ☆ソーダ(水嶋アリスちゃん)、マシュマロ☆ミント(NIMOちゃん)、マシュマロ☆レモン(五十嵐星蘭ちゃん)の4人組。

 

新宿レフカダにて、毎月定期ライブを開催してます。

 

ーー特にレモンはねぇ(笑)すごいよねぇ(笑)

 

藤川 安心感すらあります、いてくれるだけで(笑)

 

abemaTVで嬉しかったのが、「赤色(菜緒ちゃんのこと)意外とトークが上手いな」と言われたことです。「意外とエピソードを持っている」というところを出せたのは良かったです。

 

ただ星蘭ちゃんは強いなと(笑)ぱっと見で、星蘭ちゃんの場合、ちゃんと聞かなくてもすごそうというのがあるけれど、私は本当に、人に見てもらっても印象に残らないくらいに、元の存在感が薄すぎるなと最初から感じていて。

 

曲がかかって、ライトを浴びて、歌って踊って。そこまでしてもらって、やっと「藤川菜緒です」と言えるなと。

 

AVは、ストリップやマシュマロとは違って、もうある意味、見た目だけの勝負っぽいところがあるので、内から出るものを、もっと外に出せる力を持つことが、今年の課題かなとすごい考えています。

 

ーーエロの場合、本質的にエロい人が、やはりエロいですからねぇ(笑)

 

藤川 私はエロくなさそうと去年あたりに言われた覚えがあります(笑)

 

ーーしっかりしてそうというのも大きいんじゃないかなぁと(笑)星蘭ちゃんの場合、まさにしっかりしてなさそうというか、いつの間にか誰かについていっちゃいそうな雰囲気があるじゃない(笑)

 

藤川 確かに(笑)

 

ーー何を考えているのか分からない行動をとるときもあるじゃない?

 

藤川 あああ(納得笑)ふふふふ(噛み締め笑)長くいると分かるから何の違和感もないんですよね。

 

ーーバラエティー番組的に言えば、おバカ特有のリズム(笑)

 

藤川 人を笑顔にする力です(笑)

 

ーーこれが難しくて、無理してそちらに寄せてしまうと敵わないどころか、つまらない人になっちゃいますしね。

 

藤川 確かに(笑)

 

ーーモノボケだろうが、フリップだろうが、変に狙いにいくと失敗するでしょ?天然には敵わないもん(笑)

 

藤川 NIMOちゃんと私は、「ボケない」と決めてます(笑)ソーダとレモンのために、場を整えるというか、フリに徹するというか(笑)そういうチームプレイは、仲が良いからこそできると思います。

 

マシュマロはよく、「個性バラバラだね」と言われるのですが、それが良いことなんだと思います。

 

ーー現メンバーの個性のとても良いことだと思いますよ。受験のない公立の学校みたいな感じね。いろいろな人間がいるから楽しい感じですよ。それがマシュマロの良さだと思いますよ。

 

藤川 なぜか自然とそうなっています(笑)

ーー活動は多岐に渡り、かなり充実していますけど、菜緒ちゃんの経歴というか活動は、AV女優としては変わっているよね。

 

藤川 そうですね。マネージャーさんにも言われるんですが、AVの場合、デビューしたら、それなりに伸びていく。それがあるからこそ、他の活動があるわけですが、私の場合、真ん中が空洞で(笑)

 

ーー空洞って(笑)

 

藤川 マシュマロに入れたことも嬉しかったし、ストリップに乗れたことも嬉しかったです。私のなかでは、ダンスという軸があったんですが、それって、AV女優としては関係がないじゃないですか。

 

ーーでも、AV女優であり、今の時代だから菜緒ちゃんの活動だなと思います。ストリップやりながら、地下アイドルというのはあり得ないですから。

 

藤川 だからある意味、軸じゃないけれど、AV女優を真ん中にして、アイドルにストリップにという、新時代の活動パターンじゃないかなと。マネージャーさんに言われたんですよ(笑)

 

「俺たちがどう扱っていいのか、分からないパターン」と(笑)逆に新しいパターンとして、こういう活動の仕方もあるよというのを、ちょっとずつ示しているんじゃないかなと。

ーー藤川菜緒ちゃんは、藤川菜緒が軸なんですよ。

 

藤川 んんん?

