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SODLANDの救世主に聞く「摘発と営業再開」ごたんだ行政書士事務所特別インタビュー

2020年10月、華やかな歌舞伎町に堂々オープンしたSODLAND。

しかし、2023年3月、風営法違反で摘発されました。大人のテーマパークとして話題になったSODLANDは、一気にお騒がせテーマパークとして周知されることとなったのです。

女優さんたちにとって副業の場や、引退後の第二の人生のサポートの場でありたい。風俗店ではなく飲食店で働いていると言わせてあげたい。というおせっかい心が仇となりました。

休止となったSODLANDを「新たな形でオープンさせたい」そんな夢を胸に抱き、我々はとある行政書士事務所の門を叩きました。

今のSODLANDがあるのは、彼のおかげといっても過言ではありません。SODLANDを開業に導いた「ごたんだ行政書士事務所」代表の髙村直(たかむら なお)先生にお話をお伺いしました。

夜のまち専門行政書士

ーこの度は新中野までお越しくださりありがとうございます!よろしくお願いいたします!

SODLANDのお話をされるということで、SODLANDのグッズを持ってきました!こちらこそよろしくお願いいたします。

ーさっそくですが、先生は「夜のまち専門行政書士」としてご活躍されております。「夜のまち」における行政書士のお仕事とはどういった内容なのでしょうか?

ごたんだ行政書士事務所では、主に「風俗営業」及び「性風俗関連特殊営業」を営まれる皆様の許認可手続きをサポートしております。夜のまち、いわゆる歓楽街で「風俗営業」及び「性風俗関連特殊営業」を始めたいという方が警察に申請又は届出を出す際その手続きを代行するといった業務です。もともと、僕自身が歓楽街や風俗業界で経営を行っていたのですが、そういったビジネスへの偏見をなくしていきたいと思い資格を取得しました。

最近では、映像送信型性風俗特殊営業の案件をお受けすることが非常に増えております。いわゆるアダルト動画や同人AVの配信を、個人やカップルで行い、収益を得る方が非常に増えているためです。これらも届出が必要な立派なビジネスです。私は3年半で500件以上お受けしましたね。

摘発の理由

ーそもそもSODLANDがなぜ摘発されたのかを振り返らせていただきたいです。

歓楽的雰囲気に接待を伴う店舗は風俗営業許可が必要になります。SODLANDは歓楽的雰囲気のある飲食店でしたが、風俗営業の許可を得ていませんでした。そこが逮捕のきっかけです。

例えば、摘発前の3階の客室では、ボックスの中に女の子がいて、お客様に接待をしていました。これらの接待は必ず風俗営業を取らなくてはいけません。例えばガールズバーですね。

よく、隣に座らずカウンターごしに接客するのであれば大丈夫と勘違いされている方がいらっしゃいますが、接待は接待ですので歓楽的な行為として判定されます。しかし、普通のバーのバーテンダーさんは接客以外にドリンクを用意したりグラスを洗ったりと接待の要素が少ない為、接待ではありません。

SODLANDでは、風俗店ではなく飲食店として女優さんが働くことができないか試行錯誤していましたが、接待と捉えられました。


<現在の接客フロア>

SODLANDとの関わり

ーSODLANDとの関わりはどういった流れだったのでしょうか?

まず、一度警察から注意を受けた段階でご相談を受けておりました。しかし、その時コロナと重なったこともあり、営業休止をせざるをえなかった。
営業を再開し、二回目の注意を受けました。では営業方法を試行錯誤してみようというタイミングで摘発されました。逮捕の翌日にはご連絡いただきまして、風俗営業許可を得る為に動き始めました。

営業再開まで

ー営業再開までどのように動かれていたのでしょうか?

法務部の方と毎日のように話し合いましたね。誓約書や役員の情報などの書類を揃えると同時に、どういったサービスを行いたいのかヒアリングしました。5月の後半に申請を出し、8月に許可がおりました。

サービス内容もそうですが、一番大変だったのはフロアの構造です。普通、お店がオープンする前に、或いは内装工事前に物件のチェックを済ませるのですが、SODLANDの場合すでに開業しており、フロアができあがっていました。

1m以上の衝立があると個室扱い(1つの客室扱い)となり、ひとつの個室(客室)毎に16.5㎡以上の面積が求められます。4階にはマジックミラーの衝立がありました。そのマジックミラーが目玉だっただけあり、取り壊すことはとても心苦しかったです。

地下1階の女湯コンセプトフロアもかなり大変でした。当時のフロアの構造的に柱や扉で死角が多く、フロアを見渡せなかったんです。そのままでは個室扱いになってしまいます。壊せる壁は壊しましたが、壊せない柱などもありました。しかし、無事審査をクリアいたしました。


<現在の地下1階>

歓楽的か性的か

ー性的なコンテンツとは捉えられたのでしょうか?

歓楽的雰囲気の有無を審査する風俗営業に対し、性風俗関連特殊営業は性的好奇心を煽っているかというポイントがチェックされます。

生活安全課の保安係が性的なコンテンツがあるかどうか管理しているわけですが、解釈にもよります。ポッキーゲームやラッピングキスはよく性的だと注意されますが、今のSODLANDにそういったサービスはありません。法務部の方が「グレーなことはやらない」とのことだったので、判断に悩むようなサービスは即やめました。

4階のバニーガールはとてもいいアイディアです。コスチュームに関して、例えばスカートからパンツが見えたら性的です。スカートという衣装から下着が見えたら性的ですよね。しかしバニーガールは衣装です。そして衣装を脱いでいませんので性的ではありません。


<バニーガールのいる4階>

ムラムラではなくドキドキ

ー先生のおかげで今のSODLANDがあります…!お話、ありがとうございました!

代表の高岡さんがとても良いことをおっしゃっていました。「SODLANDはムラムラさせる場所ではなく、ドキドキさせる場所だ」と。性的なコンテンツではなく、単純にドキドキワクワクするエンターテイメントを提供したいという想いがあったんですね。

こちらこそありがとうございました!

ーー

夢の数だけ店舗がある歓楽街。そんな華やかな歓楽街に店舗を置かせていただいているSODLAND。その営業には、ごたんだ行政書士事務所さんのように裏で支えてくださった方々のお力がありました。

今後もドキドキをご提供できる大人のテーマパークとして頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いいたします!

<協力:ごたんだ行政書士事務所>

髙村直(たかむら なお)
五反田で夜遊び情報館(いわゆる、風俗案内所)を長年経営する傍ら、大学院に入学しMBAを取得。大学院修了時に執筆した実践知論文「歓楽街を持つ地域の安心なまちづくりモデルの創出」が優秀論文賞を受賞し、学位授与式では総代に選ばれる。
これが自身の人生のテーマとなり、法律初学者から行政書士試験に挑戦。コロナ渦ステイホーム中に猛勉強の末、行政書士試験に合格。現在は、これまでの経験と人脈を活かし「夜のまち専門行政書士」として、ナイト業界に専門特化した行政書士事務所を五反田で経営している。
SODLAND
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セクシー系女子がB1Fから4Fまで各フロアに散らばり異なるコンセプトでお出迎えします。入館料は1時間¥3,500-(※別途飲食代がかかります。)でフロアの移動はOK、
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