 

ーー従来のAV女優ならば、「AV女優・藤川菜緒」を軸にして、「じゃない活動」をしたりしていたわけです。ところが、菜緒ちゃんは、「藤川菜緒」が軸になっている。そこにAV女優もあれば、アイドルもあれば、ストリップもピンク映画もある感じ。起き上がり小法師のような動き方をしています。でも自分的にはブレていないはずです。ちゃんと元に戻るから。

 

藤川 あああ!みんなからすれば、「いろいろな活動をして大丈夫なの?」と言われるんですけど、全部、自分にある得意な部分で活動をしている感覚なんです。

 

ーー菜緒ちゃんパターンの子が、今度出てくる可能性は大いにあると思いますよ。軸であるAVだけを頼らずに、他の活動をやり続けていけるのであればです。これは生活の問題もあるしね。

 

藤川 「全部が中途半端だね」と言われるのは悔しいから、逆に芯が空洞だからできるとか、強みなのかなと思うようにしてます。

 

ーーでも大変じゃないですか。踊りだって習っていないわけですよね、今は。やり続けるには、実は、人に教わることも大事だったりするじゃないですか。

 

藤川 はい、そうですね。

 

ーーAVというかSEXは、本来、人に教わるようなものじゃないですけど。

 

藤川 自分で考えたり、相手と考えないとできないですよね。

 

ーーダンスは、アイドルだろうが、年々アップデートしているから、研究心がなくなると古びていくとか、下がっていないのに下がっているように見えるじゃないですか。そのあたりは忙しくなっている現在、大丈夫ですか?

 

藤川 それこそ、昔の某アトラク系ダンスショーをやっていた時代に、「3年目をすぎると誰にも言われなくなるからね」と言われていたんです。

 

ーーやっぱりあるんですねぇ。

 

藤川 「自分で聞きにいくか、自分で自分を撮って見るかしないとダメだからね」と。「新人のときのほうが踊れていた先輩たくさんいるからね」と聞かされていて、その習慣があるんです。今のマシュマロでも、半年経っているので、「そろそろ見直さないと」と思っています。

 

ーー完成に至ったはずなのに、レベルが落ちちゃう。

 

藤川 そうなんですよねぇ。難しいです。

 

ーーさらには、ユニットだと自分だけができれば良いわけではないし。前に菜緒ちゃんには話したことありますが、「どんなに頑張っても、見る側の視線は、できていないほうを基準に見るようになる」と。1人だけ上手いのを、「あの子は上手いね」なんてならないんですよね。上手い人ができない人も引っ張り上げて、初めて、「すごいね」となる。

 

藤川 ダメ出しをもらうじゃないけど、見てもらう習慣を持たないといけないですね。気がついたら、「ダメになったね」と言われるのが1番悔しいですから。

 

ーー私は失敗した瞬間に、「しまった!」とか、「間違った!」とかステージ上で言う人が嫌いでして(笑)ファンには可愛いかもしれないけど、イラっとします(笑)マシュマロで、そういうのを観たことないから。

 

藤川 私、『激アツハート YES,I LOVE YOU』(マシュマロの歌)を間違えて、1番を2回歌っちゃったことあります(笑)ただ、グチャッとなるよりは、2回歌っても「まあいいか」と。反省はもちろんしましたけど。

ーー今日、改めてインタビューしたのですが、藤川ちゃんって、「強欲」な人だよね(笑)

 

藤川 そうですね、わりと(笑)マネージャーさんには、辞めていてもおかしくないというか。ピンク映画からみで、「テラスハウス」に出た件(詳しくは『テラスハウス 藤川菜緒』でググりましょう)でネットにも注目されたりしたんですが、「FANZAで検索すると少ないね」とかのコメントをチラホラ見て、「まぁそうなんですよね……」という気持ちもあるんです。手広く長くある意味、欲のない欲を出していきたいなと。

ただし、疲れてパンクしちゃうとダメなので、それぞれのお仕事の比重を見ながら、多少のモチベーションバランスはとっていますよ。

 

ーー2019年もとっくに半ばを過ぎましたけど、「強欲で行く!」は良いんじゃないですか。

 

藤川 はい!全部全力です!そうですね(笑)強欲に行きます!それって「何でも屋」ですかね?

 

ーーいや、そうじゃないでしょう。その言い方はよくないです!空いたポジションにいる人みたいに聞こえます。オールラウンドプレイヤーで、スーパースターはいませんから。

 

藤川 確かに(笑)器用貧乏というか隙間産業になっちゃいますね。

 

ーープロ野球で例えますと、プロになる人たちって、みんながみんな、「エースで4番級」な人たちが入ってくるわけです。その集団になったら、さらに上がいて、「ここを争っていたらダメだ」となって、自分を活かす場所を探して、そこでオールラウンドプレイヤー的な活躍をする人がいるだけです。

 

藤川 あああああ(納得)今は、「ここは私じゃなきゃダメ」というのが無いんですよね。

 

ーーだからこそ、何でも、何の場所でも美味しく食べて目立ってください(笑)

 

藤川 はい!強欲に(笑)

 

ーー最後に、AV女優になる前に働いていた場所ですが、「夢をつかむ場所」でしたか?もちろん、花形ジャンルですから、「夢をつかもうとして来る」人たちは多いと思うんですけど。

 

藤川 そうですね。2パターンの人がいると思います。「つかんだ」と思ってしまい、やりたかったことをやれてしまうと、そこから先は日常というかお仕事で繰り返しになり、「もう良いかな」となる人がいます。逆にダンスを極めたい人は、辞めていくんですよ。

 

一生続ける仕事では無いなと、どこかでみんな思っているんです。でも、やはり世界観が好きで楽しいから納得して続けていく人もいます。

 

藤川 私もケガをしていなかったら、もしかしたらダラダラいたかもしれません。やりたかったステージが1、2年目の間にできちゃったんですよ。もっと極めたいと思ったこともあるけど、やれたし、まぁいいかなという気持ちもあったり。

 

ーーテストで1回100点を取ると、次も取らないとダメになるからやる気にならなくなるのと同じかなぁ(笑)

 

藤川 それで考えると、入る前と後では、前のほうが楽しかったですね。決まってひと通りのことを覚えて、成長していく過程というか。1人前になっちゃうと……自分で見つけるか見つけないかの世界になっていました。

 

それでいうと、私はつかめましたかね。その時代があるからこそ、AVがあり、マシュマロがあり、ストリップがあり、ピンク映画があり。

 

ーー旧仕事が現在に結びつき活動を支えているわけですね。

 

藤川 そうですね。AV女優を始めたときは、前のことがパツンと切れちゃったと思っていたんですよ。でも今の自分は、あの頃から比べて、「やりたいことをできて、つかめてます」て言えるんじゃないかなと思います。

 

ーー「仮面ライダーのスーツアクターが好き」というのがお仕事になりましたからね(笑)

 

藤川 そうですね(笑)川崎ロック座のスタッフに、特撮オタの方がいまして(笑)チラシにも「降臨!」と使っていただいて(笑)
※「降臨」が何かは仮面ライダー電王で調べてください(笑)

 

この前にロック座スタッフさんとの飲み会があったんですが、「やっと特撮ネタをわかる子が来てくれた!」と、ずっとオタトークしてました(笑)

 

ーー順調なる道をさらに太くするのが藤川菜緒ちゃんの今度ですよね。ちなみに、「貪欲」と「強欲」だと、言われるとしたらどっちが良いですか?

 

藤川 えええと(笑)「貪欲」はけっこう使われるじゃないですか。「強欲」のほうが、欲求不満感が出るから、「強欲」がいいです(笑)

 

藤川菜緒は、これからさらに「強欲」で行きますので、ファンの方はさらに楽しみに。ファンじゃない人は見てくれたら、絶対に満足させて楽しませるAV女優になります。どのジャンルでも良いので、会いにきてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします!

 

執筆・写真=麻雅庵(https://twitter.com/an_asaga_otft

 

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